JPS607480B2 - パルスモ−タの動作検出回路 - Google Patents

パルスモ−タの動作検出回路

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JPS607480B2
JPS607480B2 JP14594982A JP14594982A JPS607480B2 JP S607480 B2 JPS607480 B2 JP S607480B2 JP 14594982 A JP14594982 A JP 14594982A JP 14594982 A JP14594982 A JP 14594982A JP S607480 B2 JPS607480 B2 JP S607480B2
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浩 石井
稔 細川
僖壹 川村
咲穂 岡崎
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Suwa Seikosha KK
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step
    • H02P8/14Arrangements for controlling speed or speed and torque
    • H02P8/16Reducing energy dissipated or supplied

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パルスモータの動作検出回路に関し、特に電
子腕時計の電気機械変去逸機構としてのパルスモータの
駆動方式に関する。
本発明の目的は、かかるパルスモータの低消費電力化に
ある。本発明の目的はまた、低消費電力駆動時に起りう
る誤動作を検出し、或いは予期して瞬時に補正すること
にあり、秒針の動作等、時計の外観的動作において誤動
作或いは補正等が感知されない制御方式を提供すること
にある。水晶振動子を時間標準振動子としたいわゆる水
晶腕時計が実用化されて以来、その高精度、高信頼性か
ら広く普及するに至った。
その間、この水晶腕時計の技術革新はめご・ましく、そ
の消費電力についても当初2項致しW必要としたものが
現在では5rW程度で実現できるようになってきた。し
かしながら現状の消費電力5仏Wの内訳を見ると水晶振
動子の発振、分周等回路関係で1.5〜2ムW、パルス
モータで3〜3.5仏Wと、かなりアンバランスが目立
つ、即ち電気機械変換機構の消費電力が全体の消費電力
の6〜7割もしみているわけで今後さらに低電力化を図
っていくためにはこのパルスモータの低電力化が効果的
でありそうである。しかも現状のパルスモータの変換効
率はかなり高く、これ以上の効率アップはかなり困難で
ある。ただ従来のパルスモータは、カレンダー機構の如
き耐付加機構、温度、磁気等の耐環境、振動衝撃等の耐
外乱等の要求から最悪状態でも充分に作動する様に設計
されてきた。そのため一定の駆動条件で一定負荷に耐え
る性能がモータに要求されていたのであるが、実際に時
計体がこの様な負荷状態にあるのは一日の内でも4〜5
時間程度で他の2胡時間は殆んど無負荷状態にある。即
ち、時計体が常に無負荷状態にあれば、モータ機構はそ
れ程大きな負荷に耐える様な設計をする必要がなく、そ
の場合には消費電力もかなり低減できるのであるが、時
計は短時間ではあるが厳しい環境になるので、これを保
証するために大電力を供給して大出力を得るパルスモー
タを用いる必要があった。本発明は、パルスモ−夕の駆
動方式を負荷が小さいときには少ない電力で駆動し、負
荷が大きいときには大電力で駆動することにより上述の
不合理性を改め、パルスモータで消費する電力を大幅に
低減するものである。
しかもこの様な駆動方式を機械的接点などを含まず信頼
性のある全電子的な手段で構成するとともにモータの種
類、量産によるバラッキ等にも対処できる安定な駆動を
実現したものである。以下、本発明につき説明する。
第1図は、電子腕時計用パルスモー夕の1例であり、図
において1は2極に着磁された永久磁石製のローターで
、このローターーをはさんでステータ2,3が対向して
