JPS5870868A - 水分散型塗料の塗装方法 - Google Patents

水分散型塗料の塗装方法

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JPS5870868A
JPS5870868A JP17016281A JP17016281A JPS5870868A JP S5870868 A JPS5870868 A JP S5870868A JP 17016281 A JP17016281 A JP 17016281A JP 17016281 A JP17016281 A JP 17016281A JP S5870868 A JPS5870868 A JP S5870868A
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JP
Japan
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water
paint
soluble
dispersed
coating
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JP17016281A
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Naoki Shibata
柴田 直紀
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水分散型塗料の塗装方法に関し、特に粉体塗
料主体の水分散型塗料をワキの発生なしに@装ず6方法
に関する。。
従来の水分散型塗料の塗装方法として、平均粒径1〜1
00μmの熱硬化性アクリル樹脂・粉体塗料(蜀と、水
溶性ポリブタジェン系樹脂、水溶性アクリル系樹脂等の
カルボキシル基含有水溶性樹脂溶液(B)中に、AとB
の配合害J合を固形分重量比で0.1〜100の範囲で
均一に分散ぎゼ、スプレー法あ乙いは浸漬法等に適した
塗装作業性を有する粘稠度を有する水分散型塗料を調製
し、該水分散型塗料を脱脂鋼板等に″前記塗装法により
塗装し、1δ温で5〜15分間程度乾燥させたのち、1
80Cで30分間焼付硬化して造膜させることは知られ
ている(特開昭56−857号)。
しかしながら、このような従来の水分散型塗料の塗装方
法にあつ一ζは、180Cで30分間の焼付硬化により
造成さぜ乙にあたり、常温で5〜15分間程度の乾燥工
程のみしか1にされていなかったので、焼付後の塗面の
発泡である[ワキ(boiling) Jの問題があり
、特に塗摸厚が大きくなると、該ワキが発生しがちであ
り、これを形状に比較的凹凸を有する被塗物やねじ切り
部を有する被塗物、例えば小型トラックのシャシ−フレ
ームやリアアクセルケース等の自動車下廻り部品にスプ
レーあるいは浸漬法により塗装した場合には、凹部やね
じ切り部の谷に溜って多く付着した厚膜部等はワキが発
生しやすく、外観上はもちろんのこと、機能上も満足で
きないという問題点があった。
本発明は、叙上の点に払みてなされたものであり、その
目的とするところは、前記欠点を解消することにあり、
その特徴とするところは、熱硬化性アクリル粉体塗料(
入を、水溶性ポリブタジェン系樹脂および水溶性アクリ
ル系樹脂よりなる群から選ばれた少なくとも1種の水溶
性樹脂(B、の水溶液中に、該粉体塗料(Nと該水溶性
樹脂(B)との固形分重量比(A/B)0.1〜100
の配合割合で均一に分散ざゼてなる水分散型塗料を被塗
物に塗装し、このようにして塗装された被塗物を30〜
・15Cの温度で20〜120分間あるいは60〜10
0Cの温度で10〜60分間子、備乾燥を行なったのち
、焼付硬化を行なう水分散型塗料の塗装方法である。
本発明において水分散型塗料の調製に使用される熱硬f
と性アクリロニトリルとは、耐候性、保色性、透明性、
耐汚染性、密着性等の塗膜性能が優i1°Cい乙ことか
゛ら外部美装用の分野、例えば自動車車体のトップコー
ト、家庭電気製品、カラ・−トタン等の用途に広く使用
