JPS586400B2 - 電子時計 - Google Patents

電子時計

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JPS586400B2
JPS586400B2 JP14302577A JP14302577A JPS586400B2 JP S586400 B2 JPS586400 B2 JP S586400B2 JP 14302577 A JP14302577 A JP 14302577A JP 14302577 A JP14302577 A JP 14302577A JP S586400 B2 JPS586400 B2 JP S586400B2
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JP
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pulse
load
drive
rotor
motor
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JP14302577A
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JPS5475518A (en
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岡崎咲穂
細川稔
石井浩
川村僖壹
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Suwa Seikosha KK
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Suwa Seikosha KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子腕時計に関し、特にその電気機械変換機
構としてのパルスモータの駆動方式に関する。
本発明の目的は、かかるパルスモータの低消費電力化に
ある。
本発明の目的はまた、低消費電力駆動時に起り5る誤動
作を検出し、或いは予期して瞬時に補正することにあり
、秒針の動作等、時計の外観的動作において誤動作或い
は補正等が感知されない制御方式を提供することにある
水晶振動子を時間標準振動子としたいわゆる水晶腕時計
が実用化されて以来、その高精度、高信頼性から広《普
及するに至った。
その間、この水晶腕時計の技術革新はめざましく、その
消費電力についても当初20数μW必要としたものが現
在では5μW程度で実現できるようになってきた。
しかしながら現状の消費電力5μWの内訳を見ると水晶
振動子の発振、分周等回路関係で1.5〜2μW1パル
スモータで3〜3,5μWと、かなりアンバランスが目
立つ、即ち電気機械変換機構の消費電力が全体の消費電
力の6〜7割もしめているわけで今後さらに低電力化を
図っていくためにはこのパルスモータの低電力化が効果
的でありそうである。
しかし現状のパルスモータの変換効率はかなり高く、こ
れ以上の効率アップはかなり困難である。
ただ従来のパルスモータは、カレンダー機構の如き耐付
加機構、温度、磁気等の耐環境、振動衝撃等の耐外乱等
の要求から最悪状態でも充分に作動する様に設計されて
きた。
そのため一定の駆動条件で一定負荷に耐える性能がモー
タに要求されていたのであるが、実際に時計体がこの様
な負荷状態にあるのは一日の内でも4〜5時間程度で他
の20時間は殆んど無負荷状態にある。
即ち、時計体が常に無負荷状態にあれば、モータ機構は
それ程大きな負荷に耐える様な設計をする必要がなく、
その場合には消費電力もかなり低減できるのであるが、
時計は短時間ではあるが厳しい環境Kなるので、これを
保証するために大電力を供給して大出力を得るパルスモ
ータを用いる必要があった。
本発明は、パルスモータの駆動方式を負荷が小さいとき
には少ない電力で駆動し、負荷が大きいときには大電力
で駆動することにより上述の不合理性を改め、パルスモ
ータで消費する権カを大巾に低減するものである。
しかもこの様な駆動方式を機械的接点などを含まず信頼
性のある全電子的な手段で構成するとともにモータの種
類、量産によるバラツキ等にも対処できる安定な駆動を
実現したものである。
以下、本発明につき説明する。
第1図は、電子腕時計用バルスモータの1例であり、図
において1ぱ2極に着磁された永久磁石製のローターで
、このローター1をはさんでステータ2,3が対向して