配置されているが、これらのステータ2,3はそれぞれ
コイル4を巻いた継鉄5に接続して1組のステータを構
成している。
ステータ2,3は、ロー夕一1が一定方向に回転できる
ようにローター1の中心に対してステーター2,3の円
弧部2a,3aを、偏心させ、ローターーの静止時の磁
極(NおよびS)位置をステーター2,3の一方にずら
している。この種のパルスモーターは従来から実用化さ
れており第2図に示す様な回路ブロックで駆動されてい
た。10は水晶振動子であり、発振回路11により駆動
され、その周波数は分筒器12により分周され、波形整
形器13で適当な時間間隔で適当な時間幅の180o位
相の異なる2つのパルスが形成される。
その一例として、2″毎7.8の蛾のパルスを考え以下
これについて説明していく。このパルスをCMOSイン
バーターで構成されるドライバー14,15に入力し、
その出力をコイル4の端子4a,4bに供給する。第3
図はこのドライバー部の詳細図であり、一方のィンバー
タ−14の入力端子16に18なる信号を印加すると矢
印19で示す様に電流が流れ、逆に他方のインバーター
15の入力端子17に同様の信号を印加すると矢印19
と対称的なルートに電流が流れる。即ち両ィンバータの
入力端子16,17に交互に信号を印加することにより
コイル4に流れる電流を交互に反転させることができ、
具体的には1秒毎に交互に反転する7.8ms的の電流
をコイル4に流すことができる。このような駆動回路に
より第1図のステップモーターのステーター2,3には
N極、S極が交互に発生し、ローター1の磁極と反発、
吸引によりローター1を180oずつ回転させることが
できる。そしてこのローター1の回転は中間車6を介し
て4番車7に伝達され、さらに3番車8、2番車9、さ
らには図示しないが筒カナ、筒車、カレンダー機構に伝
達され、時針、分針、秒針、カレンダー等からなる指示
機構を作動させる。第1図のパルスモータは、原理的に
は以上の説明の如く作動し、これを電子腕時計用の変換
機構として用いてきた。第3図のドライブ回路において
、端子17にハイレベル信号を端子16に信号18を印
加して矢印1 9の如く電流を流したときMOSトラン
ジスタ15にはチャネルインピーダンスによって駆動電
流に基づく電圧降下が生じ端子4bでこの電流に相当す
る信号波形を検出することができる。
その電流波形は、例えば第4図の如くになる。第4図で
区間Aは駆動区間でこの場合7.8mSec、この区間
Aで流れる電流がモーター駆動で消費される複雑な形状
を示すのは、駆動回路によって印加された電圧に基づい
て生ずる電流の他に駆動されたローターの回転によって
コイルに譲起電流が重畳されるためである。区間Bは、
駆動パルス印加後の区間で、ローターは慣性による回転
と安定位置に停止する迄の振動をなう、このときこの区
間は第3図の駆動用インバーター4,15のPチャンネ
ルMOSトランジスタがONになっているためコイル4
とこのトランジスタとのループで前記ロ−夕−の動きに
応じたコイル4への誘起電流が流れる。第4図の区間B
の波形が脈動しているのはこのためである。従ってこの
駆動電流波形、及び駆動後の誘起電流波形が形状とロー
ターの回転位置とはほぼ対応をつけることができる。さ
て、第4図の波形20と波形20′は、一連の波形であ
り、これはローターへの負荷が非常に少ない場合である
波形22と波形22′も一連の波形であって、この場合
。ータ−への負荷が大きく、ローターの作動限界に近い
状態であり、波形21、波形21′は許容最大負荷の約
1/2の負荷をかけた場合である。この様に負荷を変化
させたときの電流波形をよく観察すると、負荷が大きく
なるに従って波形が右へ延びていくことがわかる。これ
は負荷の増大に従ってローターの回転が遅くなるためで
あり、安定位置に停止するまでのローター振動周波数が
低く、且つ振幅が小さくなる事を実験的に確めている。
この現象を逆に考えると、ローターへの負荷が常に、無
負荷状態にあるならば、駆動パルス幅は7.8のsec
よりもっと短いパルス幅で駆動できると理解される。事
実パルス幅を短くしても、モーターは作動し、出力トル
クは減少する。この状況を第5図に示す。第5図は、駆
動パルス幅を変化させたときの出力トルク特性Tと消費
