JPS587627Y2 - リアクトル構成用絶縁カバ− - Google Patents

リアクトル構成用絶縁カバ−

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JPS587627Y2
JPS587627Y2 JP12354578U JP12354578U JPS587627Y2 JP S587627 Y2 JPS587627 Y2 JP S587627Y2 JP 12354578 U JP12354578 U JP 12354578U JP 12354578 U JP12354578 U JP 12354578U JP S587627 Y2 JPS587627 Y2 JP S587627Y2
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JP
Japan
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case
wall
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JP12354578U
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JPS5540573U (ja
Inventor
清石 藤原
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東大無線株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はりアクドル構戊用の絶縁ケース(カバー)に
係り、更に詳述すれば閉路磁心に1次、2次巻線を巻回
したりアクドルの1次、2次巻線間ならびに他の回路素
子との間の絶縁を確実なものにするりアクドル構成用絶
縁ケース(カバー)に関する。
大きいものは交流回路において無効電力を吸収したり、
小さいものはTV受像機や電子計算機等においてノイズ
阻止部材や交流と直流とが重なった回路で交流会にだけ
りアクタンスを与えたりするものとしてリアクトルが用
いられている。
一般にTV受像機や電子計算機等の電気諸装置に用いら
れている従来の小型リアクトルは、第1図および第2図
に示すような絶縁ケース内に収容されているものが公知
である。
即ち第1図に示すように1次巻線1と2次巻線2とをリ
ング状の閉路磁心3にそれぞれ直接巻回し、それを合成
樹脂部材で形成された中心に位置決め突起4を設けたケ
ース5内に挿入した構成のものがあるが、このような構
成では閉路磁心3と1次、2次巻線1,2間の沿面距離
が小で電気的絶縁性が不完全になりやすく、高価な巻線
を使用しなければならないと云う欠点があった。
また、第2図に示すものは閉路磁心3を覆う円環状の一
対のカバー6を設け、このカバー6の外側に1次巻線1
と2次巻線2を巻回し、ケース5内に挿入しているので
第1図に示す構成の場合に比べ巻線と磁心との間の絶縁
は完全であるが、カバーには巻線相互間の間隔を変えな
いため直径方向の区画壁7が形成されているから巻線作
業が著しく非能率になり、かつケース5′には第1図に
示す位置決め突起4が存在しないためリアクトルをケー
ス内へ収容しても位置が不安定で外部への接続線引出し
作業が複雑になる等の欠点がある。
このような欠点を除去するために実開昭5113754
2号公報に記載されているように、内面に円環状の凹溝
を有し、内周面に直径線上に対向させ先端に直径方向の
凹条を有する突起を設けた一対の円環状半カバーを前記
凹溝内に環状の閉路磁心を収め重ね合せて、この円環状
カバー上より1次、2次巻線を施したものの両側面に底
面直径方向に凸条を有する案内杆を底面中央に突設した
ケース内に前記凹条を凸条に嵌合するように挿入するも
のが提案されている。
しかし、この場合円環状の溝を有する円環状半カバーの
それぞれに前記カバーの内周面に直径線上に対向させ先
端に直径方向の凹条を有する突起部の一端に一方には凸
部他方には凹部をそれぞれ設け、前記両者を嵌合させ廻
り止めを行なうようになっているため、円環状のカバー
を作るに当り、2個の成形金型が必要となり、円環状の
カバー作成コストが増加すると云う欠点のほかに各コイ
ル間の沿面距離が小で絶縁上芳しくないという欠点を有
する。
この考案は−E述した欠点を除去することを目的とし、
その特徴とするところは円環状半カバーを同一・形状と
することにより、量産化に向いた作業性のよいリアクト
ル収容絶縁ケースを提供するものである。
第4図a、1〕および第5図a、l)は円環状半カバー
10の斜視図で、第3図に示すような酸化物磁性材料で
成形された円環状の閉路磁心aがガタ付くことなくしか
も無理なく嵌合し得る円環状の凹溝11を形成する内側
壁12の内周面に直径方向に対向させて突起13 a
、13 bを設け、この突起13a。
13bの端面には後述するケース主体の案内杆の長子方
