JPS5850846B2 - 突板単板の製造方法 - Google Patents

突板単板の製造方法

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JPS5850846B2
JPS5850846B2 JP1366381A JP1366381A JPS5850846B2 JP S5850846 B2 JPS5850846 B2 JP S5850846B2 JP 1366381 A JP1366381 A JP 1366381A JP 1366381 A JP1366381 A JP 1366381A JP S5850846 B2 JPS5850846 B2 JP S5850846B2
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JP
Japan
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resin composition
veneer
intermediate block
block body
urethane resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP1366381A
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English (en)
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JPS57126603A (en
Inventor
禎夫 橋本
淳二 上東
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Daiko Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Daiko Sangyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daiko Sangyo Co Ltd filed Critical Daiko Sangyo Co Ltd
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  • Finished Plywoods (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は化粧用突板単板の製造方法の改良に係り、水性
エマルジョン系樹脂組成物とウレタン系樹脂組成物を使
用して乾燥板材同志又は乾燥板材と湿潤板材を接着する
ことにより、突板単板の品質と作業性の向上を可能とし
た突板単板の製法に関するものである。
=般に、床材等に用いる突板薄単板は、高湿度中で硬化
可能なエポキシ系樹脂接着剤を用いるか、成木材中の水
分の作用により硬化する湿気硬化型の一液性若しくは二
液性ポリウレタン系樹脂接着剤を用いて所謂集成フリツ
チを形威し、これをスライスすることにより製造されて
いる。
而して、上述の如きエポキシ系樹脂接着剤や湿気硬化型
のポリウレタン系樹脂接着剤を使用する場合には、接着
剤の特性上使用する板材の含水率を著しく高める必要が
あり、含水工程を別途に設けて原材若しくは板材の含水
率を繊維飽和点以上の高含水率に保持す・る必要があり
、作業工程が増してその分だけ生産性が低下するという
欠点がある。
そのうえ板材の含水率が低くかったり、或は接着面の水
分による濡れが少ない場合には、接着力が極端に低下し
てスライス工程に於ける割れを生じ易いという欠点もあ
る。
又、夏場等に於いては、長時間高含水率の状態とした場
合や接着面を濡らした借にした場合には、板材に撫や染
みを生ずる虞れがあり、突板単板の品質劣下を招来する
更に、前述の如き接着剤では、硬化に要する時間が比較
的長くて大幅な作業能率の向上を図り得ないだけでなく
、単板を合板の表面へエポキシ系樹脂接着剤等を用いて
粘着する工程に於いて強制乾燥をした場合に、単板に亀
裂を生じ易いという欠点が残されている。
一方、これとは逆に、板材の接着面を乾燥させて接着し
、接着後に煮沸してスライスする突板単板の製法もある
しかし、当該製法に於いても、接着面の乾燥工程を別に
必要とするため、製造工程の簡素化が図れないという欠
点がある。
本発明は、この種化粧用突板単板の製造に於ける上述の
如き欠点の除去を課題とするものであり、乾燥木材同志
或いは乾燥木材と比較的高含水率である生木等の湿潤木
材とを、水性エマルジョン系樹脂組成物とウレタン系樹
脂組成物とを一体ゲル化させて硬化することにより接着
し、含水工程や接着面の乾燥工程を省略して作業性の向
上を図ると共に、黴や染みの虞れのない極めて高品質の
化粧用突板単板を得られる様にした、突板単板の製法の
提供を目的とするものである。
以下、第1図乃至第3図に示す本発明の一実施例に基づ
いてその詳細を説明する。
先ず、通常の乾燥状態(水分含有率20〜40俤程度)
にある原木から適宜の厚さ例えば3〜5cfnの板材1
を挽き出し、その円外表面をプレナー等により円滑にす
る。
次に一方の板材1の接着面に水性エマルジョン系樹脂組
成物2を塗布すると共に、他方の板材1の接着面にウレ
タン系樹脂組成物3を塗布し、両塗布面を接着すること
により、第1図の如き適宜の厚さを有する積層板Aを形
成する。
尚、本実施例にあっては、含水率が20〜30多前後の
比較的乾燥した板材1同志を接着しているが、一方の板
材1を含水率の低い乾燥木材とし、且つ他方の板材1を
含水率の比較的高い(30係程度以上)湿潤木材とする
ことも可能である。
その場合には、乾燥木材1側に水性エマルジョン系樹脂
組成物2を、又湿潤木材1側にウレタン系樹脂組成物3
を塗布する様にする。
前記水性エマルジョン系樹脂組成物2としては、V、A
、C(酢酸ビニル)240部; P、 V、 A(ポリ
ビニルアルコール)31.5部; D、 B、 P(ジ
ブチルフタル酸)60部; H,P、 O(過酸化水素
)0.42部及びT、A(シュセキ酸) 0.75部等