電力特性1を表わしたものである。前述の駆動パルス幅
7.8仇鮒は、この図でP2に相当する。即ちパルス幅
P2で出力トルクはLであり、消費電力は−である。こ
の出力トルクT2は前述の様に時計体の遭遇する負荷に
充分耐えられる様に設定される。ところがローターにか
かる負荷が小さいか無視できる程度であればもっと出力
トルクは小さくてよく、駆動パルス幅も短くでき、従っ
て消費電力も少なくできる。例えば、P,のパルス幅で
駆動すれば、出力トルクT,で消費電力も1,で済む。
本発明はこの点に着目し、ロータ−にかかる負荷を検出
するこをにより、無負荷時もしくは負荷が小さいときは
狭いパルス幅で駆動し、大きい負荷がかかったときには
広いパルス幅で駆動しようとするもので合理的で低電力
化を図るものである。前にも述べたように無負荷状態に
ある方が圧倒的に多いので低電力化の効果は非常に大き
い。例えば、第5図の如く無負荷時(20時間)はP,
のパルス幅で負荷時(4時間)はP2のパルス幅で駆動
し、1,/12=1/2であるとすると、平均消費電力
は、・=・.X鰐十・2×4=髪;2:。
‐582となり、常時P2のパルス幅で駆動した従来の
方式に比し、60%以下の電力で済み大幅な低電力化が
はかれる。ところで今、上で「負荷を検出して…・・・
一と簡単に述べたが、この負荷の検出方法が本発明の大
きなポイントであることは云うまでもない。
次にこの負荷の検出方法について述べる。第4図のコイ
ルに流れる電流波形を見ると、負荷の増大とともに、こ
の電流波形が変化することがわかる。即ち駆動区間Aで
は極大,極4・になる位置が負荷の増大とともに右へシ
フトしている。この点に着目して負荷の大きさを知るこ
とができるが、この波形の変化は極めて少なく量産のバ
ラツキを吸収することがむずかしく、又、極めて微妙な
制御をしなければならない。そこで本発明は、駆動パル
ス印加後の区間Bに着目した。
この区間Bにおいても負荷の増大につれて、例えば最初
に極小値をとる点は右へシフトしている。しかも区間A
の波形の変化量に比し、数情の変化量が得られる。従っ
て、この区間Bにおける誘起電流波形によって負荷の大
小を検出することは、上述の区間Aに比し容易で、信頼
性も高くなる。この現象は、駆動パルス幅を短くしたと
きも同様で、第6図にその状況を示す。この第6図に示
した駆動は第4図に比し、駆動パルス幅が狭いため小さ
な負荷に耐えるのみであるが無負荷時の駆動電流波形2
3、同じく駆動後の誘起電流波形23′と作動限界負荷
時の駆動電流波形24、同じく駆動後の譲起電流波形2
4′との関係は、第4図と同様である。ところでこの誘
起電流波形は、先述のとおり、第3図のドライブ回路に
おけるMOSトランジスタ1 4又は1 5のチャンネ
ルインピーダンスによって、その大きさがさまり、普通
は大きくても数十のV程度である。そのためそのままで
は検出回路に、高感度、高精度のものが必要となり、検
出が比較的むずかしい。検出をより容易にするには誘起
電流波形をより大きくしてやる必要がありそれにはドラ
イブ回路のインピーダンスを高くするのが簡単である。
ところが、第3図におけるMOSトランジスタ1 4又
は15のチャンネルインピーダンスを高くする訳にはい
かない。というのはそれを高くすると第4図における区
間Aでは電流が流れなくてはならないにもかかわらず、
電流が流れにくくなってしまうからである。そこで本発
明においてはドライブ回路を第13図に示す構成として
いる。第13図107,108は第3図における14,
15と対応するトランジスタであり、それぞれのトラン
ジスタと並列にチャンネルインピーダンスの高いトラン
ジスタ109,110が結合されており、第4図に示す
区間Aにおいては従来の回路と同様に108又は107
のトランジスタがON状態にあり、区間Bにおいては従
来の回路では第3図14,15がON状態であったが、
本発明においては109と108又は110と107が
ON状態となる。例えば検出端子が117である場合に
は検出端子は区間Aにおいては108、そして区間Bに
おいては110のそれぞれのトランジスタを通してVo
oと短絡され、区間Bにおいてはトランジスタ110の
チャンネルインピーダンスが大きいためにソース,ドレ
ィン間の電圧降下が大きくなり、譲起電流波形は第15