向の両端に形成した凸部が嵌合する凹溝14 a 、1
4 bが形成されている。
更に前記凹溝11を形成する汁側壁15の外周面に前記
突起13 a 、13bを形成せしめたと同じ直径方向
に対向させてカバー頂面で前記突起13a、13bと連
接する突起16 a j6 bと一端で゛連接する前記
両突起13a、13b、16 a 、16 bより略2
倍程度に幅広の突起17a、17bを設け、前記両突起
16 a 、16 b、17 a 、17bは共に突起
13 a j3 bに形成せしめた凹溝14aj4bと
連通ずる凹溝18 a 、18 b、19 a 、19
bが形成されている。
この突起17 a 、17 bは前述の如く幅広に構成
されているため突起16 a 、16 bの幅より外側
に食み出す格構になっており、外側壁縁側は後述する段
部の長さに等しい長さ溝193.19 bで分割された
突起17 aは向って右側(右下隅部)に切欠ぎ20
a 、20 bがまた突起17 bは向って左側(左上
隅部)に切欠ぎ21 a 、21 bがそれぞれ形成さ
れ、コ(7’)両切欠ぎ20 a 、20 b、21
a 、21 bにより突起17 a 、17 b内端部
に係止突起22 a 、22 b、23a、23bが形
成される。
また、内外両側壁12.15には共に突起13 a j
3b、17 a 、17 bの中心を境に一方側は内外
両側壁12.15の内側にその厚さの略半分の厚さを側
壁高の略半分に亙って肉薄とした段付部24 a 、2
5 aを、前記段付部24 a 、25 aと連接しな
いようにそれぞれ形成し、第6図に示すように2個の円
環状半カバー10が互に嵌合し磁心カバーを形成するよ
うになっている。
第7図および゛第8図a、 l)は第3図に示す閉路磁
心aに前述した円環状半カバー10を第6図に示すよう
にその両端よりそれぞれ嵌着したあと後述する如くカバ
ーを付した磁心に1次、2次コイルを巻回して形成した
りアクドルを収容するケース主体とケース蓋体で、この
ケース主体30にはその底面31の中央より円環状半カ
バー10の内径長に略等しい長さの断面矩形の案内杆3
2が突出し、この案内杆の両側端にケース直径方向に前
述した突起13 a 、13 bに形成した凹溝14
a、 、14 b内に嵌合する凸部33 a 、33
bを形成し、更に前記案内杆の端部には後述する蓋体の
一側に形成した残部の凹溝内に嵌合する凸部34を形成
しである。
また、ケース主体を構成する垂直壁35の内側面には、
該ケースの直径方向に対向すると共に前記案内杆の幅狭
側の側面と対向し、かつ前述した円環状半カバー10の
突起17 a 、17 bに形成した凹溝19a、19
bに嵌合する突条35 a 、35 bと、開目部内側
には蓋体嵌着用の嵌合凹部36がそれぞれ形成されてい
る。
蓋体40は第8図す、Cに示すように、ケース主体のタ
ト径に等しい直径の円板状部材41の下面周辺部にケー
ス本体30の開口側より圧入することにより嵌合凹部3
6と嵌合する嵌合凸部42を全周に亙って形成すると共
に直径方向に延長し両端が前記嵌合西部と一体化した桟
43を設け、第11図a、l)に示すようにこの桟の中
心に案内杆32の端部に形成された凸部34と前記案内
杆の端部が嵌合する凹部44が設けられ、この桟43は
ケース主体30に嵌着した際その端面がケース内に収容
したりアクドルの端面に対接するよう予じめその寸法関
係が定められている。
また、円板状部材41の上面には第8図す、Cに示すよ
うに、4個の戴頭円錐状の引出線導出突起45 a〜4
5 dが形成され、この突起の中心に下面側の開口径が
突起形状と相似して大きい引出線導出穴46 a〜46
dが明けられている。
円環状半カバー10、ケース主体30および蓋体40は
以上のような構成となっており、いずれも高周波特性の
よい合成樹脂により成形されている。
まず、リアクトルA形成に当っては、第3図に示すよう
な閉路磁心aに第4図a、l)に示す1種類の円環状半
カバー10の2個をその両端より第6図に示すように突
起17 a 、17 bの切欠ぎ20a。
20 b、21 a 、21 b個所に係止突起22
a 、22 b、23b、23bが、また内外両壁12
.15に独立に形成した段付部24 a 、25 aお
よび24b、25bがそれぞれ噛合するように嵌合すれ
ば前記磁心aはカバー内に完全に収容される。
次にこのようにカバーを施した磁心に第9図に示すよう
に突起17 a 、17 bを境に一方の半弧状部分に
1次巻線すを、他方の半弧状部分に2次巻線Cをそれぞ
れ巻回し、周知の巻端未処理を施しノアクトルを構成し
たあと、第10図a、l)に示すようにこのリアクトル
Aを円環状半カバー10の突起13 a 、13 b
ニ形成した凹溝14 a 、14 b内に主ケース30
の案内杆32の凸部33 a 、33 bが円環状半カ
バー10の突起17 a 、17 bに形成した凹溝1
9 a 、19 b内に主ケース30ノ突条35 a
、35bにそれぞれ嵌合するように主ケース30内に挿
