JPS587703A - 導電性微粉末 - Google Patents

導電性微粉末

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JPS587703A
JPS587703A JP10507881A JP10507881A JPS587703A JP S587703 A JPS587703 A JP S587703A JP 10507881 A JP10507881 A JP 10507881A JP 10507881 A JP10507881 A JP 10507881A JP S587703 A JPS587703 A JP S587703A
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JP
Japan
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conductive
fine powder
silane coupling
powder
coupling agent
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慎一郎 小林
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Mitsubishi Metal Corp
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Mitsubishi Metal Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はクレイ、シリカ、酸化チタン等の含酸素#Ii
機固体化合物粉体の表面にイオン性シランカップリング
剤の化学的結合層を形成させることによって、その粉体
に導電性を付与した帯電防止繊維、帯電防止プラスチッ
クまたは導゛鑞紙などに用いられる導電性粉末に関する
導電紙、帯電防止線維または帯電防止プラスチックの分
野では106〜10°Ω・傷程度の電気抵抗があれば一
般にその目的が充分に達成される。このような導電紙、
帯電防止繊維または帯゛4防止プラスチックを得る方法
として、普通の加工紙、繊維またはプラスチックに金属
粉末もしくはカーボンブラックなどの導電性粉末をその
製造時に添加しまたはその製造後に含浸しもしくは塗付
する方法が古くから知られている。しかしながら金属は
1μ以下の粒径には微粉化することが極めて困難であり
、その粗大粒子の添加は繊維もしくはブラスチックの機
械的強度を著しく低下導せ、また含浸や塗布にも適さな
いことが多かった。カーボンブラックは黒色のため、そ
の使用範囲は著しく限定されており、汎用の帯電防止用
導電性粉末として用いられなかった。さらにこれらの導
電性粉末は添加される高分子材料との濡れが悪いという
欠点があった。
このため加工紙、繊維またはプラスチックの帯電防止剤
として導電性有機化合物の使用が注目された。
例えば、従来静電複写等の導電紙を得るために加工紙の
表面に帯電防止特性を与えるには酸化チタンや粘土など
の顔料2よび填料と導電性有機化合物を溶剤とともに混
錬し、加工紙の表面に塗布する方法が用いられている。
しかし、この方法では上記10’〜1o・Ω・傷租度の
電気抵抗を得るために導電性有機化合物を顔料および填
料に対して約20%(重量)以上必要とし、導電紙のコ
ストが高くなる上、近年、導電性有機化合物として有効
な物質が発ガン性を有するある。
本発明者らはこれら従来の導電剤もしくは導電性粉末の
欠点を改善するため鋭意研究して本発明を完成した。
すなわち1本発明によればシランカップリング剤と反応
することのできる含酸素無機固体化合物の微粉体の表面
に、一般式(RO)18i(CH,)EEINR’R1
RjCノで表され1式中aがC8〜C4のアルキル基ま
たはアシル基であり、a、a意、a”がそれぞれC1〜
C1゜のアルキル基またはフェニル基であって異別また
は同一のものであり、Iが1〜3の正整数であるイオン
性シランカップリング剤の被覆層を有することを特徴と
する導電性微粉末が提供される。
本発明で含酸素無機固体化合物とは常温で固体のいわゆ
る無機酸化物、水酸化物ならびに炭酸化合物、硫酸化合
物、リン酸化合物その他のオキソ酸化合物、粘土化合物
のような複合ケイ酸塩1等一般に充填剤製紙用填料等に
使用される無機粉体を意味し、これらの化合物はシラン
カップリング剤と反応することは周知である。
本発明の使用に好適な含酸素無機固体化合物は有色であ
ってもよく(この場合用途は限定されるが)その具体例
は酸化チタン、酸化亜鉛、WR化珪素、r1i化アルミ