図に示すように区間Bにおいては数百mV〜数Vの出力
を得ることが可能となる。
その大きさはトランジスタ109,110のチャンネル
インピーダンスを変化させることにより自由に設定でき
るがあまり高くするとコイルに電流が流れにくくなり、
ローターの回転によってコイルに譲起する電圧が電流と
して消費されないためにローターのエネルギーがコイル
で減衰せず、ローターにブレーキがかからなくなって2
秒送り等の原因となるので、適切な値をとる必要がある
。しかしながら検出が完了した時点において直ちに10
7及び108がON状態となるように制御することによ
り、チャンネルインピーダンスをかなり高くしても実用
上差支えないという実験結果も得ており、これはそれ程
意識する必要のある問題ではない。又、この他の方法と
して、第14図に示すような回路でも全く同じ動作が可
能となる。この場合はチャンネルインピーダンスを抵抗
素子とするのではなく別に抵抗115,116を駆動ト
ランジスタと並列に入れたものである。この方法におい
てもトランジスタ113及び114を109,110と
同様に制御することにより第15図のような出力をコイ
ル端に得ることができる。第15図において、波形li
8,119及び12川まそれぞれ第4図における20′
,21′及び22′と対応する波形である。負荷の検出
は上述の方法で行なうが、本発明の構成は通常モーター
へは無賃荷時を想定した狭い駆動パルスで駆動し、常に
駆動後の議起電流波形で負荷の大きさを検出し、負荷が
小さいときは「始めの狭い駆動パルス幅での駆動を継続
する。負荷が増加してきて狭い駆動パルス幅での駆動の
限界に近づいてきた場合、次の駆動から一定時間広い駆
動パルス幅で駆動し、その後、当初の狭い駆動パルス幅
での駆動にもどす。本発明は概略この様な構成であるが
第7図のブロック図によりさらに詳説する。第7図は、
本発明の構成を示すブロック図であり、25は時間標準
振動子、26は発振回路、分周回路等を含む回路、27
はパルスモーター駆動回路、28はパルスモーターでこ
こまでの構成は従来の電子腕時計と同じである。29は
負荷検出回路で第4図,第6図で説明した様に駆動パル
ス印加後の誘起電流波形により負荷を検出する。
30は制御回路で負荷検出回路29で検出した負荷の状
態に応じてパルスモーター28の駆動を制御する回路で
、通常無負荷時は狭い駆動パルスを負荷時には広い駆動
パルスを供給するように制御する。この制御方式を第8
図につき説明する。第8図は駆動パルスの状態を示した
もので、先のパルスモーターの項で述べたように供給さ
れるこの状態をパルス31,32の様に示した。パルス
31,32は無負荷状態の狭いパルス幅である。パルス
31,32を印加後、第7図の検出回路が負荷状態を検
出するが、無負荷又は小さな負荷状態である。即ちパル
ス31後の負荷検出は無負荷と判定したので、次のパル
ス32は狭いパルス幅となり、パルス32後の負荷検出
も無負荷と判定したので次のパルス33も狭いパルス幅
となる。そしてパルス33後の負荷検出では、有負荷状
態と判定した。この場合パルス33後、数10の縦後に
、広いパルス幅の第2の駆動パルス34がパルス33と
同じ犠牲(即ち同じ電流方向)で印加される。
その後の一定パルス数については広いパルス幅のパルス
35,36が印加され、その後再び始めの狭いパルス幅
のパルス37,38……が印加される。パルス33とパ
ルス34の関係を説明すると、パルス33の駆動で負荷
が大きいことを検出すると数low船後に広いパルス幅
のパルス34が印加される。これはパルス33後の負荷
検出で負荷が大きいと判定するが、このときローターが
作動したかどうかの判定はむずかしい、というのは、第
6図の譲起電流波形は負荷の増加とともに右へシフトす
るとともに減衰する。そしてローターが作動しなかった
ときは、譲記電流が出ないのであるが負荷が限界に近い
ときローターがやっと作動する状態との区別がつきにく
い。負荷が徐々に増加する場合は、負荷が大きいと判定
してもそのときのパルス33ではローターは作動してい
るし、負荷が急激で狭いパルス幅では駆動できない大き
さになるとパルス33ではローターは作動しない。この
両者の判別するのは困難である。そこでパルス印加後の
負荷の検出は多少余裕をもつように設定するのが簡単で
