JPS5877032A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS5877032A
JPS5877032A JP56174283A JP17428381A JPS5877032A JP S5877032 A JPS5877032 A JP S5877032A JP 56174283 A JP56174283 A JP 56174283A JP 17428381 A JP17428381 A JP 17428381A JP S5877032 A JPS5877032 A JP S5877032A
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cobalt
film
alloy
magnetic
oxygen
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Masatoshi Takao
高尾 正敏
Takashi Fujita
藤田 隆志
Koichi Shinohara
紘一 篠原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/72Protective coatings, e.g. anti-static or antifriction
    • G11B5/722Protective coatings, e.g. anti-static or antifriction containing an anticorrosive material

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  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気記録媒体に関し、特定の有機物質を磁性層
上に吸着させることにより、磁性層表面の改質を行い、
特性的には表面の濡れ性変化を得、さらに撥水性を大幅
に付与己て、磁性層の耐食性を良くシ、さらには磁気記
録媒体の走行時の摩擦抵抗を低下させようとするもので
ある。
真空蒸着またはメッキ法で作製した!脱型の金属磁気記
録媒体は高密度性に優れているといわれている。特に近
年はオーディオ録音用やビデオ録画用としての用途が期
待されており、小型録音テープ用として、グラステック
ス基板上に真空蒸着によって、コバルト主成分合金の薄
膜を形成したものは実用化の域に入り、市販されるよう
になり乍。しかし、一般的には強磁性金属は腐食し易く
、金属の皮膜・s10′等のクラ′伏の皮膜を形成する
等の方法が採用されている。しかし、これらの方法にお
いては、まず磁性層の合金化の場合、磁気特性の観点か
らは、耐食性の良い合金が必らずしも良いとは言えない
のが普通である。一方、腐食防止という点では磁性層上
に耐食性のある皮膜を形成することは効果があるが、し
かし電磁変換特性の観点から、耐食性皮膜があまり厚い
と出力の低下を招き、好ま゛しいとは言えない。皮膜層
の厚さの許容範囲は高々500人でやり、好ましくは2
00人程度である。この程度の膜厚を持つ耐・ 食性皮
膜を安定にしかも量産性良く形成することは、非常な困
難を伴う。また、膜が形成されたと防ぐことは1難であ
る。本発明では従来の困難さを避ける目的で、磁性膜中
に酸素を含むコバルトおよびコバルト合金を主成分とす
る金属薄膜型磁5 記録媒体上吟ハーフルオロアルヤル
カルボン酸(CnF2n+1COOH)もしくはバー:
フルオ’ o f ルー5 ’/L。
スルホンe (CnF2n+1SOgH)  のアンモ
ニウム塩または金属塩を化学吸着させて、十分な耐食性
および潤滑性を得るものである。
以下に本発明の磁気記録媒体について詳述する。
本発明においては、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
アミドなどの高分子フィルム上に形成した酸素を含むコ
バルトもしくはコバルト’を主成分とする合金、いわゆ
るC0−0合金、およびG。
−Ni−0′合金、Go −Ni−’Or−0合金、c
−N=−cu−で 合金、Ci:+ −Fa −0合金
、 G。
−Fe−cr−o  合金、cr−Ti −、o合金、
c。
−Ni、−V−0合金、Go −Ni −Mn −’O