ニウム、酸化ジルコニウム、II’化マグネシウム、酸
化バリウム、酸化スズ、醸化ポウ素、i11!化鉄、酸
化クロム、酸化鉛、水酸化アルミニウム、水・酸化クロ
ム、水酸化鉄、水酸化スズ。
水駿化鉛、炭酸カルシウム、炭酸鉛、像質バリウム、硫
酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、リン酸カルシウム
、などのほか粘土類、陶土、ゼオライト、アスベスト粉
、タルクなどの複合酸化物などがある。特に無機酸化物
としては白色である酸化チタン、シリカ、クレイが汎用
性があり1本発明の使用に適する。
本発明で使用されるイオン性シランカップリング剤は特
願昭56−000010の方法によって得ることができ
る。
本発明の導電性微粉末はイオン性シランカップリング剤
を溶解したアル゛コールと含酸素無機固体化合物粉末を
混合してスラリー化し、これに水を添加することにより
、シランカップリング剤のアルコキシ基が加水分解し、
加水分解生成物と含酸素無機固体化合物表面の酸素原子
または水酸基と反応させて粉末とシランカップリング剤
を強固に結合させることによ′つて得られる。
上記の方法において、好ましくはイオン性シランカップ
リング剤は含酸素無機固体化合物に対して0.1〜10
重量%添加される。シランカップリング剤が化合した粉
末の導電性はシランカップリング剤中のアミン基と塩素
イオンの間のイオン結合によって発現するものである。
電気抵抗は少なくとも10@〜101Ω・傷とすること
が望ましいが。
シランカップリング剤の添加量が0.1%未満では所望
の導電性が得られず、10%を上廻ってもより以上の導
電性が期待できないからである。
微粉末の粒径は01〜5#mの含酸素無機固体化合物を
担体とする必要がある。微粉末の粒径が54mを越える
と生成した導電性微粉末を均一にバイングーに混錬する
ことが困難となり、α1jm未満であるとスラリー化し
たのち粉末を得るとき凝結し、粉体の表面に均一にシラ
ンカップリング剤が被覆されないからである。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例1 塩化トリメトキシシリルプロピルトリメチルアミン (CHmO)s8i(C)It)mN(CHm)scj
  101をメタノール200−に溶解し、クレイ(モ
/モリロナイト粘度0.1〜1am)11)を混合し、
スラリー化したのち、撹拌しながら水11をメタノール
2゜−で希釈した溶液を滴下した。滴下完了後、このス
ラリーを100℃の熱風乾燥器に入れて乾燥し。
導電性クレイ粉末を得た。
この粉末50Fにデンプン25I、メタノール20d、
水11を加えてボールミルで1時間混合し、得られたペ
ーストを上質紙にアプリケーターで10声の厚さに塗布
し、24時間放置したのち。
表面の電気抵抗を測定したところ、lX10’Ω・傷で
あった。
この値は従来導電紙に用いられている導電性樹脂(デュ
ポン製ECR−7(S ) 25 pをデンプン25P
とクレイ50Fと混合して得たペーストについて同様の
試験を行った場合と同等であり。
BCR−76がクレイ100部に対して50部添加され
ているのに対してシランカップリング剤の被覆量は1部
であり、得られた導電性クレイ粉末が優れたものである
ことがわかった。
ちなみにEcFL−765Igデンプ:/25 F。
クレイ50Fを混合して得たペーストについて同様の実
験を行なったところ1表面の電気抵抗は1×10参〇・
傷であった。
実施例2 塩化トリエトキシシリルプロビルトリエチルアミン (C1H50)ssi(CHt)sN(CtHs)sc
j  50 Fをエタノール200−に溶解し、沈降性
シリカ(和光紬薬製試薬級)1〜を混合し、スラリー化
したのち、撹拌しながら水5Iをエタノール20dで希
釈した溶液に滴下した。滴下完了後、このスラリーを8
0℃の真空乾燥器((lI Torr 11度)に入れ
て乾燥し、導電性酸化珪素粉末を得た。
この粉末をCHNコーダーで有機元素分析を行ったとこ
ろ炭素は2.4%(重量)、窒素は0.2%(重量)で
あり、はり定量的にシランカップリング剤が被覆してい
ることがわかった。
実施例3 塩化トリエトキシシリルプロピルトリフェニルアミン (CtHsO)s 8 i (CHm )mN(C5H
i )scJ 2Iをエタノール200−に溶解し、酸
化チタン(東北化学展〒cm−50)1 bを混合しス
ラリー化したのち撹拌しながら水Q、2Fをメタノール
20mで希釈した溶液に滴下した。滴下完了後、このス
ラIJ−を120℃の噴霧乾燥器に入れて乾燥し導電性
醸化チタンを得た。
この粉末をシリコーン樹脂100sに対して50部混合
し、二本ロールで加熱混練したのち。