ある。本構成では、パルス幅34を印加する、パルス3
3でローターが作動したときは、パルス34はパルス3
3と同方向のパルスであるため、このパルス34は逆相
のパルスになり、ローターは回転しない。又、パルス3
3でローターが作動しなかったときはパルス34で駆動
される。このとき数10の鮒遅れてローターが駆動され
ることになるがこれが秒針の作動として目に判別される
ことはなく、これを原因とした見苦しさを必配する必要
は全くない。次に負荷の検出後、広いパルス幅のパルス
35,36を一定パルス数継続させる構成にした理由は
、ローターにかかる負荷として最も大きいのは、カレン
ダー機構であって、これは3〜4時間継続するので直ち
に狭いパルス幅に戻すとまた負荷状態と判断し、これを
繰り返すと作動毎に2つのパルスを供給することになり
、消費電力が増大し、低電力化の意義がなくなる。又、
ローターにかかる負荷はカレンダ−機構だけでなく、磁
場、低温、外乱等の単発的な負荷もある。この様な場合
には、広いパルス幅の継続パルス数はなるべく少ない方
が望ましい。この様な現象を考慮して、継続パルス数は
数1町砂〜数10分に設定することが望はましい。以上
が、本発明の構成であるが、次に本発明の具体的実施例
につき説明する。
第9図は、本発明になる時計の負荷検出回路及び駆動パ
ルス制御回路の一例である。第9図中、25は発振回路
、26は分周回路であり、27は第13図、第14図に
示した駆動回路、29はモーター負荷状態検出回路であ
る。以下、回路素子について順次説明していく。
39のNANDGATE出力は無負荷状態のモーターを
駆動する際の狭いパルスを作る為のクロツクであり、例
えば1秒信号の立下りに対して5の雌遅れたクロックバ
ルスを発生する。
この時デイレイフリップフロツプ42は、入力の1秒信
号を5仇柵遅らせて出力する事になり、ゲート46の出
力に5ms的幅の狭パルスが発生する。フリツプフロツ
プは、128HZをクロツク入力するデイレイフリツプ
フロツプで44の出力は入力1秒信号に対し7.8ms
ec遅れる。従って、ゲート47の出力に7.8凧的幅
のパルスが得られ、これを有負荷時の駆動用広パルスと
する。ゲート40は、駆動パルス印加直後にローター動
作によって生ずる電流波形の極小部分が現われるまでの
時間に対し、無負荷状態を判別するパルスを発生する為
のクロックであり、42,44と同様の動作によってフ
リツプフロツプ43によってゲート148の出力に判定
規準パルスを得る。第10図58は、ゲート48出力の
駆動パルスに相当し、59はゲート148出力の判定規
準パルスに相当する。
ゲート41は、補性パルス発生回路であって、パルス幅
は7.8仇Secの広パルス、発生位置は、ゲート46
或いは47のパルスに対して、例えば30の欄遅れる。
第10図66にその例を示す。ゲート41の入力端子5
7は、後述する補正信号であって、該補正信号がHIG
則こなった場合のみ41の出力に補正パルスを発生し、
後段に供給する。ゲート39,40,41の入力信号は
、前記パルスを得る為の信号で、カウンタ26の出力を
適当に組み合せる。ゲート48,49は上記パルスを駆
動用回路27,15に対して分離、1秒おきに交互に出
力させる回路である。回路27は、第13図又は第14
図に示したような構造となっており、上記パルスの他に
説明は省くが先述したような動作を行なうためのパルス
が各ゲートに供給される。ゲート5川ま、カウン夕52
が零の状態において補正パルスが41の出力端子に発せ
られた場合に、カウンタ52にカウント入力を一発送り
込むものである。52がカウントを始めると、以後カウ
ンタ52の出力がすべて零に戻るまでゲート50はOF
F状態となる。
ゲート50の出力によって52が、カウント状態に入る
と51のゲート開き以後52の出力がすべて零になるま
で2秒信号をカウント信号として52に送り続ける。カ
ゥンタ52は、前述した如く、数1硯砂〜数1び分の間
で適当に設定されておりモーターが有負荷状態にある事
を検出してから、上記時間幅だけ広いパルス駆動信号を
出力し続ける為のタイマーとなる。47は、カウンタ5
2の出力を、ゲート入力としており、52がカウント状
態にある間、広パルスを後段に出力するものである。
