JPS6246351B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6246351B2
JPS6246351B2 JP59024674A JP2467484A JPS6246351B2 JP S6246351 B2 JPS6246351 B2 JP S6246351B2 JP 59024674 A JP59024674 A JP 59024674A JP 2467484 A JP2467484 A JP 2467484A JP S6246351 B2 JPS6246351 B2 JP S6246351B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
decorative
resin liquid
injected
base material
Prior art date
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Expired
Application number
JP59024674A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60168655A (ja
Inventor
Toshiji Nishizumi
Hitoshi Ito
Terubumi Nakayama
Takao Nakano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd filed Critical Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
Priority to JP59024674A priority Critical patent/JPS60168655A/ja
Publication of JPS60168655A publication Critical patent/JPS60168655A/ja
Publication of JPS6246351B2 publication Critical patent/JPS6246351B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、建具や建物等の装飾用化粧板の製造
方法に係り、更に詳しくは化粧薄板に合成樹脂液
を注入し、この化粧薄板を基材上にて熱圧締し
て、該注入合成樹脂液を硬化させた後、熱圧締を
解除し、次いで再度の熱圧締を施して化粧薄板と
基材間の貼着用合成樹脂剤を硬化させることによ
り、化粧薄板と基材とを一体的に貼着する化粧板
の製造方法に関するものである。 従来から合板、パーテイクルボード、集成材等
を基材として、その表面に銘木単板等突板を貼設
した装飾用化粧板が多く提供されている。 しかも、化粧板自体の耐摩耗性、耐衝撃性、耐
候性等の性能及び外的美観を高める為、化粧薄板
には予め合成樹脂液を注入含浸したものが用いら
れている。合成樹脂液を注入含浸させた化粧薄板
を用いる製造方法としては、合成樹脂液を注入し
た化粧薄板を基材上に載置し、熱圧締等によつて
化粧薄板内の合成樹脂液を硬化させると同時に基
材とも一体的に接合する方法、若しくは、予め化
粧薄板に合成樹脂液を注入して硬化させた後、基
材と化粧薄板間に接着剤を介在させて両者を一体
的に接合する方法等が行なわれている。 しかし、前記の製造方法では、注入された合成
樹脂液が硬化する時に体積収縮を起して基材との
境界面に内部応力を発生させることになり、接合
された化粧薄板自体が周囲の温度、湿度変化によ
つて割裂することが起こる。 また一方、後記の製造方法では、化粧薄板に合
成樹脂液が予め注入含侵されて硬化状態となつて
いるため、化粧薄板自体は外部からの衝撃に対し
て極めて脆くなり、化粧薄板単独及び基材に貼着
された状態においても、運搬その他の取扱い時に
クラツク等が生じることが多い。 この様に化粧薄板が割裂したり、クラツクを生
じさせれば化粧板自体の商品価値はなくなり、従
来の製造方法は極めて歩留りの悪いものであつ
た。 本発明は、上記した問題点を解決すべく為され
たもので、その概要とするところは、化粧薄板に
合成樹脂液を注入し、基材上で熱圧締して該注入
合成樹脂液を硬化させる工程と、その熱圧締を解
除する工程と、更に再度熱圧締して化粧薄板と基
材間の貼着用合成樹脂剤を硬化させる工程とから
なる強化化粧板の製造方法に関するものである。 以下、順次各工程について詳細に説明する。 先ず、化粧単板を注入釜等に入れて合成樹脂液
を単板全体に注入する。この時、化粧薄板の材質
や厚さ等を考慮した注入圧によつて注入度合が定
められる。 又、合成樹脂液としては、有機過酸化物既配合
の反応性不飽和二重結合を有する合成樹脂液であ
ればよい。この様に合成樹脂液を注入した化粧薄
板を基材上に載置する。しかもこの化粧薄板と基
材間には、同様に有機過酸化物を含有する貼着用
合成樹脂液を介在させておく。 斯かるこの状態において化粧薄板を熱圧締して
基材に圧接する。そしてこの熱圧締によつて注入
合成樹脂液を硬化させる。 次に、この硬化によつて生ずる注入合成樹脂液
の収縮応力を分散させる為、一旦この熱圧締を解
除する。しかる後に、再度熱圧締を施して、化粧
薄板と基材間に介在させた貼着用合成樹脂剤を硬
化させる。 すなわち、第1の熱圧締においては、注入合成
樹脂液を先ず硬化させ、そしてこの熱圧締を解除
することによつて注入合成樹脂液に生ずる収縮応
力を分散させ、次いで再度熱圧締を施すことによ
り貼着用合成樹脂液を硬化させて、化粧薄板と基