配置されているが、これらのステータ2,3はそれぞれ
コイル4を巻いた継鉄5に接続して1組のステータを構
成している。
ステーター2,3は、ローター1が一定方向に回転でき
る様にローター1の中心に対しステーター2,30円弧
部2a,3aを、偏心させ、ローター1の静止時の磁極
(NおよびS)位置をステーター2,3の一方にずらし
ている。
この種のパルスモーターは従来から実用化されており第
2図に示す様な回路ブロックで駆動されていた。
10は水晶振動子であり、発振回路11により駆動され
、その周波数は分周器12により分周され、波形整形器
13で適消な時間間隔で適消な時間幅の180°位相の
異なる2つのパルスが成形される。
その一例として、2“毎7.8msecのパルスを考え
以下これについて説明してい《。
このパルスをCMOSインバーターで構成されるドライ
バー14.15に入力し、その出力をコイル4の端子4
a,4bに供給する。
第3図はこのドライバ一部の詳細図であり、一方のイン
バーター14の入力端子16に18なる信号を印加する
と矢印19で示す様に電流が流れ、逆に他方のインバー
ター150入力端子17に同様の信号を印加すると矢印
19と対称的なルートに電流が流れる。
即ち両インバータの入力端子16,17に交互に信号を
印加することによりコイル4に流れる電流を交互に反転
させることができ、具体的には1秒毎に交互に反転する
7.8msecの電流をコイル4に流すことができる。
このような駆動回路により第1図のステップモーターの
ステーター2,3にはN極、S極が交互に発生し、ロー
ター1の磁極と反撥、吸引によりローター1を180°
ずつ回転させることができる。
そしてこのローター1の回転は中間車6を介して4番車
7に伝達され、さらに3番車8、2番車9、さらには図
示しないが筒カナ、筒車、カレンダー機構に伝達され、
時針、分針、秒針、カレンダー等からなる指示機構を作
動させる。
第1図のパルスモーターは、原理的には以上の説明の如
く作動し、これを電子腕時計用の変換機構として用いて
きた。
第3図のドライブ回路において、端子17にハイレベル
信号を端子16に信号18を印加して矢印19の如く電
流を流したときMOS}ランジスタ15にはチャネルイ
ンピーダンスによって駆動電流に基づく電圧降下が生じ
端子4bでこの電流に相轟する信号波形を検出すること
ができる。
その電流波形は、例えば第4図の如くになる。
第4図で区間Aは駆動区間でこの場合7.8msec、
この区間Aで流れる電流がモーター駆動で消費される電
流である。
この区間Aでの電流波形が図の如《複雑な形状を示すの
は、駆動回路によって印加された電圧に基づいて生ずる
電流の他に駆動されたローターの回転によってコイルに
誘起電流が重畳されるためである。
区間Bは、駆動パルス印加後の区間で、ローターは慣性
による回転と安定位置に停止する迄の振動を行なう、こ
のときこの区間は第3図の駆動用インバーク14.15
のPチャンネルMOS}ランジスタがONになっている
ためコイル4とこのトランジスタとのループで前記ロー
ターの動きに応じたコイル4への誘起電流が流れる。
第4図の区間Bの波形が脈動しているのはこのためであ
る。
従ってこの駆動電流波形、及び駆動後の誘起電流波形が
形状とローターの回転位置とはほぼ対応をつげることが
できる。
さて、第4図の波形20と波形20′は、一連の波形で
あり、これはローターへの負荷が非常に少ない場合であ
る。
波形22と波形22′も一連の波形であって、この場合
ローターへの負荷が太き《、ローターの作動限界に近い
状態であり、波形21、波形21′は許容最大負荷の約
1/2の負荷をかげた場合である。
この様に負荷を変化させたときの電流波形をよ《観察す
ると、負荷が太き《なるに従って波形が右へ延びていく
ことがわかる。
これは負荷の増大に従ってローターの回転が遅くなるた
めであり、安定位置に停止するまでのローター振動周波
数が低《、且つ振幅が小さ《なる事を実験的に確めてい
る。
この現象を逆に考えると、ローターへの負荷が常に、無
負荷状態にあるならば、駆動パルス幅は7.8mSee
よりもつと短いパルス幅で駆動できると理解される。
事実パルス幅を短くしても、モーターは作動し、出力ト
ルクは減少する。
この状況を第5図に示す。第5図は、駆動パルス幅を変
化させたときの出力トルク特性Tと消費電力特性■を表
わしたものである。
前述の駆動パルス幅7.8msecは、この図でP2に
相当する。
即ちパルス幅P2で出力トルクはT2であり、消費電力
はI2である。