されてい乙ものであり、熱硬化性アクリル値脂は非官能
性単量体と官能性単量体との共4合体に架橋剤を配合し
てなるもので、これらの単量体の組合わせおよび+a剤
の相順により多橡多様のものが得られ乙。
fJV M ’:I’e i!JE ’A質質量量体し
ては、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート
、ローブチルアクリレート、2−エチルへキシルアクリ
レート、ラウリルアクリレート、2−エチルへキシルメ
タクリレート、ビニルプロピオネート等があり、非官能
性硬質11ffi体としては、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、
n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート
、スチレン、アクリロニトリル1等がある。また、官能
性単量体としては、アクリル版、メタクリル酸、2−ヒ
ドロキシエチルアクIJL−−)、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、グリシジルメタクリレート等停ある。
このような単fL体の組合わせにより合成され6共重合
体の架橋形式については、l多くの提案がなされている
が、基本的には共重合体の有す乙官介ヒ基の掻類により
架橋形式および架橋剤が決まる。
共重合体官能基がヒドロキシル基の場合−の架橋剤とし
ては、メラミン樹脂(特公昭48−3861’8号)、
酸無水物(特開昭48−29842号)、ブロックイソ
シアネート(特開昭47−4086号)、アルコキシメ
チルイソシアネート(特−昭46−1036 号)、カ
ルボキシル基含有アクリレート(特公昭47−1022
0号)等があり、カルボキシル基の場合の架橋剤として
は、ジェポキシ化合物(特公昭48−37748号)、
多価オキサゾリン(特開昭48−34239 +、ゝ)
、多価オキサジン(特開昭48−55232号)等があ
り、またグリシジル基の場合の架橋剤としては、多価カ
ルボン酸(特公昭48 ’−38617号)、酸無水物
(特公昭48−38617号)、多価フェノール(特#
H昭47−399号)、多価アミン(特開昭47−39
9号)等がある。
本発明において水分散型塗料の調製に特に有用な熱硬化
性アクリル粉体塗料とは、自動車車体、カラートタン、
電気冷蔵庫、電気洗濯機等の各和i工業1品ならびに家
庭電気製品に粉体塗料を塗装する際に発生する未塗着塗
料で水により捕集されたもの、あるいは、乾式捕集され
たものであってζ熱硬化性アクリル靭脂、顔料、水等を
主成分とするものである。例えば、自動車車体を例とし
て説明すると、被塗物である車体は電着塗装により下塗
り塗装され、ざらにスプレー塗装により中塗り塗装され
、耐チツピング性塗装や各種シーリングを糺シ、たのち
、トップフート用の静電塗装法により粉体塗料が塗装さ
れる。□この結果、通常、仕様色が数多いため、例えば
白、赤、黄、青等の混色状態で回収され乙。また、この
自動車車体トップコート用に供給される熱硬化性アクリ
ル粉体塗料は、グリシジル基i有するアクリル樹脂を多
価カルボン酸で硬化させろ開環反応方式により架橋され
る。
本発明において使用される水分散型塗料製造用水溶性ポ
リブタジェンは、ポリブタジェン中の二重結合にエン付
加反応を利用して無水マレイン酸を付加して変性し、こ
のようにして変性された樹脂ヲアルコール、水等で開環
し、ついでアンモニア、アミン等の塩基性物質で中和す
ることにより水溶性にしたものである。また、変性前の
ポリブタジェンは、つぎの一般式を有するものが市販さ
ねていて利用可能である。
R+  Cfh+CH2CH=CH” CH2大千CH
2CH+;−R2H CH2 また、水溶化に使用されるアミンとして、例えばメチル
アミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルア
ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、イソプロピ