合金、Go −Pd−で合金、Go −Rh −0合金
、co−w−■合金、Go−Mo−0合金、Go−Nb
−0合金’co−R−0合金(Ft=La、 Ce、 
Gd、 Sm  等の希土類元素)などのコバルト’に
主成分とし、副成分としテNi、 Fe、 Or、Ti
、V 、Mn;Cu。
Pd 、 Rh 、 W 、 Nb 、 Mo 、  
希土類元素、Al。
Si 、 B−、P などを含み、さらに、薄膜作成工
程中で蒸着膜中に取込まれる酸素を含む合金より形成さ
れて、いる強磁性薄膜で、しかも結晶構造が六 ・方稠
密構造または六方稠密構造に幾分かの体心立方構造9而
心立方構造など六方稠密構造とは全く形態の異なる構造
が混じっているものの5表面上にパーフルオロアル干ル
ヵルボン酸、モシクハハーフルオロアル千ルスルホン酸
のアンモニウム塩かあるいは金属塩を化学吸着させる。
金属薄膜型磁気記録媒体の特性は残留磁束密度と抗磁力
で記述できる。残留磁束密度Brを大きくするためには
まず、飽和磁束密度Bsの大きな材料を選択し、更に角
形比(Br/Bs )を大きくする工夫が必要である。
抗磁力を大きくするためには磁気異方性エネルギーを大
きくすることが求められる。これらの問題点を克服する
ために、種々の強磁性薄膜形成技術が開発されている。
たとえば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレ
ーティンダ法、電気化学的メッキ法などである。
その中でも工業的に大面積の媒体を容易に形成で −き
るのは真空蒸着法である。真空蒸着法でも種々の実施態
様があるが、前記の問題点を克服するのに有望なのは斜
方入射蒸着法と酸素導入効果である。真空蒸着で酸素導
入効果を調べると、磁性膜中に自動的に酸素が取込まれ
る。同様なことはスパッタリング法やイオンプレーテ、
インク法でも期待されるが、メッキ法では自然に酸化さ
れることを除いて、酸素を膜中に取込むのにはなんらか
の特別な工夫が必要となる。したがって、本発明におい
ては工業的な生産性を考慮して、主に真空蒸着法で作製
した磁性膜を処理した場合について述べるが、他の成膜
方法による磁気記録媒体に対して処理を行った場合にも
、膜の性質が類似であれば、当然同様の結果が得られる
ものである。   、斜方入射蒸着法は蒸発原子の基板
への入射方向全制御することによって蒸着膜の結晶成長
を制°御する方式であり、一方、酸素ガス蒸着は蒸発原
子と酸素ガスの化学反応を用いて、蒸着膜?結晶成ば、
磁気異カ性、エネルギーを大きくすることかで的である
。磁だ異方性エネルギーを大きくするもうひとつの方法
は、結晶自体が保、持する結晶磁気異方性エネルギーを
有効に利用することである。
そのためには結晶磁気異方性定数の大きな材料を選択す
ることが重要である。結晶磁気異方性の大きな金頑磁性
材料としては、六方格子を持つ一軸異方性を有するもの
が知られている。代表的なものとしては六方稠密構造の
コバルト、および同じ結晶構造を有するコバルト合金が
ある。副成分の種類にもよるが、一般的には、コバルト
に対する副成分の割合が約20%以下の時に六方稠密構
造を形成する。副成分の割合が大きくなると遷移領域が
あり、さらに体心立方格子や面心立方格子に転移する。
体心立方格子や面心立方格子のコバルト合金は、六方稠
密構造を有するものに比べて、結晶磁気異方性がおおよ
そ1桁小さく、大きな異方性、すなわち高い抗磁力を得
ることはできない。
一方、酸素が磁性層中に含まれていることの意味は以下
に述べる耐−食性改善ということにある。
金属薄膜型磁気記録媒体は酸化物塗布系の磁気記録媒体
と異なり、本質的に腐食するという点がある。腐食の種
類にも種々のものが考えられるがその中でも最も顕著な
ものが酸化によるものである。
耐腐食性を向上させる方法としては不動態を形成しやす
いような金属を合金にするととが有効な場合が多いが、
一般的に言って強固な不動態全形成する領域まで合金元
素を添加していくと磁気特性の劣化を伴うことがしばし
ばである。また、強固な不働態iはその膜厚がミクロン
のオーダーになるといわれており、磁気記録媒体自体の
膜厚が、本発明のような金属薄膜の場合社々0,3μm
程度であるので、強固な不動態層の膜厚が、:磁性膜の
lIσ厚以上になってしまわないとも限らないので、不