この出力トルクT2ぱ前述の様に時計体の遭遇する負荷
に充分耐えられる様に設定される。
ところがローターにかかる負荷が小さいか無視できる程
度であればもつと出力トルクは小さくてよく、駆動パル
ス幅も短《でき、従って消費電力も少な《できる。
例えば、P,のパルス幅で1駆動すれば、出力トルクT
1で消費電力もI1で済む。
本発明はこの点に着目し、ローターにかかる負荷を検出
することにより、無負荷時もしくは負荷が小さいときは
狭いパルス幅で駆動し、大きい負荷がかかったときには
広いパルス幅で駆動しようとするもので合理的で低電力
化を図るものである。
前にも述べたように無負荷状態にある方が圧倒的に多い
ので低電力化の効果は非常に大きい。
例えば、第5図の如く無負荷時(20時間)はP1のパ
ルス幅で負荷時(4時間)はP2のパルス幅で駆動し、
■1/I2−1/2であるとすると、平均消費電力は、 となり、常時P2のパルス幅で駆動した従来の方式に比
し、60%以下の電力で済み大幅な低電力化がはかれる
ところで今、上で「負荷を検出して・・−・一・・・」
と簡単に述べたが、この負荷の検出方法が本発明の大き
なポイントであることは云う迄もない。
次にこの負荷の検出方法について述べる。
第4図のコイルに流れる電流波形を見ると、負荷の増大
とともに、この電流波形が変化することがわかる。
即ち駆動区間Aでは極大、極小になる位置が負荷の増大
とともに右ヘシフトしている。
この点に着目して負荷の大きさを知ることができるが、
この波形の変化量は極めて少なく量産のバラツキを吸収
することがむづかしく、又、極めて微妙な制御をしなけ
ればならない。
そこで本発明は、駆動パルス印加後の区間Bに着目した
この区間Bにおいても負荷の増大につれて、例えば最初
に極小値をとる点は右ヘシフトしている。
しかも区間Aの波形の変化量に比し、数倍の変化量が得
られる。
従って、この区間Bにおける誘起電流波形によって負荷
の大小を検出することは、上述の区間Aに比し容易で、
信頼性も高《なる。
この現象は、駆動パルス幅を短くしたときも同様で、第
6図にその状況を示す、この第6図に示した駆動は第4
図に比し、駆動パルス幅が狭いため小さな負荷に耐える
のみであるが無負荷時の駆動電流波形23、同じく駆動
後の誘起電流波形23′と作動限界負荷時の駆動電流波
形24、同じく駆動後の誘起電流波形24′との関係は
、第4図と同様である。
ところでこの誘起電流波形は、先述のとおり、第3図の
ドライブ回路におけるMOS}ランジスタ14又は15
0チャンネルインピーダンスによって、その大きさがき
まり、普通は太き《ても数十mV程度である。
そのためそのままでは検出回路に、高感度、高精度のも
のが必要となり、検出が比較的むずかしい。
検出をより容易にするには誘起電流波形をより大きくし
てやる必要がありそれにはドライブ回路のインピーダン
スを高《するのが簡単である。
ところが、第3図におけるMOS}ランジスタ14又は
15のチャンネルインピーダンスを高くする訳にはいか
ない。
というのはそれを高くすると第4図における区間Aでは
電流が流れなくてはならないにもかかわらず、電流が流
れにくくなってしまうからである。
そこで本発明においてはドライブ回路を第13図に示す
構成としている。
第13図107,108は第3図における14.15と
対応するトランジスタであり、それぞれのトランジスタ
と並列にチャンネルインピーダンスの高いトランジスタ
109,110が結合されており、第4図に示す区間A
においては従来の回路と同様に108又は107のトラ
ンジスタがON状態にあり、区間Bにおいては従来の回
路では第3図14.15がON状態であったが、本発明
においては109と108又は110と107がON状
態となる。
例えば検出端子が117である場合には検出端子は区間
Aにおいては108、そして区間Bにおいては110の
それぞれのトランジスタを通してVDDと短絡され、区
間Bにおいてはトランジスタ1100チャンネルインピ
ーダンスが大きいためにソース、ドレイン間の電圧降下
が太き《なり、誘起電流波形は第15図に示すように区
間Bにおいては数百mV〜数Vの出力を得ることが可能
となる。
その大きさはトランジスタ109,110のチャンネル
インピーダンスを変化させることにより自由に設定でき
るがあまり高《するとコイルに電流が流れにく《なり、
ローターの回転によってコイルに誘起する電圧が電流と
して消費されないためにローターのエネルギーがコイル
で減衰せず、ローターにブレーキがかからなくなって2
