JPS5876201A - 集成化粧単板の製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 単板を集成、積層し、スライスして得られる、いわゆる
集成化粧単板の製法Ｅｌいて、１次７リツチ成形時点に
単板間に発泡層を形成することにより、波状環孔材（た
とえばオーク、ケヤキ等）特有の立体集中導管表現の忠
実性を向上させることを目的とする。

さらに、発泡層中に界面活性剤を存在させること番こよ
り得られた集成化粧単板のワイピング性を向上させるこ
とを目的とする。

〔背景技術〕

従来、波状環孔材特有の立体集中導管部を、単板積層技
術による集成化粧単板に詔いて表現する方法は、以下の
内容のものとして実施されていた。

（１１まず、脱脂、脱色、染色工程を経た単板を、接着
剤を介して集成し平板状の集成材を製造する（以下１次
７リツチという）。

（２）１次フリッチを柾目状にスライスし、１次スライ
ス単板を得る。

（３）次に、このスライス単板と、表現しようとする材
質に染色した通常の単板に接着剤を塗布し、聞凸型盤を
用いて積層接着する（以下２次フリッチ゛という）。

（４）　　これを再びスライスすると導管部（゛１次ス
ライス単板部が柾目状に出現する）を有する集成化粧単
板が得られる。

しかし、上記方法では導管部の表現はなされても、挟着
剤と単板による表現であり、立体感がないという欠点も
あり、さらにワイピング処理を行なっても、導管部に顔
料が入らず、ワイピング効果が出ないという欠点もあっ
た。

〔発明の開示〕

本発明は単板を接着剤を介して重ね舎わぜると共に、型
盤に挾んで圧締してフリッチ化した後スライスすること
くより化粧単板を得る方法において、先ず単板の間にプ
ラスチックス発泡層を形成させた１次７リツチを得てこ
れをスライスすることにより１次スライス単板を得、次
算この１次スライス単板を通常の単板の間に、接着剤を
介在させつつ挾んで凹凸面を有す鋤型盤に挾み、圧締し
で２次７リツチを得、しかる後スライスすることを特徴
とする。以下、図面に基づいて説明する。

本発明は、１次フリッチを製造する際に染色単板１の間
に、プラスチックス発泡体などよりなる発泡層２を形成
し、１次スライス単板４を得た後、２次７リツチ６を形
成し、同様にスライスして立体感を有する集成化粧単板
７を得る方法である。

本発明において発泡層２を単板１間に形成する理由は、
発泡層２により導管部を表現し、さらに後慇理のワイピ
ングにより発泡層の空隙中にワイピング顔料を入れる事
が出来るようにするためである。

さらにまた、界面活性剤を用いる理由は、発泡層部分（
第４図の２）の濡れ性を改良し、ワイピング時化発泡層
（第４図の２）中に顔料が浸入しやすくするためである
。

本発明において用いる発泡層２は、何ら限定するもので
はないが、木材単板との接着性の高いものが好ましく、
ウレタン系接着剤を用いることにより、１次フリッチ作
成時にこれを発泡させ、発泡層を得るが好ましい。また
、発泡倍率、単板への塗布量も何ら限定するものでなく
、表現しようとする天然木の状態により適宜決定すれば
よい。

界面活性剤についても何ら限定するものではないが、好
ましくはアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤
が良く、発泡層への混入量′は樹脂１００重量部に対し
、０．０１〜０．５重量部が良く、さらに好ましくは０
．０５〜０．２５重量部がよい。

発泡層２の形成方法は限定しない。目的とする発泡層が
形成されればよい。たとえば単板１にウレタン系接着剤
を塗布し、発泡、硬化後、接着剤を介してさらに、単板
を積層接着するか、さらにまた、別法として単板にウレ
タン系接着剤を塗布し、型中に所定厚みに積層し、挟着
と発泡を同時に行なってもよい。あるいはプラスチック
ス発泡シートを接着剤を用いて貼り付けてもよい。この
ようにして１次フリッチ３を得て、所定厚み（０，３〜
１．０１厚）にスライスし、１次スライス単板４を得る
。