第9図ブロック29は、駆動パルス印加後のモーターの
動作状態よりモーター負荷を検出する回路の一例である
。53,54は、トランスミッションゲートであってコ
イル端に発生する出力を駆動信号に応じて交互に選択す
る。
53,54の出力は、結合されてコンデンサを介し、微
分増幅器55に入力される。
53,54の出力信号の内、無負荷状態の波形と有負荷
状態の波形をそれぞれ第10図60,61に示す。
微分回路は、この場合ピーク検出器として動作し「微分
回路出力を更にインバーター121,122を通して得
た信号は、各ピークで反転する短形波となり、601こ
対しては62,61に対しては64の信号が得られる。
62及び64の信号において「駆動パルス印加後の立下
り位置を検出する回路がゲート56であって出力信号と
して63,65を得る。
この立下り位置が前記判定基準パルス59の内に含まれ
る状態を無負荷状態と判定し「パルス59の内に含まれ
ない場合を有負荷状態と判定する。65は明らかに有負
荷状態と判定され57はHIGHとなる。
この結果、波形61の場合に対しては、補正パルス66
が引き続いて印加され、66によってoーチーの回転は
完結する。但し、前述した如く66が印加される以前に
ローターの回転が完結している場合も含まれる。補正パ
ルス66は、また、ゲート50を介してカウンタ52に
入力これ、51のゲートをON状態にして52をカウン
ト状態にする。以後、一定時間ゲート47をON状態に
保ち広パルス駆動信号を供給し続ける。広パルスが供給
されている間、57は、LOW状態にあり、補正パルス
は出力されない。これは、広パルス駆動時では、モータ
ーは充分な出力トルクがあるものと考えられるからであ
る。
ここでフリップフロップ出力57について詳述する。
NANDゲート125と126で構成されるフリツプフ
ロツプの出力57は、NANDゲート124の出力によ
って1秒毎にセットされ1の状態となる。この時のセッ
トパルス幅は1秒信号なのでパルス幅は1′2砂である
。軽負荷状態においては常に1秒毎にゲート56の出力
パルスがそのままゲート122,123を通過して、フ
リツプフロツプに印加され出力57を0にする。従って
、フリップフロップは軽負荷状態では1秒毎にセット・
リセットが繰り返されることになり、ゲート41から補
正パルスは出力されない。仮に重負荷状態が検出される
とゲート56の検出出力パルスは第10図の66の様に
なりゲート48の出力パルス59から外れることになる
。従って検出出力パルス65はゲート122で阻止され
ることになり、この時フリツプフロツプは1秒信号によ
ってセットされたままとなり、出力57は1の状態を保
つのでゲート41から補正パルス66が出力されること
になる。尚、ゲート122に出力される※印の信号は、
フリップフロップ44からの信号で、1秒信号を7.8
msec遅延させた信号であり、モータの駆動パルス発
生中に検出回路系統が作動しないようにしている。
またゲート123に入力される*印の出力はカウンタ5
2の出力信号であり、カウンタが作動して広パルスが供
給されている間は補正パルスが出力されないようにする
ものである。このような本発明の構成では、モータ駆動
パルス発生後の一定時間のみ検出出力パルスが通過する
ようゲートを構成してあるので、次のようなメリットを
もつ。即ち、例えば軽負荷状態の際のゲート56の出力
は第10図63で示すように2個の検出パルスが発生す
る場合もあるし、また外部衝撃によってロータが振動し
たときにも検出パルスが発生するので、もし常時検出回
路系統を作動させておくと、ロータの重負荷とは無関係
に補正パルスが出力される倶れがあり、その場合余分な
消費電力が使われることになって、低消費電力化といっ
た本来の目的から逆行するといった問題をもつ。しかし
本発明の構成では上述した如く、駆動パルスの一定の時
間のみ検出回路系統が作動するものなので、2個目の検
出出力パルスや衝撃時の検出出力パルスはゲート122
で阻止されることになり、かかる問題は全く解消されて
いる。以上本発明の実施例につき詳述したが、本発明は
ここで述べた実施例に限定されるものではなく種々の改
良変更応用が可能である。例えばパルスモーターはここ
で述べたパルスモータに限定されるものではない。モー