秒送り等の原因となるので、適切な値をとる必要がある
しかしながら検出が完了した時点において直ちに107
及び108がON状態となるように制御することにより
、チャンネルインピーダンスをかなり高くしても実用上
差支えないという実験結果も得ており、これはそれ程意
識する必要のある問題ではない。
又、この他の方法として、第14図に示すような回路で
も全《同じ動作が可能となる。
この場合はチャネルインピーダンスを抵抗素子とするの
ではなく別に抵抗115,116を駆動トランジスタと
並列に入れたものである。
この方法においてもトランジスタ113及び114を1
09,110と同様に制御することにより第15図のよ
うな出力をコイル端に得ることができる。
第15図において、波形118,119及び120はそ
れぞれ第4図における20′,21′及び22′と対応
する波形である。
負荷の検出は上述の方法で行なうが、本発明の構成は通
常モーターλは無負荷時を想定した狭い駆動パルスで駆
動し、常に駆動後の誘起電流波形で負荷の大きさを検出
し、負荷が小さいときは、始めの狭い駆動パルス幅での
駆動を継続する。
負荷が増加してきて狭い駆動パルス幅での駆動の限界に
近づいてきた場合、次の駆動から一定時間広い駆動パル
ス幅で駆動し、その後、当初の狭い駆動パルス幅での駆
動にもどす。
本発明は概略この様な構成であるが第7図のブロック図
によりさらに詳説する。
第1図は、本発明の構成を示すブロック図であり、25
は時間標準振動子、26は発振回路、分周回路等を含む
回路、27はパルスモーター駆動回路、28はパルスモ
ーターでここまでの構成は従来の電子腕時計と同じであ
る。
29は負荷検出回路で第4図、第6図で説明した様に駆
動パルス印加後の誘起電流波形により負荷を検出する。
30は制御回路で負荷検出回路29で検出した負荷の状
態に応じてパルスモーター28の駆動を制御する回路で
、通常無負荷時は狭い駆動パルスを負荷時には広い駆動
パルスを供給するように制御する。
この制御方式を第8図につき説明する。第8図は駆動パ
ルスの状態を示したもので、先のパルスモーターの項で
述べたように供給されるとの状態をパルス31,32の
様に示した。
パルス31,32は無負荷状態の狭いパルス幅である。
パルス31,32を印加後、第7図の検出回路が負荷状
態を検出するが、無負荷又は小さな負荷状態である。
即ちパルス31後の負荷検出は無負荷と判定したので、
次のパルス32は狭いパルス幅となり、パルス32後の
負荷検出も無負荷と判定したので次のパルス33も狭い
パルス幅となる。
そしてパルス33後Ω負荷検出では、有負荷状態と判定
した。
この場合パルス33後、数IQmsee後に、広いパル
ス幅の第2の駆動パルス34がパルス33と同じ極性(
即ち同じ電流方向)で印加される。
その後の一定パルス数については広いパルス幅のパルス
35,36が叩加され、その後再び始めの狭いパルス幅
のパルス37,38・・・・・・・・・が印加される。
パルス33とパルス34の関係を説明すると、パルス3
3の駆動で負荷が大きいことを検出すると数10mse
c後に広いパルス幅のパルス34が印加される。
これはパルス33後の負荷検出で負荷が大きいと判定す
るが、このときローターが作動したかどうかの判定はむ
ずかしい、というのは第6図の誘起電流波形は負荷の増
加とともに右ヘシフトするとともに減衰する。
そしてローターが作動しなかったときは、誘起電流が出
ないのであるが負荷が限界に近いときローターがやっと
作動する状態との区別がつきにくい。
負荷が徐々に増加する場合は、負荷が大きいと判定して
もそのときのパルス33ではローターは作動しているし
、負荷が急激で狭いパルス幅では駆動できない大きさに
なるとパルス33ではローターは作動しない。
この両者の判別するのは困難である。そこでパルス印加
後の負荷の検出は多少余裕をもつように設定するのが簡
単である。
本構成では、パルス34を印加する、パルス33でロー
ターが作動したときは、パルス34はパルス33と同方
向のパルスであるため、このパルス34は逆相のパルス
になり、ローターは回転しない。
又、パルス33でローターが作動しなかったときはパル
ス34で駆動される。
このとき数10msec遅れてローターが駆動されるこ
とになるがこれが秒針の作動として目に判別されること
はな《、これを原因とした見苦しさを心配する必要は全
《ない。
次ニ負荷の検出後、広いパルス幅のパルス35.36を
一定パルス数継続させる構成にした理由は、ローターに
かかる負荷として最も大きいのは、カレンダー機構であ
