JPS6144062B2 - - Google Patents

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JPS6144062B2
JPS6144062B2 JP54054278A JP5427879A JPS6144062B2 JP S6144062 B2 JPS6144062 B2 JP S6144062B2 JP 54054278 A JP54054278 A JP 54054278A JP 5427879 A JP5427879 A JP 5427879A JP S6144062 B2 JPS6144062 B2 JP S6144062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin
board
wood
base material
wpc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54054278A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55146744A (en
Inventor
Takeo Kato
Tsutomu Watanabe
Hiroaki Sasakuri
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiken Trade and Industry Co Ltd filed Critical Daiken Trade and Industry Co Ltd
Priority to JP5427879A priority Critical patent/JPS55146744A/ja
Publication of JPS55146744A publication Critical patent/JPS55146744A/ja
Publication of JPS6144062B2 publication Critical patent/JPS6144062B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は表面に樹脂注入処理木材薄板を貼着し
た化粧板の製造方法に関するものでである。 従来からこのような樹脂注入処理木材薄板(以
下WPC薄板と略称する)を貼着した化粧板の製
造方法として、 (a) 基材表面にWPC薄板を直接又は接着剤を介
して載置して熱圧し、注入樹脂液の硬化を行う
と同時に基材に一体的に貼着する方法。 (b) WPC薄板の注入樹脂液を一旦硬化させたの
ち、接着剤を用いて基材表面に接着一体化する
方法。 がある。 これらの方法のうち、前者の方法によると、
WPC薄板の貼着と注入樹脂液の硬化とを一回の
熱圧処理によつて行うことができるために作業性
が良く、量産に適しているという利点を有する反
面、WPC薄板が注入樹脂液の硬化により基材表
面上で貼着と同時に収縮を起し、基材として厚さ
が9mm以下の薄い板材を用いた場合或いは厚さが
15mm以下であつて巾が200mm以上の広巾の板材を
用いた場合にはWPC薄板の繊維方向と直交する
方向に反りが発生してくるという問題点を有し、
さらに圧締時にWPC薄板の注入樹脂液が基材と
の接着面側に流動し、基材表層部に該樹脂液の一
部が流出するようになり、この流出が著しい場合
にはWPC薄板の透明度が低下して部分的に白濁
化した部分(以下カスレと称する)が発生し、外
観を著しく損する欠点があつた。 従つて、薄物の基材にWPC薄板を貼着する場
合に限つて、前記後者の(b)の方法によつて行う方
が反りの問題上有利であり且つカスレ現象が発生
する心配もないという利点を有する。 しかしながら、(b)の方法によると、WPC薄板
の注入樹脂液の硬化処理と基材表面への接着工程
とを別々に行わねばならないために生産性が極め
て悪い欠点があり、このために前記(a)の方法によ
つて薄物或いは広巾のWPC化粧板を反りやカス
レが生じることなく製造する方法の開発が望まれ
ている。 本発明はこのような要望に応えるために開発し
たもので、基材表面の木材薄板にWPC薄板を熱
圧することによつて接着一体化させるに際して、
基材の木材薄板の繊維方向とWPC薄板の繊維方
向とを概ね直交するように配すると共に木材薄板
とWPC薄板間に、該WPC薄板の春材部と同色又
は濃色の接着剤層を介在させた状態にして熱圧一
体化することを特長とする粧板の製造方法を提供
するものである。 本発明方法に使用する木材薄板1としてはロー
タリー単板、スライス単板、挽板などであり、基
材2としてパーテイクルボード、繊維板、硅カル
板等を使用する場合にはその表面に前記木材薄板
1を貼着して使用するものであるが、合板、集成
材等の積層木材板よりなる基材を使用する場合に
は、これらの積層木材板の表層部のラミナをその
まま木材薄板として使用すればよい。 又、本発明の目的とする化粧板は、比較的薄く
て製造時に反りが発生する虞れのあるもの及び広