ルアミン、ジイソプロピルアミン、ブチルアミン、ジブ
チルアミン、エタノールアミン、ジェタノールアミン、
トリエタノールアミン、イソプロパツールアミン、ジイ
ソフロパノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン、トリメチレンジアミン、ピリジン等がある
本発明において使用される水分散型塗料製造用水溶性ア
クリル樹脂とは、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、無水マレイン酸等の不飽和酸と、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、スチレン等のごとき他の共
重合性単量体、必要により使用きれる2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート等のヒドロキシ
ル基含有不飽和単量体とを共重合して得られるアクリル
樹脂を、アンモニア、アミン等の塩基性物質で中和する
ことにより水溶性にしたものである。不飽和酸の量とし
ては、得られ6共重合樹脂を水溶化するのに充分な量が
必要であり、一般には樹脂酸価が約40〜I00になる
量が使用され乙。ヒドロキシル基含有単量体は樹脂の水
溶化を助ける効果があるので、通常約5〜25重量%使
用され乙。なお、水溶化に使用されるアミンは、マレイ
ン化ポリブタジェンの水溶化に使用されるアミンと同様
である。また、この他にアクリルアミドを共重合させて
メチロール化するか、メチロールアクリルアミドを共重
合させるか、あるいは低級アルコールでエーテル化して
水溶化する方法等がある。
水溶化に使用される水は、脱イオン水が好ましいが上水
でも使用できることはもちろんであり、その配合麹は粘
度ないし塗膜厚により設定される。
本発明における水溶性樹脂溶液は、前記のように水中で
中和して水溶液として使用されるが、溶媒である水には
水性有機溶媒を併用することもできる。使用される水性
有機溶媒としては、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノイソ゛プロピルエーテル、エチレング
リコールモノブチルエーテル、メタノール、エタノール
、イソプロパツール、ジメチルホルムアミド等があり、
その量は粉体塗料重量の2分の1以下である。
本発明で使用される゛塗料を製造するに際して、材料の
配合順序は特に問われないが、カルボキシル含有水溶性
樹脂と中和剤と水とを予め混合し、この混合溶液に粉体
塗料を、さらにはまた必要に応じて黒色顔料を加えると
いう手順をとることが、攪拌および分散の操作上から好
ましい。
水溶性樹脂の粉体塗料に対する下限配合量は、粉体塗料
の分散性からみて粉体塗料100]i[部に対して1&
ji、部であり、水溶性樹脂の配合量がこれより少ない
場合には粉体塗料の分散安定性が不良となる。一方、水
溶性樹脂の下限配合量は塗膜特性、特に耐水性、防錆性
等から決り、粉体塗料の特性を生かせるのは粉体塗料の
10倍量までであり、粉体塗料の配合比がこれより少な
い場合には耐水性が不良となる。したがって、本発明に
おける水溶性樹脂配合量は粉体塗料を基準とすると、粉
体塗料(A)と水溶性樹脂(B)との比は、固形分重量
比でA/B=0.1〜100の範囲であり、好ましくは
1〜50である。
本発明で使用される水分散性塗料の製造装置は、通常使
用されているディスパー、ボールミル、ペイントミキサ
ー、ロール等でよく、用途に応じて逮択すればよい。
このようにして製造された水分散型塗料は、被塗物、例
えばシャーシーフレーム、リヤアクセルフレーム等にス
プレー法、浸漬法等の塗装法により栖装されたのち、予
備乾燥が施され、ついでその塗膜の焼付乾燥が施され乙
予備乾燥は、30〜45Cの温度で20〜120分間あ
るいは60〜100Cの湿度で10〜60分間加熱する
ことにより行なわれる。このような条件下に予備乾燥を
行なうのは、つぎのような理由による。すなわち、本発