都合である。
さて磁気特性と不働態形成という点を考えて見ると、多
くの場竺、本発明に関係するコバルトまたはコバルト合
金薄膜に不働態を形成する元素を添加していくと、コバ
ルトの六方稠密構造から他の面心立方格子や体心立方格
子へ相変態するのが常である。変態後は前述の如く結晶
磁気異方性が゛低下するので、゛良好な磁気特性が得ら
れなくなる。
そこで、コバルトまだはコバルト主体合金の場合。
金属または合金薄膜の六方品格子を破壊しないで耐酸化
性を改良する必要がある。そのためには金属薄膜の表面
付近にきわめて安定でかつ緻密な不働態の役目をする酸
化物層を形成することが有効である。具体的にはまず、
真空蒸着など前述の薄膜形成手段を用いて金属磁性層を
形成したあと、さらに酸素中で同じ組成の層を真空蒸着
やスパッタリングなどの方法で形成すれば良い。また、
プラズマ酸化法なども有効な手段である。しかし、これ
らの方法は実施の手順が繁雑であり、でき得れば、一度
に酸化皮膜が形成されれば息い。このアイデアを実現す
るためには、酸素分圧が蒸着始めから終り近ずくにつれ
て大きくなるように、装置の制御システムをプログラム
して真空蒸着すれば良い。こうすれば、膜厚方向に酸素
濃度全変化させることが可能である。
一方、前記のような酸素濃度勾配をつけなくて一様に酸
素が分布するようにしても、幾分かは表面に酸化物が形
成されて効果的なわけである。も、ワともコバルトおよ
びコバルト合金では、その酸化物が非強磁性となるので
、膜中に酸化物が一様に分布すれば、磁気特性的には好
ましくないことになる。しかし、磁性膜内の酸化に対す
るボテンシアルの変化するという効果も考えられるので
、耐食性の観点からは一概に悪いとも言えない。
まだ、特開昭53−582Q6号公報に開示されている
ような場合も考えられる。すなわち、前記公開公報によ
れば、磁性膜が柱状結晶の集合体であり、かつその柱状
結晶の表面が、磁性体金属まだは合金の酸化物で覆われ
ていることを特徴としている。このような場合におりて
も、平均的には酸素が磁性膜中に取り込まれた状態にあ
り、本発明の対象としている酸素を含むコバルトおよび
コバルト合金薄膜と同一と考えられる。また1本発明の
実施例中で示される磁性膜林前記公開公報記載の磁性薄
膜とほぼ同等のものである。
以上のように、酸素を含むコ具ルトまたはコバルト合金
磁性薄膜は酸素を含まない磁性薄膜よりも耐食性に優れ
ていることが期待される。
実験的にもこのことは確認されておシ、酸素導入真空蒸
着膜と、無酸素の通常の真空蒸着膜とでは、第1表に示
すような差が生じている。
(以下余白) 第1表かられかるように酸素中で作製された磁性膜も、
実用的な環境では耐食性の点でがならずしも満足ヤきる
ものではない。そこで本発明では酸素中で蒸着されたコ
バルト上やコバルト合金上に、さらに耐食性に有効な材
料であるところのパーフルオロアルキルカルボン酸のア
ンモニウム塩モL <ハ金属塩、’z タハハーフルオ
ロアル千ルスルホン酸のアンモニウム塩もしくは金属塩
を吸着さ2せて、さらに高度な耐食性を仰ん表するもの
であり、かつ前記フッ素化した化合物の特徴である低表
面エネルギー性を利用して、磁気記録媒体の走行時の摩
擦力の低減を行おうとするものである。
バーレルオロアルキルヵルボン酸ハ通常の脂肪酸CnH
2n++C0OHのアルキル基の水素を全てフッもノテ
CnF2n+’I C0OHテ表わされる。
同様にパーアルキルスルホン酸ハCnF2n++5Os
H1で表わされる・化学的性質は通蘂の炭化水素鎖カル
ボン酸およびスルホン酸と良く似ているが、フッ素化さ
れているので、フッ素の特徴である、電気陰性度が大き
いことと、原子半径が水素より少し大きいことにより、
溶媒への可溶性などに多少の変化が生じる。     
      −金属塩となる金属はフルオロカルボン酸
あるいはフルオロスルホン酸と反応上て堪ヲ形成するも
のであるならば特に制約はないが、特に吸着゛させる相
手の磁性層がコバルトなどの遷移金属であるので塩を形
成する金属は性質の似かよっだ遷移金属が良い。耐食性
′の優れたクロム、マンガン、鉄。
コバルト、ニッケル、銅などはその中でも好゛ましい金
属である。
パーフルオロアルキルカルボン酸もしくはスルホン酸の
アンモニウム塩あるいは金属塩は水あるいは有機溶媒中