ついで染色単板５と１次スライス単板４を、接着剤を介
して交互に積層し、凹凸型にて圧締成形し、２次フリッ
チ６を得、これを所定厚み（０，３〜１．０−厚）の柾
目状番とスライスし、集成化粧単板７を得るのである。

界面活性剤は発泡層を形成する際に、接着剤中に混入す
る。従って、集成化粧単板７中の集中導管部は発泡層２
と単板１で形成されており、発泡層２部分は、無数の空
孔を有しており、ワイピング処理を行なうと、顔料がと
の空孔中傷こ入り、立体感のある導管部が形成される。

〔実施例〕

実施例１ 南洋広葉樹ラブラ材を、０．６■厚酪こロータリ、−レ
ースしたロータリー単板を、１時間鍋底した後、次の染
料配合で天然ナラ材の包製に合わせた。

Ａ　２８９（住友化学（株）） ０．１２±０．２〔重量％〕 ＰＭ−イエロー（住友化学（株）） ０．１５±０．５〔重量％〕 染色時間３時間、温度９５±２〔℃〕浴比３５で行なっ
た。この単板を・含水率４５±５重量％各こ調整したも
のを用いて、以下のようにして製造した。

ついで、この発泡剤付き単板にウレタン系接着剤を８０
〜塗布し、積層し、５Ｗｄの圧力て平板プレスにて圧締
し、１次フリッチを得、０．３−厚にスライスし、１次
スライス単板を得た。

この１次スライス単板と染色単板を同様の接着剤（塗布
量は８０夕）を介して交互修ζ積層し、１゜１の圧力で
圧締し、２次フリッチを得、これを０．６閤厚にスライ
スし、集成化粧単板を得た。

集成化粧単板は良好な集中導管部を有して怠り、ワイピ
ング麩理すると、発泡層の空孔内に顔料が入り立体感の
あるものであった。

実施例２ 実施例１と同様にして、染色単板を得、この単板にウレ
タン系接着剤３００（夕）を塗布し、ガス抜き部を有す
る平板型中に入れ、発泡倍率２倍で発泡させ、１次７リ
ツチを得た。これを０．３−厚番こスライスし、１次ス
ライス単板を得、さらに実施例１と同様にして、集成化
粧単板を得、ワイピング性を検討した。ワイピング性は
良好であり、立体感のある集成化粧単板が得られた。

実施例３ 製法は実施例１と同様に行ない、この時ウレタン発泡剤
中にアニオン性界面活性剤であるラピゾールＢ−９０（
８水油ａｉ（株）　）ヲ０．１重量ＩＢ混匈した。得ら
れた集成化粧単板のワイピング性は良好であった。

実施例４ 製法上実施例１と同様に行ない、この時ウレタン発泡薊
中に両性界面活性剤アノンＢＦ（日本論ｌ１ｌ（株））
を０．２５重量部混入した。得られた集成化粧単板のワ
イピング性は良好であった。

【図面の簡単な説明】

第１図は１次フリッチの断面図、第２図は１次スライス
単板の斜視図、第３図は２次フリッチの断面図、第４図
は集成化粧単板の斜視図である。 １・・・・・・・・・単　　　　板 ２・・・・・・・・・発　　泡　　層 ３・・・・・・・・・１次フリッチ ４・・・・・・・・・１次スライス単板６・・・・・・
・・・２次フリッチ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）単板を接着剤を介して重ね台わせると共に１型盤
   に挾んで圧締して７リツチ化した後スライスすることｋ
   より化粧単板を得る方法において、先ず単板の間にプラ
   スチックス発泡層を形成させた１次フリッチを得てこれ
   をスライスすることにより１次スライス単板を得、次に
   この１次スライス単板を通常の単板の間に、接着剤を介
   在させつつ挾んで凹凸面を有する型盤に挾み、圧締して
   ２次フリッチを得、しかる後スライスすることを特徴と
   する集成化粧単板の製法。