明者の研究によれば、塗膜1特に厚膜の塗膜においてワ
キ現象が生じるのは、従来法では被塗物の温度上昇が急
激なため、塗膜に含まれている水が突沸状態になって発
生してしまうことと、未だ塗膜内の水が充分蒸発しきれ
ないうちに塗料中の粉体塗料粒子が溶融または硬化反応
を起して成膜してしまい、水の蒸発を妨げてしまうこと
の相乗作用により発生するものと思われる。したがって
、このような欠点を解消するためには、本発明で使用さ
れる水分散型塗料中の粉体塗料粒子の熱溶融成膜が全く
起らないガラス転移点以下の温度範囲で長時間かけて水
を充分に蒸発させてしまうが、あるいは熱溶融成膜が幾
分起っても水の蒸発速度が一段と速くなる温度範囲で比
較的短時間で水を充分に蒸発ぎせてしまうような条件で
予備乾燥を行なうことにより焼付硬化時に発生しゃすが
った前記ワキ発、生の問題点を解決したものである。
すなわち、本発明者は回収(廃)熱硬化性アクリル粉体
塗料(日本ペイント株式会社製、商品名パウダックスA
)を、示差熱分析装置(高滓示差・熱分析装置DT =
 30 、株式会社島津製作所製)を用いて空気雰囲気
中で、昇濡速&5r/分で示差熱分析を行って、図面に
示すような示差熱線図を得た。同図におけ乙領域Aは粉
体塗料のガラス転移に基づく吸熱反応域(45〜60c
)、領域Bは粉体塗料の溶融に基づく吸熱反応域(90
〜115C)、領域Cは粉体塗料の硬化反応に基づく発
熱反応域(135〜170c)である。
したがって、30〜45cという温度範囲は、示差熱線
図から明らかな−ように、熱硬化性アクリル粉体塗料の
熱溶融成膜が全く起らないガ、ラス転移点以下の温度域
であるので、水は時間の経過とともに蒸発していく。し
かしながら、予備乾燥温度が30C未満であると、水の
蒸発がほとんど起らないので、水の充分な蒸発により「
ワキ」を無くす方法はない。また、60〜】oocとい
う温度範囲は、同様に示差熱IN図がら明らかなように
、粉体塗料の熱溶融成膜は幾分起るが、水の蒸発速度が
一段と速くなる温度域であり、ooc未満であると水の
蒸発速度は時間短縮を行なえるほど速くならない。一方
、1oocより高いと熱溶融成膜によ゛る水の蒸発阻害
が大きくなり、焼付後の塗面にワキが生じてくる。
このようにして予備乾燥された塗膜の焼付硬化は、14
0〜180c、好ましくは17Qcの温度で15〜30
分間、好ましくは20分間加熱して行なわれる。
つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する
実施例 1 平均分子i 2,000 、 i価80 (myKO1
1/? ) ノマレイン化ポリブタジェン樹脂(日本石
油化学株式会社製LPB −M2O00−80) 20
0 yに、トリエチルアミン402および水1.000
9からなる混合液を加え、攪拌機で約30分攪拌して均
質な樹脂水溶液とした。この溶液に、平均粒径50μm
の熱硬化性アクリル系赤色粉体塗料(日本ペイント株式
会社製パウダツクスA ) 1,000 fを加え、ボ
ールミルにて24時間混合して分散し、150メツシユ
のふるいで涙過して水分散型水性塗料を得た。
塗料のpI(は8.2、粘稠度は45秒(フォードカッ
プA4 、’25C)であった。この塗料を水で希釈し
て粘稠度を34秒とし、スプレー法により脱脂鋼板に塗
装し、40Cにて60分間の予備乾燥を行なったのち、
170Cに保温されている乾燥炉内に20分間入れて焼
付硬化させたところ、塗膜の平均膜厚は35μmであり
、平面部および「タレ」部からのワキが外観上全く問題
にならない平滑で美しい塗膜面が得られた。
実施例 2 水溶性アクリル樹脂(三井東圧化学株式会社製、商品名
7 /l/ vテックス、XV−WX−13) 1.5
0?に、トリエチルアミン302および水1.00Of
 カラする混合液を添加し、攪拌機で約30分間攪拌し
て均質な樹脂水溶液とした。この水溶液に平均粒径40
μmの熱硬化性アクリル系白色粉体塗料(日本ペイント
株式会社製、商品名パウダツクスA)1、OOOfを加