巾でWPC薄板の収縮の影響により巾方向に反り
が発生する虞れがあるものを指し、従つて基材2
としては厚さ9mm以下の薄物或いは厚さが15mm以
下で巾が200mm以上の広巾のものが使用される。 この基材2の木材薄板1表面に合成樹脂液を注
入処理されたWPC薄板3を該樹脂液が未硬化の
状態で且つ基材表面の木材薄板1の繊維方向と
WPC薄板3の繊維方向とが概ね直交させるよう
にして載置する。 この際、基材2の木材薄板表面又はWPC薄板
3の下面のいずれか一方に該WPC薄板の春材部
と同色又は濃色の不透明な接着剤を塗布してお
く。 こうして基材2の木材薄板表面にWPC薄板3
を重合、載置したのち、上下両面から熱圧ポレス
により加熱加圧すると、WPC薄板の注入合成樹
脂の硬化によつてWPC薄板3が基材2の木材薄
板1に一体的に接着されると共にWPC薄板内部
の注入樹脂液が硬化する。 この熱圧時に、WPC薄板3が注入樹脂液の硬
化によつて収縮を起こし、その収縮がWPC薄板
の繊維方向と直交する方向に特に大きく生じる
が、該方向に基材表面の木材薄板1の繊維方向を
向けているために上記WPC薄板の収縮が下面側
の木材薄板によつて抑制されて薄い基材2の反り
の発生が防止されるものであり、又、WPC薄板
内部の注入樹脂液が該WPC薄板3の導管に沿つ
て基材の木材薄板表面に流動するようになるが、
この木材薄板1の導管がWPC薄板3の導管に対
して交叉する方向に向けられているので、樹脂液
の流動方向がWPC薄板と木材薄板の界面で変わ
り木材薄板3の導管を介して該薄板表層部に注入
樹脂液が浸入するのを最小限に抑えることができ
る。 又、基材2が厚さ15mm以下の薄物であるから、
プレスで熱圧した際に、基材の内部温度の上昇が
速やかに行われてWPC薄板3の注入樹脂液の流
出が少ない時点で該注入樹脂液が完全に硬化され
る。 ここにおいて、基材表面の木材薄板の繊維方向
と化粧薄板の繊維方向とを概ね直交させて貼着す
ることは、一般に突板貼りの化粧板で表面化粧単
板の反りや割れ等の発生防止の目的でしばしば行
われているが、本発明においては、特に一次接
着、即ちWPC薄板3の注入樹脂液により薄物で
且つ広巾の基材表面に貼着する場合においてその
効果が著大となるものであり、前述したように一
次接着によりWPC薄板3を薄物基材2の木材薄
板表面に貼着すると、注入樹脂液の硬化による収
縮力が木材素材の吸、放湿による寸法変化の際の
内部応力よりもはるかに大きくて基材2と接着一
体化すると同時にこの収縮力により化粧板自体が
反りを生じ、化粧板の製造の時点で既に反つた状
態となるのに対して、WPC薄板3をその繊維方
向を基材2の繊維方向に概ね直交させて一次接着
することにより注入樹脂液の硬化収縮に起因する
反りを防止し、生産性の良い一次接着の方法で反
りや表面化粧性の低下をなくすることが本発明の
大きな特長とするものである。 こうして得られた化粧板においては、表面の
WPC薄板3の透明化によつて基材2の木材薄板
表面が透視されることになり、両薄板の繊維方向
が直交している場合には木材薄板の木理がWPC
薄板の木理に対して交差して顕現されるために特
に見苦しく且つ目立ち易い状態になることがある
ので、前述したように基材2の木材薄板表面又は
WPC薄板3の下面に該WPC薄板の春材部と同色
又は濃色の不透明な接着剤を塗布したのちに両者
を熱圧接着するものである。 このような接着剤を使用することにより、基材
の木材薄板表面が隠蔽され、WPC薄板の木目模
様のみを顕著に表面に現出させることができる。
又、上記接着剤をWPC薄板の春材部より暗色に
して用いると、WPC薄板と木材薄板の界面が凹
凸で陰を生じ易い場合においても該界面における
陰が判明し難くなり、より化粧性を向上させるこ
とができる。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1 不飽和ポリエステル:スチレン:BPO=100:
40:2(重量割合)で混合してなる樹脂を板目の
ヒノキのスライス単板(厚さ1mm)に注入して
WPC薄板を得る。 一方、9mm厚のパーテイクルボードの表面に1
mm厚のラワンロータリー単板を貼着してなる基材
表面に、尿素樹脂接着剤にチタン白8部、酸化鉄
1部、カーボンブラツク0.5部を添加してなる接
着剤を15g/尺の割合で塗布したのち前記
WPC薄板をその繊維方向をロータリー単板の繊
維方向に略直交させてホツトプレス上に載置し、
130℃、10Kg/cm2の条件で30分間上下より加熱加圧
処理してWPC薄板の注入樹脂液を硬化させると
共に該WPC薄板を基材のロータリー単板に一体
的に接着させる。 こうして得た化粧板Aと、WPC薄板の繊維方
向を基材表面のロータリー単板の繊維方向に合わ
せて貼着してなる化粧板Bとの物性の比較を表示
する。
【表】 なお、上記表中、欠けは化粧板の側面をプレー
ナーカツトすることによりその有無を調べたもの
であり、割れは80℃−1時間→−20℃−1時間の
