JPS5874959A

JPS5874959A - 歯車伝動系における伝動歯車の潤滑装置

Info

Publication number: JPS5874959A
Application number: JP17321081A
Authority: JP
Inventors: Yuzo Ooka; 大岡　裕三
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1981-10-29
Filing date: 1981-10-29
Publication date: 1983-05-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は車両用エンジンと駆動車輪間の動力伝達装置等
に介装される歯車伝動系における伝動歯車の潤滑装置に
関するものである。従来自動二輪車のシャフトドライブ
伝動系では、変速歯車機構のカウンタシャフトなベベル
ギヤ伝動機構を介して駆動輪の駆動用出力シャフトに連
動させ、カウンタシャフトの回転を出力シャフトに伝達
するようにした歯車伝動系が知られている。

本発明はか＼る歯車伝動系において、構成簡単な単一の
潤滑油供給系をもって変速歯車機構と、前記ベベルギヤ
伝動機構、特にその噛合部を有効に潤滑できるようにし
た、構成簡単な歯車伝動系における伝動歯車の潤滑装置
を提供することを主な目的とするものである。

以下、図面により本発明の１実施例について説明する。

自動二輪車に横向き（クランクシャフト１がその進行方
向と直向する方向）に搭載されるエンジンのクランクケ
ースには、ミッションケースＭが一体に形成され、この
ミッションケースＭには、前記クランクシャフト１に連
動される変速歯車機構Ｇが内装される。この変速歯車機
構ＧはミッションケースＭに軸架されてクランクシャフ
ト１に連動されるメインシャフト２、このメインシャフ
ト２に並列されて同じくミッションケースＭに軸架され
るカウンタシャフト３、および前記メインシャフト２と
カウンタシャフト３を連動連結する変速歯車群４とより
構成される。

前記変速歯車群４は第■〜第■変速ギヤ列よりなり、前
記メインシャフト２には第２固在より右に第ｍ、■、ｒ
ｖ、ｕ、ｖおよびＩ連系の駆動側ギヤ５〜１０がそれぞ
れ支持され、また前記カウンタシャフト３には同じく左
より右に第ｍ、ｖｉ、ｉｖ。

■、■およびＩ連系の被動側ギヤ１１〜１６がそれぞれ
支持され、前記駆動側および被動側ギヤ５〜１０および
１１〜１６は互いに噛合され、駆動側の第■、■連系ギ
ヤ７．８と被動側の第■、ｖ速系ギヤ１２，１５はシフ
トギヤに形成され、それらの左右シフト制御によって第
１〜■速の変速操作が行われる。而して前記変速歯車機
構Ｇは従来公知のものであるので、その詳述な説明を省
略する。

ミッションケースＭにボール軸受１７　、１８ヲ介して
回転自在に支持されるカウンタシャフト３の一端には駆
動ベベルギヤ１９が一体に形成され、この駆動ベベルギ
ヤ１９は、ミッションケースＭの外側壁に開口した軸受
孔２０を通してミッションケースＭ外に突出され、前記
一方のボール軸受１７によって片持状に支持基れる。ミ
ッションケースＭの外面には、前記軸受孔２０を覆うよ
うにしてベベルギヤケース２１が複数本の取付ボルト２
２．２２・・により固着される。

ベベルギヤケース２１の一端壁には、動力取出口２３が
開口され、この動力取出口２３を通してベベルギヤケー
ス２１内には、出力シャフト２４が挿入され、この出力
シャフト２４はボール軸受２５．２６を介してベベルギ
ヤケース２１に回転自在に支承される。一方のボール軸
受２５はベベルギヤケース２１に嵌合支持され、また他
方のボール軸受２６は軸受ホルダ２７に嵌合支持され、
この軸受ホルダ２７は動力取出口２３に嵌合され、複数
本の取付ボルト２８によってベベルギヤケース２１に固
着される。出力シャフト２４の内端には、被動ベベルギ
ヤ２９が一体に形成され、このギヤ２９はベベルギヤケ
ース２１内で前記駆動ベベルギヤ１９に噛合され、カウ
ンタシャフト３からの動力は駆動および被動ベベルギヤ
１９．２９を介して出力シャフト２４に伝達される。軸
受ホ〃ダ２７と出力シャフト２４間の間隙はオイルシー
ル３０によって油密にシールされる。

前記カウンタシャフト３には、その全長に亘って給油路
３１が穿設され、この給油路３１の、駆動ベベルギヤ１
９から遠ざかる側の開口端には、小孔３３を穿設した蓋
体３２が嵌着され、またその駆動ベベルギヤ１９側開口
端には注油孔３５を穿設した蓋体３４が嵌着される。