材とを貼着するものである。 よつて、貼着用合成樹脂剤は、最初の熱圧締に
よつて注入合成樹脂液が硬化しても、まだ硬化に
至らぬ状態に維持される必要がある。その為、注
入合成樹脂液と貼着用合成樹脂剤の硬化には温度
差をもたせなければならない。 通常は熱圧締時の生産性を確保する必要から、
熱圧温度を、100℃以上に保たねばならないの
で、注入合成樹脂液と貼着用合成樹脂剤に添加す
る有機過酸化物は、10時間の半減期を有する温度
が15℃以上の差を有するものが良好である。 この注入合成樹脂液と、貼着用合成樹脂剤の有
機過酸化物における半減期を有する温度差が15℃
未満であれば、注入合成樹脂液を硬化させる為の
最初の熱圧締時には、貼着用合成樹脂剤の硬化が
生じ、一旦熱圧締を解除しても上記収縮応力を分
散させるという効果が発揮されない丈でなく、十
分な接着性能も得られない。 尚、表1で示す様に、本発明に用いられる注入
合成樹脂液と貼着用合成樹脂剤の最適な組合わせ
は、10時間の半減期を得る為の分解温度がそれぞ
れ74℃と、104℃及び90℃と109℃であり、各組合
わせは15℃以上の差異を有するものとなつてい
る。
【表】 又表2は、100℃時における有機過酸化物と不
飽和ポリエステルの硬化速度を高温硬化特性試験
(JISK6901−1977)によつて得たものである。
【表】
【表】 これによれば、注入合成樹脂液と貼着用合成樹
脂剤の最高発熱温度に到達する迄の所要時間は、
熱圧締を解除して再度の熱圧締をするに必要な時
間を十分カバーし、且つ最高発熱温度の差も15℃
以上を確保している。 尚、上記説明においては、注入合成樹脂液と貼
着用合成樹脂剤との組合わせを限定して説明した
が、本発明はこの組合わせの具体例に限定される
ものではない。また熱圧締の加圧時間や温度等
は、注入合成樹脂液と貼着用合成樹脂剤の種類に
よつても異なるため特に限定はされないが、通常
行なわれる化粧突板の貼着に要する時間や温度と
ほぼ同様である。 本発明は上述したように、化粧薄板に注入され
た合成樹脂液の硬化と、その硬化時に発生する収
縮応力の分散と、更に化粧薄板と基材との貼着
を、熱圧締とその解除、そして再熱圧締という一
連の工程によつて行なうので、合成樹脂液を注入
した化粧薄板自体の割裂や、基材に貼着された状
態においてもクラツク等の発生がない。 しかも耐摩耗性、耐候性及び美的外観等の極め
て高い強化化粧板を製造することが出来る。 以下、本発明の製造方法を実施例とその比較例
によつて示す。 実施例 1 ダグラスフアー0.6mm厚のスライス単板を樹脂
注入用圧力釜に投入した後、5mmHgに減圧し、
過酸化ベンゾイルを1重量部添加したイソ系不飽
和ポリエステル樹脂液を注入した。その後、20
Kg/cm2の加圧状態においてスライス単板への樹脂
注入を3時間行なつた。この合成樹脂注入単板を
t−ブチルパーオキシベンゾエート1重量部添加
したイソ系不飽和ポリエステル樹脂15g/尺
塗布した合板基板上に載置し、100℃、5Kg/cm2
で4分間熱圧締した後1分間解圧した。その後同
一温度、同一圧力で更に4分熱圧締して化粧板を
得た。 この化粧板に対して、を特殊合板JASに定める
耐水A試験、寒熱繰返し試験を行なつたが、剥
離、クラツク等の異常は全くみられなかつた。 比較例 1 実施例1と同様に調整した合成樹脂注入単板
を、t−ブチルパーオキシイソブチレート1重量
部を添加したイソ系不飽和ポリエステル樹脂で実
施例1と同様の貼着を行ない、化粧板を得た。 特殊合板JASに定める耐水A試験を行なつたと
ころ、この化粧板は単板と基材が剥離した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材の上面に化粧薄板を貼着して化粧板を製
    造する方法において、化粧薄板に合成樹脂液を注
    入し基材上で熱圧締して該注入合成樹脂液を硬化
    させた後に圧締を解き、次いで再熱圧締して化粧
    薄板と基材間の貼着用合成樹脂剤を硬化させるこ
    とを特徴とする化粧板の製造方法。 2 前記注入合成樹脂液と貼着用合成樹脂剤とが
    反応性不飽和二重結合を有するモノマー又はオリ
    ゴマーであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の化粧板の製造方法。 3 前記注入合成樹脂液の反応開始剤が有機過酸
    化物であつて、10時間の半減期を有する温度が貼
    着用合成樹脂剤の反応開始剤より15℃以上低温で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の化粧板の製造方法。
JP59024674A 1984-02-13 1984-02-13 化粧板の製造方法 Granted JPS60168655A (ja)

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JP59024674A JPS60168655A (ja) 1984-02-13 1984-02-13 化粧板の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS60168655A JPS60168655A (ja) 1985-09-02
JPS6246351B2 true JPS6246351B2 (ja) 1987-10-01

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ID=12144680

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