JPH0667069A - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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JPH0667069A
JPH0667069A JP22371492A JP22371492A JPH0667069A JP H0667069 A JPH0667069 A JP H0667069A JP 22371492 A JP22371492 A JP 22371492A JP 22371492 A JP22371492 A JP 22371492A JP H0667069 A JPH0667069 A JP H0667069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon substrate
optical
spherical lens
semiconductor device
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP22371492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoto Matsumoto
清人 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH0667069A publication Critical patent/JPH0667069A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】正方形V溝状の貫通穴を形成したシリコン基板
を用いて球レンズと光半導体素子とを固定することによ
り、光モジュール組立時に光軸調整を行うことなく良好
な光学的結合が得られ、実装作業も容易であり、また量
産性にもすぐれた光半導体装置を提供する。 【構成】シリコン基板に異方性エッチングにより正方形
の開口部とシリコン基板の結晶方位により定まる一定の
角度をもつ側面を有する貫通穴が形成されており、球レ
ンズが貫通穴の側面に接して固定され、シリコン基板の
もう一方の面に光半導体素子がその発光面もしくは受光
面が小径の開口部から球レンズに面するように固定され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光半導体装置に関し、特
に光ファイバ通信に使用される光送受信モジュールに搭
載される光半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光伝送のロードエンド化や通信機・交換
機等の架内実装の高密度化が進むにつれ、光デバイスに
も小型化・量産化が強く求められている。この要求を実
現するため、高精度なリソグラフィー/エッチング技術
により光学部品固定用V溝やLD融着用電極パタンを形
成したシリコン基板上に、発受光素子・マイクロオプテ
ィクス部品を一括してベアチップ実装し、小型化・薄型
化・実装工程のバッチ処理化をはかる光送受信モジュー
ルが検討されている。(例えば、1992年電子情報通
信学会春季大会C−271)。
【0003】図3は従来におけるこの種の光送受信モジ
ュールの斜視図である。この光送受信モジュールは波長
多重機能を付加した同一波長双方向伝送用として作られ
ている。図3に示すようにレーザダイオード(LD)素
子10を、シリコン基板33上に形成された電極パッド
23上にセルフアライメント融着により位置決め実装
し、干渉膜フィルター24とハーフミラー14を組み合
させたプリズム15、及び球レンズ16と31を異方性
エッチングにより形成した光学部品実装溝内に固定し、
パッケージの外側に第2レンズ19、20及びファイバ
端末21、22を調整固定しれいる。しかしながら受信
用PD32及びモニタフォトダイオード(PD)24に
ついては、シリコン基板33の側面に位置決めを行わず
無調整で固定している。
【0004】次にこの光送受信モジュールの動作につい
て説明する。LD素子10から出射された1.3μm光
は球レンズ16によりコリメートビーム化された後プリ
ズム15内を通過し、第2レンズ19により集光されて
光ファイバ21に結合し、伝送される。また光ファイバ
21には1.3μm光と1.55μm光が多重化されて
伝送されてきており、1.3μm光はレンズ19により
コリメートビーム化された後ハームミラー14により分
岐され、光路を直角に曲げられたビームが球レンズ17
により受信用PD23に結合する。
【0005】一方1.3μm光に多重化されて伝搬して
きた1.5μm光はレンズ19によりコリメートビーム
化された後、干渉膜フィルター24で反射して光路を直
角に曲げられ、さらにプリズム15の端面で再び反射し
て折り曲げられ、レンズ20により光ファイバ22に結
合する。このようにして、1.3μm帯の同一波長双方
向伝送を行うとともに、1.55μm光による放送モー
ド画像等の波長多重伝送の実現をはかっている。
【0006】以上説明した光送受信モジュールの受信用
PD32と球レンズ31とで構成する光受信部がここで
いう光半導体装置に相当する部分である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の光送受信モ
ジュールにおける光半導体装置では、受信用PDはベア
チップのままシリコン基盤の側面に無調整で固定されて
おり、また球レンズに対しての光軸は調整されていなか
った。このため、ピームが受信用PDに効率良く結合せ
ず、1.3μm光の受信における感度が悪いという問題
があった。また微小なPDチップ自体をシリコン基板側
面に固定することは非常に困難な作業であった。さらに
送信用LD等からの迷光がモジュール内で反射して受信
用PDに入射し、クロストークが発生するという問題が
あった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光半導体装置
は、中央表面に描かれた表面側正方形からこれと対応す
る裏面に描かれた前記表面側正方形より小さな裏面側正
方形に向って側面が傾斜した貫通穴を形成したシリコン
基板と、前記シリコン基板の前記貫通穴に落し込まれ固
定された球レンズと、前記球レンズと面するように前記
シリコン基板の裏面側に固定された光半導体素子とを備
えている。
【0009】
【実施例】次に本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例の光半導体装置で