着し、第11図a、l)に示すように1次巻線b、2次
巻線Cの引出線を蓋体40の引出線導出穴46 a〜4
6 dよりそれぞれ外方に引出した後、この蓋体40を
その桟43に形成した凹部44内に案内杆32の凸部3
4が、主ケース30の開口部内周面に形成した嵌合凹部
36内に蓋体30の嵌合凸部42がそれぞれ嵌合するよ
うに施蓋することにより主ケース内でリアクトルAは内
部固定するように収容封止する。
以上述べたように、この考案は円環状閉路磁心を入れる
べき円満を形成する内外側壁を備え、該内側壁の内面及
び該外側壁の外面に、同−直径上でそれぞれ対向する凹
溝を有する突起を設けて、円環状半カバーとなし、この
ような半カバー2個をその内外側壁に段付部を形成して
嵌合すると共に、内外側壁の各突起をそれぞれ係合させ
、そして該嵌合した半カバーの内側壁の周突起凹溝を主
ケースの底面中央部に立設した案内杆の両側凸部に嵌合
すると共に、該半カバーの外側壁の周突起凹溝を主ケー
スの内面に形成した突条に嵌合し、かつ該主ケースに巻
線引出線導出穴を形成した蓋体を嵌合したので2個必要
とする円環状半ケースが同一形状なので型代が安く製造
コストが低下し、リアクトル製造に当り部品点数が少な
いので部品の管理ならびに組立が容易であり、カバーの
一部に突起を形成しであるので巻線作業に従来の区画壁
のような支障とならず巻線機の使用が可能であり、しか
も各コイル相互間の沿面距離を大となし得られ、したが
って絶縁性が向上し、また、ケース内に収容するに当り
、ケース内に形成した凸部、凸条と円環状半カバーの突
起に形成した凹溝が嵌合しケース内での位置が確実にな
る等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はいずれも従来のりアクドル装置の蓋を
除いた上面図、第3図は閉路磁心の斜視図、第4図a、
l)乃至第11図a、l)はいずれもこの考案の一実施
例を示すもので、第4図a、l)はいずれも円環状半カ
バーの斜視図、第5図aは円環状半カバーの上面図、第
5図すは円環状半カバーの横断面図、第6図は2個の円
環状半カバーを閉路磁心の外側に嵌着した状態の斜視図
、第7図は主ケースの斜視図、第8図aは主ケースの縦
断面図、第8図すは主ケースに蓋体を嵌着した状態の縦
断面図、第8図Cは蓋体の上面図、第9図は円環状半カ
バーを嵌着した閉路磁心に巻線を施しリアクトルとした
状態の縦断面図、第10図a、l)は主ケース内にリア
クトルを収容した状態の上面図と縦断面図、第11図a
、l)は主ケース内にリアクトルを収容し施蓋した状態
の断面図である。 符号の説明 10・・・・・・円環状半カバー、11・
・・・・・凹溝、13 a 、13 b、16 a 、
16 b、17 a 、17 b、22 a 、22b
、23 a 、23 b ・−・・突起、14 a 、
14 b、18 a 、18 b−419a、19b・
・・・・・凹溝、20 a 、20 b ・・・−・切
欠ぎ、24a 、24 b、25 a 、25 b・・
・・・・段付部、30・・・・・・ケース主体、31・
・・・・・底面、33 a 、33 b、34.41・
・−・−凸部、36・・・・・・嵌合凹部、40・・・
・・・蓋体、41・・・・・・円板状部材、44・・・
・・・凹部、45 a〜45 d・・・・・・引出線導
出突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円環状閉路磁心を入れるべき円満を形成する内外側壁を
    備え、該内側壁の内面及び該外側壁の外面に、同一直径
    上でそれぞれ対向する凹溝を有する突起を設けて、円環
    状半カバーとなし、このような半カバー2個をその内外
    側壁に段付部を形成して嵌合すると共に、内外側壁の各
    突起をそれぞれ係合させ、そして該嵌合した半カバーの
    内側壁の周突起凹溝を主ケースの底面中央部に立設した
    案内杆の両側凸部に嵌合すると共に、該半カバーの外側
    壁の周突起凹溝を主ケースの内面に形成した突条に嵌合
    し、かつ該主ケースに巻線引出線導出穴を形成した蓋体
    を嵌合したりアクドル構成用絶縁カバー。
JP12354578U 1978-09-08 1978-09-08 リアクトル構成用絶縁カバ− Expired JPS587627Y2 (ja)

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JPS5540573U JPS5540573U (ja) 1980-03-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107452467A (zh) * 2016-06-01 2017-12-08 沃思电子埃索斯有限责任两合公司 用于扼流圈的安装套件,和扼流圈

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