え、実施例1と同様の操作により調製し、pH8,5、
粘度35秒(7オードカツプ/164.25C)の水分
散型白色塗料を得た。この塗料をスプレー法により脱脂
鋼板に塗装し、40Cの温度で90分間予備乾燥を行な
ったのち一1l70t:’に保温されている乾燥炉内に
20分間入れて焼付硬化ぎせたところ、塗膜の平均膜厚
は35/#であり、平面部および「タレ」部からのワキ
が外観上全く間層にならない平滑で美しい塗膜面が得ら
れた。
実施例 3 実施例1と同様のマレイン化ポリブタジェン樹FM 3
 Kgに、家すエチルアミンI Kpおよび水18にり
からなる混合液を添加し、ディシルバーで約20分間攪
拌して均質な樹脂水溶液とした。この溶液に、小型トラ
ックの上塗り塗装ブースから未塗着のために赤色、白色
および黄色の3釉の混色状の混合物となって回収された
熱硬化性アクリル粉体塗料15Kpおよびカーボンブラ
ック(三菱化成工業株式会社製、商品名MA−100)
 1.5 Kgを混入し、再びディシルバーにて約20
分間攪拌し、前線り塗料とし、さらにこれをサンドグラ
インドミルに移し、5回の循環による分散後、水希釈に
よる粘度調整を済ませ、pH8,5、粘度35秒(フォ
ードカップ/I64.25C)の水分散型の黒色塗料を
得た。この塗料を浸漬法により脱脂済みの小型トラック
のリヤアクセルケースに塗装し、90℃の温度で30分
間予備乾燥したのち、170Cに保温されている乾燥炉
内に20分間入れて焼付硬化させたところ、塗膜の平均
膜厚が四部で45μmであり、表面全体およびねじ切り
部の谷からのワキは外観上および機能上(ねじを螺合す
るのにワキのために不都合を生じないことをいう。)、
全く問題にならない平滑な塗膜面が得られた。
実施例 4 実施例2と同様の水溶性アクリル樹脂5 Kyに、トリ
エチルアミンI Kgおよび水33Kgからなる混合液
を添加し、ディシルバーで約20分間攪拌して均質な樹
脂水溶液とした。この水溶液に、実施例3と同様にして
回収された熱硬化性アクリル粉体塗料20 Kpおよび
実施例3と同様のカーボンブラック2 Kgを混入し、
実施例3と同様の攪拌、分散および水希釈操作を施し、
pH8,3、粘度32秒(フォードカップA4.25C
)の水分散型黒色塗料を得た。この塗料を浸漬法により
、脱脂済みの小型トラックのシャーシーフレームに塗装
し、90℃の温度で30分間予備乾燥したのち、170
Cに保温されている乾燥炉内に20分間入れて焼付硬化
させたところ、塗膜の平均膜厚が平面部で40μmであ
り、表面全体は全くワキがなく、またフレーム端部の若
干の「タレ」部においても外観上問題になるようなワキ
はなかった。
比較例 1 実liI!1例1と同一組成からなりかつ同一操作によ
り調製された水分散型赤色塗料をスプレー法により脱脂
鋼板に塗装し、常温で15分間予備乾燥したのち、17
0Cに保温されている乾燥炉内に20分間入れて焼付硬
化させたところ、塗膜の平均膜厚が35μmであり、平
面部に若干のまた「タレ」部からは数多くのワキが目立
つ塗膜面が得られ、外観上好ましいものではなかった。
比較例 2 実施例2と同一組成からなりかつ同一操作により調製さ
れた水分散型白色塗料をスプレー法により脱脂鋼板に塗
装し、常温で15分間予備乾燥したのち、170Cに保
温されている乾燥炉内に20分間入れて焼付硬化させた
ところ、塗膜の平均膜厚が35μmであり、平面部に水
の突沸を思わせるピンホールが相当みられ、また「タレ
」部からは数多くのワキが目立つ塗膜面が得られ、外観
上好ましいものではなかった。
比較例 3 実施例3と同−組−成からなりかつ同一操作によりル4
製された水分散型黒色塗料を浸漬法により脱脂済みの小
型トラックのリャアクセルウ゛−スに塗装し、常温で1
5分間予備乾燥したのち、170Cに保温されている乾
燥炉内に20分間入れて焼付硬化させたところ、塗膜の
平均膜厚が四部で40μmであり、表面全体に数・多く
のワキが発生していた。また、ねじ切り部の谷にも数多
くのワキが発生しており、ねじの挿入は困難であった。
