JPS58768Y2 - ドアロツク装置におけるラツチプレ−ト付勢用ばねの構造 - Google Patents
ドアロツク装置におけるラツチプレ−ト付勢用ばねの構造Info
- Publication number
- JPS58768Y2 JPS58768Y2 JP1980147682U JP14768280U JPS58768Y2 JP S58768 Y2 JPS58768 Y2 JP S58768Y2 JP 1980147682 U JP1980147682 U JP 1980147682U JP 14768280 U JP14768280 U JP 14768280U JP S58768 Y2 JPS58768 Y2 JP S58768Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- latch plate
- spring
- striker
- base plate
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ドアロック装置におけるラッチプレートを付
勢するためのばねの構造に関するもので、殊に、ラッチ
プレートに均一な付勢力を付与し得るように改良したば
ねの構造に関する。
勢するためのばねの構造に関するもので、殊に、ラッチ
プレートに均一な付勢力を付与し得るように改良したば
ねの構造に関する。
ドアロック装置に釦けるラッチプレートは、その必要と
する回動範囲が、ドアロック装置に釦けるその他のレバ
ー等に比して比較的大きく(約90°)、そのため、従
来の巻きばねやコイルばね等を使用した付勢手段では、
ラッチプレートの全回動範囲中物−にラッチプレートを
付勢することは難しく、ラッチプレートがストライカと
完全に係合した係合位置にあるときはばね付勢力が極め
て大きく、かつラッチプレートがストライカと離脱する
解放位置にあるときはばね付勢力が小さくなるという傾
向があった。
する回動範囲が、ドアロック装置に釦けるその他のレバ
ー等に比して比較的大きく(約90°)、そのため、従
来の巻きばねやコイルばね等を使用した付勢手段では、
ラッチプレートの全回動範囲中物−にラッチプレートを
付勢することは難しく、ラッチプレートがストライカと
完全に係合した係合位置にあるときはばね付勢力が極め
て大きく、かつラッチプレートがストライカと離脱する
解放位置にあるときはばね付勢力が小さくなるという傾
向があった。
そのため、ドアを閉じようとする時にストライカがラッ
チプレートの係合部の奥部に進入するほどばねによる抵
抗力が犬となり、ドアが完全閉扉しにくり、又逆に、ド
アを開けた瞬間に大きなばね付勢力により、ストライカ
が押し出されてドアが急開したり、それに伴って、ラッ
チプレートがストッパに急激に衝突し、大きな衝突音が
発生したり、ラッチプレートやストッパ等の破損の恐れ
が生じる等の欠点があった。
チプレートの係合部の奥部に進入するほどばねによる抵
抗力が犬となり、ドアが完全閉扉しにくり、又逆に、ド
アを開けた瞬間に大きなばね付勢力により、ストライカ
が押し出されてドアが急開したり、それに伴って、ラッ
チプレートがストッパに急激に衝突し、大きな衝突音が
発生したり、ラッチプレートやストッパ等の破損の恐れ
が生じる等の欠点があった。
本考案は、このような欠点を除去し、ラッチプレートを
その全回動範囲中はぼ均一なモーメントにより付勢する
ことにより、ドアの開閉動作を円滑に行えるようにした
もので、以下添付図面に示す実施例に基づいて説明する
。
その全回動範囲中はぼ均一なモーメントにより付勢する
ことにより、ドアの開閉動作を円滑に行えるようにした
もので、以下添付図面に示す実施例に基づいて説明する
。
1ば、ドア(図示略)に固着された硬質合成樹脂材製ペ
ース板で、その前面中位部には、−側縁(第1図左側縁
→から他側部近傍にかけてストライカ進入溝2が形成さ
れている。
ース板で、その前面中位部には、−側縁(第1図左側縁
→から他側部近傍にかけてストライカ進入溝2が形成さ
れている。
ベース板1の前面要所には、周縁から中心方向に凹む係
合部4を形成されたラッチプレート3が軸5をもって枢
着されている。
合部4を形成されたラッチプレート3が軸5をもって枢
着されている。
このラッチプレート3は、係合部4形成用の1対の足片
6.γを有し、第1図に実線で示す解放位置と、第1図
に想「敷線で示す係合位置との間を軸5寸わりに回動す
ることができる。
6.γを有し、第1図に実線で示す解放位置と、第1図
に想「敷線で示す係合位置との間を軸5寸わりに回動す
ることができる。
ラッチプレート3が解放位置にあるとき、一方の足片6
の外側端は、ベース板1に形成されたストッパ8に当接
し、かつ係合部4は、ス[・ライカ進入溝2の開口部の
方向を向いてトリ、この状態にあるときには、車体(図
示略)側に固着されたストライカ9は、ラッチブレー1
−3から自由に離脱することができる。
の外側端は、ベース板1に形成されたストッパ8に当接
し、かつ係合部4は、ス[・ライカ進入溝2の開口部の
方向を向いてトリ、この状態にあるときには、車体(図
示略)側に固着されたストライカ9は、ラッチブレー1
−3から自由に離脱することができる。
ラッチプレート3が係合位置にあるとき、ストライカ9