5gの厚さに成形した。この成形体の電気抵抗をJI8
02318の方法で測定したところ2X10”Ω・傷で
あった。
比較例1 塩化トリエトキシシリルプロピルトリメチルアミン (CHmO)as’(CHt)sN(CHs)scJ 
C1,75/をメタノール200wJに溶解し、酸化チ
タン(石原産業製CR−EL)11&を混合し、スラリ
ー化したのち撹拌しながら水0.17をメタノール20
+wjで希釈した溶液に滴下した。滴下完了後、このス
ラリーを120℃の噴霧乾燥器に入れて乾燥した。
この粉末をシリコーン樹脂100部に対して50部混合
[7,二本ロールで加熱混練したのち。
30の厚さに成形した。この成形体の電気抵抗をJIS
C2518の方法で測定したところ5 X 10”Ω・
伽であり、酸化チタンに対して0075%の被覆では所
望の帯電特性は得られなかった。
本発明の効果を列挙すれば1次の通りである。
(1)jl料、プラスチック充填剤、製紙用填料とl〜
で含酸素無機固体化合物の添、加を要する導電紙、帯電
防上繊維または帯電防止プラスチックの製造の分野にお
いて、従来、上記無機酸化愉と導電性有様化合物と樹脂
の三成分の混合を必要としたのに対し1本発明によると
イオン性シランカップリング剤を被覆した含酸素無機固
体化合物と樹脂の二成分の混合で従来と同様の導電性が
得られる。従って導電剤(材)の使用者の混合操作を容
易にすることができる。
(2)導電性粒子として金属もしくはカーボンブラック
を使用する従来技術に比して1本発明で導電性粒子は着
色の選択範囲が広い。
(3)導電性粒子として金属を使用する従来技術に比し
て1本発明の導電性粒子は導電性が賦与される繊維もし
くはプラスチックの強度を低下させない。
(4)導電剤(材)として導電性有機化合物を使用する
従来技術に対して0本発明で使用されるイオン性シラン
カップリング剤は発ガン性の危険がない。
(5;導電剤(材)として導電性有機化合物を使用する
従来技術に比して1本発明で使用されるイオン性シラン
カップリング剤は少ない添加量で従来と同一の導電性が
得られる。
(6)イオン性シランカップリング剤で被覆された含酸
素無機固体化合物粒子の表面は、シランカップリング剤
の有機性官能基で被われるため樹脂や繊維等のなじみが
優れるため、これらへの添加と混合が容易になる。
特杵出願人 三菱金属株式会社 代理人 弁理士 松 井 政 広

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 t シランカップリング剤と反応することのできる含酸
    素無機固体化合物の微粉体の表面に、一般式(RO)、
    8 i (CH,)mN R’R”lL″Cノで表され
    1式中8がC1−04のアルキル基またはアシル基であ
    り。 al 、 &M 、 gmがそれぞれC,# C,。の
    アルキル基またはフェニル基であって異別または同一の
    ものであり1mが1〜5の正整数であるイオン性シラン
    カップリング剤の被覆層を有することを特徴とする導電
    性微粉末。 2、特許請求の範囲第1項記載の導′1性微粉末であっ
    て、微粉末の粒径がa1〜5jmであるもの。 3、%許錆求の範囲第1項もしくはJrZ項記載の導′
    1性微粉末であって、含酸素無機固体化合物が顔料、プ
    ラスチック充填剤もしくは製紙用填料であるもの。 4.4IIiI!FiII求の範囲第6項記載の導電性
    微粉末であって、含酸素無機固体化合物が酸化チタン、
    シリカもしくはクレイであるもの。
JP10507881A 1981-07-07 1981-07-07 導電性微粉末 Granted JPS587703A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1095787A (ja) * 1996-07-17 1998-04-14 Fuji Xerox Co Ltd シラン化合物及びその製造方法
JPH10251277A (ja) * 1996-07-17 1998-09-22 Fuji Xerox Co Ltd シラン化合物及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1095787A (ja) * 1996-07-17 1998-04-14 Fuji Xerox Co Ltd シラン化合物及びその製造方法
JPH10251277A (ja) * 1996-07-17 1998-09-22 Fuji Xerox Co Ltd シラン化合物及びその製造方法

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