比較例 4 実施例4と同一組成がらなりがっ同一操作により調製さ
れた水分散型黒色塗料を浸漬法により脱脂済みの小型ト
ラックのシャーシーフレームに塗装し、常温で15分間
予備乾燥したのち、170[に保温されている乾燥炉内
に20分間入れて焼付硬化させたところ、塗膜の平均膜
厚が平面部で3.8μmであり、、俵面全体に数多くの
ワキが発生しており、またフレーム端部には「タレ」部
より発生したワキが非常に目立ち、外観上好ましいもの
ではなかった。
以上説明してきたように、本発明による水分散型塗料の
塗装方法は、熱硬化性アクリル粉体塗料(A)を、水溶
性ポリブタジェン系樹脂および水溶性アクリル系樹脂よ
りなる群から選ばれた少なくとも1種の水溶性樹脂(B
)の水溶液中に、該粉体塗料(A)と該水溶性樹脂(B
)との固形分重量比(A/B)0.1〜100の配合割
合で均一に分散させてなる水分散型塗料を被塗物に塗装
し、このようにし、て塗装された被塗物を30〜45C
の温度で20〜120分間あるいは60〜100[の温
度で10〜60分間予備乾燥を行なったのち、焼付硬化
を行なうものであるから、水分散型塗料中の熱硬化性ア
クリル粉体塗料粒子の熱溶融成膜が全く起らないガラス
転移点以下の温度で比較的長時間かけて水を充分蒸発さ
せてしまうか、あるいは熱溶融成膜が幾分起っても水の
蒸発速度が一段と速くなる温度範囲で短時間で水を充分
に蒸発させてしまうことになるので、従来から大きな問
題となっていたワキを無くシ、外観において優れた塗膜
を得ることができるという効果が得られる。
さらに、粉体塗料として2色以上の熱硬化性アクリル粉
体塗料粕を使用すれば、従来廃棄物としてしか処理され
ていなかった粉体塗料粕の有効利用となる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明で使用される水分散型塗料中の粉体塗料
の示差熱線図の一例を示すものである。 特許出願人 日産自動車株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱硬化性アクリル粉体塗料(4)を、水溶性ポリブ
    タジェン系樹脂および水溶性アクリル系樹脂よりなる群
    から選ばれた少なくとも1種の水溶性樹脂(B)の水溶
    液中に、お粉体塗料(んと該水溶性樹脂(B)との固形
    分重量比(A/B ) o、1〜1ojoノ配合割合で
    均一に分散ぎせてな乙水分散型桧料を被塗物に塗装し、
    このようにして塗装された被塗物を30〜45Cの温度
    で20へ130分間あるいは60〜100Cの′fjA
    度で10〜60分間予備乾燥を行なったのち、焼付硬化
    を行なうことを特徴とする水分散型塗料の塗装方法。 2、熱硬化性アクリル粉体塗料が未塗着のために2色以
    上の混合物となり回収されたものである特許請求の範囲
    第1項に記載の水分散型塗料の塗装方法。
JP17016281A 1981-10-26 1981-10-26 水分散型塗料の塗装方法 Pending JPS5870868A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6048587A (en) * 1998-10-01 2000-04-11 Ricon Resins, Inc. Water-dispersible, radiation and thermally-curable polymeric compositions

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US6048587A (en) * 1998-10-01 2000-04-11 Ricon Resins, Inc. Water-dispersible, radiation and thermally-curable polymeric compositions

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