JPS587652Y2 - レンズ付半導体発光素子 - Google Patents

レンズ付半導体発光素子

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JPS587652Y2
JPS587652Y2 JP9344177U JP9344177U JPS587652Y2 JP S587652 Y2 JPS587652 Y2 JP S587652Y2 JP 9344177 U JP9344177 U JP 9344177U JP 9344177 U JP9344177 U JP 9344177U JP S587652 Y2 JPS587652 Y2 JP S587652Y2
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JP
Japan
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lens
light emitting
semiconductor light
emitting device
optical fiber
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Expired
Application number
JP9344177U
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English (en)
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JPS5422473U (ja
Inventor
実 鹿田
Original Assignee
日本電気株式会社
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Publication date
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Publication of JPS587652Y2 publication Critical patent/JPS587652Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は光ファイバを伝送路とする光通信において、出
力光を光ファイバへ入射させるに適したレンズ付半導体
発光素子に関する。
近年、光半導体素子や光ファイバの高品質化にともなっ
て光通信、特に光ファイバを伝送路とする光通信の実用
化が急速に進みつつある。
このような光ファイバを用いる通信方式においては、現
在、光源である半導体発光素子の出力光を集束して光フ
ァイバへ入射させる機能としての光結合手段の開発が重
要な課題のひとつとなっている。
この光結合手段としては、既に集束性光伝送体、円柱状
のレンズ、光ファイバの先端部を溶かして作った半球状
のレンズおよび微小な球レンズ等を使ったものが報告さ
れている。
しかし、集束性光伝送体や円柱状のレンズの使用は取付
けにスペースをとるばかりでなく、短波長のものには不
向きであり、また、光フアイバ先端にレンズを形成した
ものはファイバの位置ずれによって機能低下を生ずる。
微小な球レンズの使用に対しては、球レンズを面発光型
発光ダイオードの出射面に接着する方法や光ファイバの
先端に取付ける方法等が報告されているが、このうち発
光ダイオードの出射面に接着する方法では素子の寿命へ
の悪影響が生じ得るし、又光フアイバ先端に取付ける方
法では上述のものと同じく球レンズを取付けた光フアイ
バ先端部の位置ずれによる結合効率の低下が著しい等、
信頼性や製作面で問題があった。
さらに、球レンズによれば高い結合効率が得られるけれ
ど、球レンズの直径が200〜300μmのように非常
に小さいので、取付け、調整が容易ではない等の欠点が
あった。
本考案の目的は、上記の問題点を解決し、効率的に出力
光を光ファイバへ入射させることのできる信頼性と生産
性に優れたレンズ付半導体発光素子を提供するにある。
本考案によれば、半導体発光素子と、該半導体発光素子
の出力光を集束するほぼ球状のレンズと、該レンズを先
端に備えて、前記半導体発光素子の出力光の光路上で前
記レンズの位置を決めるように設けられた棒状の保持体
とによって構成されたレンズ付半導体発光素子が得られ
る。
次に図面を参照して本考案によるレンズ付半導体発光素
子を詳細に説明する。
第1図は本考案の第1の実施例の構造を示す斜視図であ
る。
図において、シリコンウェハをエツチングして適当な段
部2や溝3を設けたヒートシンク1には半導体レーザ4
が接着部5で錫によって融着されている。
球レンズ7及び保持部8はガラス製で、保持部8をメタ
ライズした後ヒートシンク1の溝3に錫で融着しである
そして、半導体レーザ4の光出射面6から出た出力光9
は球レンズ7で集束したのち光ファイバ10に入射され
る。
保持部8は直径100μmのガラス棒でつくられ、その
先端を融かして直径250μmの球レンズ7が形成され
でいる。
上記実施例においては、球レンズ7は半導体レーザ4か
ら離れて固定されているので半導体レーザ4の寿命に悪
影響を与えることはない。
又、光ファイバ10の入射端は球レンズ7を出射したビ
ームに対して位置合わせすれば良く、従来技術における