寒熱テストを1サイクル行なつた結果である。 又、この化粧板Aと接着剤を使用することなく
基材のロータリー単板表面にWPC薄板を繊維方
向を直交させて熱圧接着してなる化粧板Bとの比
較表を次に示す。
【表】 以上のように本発明は、木材薄板を貼着した厚
さ15mm以下の基材表面に合成樹脂を注入処理した
木材薄板を載置し、該樹脂注入処理木材薄板を加
熱加圧して注入樹脂を硬化させると同時に基材表
面の前記木材薄板に一体的に接着させるに際し
て、基材表面の木材薄板の繊維方向に対して樹脂
注入処理木材薄板の繊維方向を概ね直交させると
共に基材表面の木材薄板と樹脂注入処理木材薄板
間に該樹脂注入処理木材薄板の春材部と同色又は
濃色の接着剤層を介在させた状態で加熱加圧する
ことを特徴とする化粧板の製造方法に係るもので
あるから、樹脂注入処理木材薄板が加熱硬化によ
つて特にその繊維方向と直交する方向への著しい
収縮が発生するが、この収縮力を基材表面の木材
薄板によつて抑制することができ、反りの発生が
殆んどない平滑なWPC化粧板を得ることができ
るものであり、又、加熱、加圧時に樹脂注入処理
木材薄板の注入樹脂がその導管に沿つて基材との
接着面側に流動して基材表面の木材薄板の導管内
部へ浸入しようとするが、これらの両木材薄板の
繊維方向を互いに直交させて貼着することにより
両者の導管の方向を変えているので樹脂液の基材
表層部への流出を最小限に抑えてカスレ現象の発
生を防止することができ、その上、基材が薄物で
あるので、ホツトプレスで熱圧した際の基材の内
部温度の上昇も速やかに行われて樹脂液の流出が
少ない時点で注入樹脂を完全に硬化させることが
でき、カスレ現象の少ない均一な化粧性を有する
WPC化粧板を容易に得ることができるものであ
る。 又、本発明によれば、樹脂注入処理木材薄板と
基材表面の木材薄板との間に、該樹脂注入処理木
材薄板の春材部と同色又は濃色の接着剤層を介在
させているので、木材導管孔の凹みに樹脂液が付
着しても、この凹みによる陰が表面の樹脂注入処
理木材薄板を通して判明し難くなり、下層の木材
薄板の導管孔の配列方向と表面の樹脂注入処理木
材薄板の繊維方向とが直交しているにも拘わら
ず、前記導管孔の凹部による陰が表面側に現出さ
れなくなつて、透明度の高い樹脂注入処理木材薄
板の化粧的価値を全く低下させることなく、全体
として樹脂液の流出のない透明度の高い樹脂注入
処理木質化粧板で、しかも、その下面側の木材薄
板の導管孔の凹みの影響のない化粧性に優れた化
粧板を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法によつて得られた化粧板の簡
略断面図である。 1……木材薄板、2……基材、3……WPC薄
板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 木材薄板を貼着した厚さ15mm以下の基材表面
    に合成樹脂を注入処理した木材薄板を載置し、該
    樹脂注入処理木材薄板を加熱加圧して注入樹脂を
    硬化させると同時に基材表面の前記木材薄板に一
    体的に接着させるに際して、基材表面の木材薄板
    の繊維方向に対して樹脂注入処理木材薄板の繊維
    方向を概ね直交させると共に基材表の木材薄板と
    樹脂注入処理木材薄板間に該樹脂注入処理木材薄
    板の春材部と同色又は濃色の接着剤層を介在させ
    た状態で樹脂注入処理木材薄板を基材表面の木材
    薄板に加熱加圧することを特徴とする化粧板の製
    造方法。
JP5427879A 1979-05-01 1979-05-01 Preparation of smoothly planed board Granted JPS55146744A (en)

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JPS55146744A JPS55146744A (en) 1980-11-15
JPS6144062B2 true JPS6144062B2 (ja) 1986-10-01

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4875713A (ja) * 1972-01-14 1973-10-12
JPS4948491A (ja) * 1972-04-12 1974-05-10
JPS5213351U (ja) * 1975-07-17 1977-01-29

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4875713A (ja) * 1972-01-14 1973-10-12
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JPS5213351U (ja) * 1975-07-17 1977-01-29

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