に溶かすか、あるいは分散させておき、磁性−薄膜上に
塗布するか、液中に浸漬することによって吸着反応を行
わせ→る。アルキル基の数が多くなると徐々に水に対す
る溶解度が低下するが、磁性膜と反応して吸着する分子
の数はそれ程多くないので、有効成分°は微量含まれて
いれば十分である。反応後溶媒は熱風乾燥して取り除く
。上記処理を施すことにより磁性膜の表面は改質される
が、その一番顕著なものは、水に対する接触角の増大で
ある。処理を施さない薄膜の接触角は400〜e oO
であるが、本発明による処理を行うと、アー千二基の炭
素数が少ないもので60:以上、炭幸数が多いものでは
9oo以上に′なって、著しい撥水性の発現が可能であ
る。本効果が生じる原因として考えられることは、カル
ボン酸のカルボ千シル°基あるいはスルホン酸基が薄−
膜と反応し、分子鎖?反対側のアルキル基(−CnF2
n+ 1)が外向きに配向するために疎水性が生じると
考えられる。注目すべきことはアルキル基の水素がフッ
素で置換されていることであり、これはポリテトラフル
オロエチレン(PTFE)の例で見られる如く反応性が
少ないことから疎水性が通常の−CnH2n+1  基
より大きくなっている。
まだPTFEではその疎水性のゆえ潤滑性が優れている
が、本発明において用いるパーフルオロアルキルカルボ
ン酸するいはパーフルオロアルキルスルホン酸において
もアルキル基の炭素数が多くなるにつれて摩擦係数の減
少が見られた。ここでさらに注目すべきことはアルキル
基が水素からフッ素に置換されているために、アルキル
基の炭素数が8個程度でも通常の水素を持つステアリン
酸(’C17H3sc00H)と曙の撥水性と潤滑性が
得られる。また炭素数が少ないだめに金属塩が水に可溶
であって、水素を持つステアリン酸の金属塩のよ、  
うに金属石鹸となって水に不溶ではないので、水溶液と
して磁性薄膜と反応させられるという重要な特徴がある
。以下に実施例を示し、本発明による処理の効果を記す
τ::J: 厚のポリエテレンテレフタレートフィール
ム上にコバルト膜を酸素中真空蒸着法で形成し、その磁
性膜上にパーフルオロアルキルカルボン酸コバルト塩、
ニッケル塩、ア゛ンモニウム塩を吸着−1− 磁性膜の作製条件  − “’ 、:(11組成  コバルト(100%)′”(
2)基板  12μm厚ポリエチレンテレフタレート (3)蒸着膜ビード 1000人/秒 (4)蒸気入射角 65゜ (6)雰囲気  バックグラウンド真空度 5x1o−
”rorr   、゛酸素導入量   lX10  ’
ro、rr(6)膜厚  1500人 吸着層の処理条件      。
(1)組成A  ペンタデカフルオロオクタン酸コノ(
ルト塩濃度 (a)1ミリモル/l(水) (bl  O05ミリモル/l(水) (C) 0.1 ミリモル/l(水) (2)組成り  ペンタデカフルオロオクタン酸ニック
ル塩濃度 (2L)1ミリモル/lc水) (bl  c)、esミリモル/7!(水)(C1O,
1ミリモル/lc水) (3)組成Cペンタデカフルオロオクタン酸アンモニウ
、〜盆濃度 (a)1ミリモル/l(水) (b)  0.6ミリモル/71(水)(C) 0.1
ミリモル//!(尿) ここで、濃度を表わすミリモル/lという値はオロアル
千ルスルホン酸に換算しての値を示しており、塩に対す
るモル数を示していない。
上記実施例中で用いられそ蒸着膜中の竺素濃度は平均的
には5原子%程度であるが、表面、付近には平均値より
酸素濃度が大きくな・て゛いる゛。  ″以下に環境試
験の結果とjス、テンレス!ji(SU”5304)に
対する動摩擦係数、の大、きさを−示ヂ。環境試験は、
温度6o”C,’、相対湿度90%の雰囲気中で、被検
サンプルをスライドガラス上に両面接着テープで接着し
、さらに、恒温恒湿層中の熱風第2表にその結果を示す
。第2表には表面エネルギーの変化を知る目的で、水に
対する接触角の値もあわせて示している0 (以下余白ン 第2表 第2表から明らかなように、本実施例に示す処されてい
ることがわかる。しかし、フルオロカルボン酸塩の対イ
オンによって耐食性に幾分かの差が生じていることも理
解できる。また潤滑性の付与も可能であって対果がある
ことがわかる。
実施例2 12μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム上に