ター以外の変換機構でもよいし、パルスモーターの内第
11図に示すパルスモーターであっても全く同じ構成で
実現できる。第11図のパルスモーターは、ローター1
00が永久磁石で作られ、ステーター101は第1図と
違ってギャップのない1体型であるとともにローターの
静的位置と定めるためのノツチ102,103が形成さ
れている。104は駆動コイルである。
この様なパルスモーターは、ステータ−101が接続し
ているため、駆動後の誘起電流は第12図に示すように
、第4図、第6図に比し若干異なる。しかし、無負荷時
の波形105,105′、負荷時の波形106,106
′の関係は基本的には同様であり、同じ方式で実現でき
ることが理解されよう。かように本発明によれば、駆動
パルス印加後ロータ回転中に、電磁駆動コイルと抵抗成
分素子によってループを形成し、その抵抗成分素子端子
の電圧値で負荷状態を検出するものなので、駆動コイル
に生じた誘起電圧を確実に検出して作動の確実化を図る
ことができ、また更に検出手段が、駆動パルス印加後の
誘起電圧を検出する第1の期間と、第1の期間に引き続
いて誘起電圧を検出しない第2の期間とを有するゲート
回路を備えているので、パルス印加後の誘起電圧を検出
した後は衝撃等によってロータが移動し譲起電圧が発生
しても検出手段が誤差勤することは皆無であり、作動の
確実化が一貫して達成され、低消費電力化に寄与するこ
と大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電子腕時計のパルスモーターの例
を示す。 第2図、第3図は従来の回路構成を示し、第4図は従来
の時計におけるパルスモーター駆動コイルの電流波形を
示す。第5図はパルスモーターの駆動パルス幅に対する
出力トルクと消費電力の関係図である。第6図は従来の
駆動パルスよりも狭いパルス幅で、モーターと駆動した
場合のコイル電流波形である。第7図は本発明になる時
計の回路ブロックを表わす。第8図は本発明になる回路
によるモータ駆動パルスのタィミチャート例である。第
9図は第8図のブロック回路の一具体例。第10図は第
9図における負荷検出部のタイムチャート例である。第
il図は本発明に係る電子腕時計のパルスモーターの例
を示す。第12図は第11図のパルスモーターにおける
パルス駆動時のコイル電流波形である。第13図、第1
4図は本発明による駆動回路を示すものである。第15
図は第13図又は第14図の回路構成によってコイル端
子に得られる波形を示すものである。25・・・・・・
発振回路、26・・・・・・分周回路、27・・・・・
・駆動回路、28…・・・モー夕、29・・・・・・モ
ータ負荷検出判定回路、30・・・・・・制御回路、3
1〜33・・…・狭パルス駆動信号、34…・・・補正
信号、35・・・・・・広パルス駆動信号、59・・・
・・・負荷判定基準パルス、60・・・・・・無負荷時
検出信号。 第2図第1図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図 第14図 第15図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電磁駆動コイル、ステータ及びロータからなるパル
    スモータを有する電子時計において、モータ駆動パルス
    を前記電磁駆動コイルに印加後、且つ、ロータの運針中
    に、前記電磁駆動コイルおよび抵抗成分素子によってル
    ープを形成し、前記電磁駆動コイルに発生する誘起電圧
    を前記抵抗成分素子端子に生ずる電圧値により検出する
    手段を設け、前記検出手段の出力に応じてモータ駆動パ
    ルス波形を制御するとともに、前記検出手段は少なくと
    も前記駆動パルス印加後の前記誘起電圧を検出する第1
    の期間と、第1の期間に引き続いて前記誘起電圧を検出
    しない第2の期間とを有するゲート回路を備えたことを
    特徴とするパルスモータの動体検出回路。
JP14594982A 1982-08-23 1982-08-23 パルスモ−タの動作検出回路 Expired JPS607480B2 (ja)

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