の混合物が使用されており、又、ウレタン系樹脂組成物
3とし七ば、P、 E、 G(ポリエチレングリコール
分子量1000)1モル;T、D、I()ルエンイソシ
アネートT −80) 2.8モル;T、M、P(トリ
メチロールプロパン)0.31モル;の配合物に溶剤(
トルエン、トリクロルエタン)10〜15俤を混合した
ものが使用されている。
又、本実施例では、ウレタン系樹脂組放物3の塗布量を
180〜200 gr/m’、水性エマルジョン系樹脂
組成物2(組成物2:MBの比率が10:2)の塗布量
を45〜50gr//rrfに選定しており、板材1,
1・・・・・・を略5分間内に積層してこれを冷間で略
30分間圧縮(5〜6 kg/cn¥)するようにして
いる。
これにより、前記水性エマルジョン系樹脂組成物2とウ
レタン系樹脂組成物3とは一体ゲル化して硬化し、板材
1相互間は極めて強固に接着される。
解圧後の常態接着力は極めて満足のいくものであり、従
前の各工法による場合よりも優れた接着性を得ることが
可能である。
次に、前記積層板Aを適宜の寸法に切断し、プレナ一工
程を経てその表面を研磨することにより中間ブロック体
Bを構成する。
同、本実施例に於いては、積層板Aから中間ブロック体
Bを構成しているが、細かく定寸裁断した板材を積層し
て直接ブロック体Bを形成することも可能であるう 複数個の前記中間ブロック体Bを、第2図に示す如く、
一側面に於ける各中間ブロック体Bの積層面にが相互に
直交するように配列して積層し、前記水性エマルジョン
系樹脂組成物2とウレタン系樹脂組成物3とを用いて接
着することにより、長さ略6尺、横幅略1尺の集成ブロ
ック体Cを形成する。
即ち、一方の中間ブロック体B1 の側面にウレタン系
樹脂組成物3を180〜200gr/rr?の割合で、
又他方の中間ブロック体B2の側面に水性エマルジョン
系樹脂組成物2(水性エマルジョン系樹脂組成物:MB
の比率が10 :2)を45〜50 gr/rrfの割
合で夫々塗布し、組成物3と組成物2とが夫々対向する
ように10〜15分間内に積層し、その後該積層物に締
圧具によって4〜5に7/−の圧縮力を20〜30分間
掛げ、両組酸物2及び3を一体ゲル化して硬化させるこ
とにより、集成ブロック体Cが構成される。
解圧後前記集成ブロック体Cは引き続き煮沸工程へ移送
され、ここで60℃の温水内へ8〜10時間侵漬するこ
とにより、所謂スライス用の前処理が行なわれる。
同、集成ブロック体Cの解圧後の常態接着力と耐煮沸試
験の結果は、何れも極めて秀れたものであって、従前の
湿気硬化型のエポキシ系樹脂接着剤や一液性(又は二液
性)のポリウレタン系樹脂接着剤を使用した場合に比較
して、優るとも劣ることはない。
煮沸工程を経た集成ブロック体Cば、最後にスライス工
程へ送られてスライサーにより積層断面A/が得られる
方向にスライスされ、第3図に示す如き厚さ0.2〜0
.3mmの所謂化粧用突板単板が形成される。
本発明は上述の通り、乾燥板材同志又は乾燥板材と湿潤
板材とを両相酸物2及び3の一体ゲル化による硬化を介
して接着する構成としているため、湿気硬化型の接着剤
を使用する従前の工法の如く、含水工程を特別に設げる
必要がなく、その結果、作業性の向上が図れると共に板
材に”シミ”や°“かび″を生ずる虞れも全くない、高
品質の突板単板の製造が可能となる。
また、本発明では、一方の板材が湿潤木材であっても接
着可能であるために、接着前に木材の接着面を特別に乾
燥させる必要は全くない。
従って、従前の乾式の接着剤を使用する場合と比較して
も、乾燥工程の省略により製造原価の著しい低減を図り
得る。
更に、接着剤の硬化時間も20〜30分間程度の短時間
であり、且つ極めて強靭で耐煮沸性にも富んだ接着部4
が得られ、スライス工程等に於いて接着部4に割れや剥
離を生ずることは全く無い。
そのうえ、合板等との接着工程に於いて加熱乾燥が行な
われても、接着部4に割れを生ずる危険は全くない。
本発明は上述の通り、極めて高い実用的効用を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、中間ブロック体を形成するための積層板を示
す斜視図である。 第2図は、集成ブロック体の斜視図である。 第3図は、スライスした突板単板の平面図である。 1・・・板材、2・・・水性エマルジョン系樹脂組成物
、3・・・ウレタン系樹脂組成物、4・・・接着部、A
・・・積層板、A′・・・積層面、B・・・中間ブロッ
ク体、C・・・集成ブロック体、D・・・突板単板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一方の板材1の接着面に水性エマルジョン系樹脂組
    成物2を渣た他方の板材1の接着面にウレタン系樹脂組
    成物3を塗布して接合し、前記水性エマルジョン系樹脂
    組成物とウレタン系樹脂組成物を一体ゲル化させて硬化
    し板材相互間を接着して中間ブロック体Bを形成すると
    共に、一方の中間ブロック体Bの接着面に水性工)Lm
    −)Eン系樹脂組成物2をまた他方の中間ブロック体B
    の接着面にウレタン系樹脂組成物3を塗布して複数個の
    中間ブロック体Bを一側面に於ける各中間ブロックの積
    層面AIが互に直交するよう接合し、両組酸物2及び3
    の一体ゲル化により相互間を接着して集成ブロック体C
    を構成し、該集成ブロック体Cを煮沸した後積層断面が
    得られる方向に薄くスライスするようにした突板単板の
    製造方法。 2 乾燥板料1の接着面に水性エマルジョン系樹脂組成
    物2を、また湿潤板材1の接着面にウレタン系樹脂組成
    物3を塗布するようにした特許請求の範囲第1項に記載
    の突板単板の製造方法。
JP1366381A 1981-01-30 1981-01-30 突板単板の製造方法 Expired JPS5850846B2 (ja)

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