JP2006125301A - 冷却ファンの防塵装置 - Google Patents

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Kazuhiro Maruta
和弘 丸田
Takayuki Muto
隆之 武藤
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Abstract

【課題】 回転部分への塵の侵入を防止する。
【解決手段】 油圧モータとファンボスとの間の直線部を有した隙間を詰めることにより、複雑な形をした微小な小石や砂の進入を確実に防ぐことができる。その上、直線部同士の間に滞留室を設けているため、外部から直線部の隙間を通り進入してくる塵を滞留室にとどめることができる。この滞留室にとどまっている塵は、回転軸へ向かう直線部の隙間を通らないと回転軸まで進入することはできない。このため、回転軸部分にはほとんど塵が侵入することがない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷却ファンの防塵装置に関する。
特許文献1には、ファンの駆動軸部の防塵をおこなうために、アクチュエータの回転軸にオイルシールを設けている。さらに、塵がオイルシールに付着しないように、ファンとアクチュエータの外周部との間の円周状の隙間をつめることが記載されている。
実開昭57−2213号公報
特許文献1の構造では、ファンとアクチュエータの外周部との間の円周状のクリアランスが最小となる部分で塵の侵入を防止している。しかし、軸方向および円周方向の最小となるクリアランスを有しているだけで、最小となるクリアランス部以外はファンとアクチュエータの外周部との間が離れている。そのため、複雑な形をした微小な小石や砂が侵入する角度によっては、このクリアランスより大きい小石や砂が侵入してしまう。
本発明は上記の問題点に着目してなされたもので、簡単な構造で防塵することができる冷却ファンの防塵装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明は、アクチュエータと,前記アクチュエータにより回転する回転軸と,前記回転軸とともに回転するファンと、前記ファンと一体構成されるとともに、前記アクチュエータと前記ファンとが回転軸方向に互いの一部が重複するファンボスとを備える冷却ファンにおいて、前記アクチュエータの外周部と前記ファンボスとの間にクリアランスを形成した複数の直線部を有し、前記複数の直線部の間に滞留室を設けた構成としている。
第2の発明は、第1の発明において、前記複数の直線部を、前記ファンボスの後端部と、前記ファンボスの凹み部に設けた構成としている。
本発明では、外周部とファンボスとの間に複数の直線部を有したクリアランスを形成することにより、複雑な形をした微小な小石や砂の侵入を確実に防ぐことができる。その上、各直線部の間に滞留室を設けているため、外部から直線部のクリアランスを通り侵入してくる塵を滞留室にとどめることができる。この滞留室にとどまっている塵は、回転軸へ向かう直線部の隙間を通らないと回転軸まで侵入することはできない。このため、回転軸部分にはほとんど塵が侵入することがない。
よって、簡単な構造で回転軸部に装着されているオイルシールの耐久性を向上することができる。
以下、図面を参照して本発明に係わる冷却ファンの防塵装置の実施形態について説明する。なお本実施形態では、ファンとして油圧で駆動される油圧駆動ファンを想定している。しかし、本発明としては、油圧駆動ファンに限定されることなく、電動ファンに対しても適用することができる。
図1、図2を用いて実施例1を説明する。図1は本発明の実施形態のファンを側面からみた断面図である。図2は本発明のファンの構成を示す図である。
図1に示すように、ラジエター10、シュラウド11、フレーム12とでかこまれた内部に、ファン1は位置している。
油圧モータ2は、フレーム12に取り付けられたプレート5に支持されている。この油圧モータ2は、図示されていない油圧ポンプより油圧配管13を通り圧油が供給され、油圧モータ2の回転軸4が回転駆動する。回転軸4は、ファンボス3にボルト5により締結されている。ファン1は、ファンボス3と羽根7で構成されており、ファンボス3と羽根7は複数のボルト6により締結されている。このため油圧モータ2が回転駆動されると、ファン1が回転駆動する。
ファン1のファンボス3の凹み部3Hに、油圧モータ2の軸方向の一部が重複するようになっている。すなわち、ファンボス3に油圧モータ2が収容されることとなる。このようにすることで、ファン1と油圧モータ2の合計した回転軸方向の長さを短くしている。
図2に示すように、回転軸4には、油圧モータ内部に塵の侵入を防止するオイルシール20が装着されている。オイルシール20には、塵の侵入を防ぐためにダスト用のリップが設けてある。
油圧モータ2の外周部とファンボス3の回転軸方向の後端部との間の軸方向に直線部25を設けてある。この油圧モータ2の外周部とファンボス3との間は、円周方向のクリアランスX1とし塵の侵入を防止できるようにして設けられている。また、油圧モータ2の先端部の外周部とファンボス3の凹み部分との間にも軸方向に直線部26を設けてある。この油圧モータ2先端部の外周部とファンボス3との間は、円周方向のクリアランスY1とし塵の侵入を防止できるように設けられている。