って、これは3〜4時間断続するので直ちに狭いパルス
幅に戻すとまた負荷状態と判析し、これを繰り返すと作
動毎に2つのパルスを供給することになり、消費電力が
増大し、低電力化の意義がなくなる。
又、ローターにかかる負荷はカレンダー機構だけでな《
、磁場、低温、外乱等の単発的な負荷もある。
この様な場合には,広いパルス幅の継続パルス数はなる
べく少ない方が望ましい。
この様な現象を考慮して、継続パルス数は数10秒〜数
10分に設定することが望ましい。
以上が、本発明の構成であるが、次に本発明の具体的実
施例につき説明する。
第9図は、本発明になる時計の負荷検出回路及び駆動パ
ルス制御回路の一例である。
第9図中25は発振回路、26は分周回路であり、27
は第13図、第14図に示した駆動回路、29はモータ
ー負荷状態検出回路である。
以下、回路素子について順次説明してい《。
39のNAND GATE出力は無負荷状態のモーター
を駆動する際の狭いパルスを作る為のクロツクであり、
例えば1秒信号の立下りに対して5msec遅れたクロ
ックパルスを発生する。
この時デイレイフリップフロッグ42は、入力の1秒信
号を5msec遅らせて出力する事になり、ゲート46
の出力に5msec幅の狭パルスが発生する。
フリツプフロツプ44は、128Hzをクロツク入力と
するデイレイフリップフロツプで44の出力は入力1秒
信号に対し7.8m3ec遅れる。
従って、ゲート47の出力に7.8msec幅のパルス
が得られ、これを有負荷時の駆動用広パルスとする。
ゲート40は、駆動パルス印加直後にローター動作によ
って生ずる電流波形の極小部分が現われるまでの時間に
対し、無負荷状態と有負荷状態を判別するパルスを発生
する為のクロツクであり、42.44と同様の動作によ
って43と48の出力に判定規準パルスを得る。
第10図58は、ゲート48出力の判定基準パルスに相
轟し、59はゲート48出力の判定基準パルスに相肖す
る。
ゲート41は、補正パルス発生回路であって、パルス幅
は7。
8msecの広パルス、発生位置は、ゲート46或いは
47のパルスに対して、例えば30msec遅れる。
第10図66にその例を示す。
ゲート410入力端子57は、後述する補正信号であっ
て、該補正信号がHIGHになった場合のみ41の出力
に補正パルスを発生し、後段に供給する。
ゲー}39,40,41の入力信号は、前記パルスを得
る為の信号で、カウンタ26の出力を適尚に組み合せる
ゲート48.49は、上記パルスを駆動用回路27,1
5に対して分離、1秒おきに交互友出力させる回路であ
る。
回路27は第13図又は第14図に示したような構造と
なっており、上記パルスの他に説明は省《が先述したよ
うな動作を行なうためのパルスが各ゲートに供給される
ゲート50は、カウンタ52が零の状態において補正パ
ルスが41の出力端子に発せられた場合に、カウンタ5
2にカウント入力を一発送り込むものである。
52がカウントを始めると、以後カウンタ52の出力が
すべて零に戻るまでゲート50はOFF状態となる。
ゲート50の出力によって52が、カウント状態に入る
と51のゲートが開き以後52の出力がすべて零になる
まで2秒信号をカウント信号として52に送り続ける。
カウンタ52は、前述した如《、数10秒〜数10分の
間で適当に設定されておりモーターが有負荷状態にある
事を検出してから、上記時間幅だけ広パルス駆動信号を
出力し続ける為のタイマーとなる。
47は、カウンタ52の出力を、ゲート入力としており
、52がカウント状態にある間、広パルスを後段に出力
するものである。
第9図ブロック29は、駆動パルス印加後のモーターの
動作状態よりモーター負荷を検出する回路の一例である
53.54は、トランスミッションゲートであってコイ
ル端に発生する出力を駆動信号に応じて交互に選択する
53,54の出力は結合されてコンデンサを介し、微分
増幅器55に入力される。
53,54の出力信号の内、無負荷状態の波形と有負荷
状態の波形をそれぞれ第10図60.61に示す。
微分回路は、この場合ピーク検出器として動作し、微分
回路出力を更にインバータを通して得た信号は、各ピー
クで反転する矩形波となり、60に対しては62.61
に対しては64の信号が得される。
62及び64の信号において、駆動パルス印加後の立下
り位置を検出する回路がゲート56であって出力信号と
して63.65を得る。
この立下り位置が前記判定規準パルス59の内に含まれ
る状態を無負荷状態と判定し、パルス59の内に含まれ
ない場合を有負荷状態と判定する。