前記ベベルギヤケース２１には、オイルポンプＰ（第１
図）に連通される送油路３６が穿設され、この送油路３
６はベベルギヤケース２１内に開口しており、その開口
端にサック状の注油管３Ｔの基部が挿着されている。前
記注油管３１の先端部は蓋体３４の注油孔３５を通して
前記給油路３１内に臨んでおり、その先端部に第１給油
口３８が穿設されている。また注油管３Ｔの途中には第
２ルギヤケース２１内に開口されて前記駆動および被動
ベベルギヤ１９．２９の噛合部に指向されている。

而してミッションケースＭにベベルギヤケース２１を取
付けるだけでそこに形成される送油路３６に連なる注油
管３７は、カウンタシャフト３に形成した給油路３１に
連通され、前記変速歯車機構Ｇへの潤滑油供給系を形成
することができる。

カウンタシャフト３には、その内部の給油路３１をその
外部に連通する複数個の横方向の通油口４０．４０・・
が軸方向に間隔を存して穿設されており、給油路３１内
に供給された潤滑油は前記複数個の通油口４０，４０・
・を通って前記変速歯車いまエンジンの運転によりオイ
ルポンプＰが駆動されると、該ポンプＰからの加圧潤滑
油の一部は、送油路３６、注油管３７を通って該注油管
３１の第１給油口３８より給油路３１に供給され、さら
に該給油路３１より複数個の通油口４０．４０・・を通
って変速歯車群４の駆動側ギヤ５〜１０から被動側ギヤ
１１〜１６へと給油され、それらの摺動部を潤滑するこ
とができる。

また注油管３７内の潤滑油の一部は、第２給油口３９を
通って主としてベベルギヤケース２１内のベベルギヤ伝
動機構を構成する駆動ベベルギヤ１９と被動ベベルギヤ
２９、特にその噛合部に向って給油され、該噛合部を有
効に潤滑す□ることができる。

以上の実施例により明らかなように本発明によれば、歯
車伝動系において、ミッションケース内の変速歯車機構
のカウンタシャフトに、その変速゛　歯車機構に潤滑油
を供給するための給油路を穿設し、一方ミッションケー
スに取付けられるベベルギヤケースには、オイルポンプ
に連通ずる送油路を形成し、この送油路のベベルギヤケ
ース内開口端に注油管を接続し、その注油管には前記給
油路に連通ずる第１給油口およびベベルギヤケース内の
駆動および被動ベベルギヤに指向する第２給油口を開口
したので、ミッションケースにベベルギヤケースを取付
けることによって形成される構成簡単な一系統の潤滑油
供給系によって、歯車伝動系の変速歯車機構およびベベ
ルギヤ伝動機構を何れも能率よく強制潤滑することがで
き、特にベベルギヤ伝動機構にはその駆動および被動ベ
ベルギヤの噛合部に潤滑油が直接噴射されて該噛合部の
潤滑が有効に行われ歯車伝動系の潤滑性の一層の向上を
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の１実施例を示すもので、第１図は本発明
装置を備えた自動二輪車の側面図、第２図は第１図■−
■線横断拡大断面図である。Ｇ・・・変速歯車機構、Ｍ・・・ミッションケース、Ｐ
・・・オイルポンプ、２・・・メインシャフト、３・・・カウンタシャフト、
４・・・変速歯車群、１９・・・駆動ベベルギヤ、２１
・・・ベベルギヤケース、２４・・・出力シャフト、２
９・・・被動ベベルギヤ、３１・・・給油路、３６・・
・送油管、３７・・・注油管、３Ｂ・・・第１給油口、
３９・・・第２給油口。

Claims

【特許請求の範囲】ミッションケース（Ｍ　）　内に、　該）ｙ−ス（Ｍ）
に軸架されるメインシャフト（２）およびカウンタシャ
フト（３）と、これらのシャフト（，２，３）間を連動
連結する変速歯車群（４）とよりなる変速歯車機構ＣＧ
＞を内装し、前記カウンタシャフト（３）の一端に、ミ
ッションケース（Ｍ）外に突出する駆動ベベルギヤ（１
９）を一体に設け、この駆動ベベルギヤ（１３）に出力
シャフト（２４）に連なる被動ベベルギヤ（２９）を噛
合させ、前記駆動および被動ベベルギヤ（１９，２９）
をミッションケースｌ）に取付けられるペベルギャケー
。ス（２１）をもって被覆してなる、歯車伝動系において
、前記カウンタシャフト（３）に、前記変速ｉ車機構（
Ｇ）に潤滑油を供給するための給油路（３１）を穿設し
、一方前記ベベルギヤケース（２１）には、オイルポン
プ（Ｐ）に連通ずる送油路（３６）を形成し、仁の送油
路（３６）のベベルギヤケース（２１）内聞口端には、
注油管（３Ｔ）を接続し、その注油管（３Ｔ）には前記
給油路（３１）に連通する第１給油０（３８）および前
記駆動および被動ベベルギヤ（１９，２９）に指向する
第２給油口（３９）を開口してなる、歯車伝動系におけ
る伝動歯車の潤滑装置。