なお、直線部25の円周方向のクリアランスX1に対し、直線部25の軸方向の長さは、X1以上とすることが望ましい。また、直線部26の円周方向のクリアランスY1に対し、直線部25の軸方向の長さは、Y1以上とすることが望ましい。
直線部25と直線部26との間には、塵を滞留させるための滞留室27を設けている。滞留室27は、油圧モータ2の外周部とファンボス3により形成されており、直線部のクリアランスに対し十分大きな空間となっている。この滞留室27の円周方向の幅は、クリアランスX1、および、クリアランスY1のどちらか大きい方のクリアランスの2倍以上の幅とする。また、軸方向の長さは、クリアランX1、および、クリアランスY1のどちらか大きい方の2倍以上の長さとする。
次に第1実施形態の作用を説明する。図示しない油圧ポンプより油圧モータ2に圧油が供給され、油圧モータ2の回転軸4が回転する。この回転によりファン1が回転する。そして、ファン1の回転により、図示しない空気取り入れ口より空気を吸い込み、ラジエター10を冷却した空気がファン1を通過し、図示しない空気排出口から排出される。
このとき、外部から微小な砂や小石も一緒に吸い込み、ラジエター10とファン1とを通過する。ファン1を通過した空気は乱れているため、微小な砂や小石を吸い込んだ空気の一部が逆流し、ファンボス3の内部に舞い込んでくる。この舞い込んできた微小な砂や小石は、油圧モータ2とファンボス3の回転軸方向の後端部との間の直線部25のクリアランスにより侵入を防止される。しかし、全ての侵入を防止することはできず多少侵入してくることになる。このとき侵入した微小な砂や小石は、滞留室27に入ることになるが、滞留室27は、直線部を持ったクリアランスの間に形成さてれているため、空気の流れがほとんどない。このため、滞留室27に舞っている微小な砂や小石は、重力により滞留室27に堆積することになる。
さらに、油圧モータ2の先端部の外周部とファンボス3の凹み部分3Hとの間にも軸方向に直線部26を設けてあるため、オイルシール20への微小な砂や小石はほとんど侵入することがない。よって、回転軸4に装着されたオイルシール20には、ほとんど塵が侵入してくることはなくなり、オイルシール20の耐久性を向上させることができる。
図3に示す図で実施例2を説明する。図3は、図2と同一部分の構成を示す図であり、同一部分には同一符号を用いて説明している。また、この実施例では、塵の侵入を防ぐ直線部を設ける位置を実施例1とは異なる位置に配置している。
油圧モータ2の外周部とファンボス3の回転軸方向の後端部との間の円周方向に直線部35を設けてある。この油圧モータ2の外周部とファンボス3との間は、軸方向のクリアランスX2とし塵の侵入を防止できるように設けられている。また、油圧モータ2の先端部の外周部とファンボス3の凹み部分との間にも円周方向に直線部36を設けてある。この油圧モータ2の先端部の外周部とファンボス3との間は、軸方向のクリアランスY2とし塵の侵入を防止できるように設けられている。
直線部35と直線部36との間には、塵を滞留させるための滞留室37を設けている。この滞留室37は、油圧モータ2の外周部とファンボス3により形成されている。滞留室37は、油圧モータ2の外周部とファンボス3により形成されており、直線部のクリアランスに対し十分大きな空間となっている。
この滞留室37の円周方向の幅は、クリアランスX2、および、クリアランスY2のどちらか大きい方のクリアランスの2倍以上の幅とする。また、軸方向の長さは、クリアランスX2、および、クリアランスY2のどちらか大きい方の2倍以上の長さとする。
実施例2の作用は、実施例1とほぼ同一のため説明は省略する。なお、ここでは、塵の侵入を防止する直線部を軸方向と円周方向に設けたが、軸方向と円周方向の組み合わせ、油圧モータ2の外周部とファンボス3の間に傾斜状のクリアランスを設け本発明のようにすることは、適宜選択できるものである。
図1は本発明の実施形態のファンを側面からみた断面図である。 図2は本発明のファンの構成を示す図である。(実施例1) 図3は本発明のファンの構成を示す図である。(実施例2)
符号の説明
1…ファン、2…油圧モータ、3…ファンボス、4…回転軸、5,6…ボルト、7…羽根、8…プレート、10…ラジエター、11…シュラウド、12…フレーム、13…配管、20…オイルシール、25,26,35,36…直線部、27,37…滞留部。

Claims (2)

  1. アクチュエータと、
    前記アクチュエータにより回転する回転軸と,
    前記回転軸とともに回転するファンと、
    前記ファンと一体構成されるとともに、前記アクチュエータと前記ファンとが回転軸方向に互いの一部が重複するファンボスとを備える冷却ファンにおいて、
    前記アクチュエータの外周部と前記ファンボスとの間にクリアランスを形成した複数の直線部を有し、
    前記複数の直線部の間に滞留室を設けたことを特徴とする冷却ファンの防塵装置。
  2. 請求項1記載の冷却ファンの防塵装置において、前記複数の直線部を、前記ファンボスの後端部と、前記ファンボスの凹み部に設けたことを特徴とする冷却ファンの防塵装置。
JP2004314950A 2004-10-29 2004-10-29 冷却ファンの防塵装置 Pending JP2006125301A (ja)

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