あり、(a)は正面図、(b)はA−A線の断面図、
(c)は背面図である。
【0010】厚さ0.5〜1mmのシリコン基板1の
〈110〉の面に、二酸化シリコン膜をマスクとして参
加カリウム溶液またはヒドラジンによる異方性エッチン
グを行い、正方形の開口部を有してシリコン基板が貫通
する大きさのV溝上の貫通穴を形成している。このV溝
の各側面に接するように直径0.8mm程度の球レンズ
2を低融点ガラスを用いて固定しており、シリコン基板
11のもう一方の面に受光径200μm程度の裏面入射
型のPIN−PD13を、その受光面が小径の開口部か
ら球レンズに面するようにして、シリコン基板11に形
成された電極パタン上に半田固定している。
【0011】以上のエッチング、レンジ固定、PD素子
固定等の工程を、シリコンウェハ単位で一括して処理
し、最終段階でウェハを切断することにより、製作す
る。また、エッチングにおいてマスク開口部の大きさを
調整してV溝の大きさを制御することにより、球レンズ
12の焦点がPIN−PD13の受光面にほぼ一致して
いる。このため、シリコン基板1に対して垂直に球レン
ズ2へ入射したコリメートビームは、PIN−PD13
に効率良く結合する。
【0012】次に本発明を光送受信モジュールに適用し
た場合の動作について説明する。図2は、図1に示した
本発明の光半導体装置を、図3に示す従来の光送受信モ
ジュールに適用した例の斜視図である。球レンズ12と
受信用PD13を一体化し、取扱いが容易な形状とした
光半導体装置1を、シリコン基板25側面の位置決めさ
れた部分に無調整で固定している。光ファイバ21を伝
送されてきた1.3μm光は、レンズ19によりコリメ
ートビーム化された後ハーフミラー14により分岐さ
れ、光路を直角に曲げられたビームが球レンズ2により
受信用PD13に結合するが、球レンズ12と受信用P
D13中心軸があらかじめ一致して固定されているため
に、良好な結合が得られる。また受信用PD13の受光
面の周囲がシリコン基板11によりカバーされているた
めに、入射される迷光が少なくなり、クロストークが低
減される。尚、本実施例の光半導体装置は受信用PDを
用いた例であるが、受信用PDの代りに送信用LDを用
いれば光送信部に使用することができる。また球レンズ
を介して光学的に結合するファイバを付加すれば一般的
な受講モジュールあるいは発光モジュールとして使用す
ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、V溝状の
貫通穴を形成したシリコン基板を用いて球レンズと光半
導体素子の中心軸に互いに精度良く一致した一体化ユニ
ットを形成するので、位置トレランスが緩和されるた
め、光モジュール組立時に光軸調整を行うことなく良好
な光学的結合が得られる。また光半導体素子をシリコン
基板に実装した状態で扱えるため、光モジュール組立時
の実装作業が容易となる。更に、シリコンウェア上で一
括バッチ処理により製造できるため量産性が向上すると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光半導体装置の(a)は正
面図、(b)はA−A線の断面図、(c)は背面図であ
る。
【図2】図1に示した本発明の光半導体装置を用いた光
送受信モジュールの斜視図である。
【図3】従来の光送受信モジュールの斜視図である。
【符号の説明】
1 光半導体装置 12 球レンズ 13 PIN−PD

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央表面に描かれた表面側正方形からこ
    れと対応する裏面に描かれた前記表面側正方形より小さ
    な裏面側正方形に向って側面が傾斜した貫通穴を形成し
    たシリコン基板と、前記シリコン基板の前記貫通穴に落
    し込まれ固定された球レンズと、前記球レンズと面する
    ように前記シリコン基板の裏面側に固定された光半導体
    素子とを備えることを特徴とする光半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記シリコン基板の表面側に前記球レン
    ズにより前記半導体素子と光学的に結合された光ファイ
    バを備えることを特徴とする請求項1記載の光半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記貫通穴は前記シリコン基板と異方性
    エッチングにより形成され正方形の開口部と前記シリコ
    ン基板の結晶方向により定まる一定の傾斜角度を持つこ
    とを特徴とする請求項1および2記載の光半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記光半導体素子は発光半導素子あるい
    は受光半導体素子であることを特徴とする請求項1,2
    および3記載の半導体装置。
JP22371492A 1992-08-24 1992-08-24 光半導体装置 Pending JPH0667069A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011054995A (ja) * 2002-11-26 2011-03-17 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co Ltd レンズと一体のパッケージ及びそのパッケージを組み込んだ光学的アセンブリ
JP2011512641A (ja) * 2006-10-24 2011-04-21 チュン, キョン ヒェ 光モジュールとこれを利用した光センサ及びその製造方法
US8050526B2 (en) 2005-02-08 2011-11-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Micro-optical device and method of making same
JP2013533503A (ja) * 2010-06-01 2013-08-22 アップル インコーポレイテッド ハイブリッド型光学コネクタ
CN104730654A (zh) * 2015-03-26 2015-06-24 厦门大学 一种用于塑料光纤通信光收发芯片封装结构

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981110