コバルト膜を酸素中真空蒸着法で形成し、その磁性膜上
にヘプタデカフルオロアルモルスルホン酸(08F17
s03H)のコバルト塩、ニラクル塩およびアンモニウ
ム塩を吸着させた。蒸着膜の作製条件は以Fのとおりで
ある。
(1)組成    コバルト (100%)(2)基板
      12μm ポリエチレンテレフタレート(
3)蒸着スピード 1000人/秒 (4)蒸気入射角 66°  ・ 6 −(6)雰囲気     バックグラウンド真空度 6
×1σTorr酸素導入量    lX1p  ’ro
rr(6)膜厚    1500人 蒸着膜については実施例1で用いたのと同一ロットより
選んだ。
吸着層の処理条件 (1)’+111成A   ヘブタテカフルオロアル千
ル刃叶ン酸コバルト塩濃度 (a)1ミリモル/l(水
) (bl  o、sミリモル/l(水) (cl’o、1 ミリモル/l(水) (21m 成り   ヘフタテ加ルオロアノ晴ルスルホ
ン酸ニッケル塩濃度 (&)1ミリモル/l(水) fbl  O,5ミリモル/l(水) (c) 0.1ミリモル/l(水) (3)m 成Cヘブタテカフノリtロアノl−’F、ル
スルホン酸アンモニウム塩濃度 (a)1ミリモル/l
(水) (bl  o、tsミリモル/Ic水)(C) 0.1
ミリモル/Ic水) 実施例1と同様の摩擦係数の測定と、温度60℃、相対
湿度90%に卦ける環境試験の結果を第3表に示す。
第3表 第3表から明らかなように、ヘプタデカフルオロスルホ
ン酸の金属塩とアンモニウム塩の酸素含有コバルト薄膜
への耐食性付与効果があることがわかるが、対イオンの
種類によって効果が異なり、金属イオンの方が著しい効
果を示す。
、 実施例3 12μm厚のポ、リエチレンテレフタレートフィルム上
ニコバルト(85%)−ニッケル(16%)の薄膜を酸
素中真空蒸着法で形成し、その磁性膜上にパーフルオロ
アルモルヵルボン酸(炭素数8:ペンタデカフルオロオ
クタン酸、な−ラびに炭素数10=ノナデカフルオロデ
カン巖)のコバルト塩豐ニンクル塩ならびにアンモニウ
ム塩、パーフルオロアル斥ルスルホン酸(炭素数8.ヘ
プタデカフルオロスルホン酸なラヒに工4コサフルオロ
スルホン酸)のコバルト塩、二2クル塩ならびにアンモ
ニウム塩を吸着させた。
本実施例テハハーフルオロアルキルヵルボン酸オヨヒパ
ーフルオロアル千ルスルホン酸の濃度を組成を第4表に
示す。
23 蒸着膜としては次の条件で作製したものを用いた。
(1)ML、成      コバルト(86%)−ニラ
クル(16%):::::=−’、、−、’、−、、:
二二二”1/>fL/’7j11/”゛(4)蒸気入射
角 7?0 ’1.(61雰囲気    バンクグラウンド亥空度 
5X10  TOrrlxlo−”rorr (6)膜厚    1800人    ・−ヒ記処理液
によりそコバルト、−ンクル酸素合金磁性薄膜を処理し
、実施例1七同様の環境試験と摩擦係数の測定を行なっ
た。本実施例では環境試験に温度40℃、相対湿度90
%の項目も追加して効果を調べたが、処理による効果は
十分確認できた。結果を第5表に示す。本発明によれば
十分実用性のある媒体を作製することができ°る。
C以下金白2  ″ 実施例4 26μm厚のポリイミドフィルム上にコバルト(90%
)−クロム(10%)の合金薄膜を酸素中真空蒸着法で
形成し、その磁性膜上にパーフルオロアル千ルカルボン
酸(炭素数8:ペンタデカフルオロオクタン酸、および
炭素数10二ノナデカフルオロデカン酸)のコバルト(
50%)−クロム(50%)塩およびアンモニウム塩を
吸着させた。蒸着膜の作製条件は以下のようである。
(1)組成      コバルト(90%)−クロム(
10%)(2)基板    25μm厚ポリイミド(3
)蒸着スピード 1000人/秒 (4)蒸気入射角 66゜ (@雰囲気     バックグラウンドg  5xio
  Torr酸素導入量    lX10=TOrr(
6)膜厚    1’600人 吸着層の処理条件 +1)ffi成A   バックデカフルオロオクタン酸
中コノ9レト−クロム塩コノ切/ト:クロム=1:1 濃度 0.5ミリモル/l(水) +2]m成り    ノナテカフルオ喰ン酸コノ9レト
ークロ4゛ 濃度 0.5ミリモル/l(水)−+31