65は明らかに有負荷状態と判定され57はHIGHと
なる、この結果、波形61の場合に対しては、補正パル
ス66が引き続いて印加され、66によってローターの
回転は完結する。
但し、前述した如《66が印加される以前にローターの
回転が完結している場合も含まれる。
補正パルス66は、また、ゲート50を介してカウンタ
52に入力され、51のゲートをON状態にして52を
カウント状態にする。
以後、一定時間ゲート47をON状態に保ち広パルス駆
動信号を供給し続ける。
広パルスが供給されている間、57はLOW状態にあり
、補正パルスは出力されない。
これは、広パルス駆動時では、モーターは充分な出力ト
ルクがあるものと考えられるからである。
以上本発明の実施例につき詳説したが、本発明はここで
述べた実施例に限定されるものではなく種々の改良変更
応用が可能である。
例えばパルスモーターはここで述べたパルスモーターに
限定されるものではない。
モーター以外の変換機構でもよいし、パルスモーターの
内第11図に示すパルスモーターであっても全く同じ構
成で実現できる。
第11図のパルスモーターは、ローター100が永久磁
石で作られ、ステータ−101は第1図と違ってギャッ
プのない1体型であるとともにローターの静的位置と定
めるためのノツチ102, 103が形成されてい
る。
104は駆動コイルである。
この様なパルスモーターは、ステーター101が接続し
ているため、駆動後の誘起電流は第12図に示すように
、第4図、第6図に比し若干異なる。
しかし、無負荷時の波形105,105′、負荷時の波
形106,106’の関係は基本的には同様であり、同
じ方式で実現できることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電子腕時計のパルスモーターの例
を示す。 第2図、第3図は従来の回路構成を示し、第4図は従来
の時計におけるパルスモーター駆動コイκあ電流波形を
示す。 第5図はパルスモーターの駆動パルス幅に対する出力ト
ルクと消費電力の関係図である。 第6図は従来の駆動パルスよりも狭いパルス幅で、モー
ターと駆動した場合のコイル電流波形である。 第7図は本発明になる時計の回路ブロックを表わす。 第8図は本発明になる回路によるモータ駆動パルスのタ
イムチャート例である。 第9図は第8図のブロック回路の一具体例。 第10図は第9図における負荷検出部のタイムチャート
例である。 第11図は本発明に係る電子腕時計のパルスモーターの
例を示す。 第12図は第11図のパルスモーターにおける狭パルス
駆動時のコイル電流波形である。 第13図、第14図は本発明による駆動回路を示すもの
である。 第15図は第13図又は第14図の回路構成によってコ
イル端子に得られる波形を示すものである。 25・・・・・・発振回路、26・一一・・・分周回路
、27・・一・・・駆動回路、28・・・・・・モータ
、29・・一・・−モータ負荷検出判定回路、30・・
・・−・制御回路、31〜33一・・・−・狭パルス駆
動信号、34・・−・・・補正信号、35−・・・・・
広パルス駆動信号、59・−・・一負荷判定基準パルス
、60・・−・・・無負荷時検出信号、61・・・・・
・有負荷時検出信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電磁駆動コイル、ステータ及びロータからなるパル
    スモータな有する電子時計において、モータ駆動パルス
    を前記電磁駆動コイルに印加後、且つロータの運針中に
    、前記電磁駆動コイルおよび抵抗成分素子によってルー
    プを形成し、更に前記抵抗成分素子端子に生ずる電圧値
    を検出する手段を設け、前記検出手段の出力に応じてモ
    ータ駆動パルス波形を制御するよう構成した電子時計。
JP14302577A 1977-11-29 1977-11-29 電子時計 Expired JPS586400B2 (ja)

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CH635722B (fr) * 1979-09-10 Berney Sa Jean Claude Piece d'horlogerie comportant un circuit de detection et de controle pour moteur pas a pas.

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