は係合部4の奥部に係合し、かつ一方の足片6の外側端
は、ベース板1の前面下部適所に枢設された係合爪10
にitされ、これによってストライカ9はベース板1か
ら脱去不能なように拘束される。
は係合部4の奥部に係合し、かつ一方の足片6の外側端
は、ベース板1の前面下部適所に枢設された係合爪10
にitされ、これによってストライカ9はベース板1か
ら脱去不能なように拘束される。
係合爪10は、ベース板1の背面に設けられた各種の操
作レバーにより、ラッチプレート3との係合を解除する
方向に回動可能であるが、これらの構成については、本
考案に直接関係しないため、詳細な説明を省略する。
作レバーにより、ラッチプレート3との係合を解除する
方向に回動可能であるが、これらの構成については、本
考案に直接関係しないため、詳細な説明を省略する。
11ば、ラッチプレート3をその解放位置に向けて付勢
するためのばねで、その巻回部11aは、ラッチプレー
ト3と同一面内に釦いて、ラッチプレート30回動軌跡
から外れた部分に釦けるベース板1の前面適所に設けら
れている。
するためのばねで、その巻回部11aは、ラッチプレー
ト3と同一面内に釦いて、ラッチプレート30回動軌跡
から外れた部分に釦けるベース板1の前面適所に設けら
れている。
な釦、この実施例に釦いては、巻回部11aは、ベース
板1をドアに取付けるためのボルト挿通用の筒部1a1
わりに巻設しである。
板1をドアに取付けるためのボルト挿通用の筒部1a1
わりに巻設しである。
巻回部11aの一端より延びる一方の脚片11bは、ベ
ース板1に係虚されている。
ース板1に係虚されている。
また、巻回部11aの他端より延びる他方の脚片11c
は、軸5を1わる大径の弧状をなすように湾曲され、そ
の遊端は、ラッチプレート3の偏心部に穿設された大径
の円孔12に停点されている。
は、軸5を1わる大径の弧状をなすように湾曲され、そ
の遊端は、ラッチプレート3の偏心部に穿設された大径
の円孔12に停点されている。
しかして、ラッチプレート3が解放位置にあるときは、
ばね11の脚片11cは軸5tわりに湾曲し、その遊端
は、円孔12の第1図における左下部に当接しているが
、ラッチプレート3が係合位置に向か・つて回動するの
に伴って、脚片11cの湾曲部は軸5かも離れるととも
に、脚片11cの遊端は円孔12の内面に沿って摺接し
、その遊端と軸5の中心とのなす距離が徐々に小さくな
る。
ばね11の脚片11cは軸5tわりに湾曲し、その遊端
は、円孔12の第1図における左下部に当接しているが
、ラッチプレート3が係合位置に向か・つて回動するの
に伴って、脚片11cの湾曲部は軸5かも離れるととも
に、脚片11cの遊端は円孔12の内面に沿って摺接し
、その遊端と軸5の中心とのなす距離が徐々に小さくな
る。
すなわち、ラッチプレート3が解放位置にあるとき、脚
片11cの遊端と軸5の中心とのなす距離r1は、比較
的長いが、ラッチプレート3が係合位置に近づくにつれ
て、脚片11cの遊端は、円孔12の軸5に最も近接し
た側面に摺接するようになり、ラッチプレート3が係合
位置に達l〜たときの脚片11cの遊端と軸5の中心と
のなす距離r2ば、距離r1より小さくなる。
片11cの遊端と軸5の中心とのなす距離r1は、比較
的長いが、ラッチプレート3が係合位置に近づくにつれ
て、脚片11cの遊端は、円孔12の軸5に最も近接し
た側面に摺接するようになり、ラッチプレート3が係合
位置に達l〜たときの脚片11cの遊端と軸5の中心と
のなす距離r2ば、距離r1より小さくなる。
このように、ラッチプレート3が係合位置に近づくにつ
れて、その回動中心と支点とのなす距離Rは小さくなる
。
れて、その回動中心と支点とのなす距離Rは小さくなる
。
これに対して、ばね11自体の付勢力Fは、巻回部11
aが巻き込渣れるほど強くなるので、ラッチプレート3
が保合位置に近づくほど犬となる。
aが巻き込渣れるほど強くなるので、ラッチプレート3
が保合位置に近づくほど犬となる。
その結果、ラッチプレート3に作用するモーメント(M
=FR)は、ラッチプレート3が係合位置に近づくほど
距離Rが小となり、かつ付勢力Fが犬となることにより
、互いに相殺されて均一性を保つことになる。
=FR)は、ラッチプレート3が係合位置に近づくほど
距離Rが小となり、かつ付勢力Fが犬となることにより
、互いに相殺されて均一性を保つことになる。
この場合、ばね11の付勢力Fの増減の度合いの方が、
距離Rの増減の度合いより大であるが、脚片11cを長
くして湾曲させ、脚片11cを棒ばねとして作用させる
ことにより、巻きばねとしてのばね11の付勢力の増減
の度合いを小さくすることができ、これによって、ラッ
チプレート3に作用するモーメントを、その位置の相同
に拘らずほぼ均一とすることができる。
距離Rの増減の度合いより大であるが、脚片11cを長
くして湾曲させ、脚片11cを棒ばねとして作用させる
ことにより、巻きばねとしてのばね11の付勢力の増減
の度合いを小さくすることができ、これによって、ラッ
チプレート3に作用するモーメントを、その位置の相同
に拘らずほぼ均一とすることができる。
以上から明らかなように、本考案は、ばね11を巻きば
ねとしたこと、その−脚片11cを弧状に湾曲したこと
、その脚片11cの遊端を、ラッチグレート3の偏心部