ごとく球レンズ7を光ファイバ10の先端14に取付け
て一体で位置合わせする場合に比較して光ファイバ10
の先端14の位置ずれによる結合効率の低下の程度が小
さく、そのために調整が容易となる。
さらに球レンズ7はガラス棒の先端を融かして作られて
いるから、製造は容易でしかも安価であり、又半導体レ
ーザ4に対する位置合わせや固定等の作業を保持部8を
介して行うことができるから、組立がきわめて簡単であ
る。
なお、この球レンズの開口角は約40°と大きく、結合
効率を約50%と比較的大きくとることができるから、
信頼性を高める上に効果的である。
第2図は本考案の第2の実施例の構造を示す斜視図であ
る。
図においては第1の実施例と同様に段部12や溝13を
設けたヒートシンク11には半導体レーザ4が錫で融着
されており、又、球レンズ7及び保持部8も第1の実施
例と同様に構成されている。
しかし、この実施例においては、部分的にメタライズさ
れた光ファイバ10が溝13のなかで錫によって融着固
定されており、その光ファイバ10に半導体レーザ4の
出力光9が入射するように球レンズ7を位置合わせした
後、保持部8が接着剤15によってヒートシンク11に
固定されている。
上記第2の実施例では、光ファイバ10に直接外力が加
わっても、ヒートシンク11に固く融着固定されている
ので、先端14は位置ずれを起こし難い。
一方、半導体レーザ4や球レンズ7は十分軽量であるか
ら振動等の外力によって位置ずれを起こすことはない。
従って、このような構造においては、半導体発光素子、
レンズおよび光ファイバの三者の位置がそれぞれ安定す
るので極めて信頼性の高い半導体発光素子の光結合手段
が得られる。
なお、本考案によれば、以上の実施例の他にいろいろな
変形が考えられる。
例えば、半導体レーザ4の代りに発光ダイオ−ドを使用
することもできるし、ヒートシンクとして銅製やダイア
モンド製のものを使うこともできる。
また、保持部8としてガラス以外の棒を使用し、その棒
の先端に接着剤等で球レンズ7を取付けることもできる
以上に説明したごとく、本考案による半導体発光素子の
結合部を半導体発光素子の光出射端面や光ファイバの先
端に直接球レンズを固定することなく、棒状の保持体を
介して保持するように構成することによって、発光素子
の寿命に対する悪影響や光フアイバ先端の位置ずれによ
る結合効率の低下を少なくすることができるばかりでな
く、位置調整や組立が極めて容易となり、高い信頼性と
生産性が得られる点においてその効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す斜視図、第2図は
同じく第2の実施例を示す斜視図である。 図において、1.11はヒートシンク、2,12はヒー
トシンク上に形成された段部、3,13はヒートシンク
上に形成された溝、4は半導体レーザ、5は半導体レー
ザの接着部、6は光出射面、7は球レンズ、8は保持部
、9は出力光、10は光ファイバ、14は光ファイバ1
0の先端、15は接着剤である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半導体発光素子と、該半導体発光素子の出力光を集束す
    るほぼ球状のレンズと、該レンズを先端に備えて、前記
    半導体発光素子の出力光の光路上で前記レンズの位置を
    決めるように設けられた棒状の保持体とによって構成さ
    れたレンズ付半導体発光素子。
JP9344177U 1977-07-15 1977-07-15 レンズ付半導体発光素子 Expired JPS587652Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9344177U JPS587652Y2 (ja) 1977-07-15 1977-07-15 レンズ付半導体発光素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9344177U JPS587652Y2 (ja) 1977-07-15 1977-07-15 レンズ付半導体発光素子

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Publication Number Publication Date
JPS5422473U JPS5422473U (ja) 1979-02-14
JPS587652Y2 true JPS587652Y2 (ja) 1983-02-10

Family

ID=29024574

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JP9344177U Expired JPS587652Y2 (ja) 1977-07-15 1977-07-15 レンズ付半導体発光素子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5971152U (ja) * 1982-11-04 1984-05-15 三菱重工業株式会社 ダスト捕集器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5422473U (ja) 1979-02-14

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