 M 成Cペンタデカフルオロオクタ′/:酸アンモニ
ウム塩濃度 0.6ミリモル/l(水) 前記実施例と同様の摩擦係数の測定生、温度60℃、相
対湿度90%における環境試験の結果を第6表に示す0
              ゛第6表  − コバルト、クロム合金はもともと耐食性が良好な合金で
あるが、それでも十分な耐食性を有しているとは言い難
い。本発明による処理をすると。
実用に十分な耐食性が得られる。
実施例5 12μm〜のポリエチレンテレフタレートフ、イルム上
ニコバル) (8o%)−ニソクル(20%)膜を酸素
中真空蒸着法で形成し、その磁性膜上に一パーフルオロ
チル守ルカルボン酸の金属塩モジくは讐ンモ閂つム塩の
炭素数の異な−るものを2種以上の混合物を吸着させた
。本実施移りでは溶媒として水取りに、磁性面への濡れ
性を改善する目的で極性の有機溶剤を添加した。磁性膜
としては実施例3で用いたものと同一条件で作製したも
のでろ(以下余白)  1、 第7表 ゲタフルオロ酪酸(CxF7COOH)の金属塩やアン
モニウム塩の働きは磁性面上への炭素数の多いフルオロ
カーボ′ンの吸着を助けることである。撥水性には主に
炭素数、の多い分子が寄与するものと考えられる。第8
表に前記実施例と同様の評価結果を示す。      
      − 第8表 以上のように本発明による処理を酸素雰囲気中で真空蒸
着したコバルトまだはコバルトを主成分とする合金の強
磁性薄膜に処理すると耐食性の向上および摩擦力低減に
効果があることがわかる。
真空蒸着法で得られる磁性薄膜はビデ牙テープ用として
は非常に大きな用途をもち、本発明も磁気テープの信頼
性向上に有効である。なお実施例中では合金薄膜材料と
して、酸素中真空蒸着で作製シタコバルト、コバルト・
ニック;” 合金*コバルト・クロム合金について述べ
たが、Co−Ni−Cr■評□□−1−一□− 合金、 Go −Ni −Fe −0合金、Go−Fe
−Cr −0合金、co−Ni−V −0合金、 Go
 −Ni −kn−〇合金、Co −Pd−0合金、c
o−Rh−0合金。
Go−W−0合金、Go −Mo−0合金、Go−Nb
−〇合金、Go−R−0合金(R−希土類元素La 、
 Ce 、 Gd 、 Sn  等)などのコバルトを
主成分として、従成分とし、Ni、Fe、Cr、V、M
n。
Cu 、 Pd 、 Rh 、 W 、 Wb 、 M
o 、’希土類元素、Ad、Si、B、Pなどを含む合
金薄膜でも同様の効果を確認している。まだこれ以外の
コバルトヲギ成分とする酸素含有合金薄膜でも同様の効
果を1!することかできる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非磁性基板上に形成された酸素を含むコバルト金属また
    はコバルトを主成分とする合金の強磁性薄膜の表面に少
    なくともパーフルオロアル千ルカルボン酸のアンモニウ
    ム塩もしくは金属塩、また゛ハハーフルオロアル千ルス
    ルホン酸のアンモニウム塩、または金属塩を吸着させた
    こ七ヲ特徴とする磁気記録媒体0
JP56174283A 1981-10-29 1981-10-29 磁気記録媒体 Granted JPS5877032A (ja)

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JP56174283A JPS5877032A (ja) 1981-10-29 1981-10-29 磁気記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0131923A2 (en) * 1983-07-14 1985-01-23 Magnox Incorporated (DE) Coating compositions
JPS62103840A (ja) * 1985-10-31 1987-05-14 Sony Corp 磁気記録媒体

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JPS62103840A (ja) * 1985-10-31 1987-05-14 Sony Corp 磁気記録媒体

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