に穿設した大径の円孔12に係上させたこと等により、
ラッチプレート3に作用するモーメントを常時均一に保
つようにしたもので、これにより、ドアの開閉を軽力で
円滑に行うことができるという利点がある。
ねとしたこと、その−脚片11cを弧状に湾曲したこと
、その脚片11cの遊端を、ラッチグレート3の偏心部
に穿設した大径の円孔12に係上させたこと等により、
ラッチプレート3に作用するモーメントを常時均一に保
つようにしたもので、これにより、ドアの開閉を軽力で
円滑に行うことができるという利点がある。
昔た、円孔12をいわゆるばか孔としたことにより、ば
ね11の脚片11cの遊端に、ラッチプレート30回動
方向以外の方向に付勢力が生じたとしても、脚片11c
の遊端が円孔12内において位置ずれすることにより、
そのような望ましくない方向への付勢力を消去すること
ができ、好都合である。
ね11の脚片11cの遊端に、ラッチプレート30回動
方向以外の方向に付勢力が生じたとしても、脚片11c
の遊端が円孔12内において位置ずれすることにより、
そのような望ましくない方向への付勢力を消去すること
ができ、好都合である。
さらに、本考案においては、ばね11の巻回部11bを
、ラッチプレート3と同一平面内において、ラッチプレ
ート30回動軌跡から外れた部分に設けたことにより、
ドアロック全体を薄く小型化できるという利点もある。
、ラッチプレート3と同一平面内において、ラッチプレ
ート30回動軌跡から外れた部分に設けたことにより、
ドアロック全体を薄く小型化できるという利点もある。
第1図は、本考案に係るドアロック装置の前面板を外し
た状態の正面図、第2図は、第1図の■−■線に沿う断
面図である。 1・・・ベース板、1a・・・筒部、2・・・ストライ
カ進入溝、3・・・ラッチプレート、4・・・係合部、
5・・・軸、6.7・・・足片、8・・・ストッパ、9
・・・ストライカ、10・・・係合爪、11・・・ばね
、11a・・・巻回部、11b、11c・・・脚片、1
2 ・・・円孔、R,rl 。 r2・・・ばね11の脚片11cの遊端と軸5の中心と
のなす距離。
た状態の正面図、第2図は、第1図の■−■線に沿う断
面図である。 1・・・ベース板、1a・・・筒部、2・・・ストライ
カ進入溝、3・・・ラッチプレート、4・・・係合部、
5・・・軸、6.7・・・足片、8・・・ストッパ、9
・・・ストライカ、10・・・係合爪、11・・・ばね
、11a・・・巻回部、11b、11c・・・脚片、1
2 ・・・円孔、R,rl 。 r2・・・ばね11の脚片11cの遊端と軸5の中心と
のなす距離。
Claims (1)
- ドアに固着されたベース板に軸着され、かつ車体に固着
されたストライカと係合して、該ストライカを脱去不能
なように拘束する係合位置と、前記ストライカと離脱可
能な解放位置とに前記軸重わりに回動し得るラッチプレ
ートを、前記解放位置に向けて付勢するためのばねであ
って、前記ラッチプレートと同一面内において、かつ前
記ラッチプレートの回動軌跡から外れた部分に釦ける前
記ベース板の適所に巻回部を設けられ、該巻回部の一端
より延びる一方の脚片を、前記ベース板に係東するとと
もに、前記巻回部の他端より延びる他方の脚片を、前記
軸を筐わる弧状に湾曲せしめ、かつその遊端を、前記ラ
ッチプレートの偏心部に穿設した大径の円孔に係上して
なるドアロック装置におけるラッチプレート付勢用ばね
の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980147682U JPS58768Y2 (ja) | 1980-10-16 | 1980-10-16 | ドアロツク装置におけるラツチプレ−ト付勢用ばねの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980147682U JPS58768Y2 (ja) | 1980-10-16 | 1980-10-16 | ドアロツク装置におけるラツチプレ−ト付勢用ばねの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5771663U JPS5771663U (ja) | 1982-05-01 |
JPS58768Y2 true JPS58768Y2 (ja) | 1983-01-07 |
Family
ID=29507183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980147682U Expired JPS58768Y2 (ja) | 1980-10-16 | 1980-10-16 | ドアロツク装置におけるラツチプレ−ト付勢用ばねの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58768Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-16 JP JP1980147682U patent/JPS58768Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5771663U (ja) | 1982-05-01 |
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