JP6525313B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、永久磁石をロータに使用したモータに関し、特に斯かるモータにおける冷却構造に関するものである。
近年の永久磁石型のモータには小型化・高回転化が求められているが、発熱密度の増大により、モータ部品の温度上昇が小型化・高回転化の障害となっている。
従来技術では、この問題を解決するために、例えばロータに送風翼を形成し、モータの回転に伴う送風作用により、ファンに頼らない冷却構造を備えたものがある(例えば特許文献1〜3参照)。
国際公開WO2010/029623号公報(図8‐9) 特開2002−205889号公報(図1‐6) 特開2010−110117号公報(図1‐5)
上記の特許文献1〜3では、いずれも半径方向又は回転方向の送風作用を引き起こし、これによって生ずる風が風路に当たり方向を変えることで、ステータ内周面−ロータ外周面間に存在する空隙に軸方向の送風作用を生じさせていた。
しかしながら、これは、風路抵抗の大きいステータ内周面−ロータ外周面間の空隙に直接送風作用を生じさせる構造ではないため、送風翼−空隙間の圧力損失が大きくなり、モータ最大の発熱源であるステータコイルや、高温で減磁し易くなる永久磁石等のモータ空隙近傍の部品を経由する風路に流れる風量は小さく、必ずしも十分な冷却効果は得られなかった。
また、上記の特許文献1及び2では、送風翼の風を受ける面積が大きいことから、モータ回転時の送風翼による風損に伴って、モータ出力低下が大きくなるという課題もあった。
本発明は、斯かる課題を解消するために為されたもので、その目的は、ステータ内周面−ロータ外周面間に存在する空隙に対する冷却効果を向上させるとともにモータ回転時の風損に伴うモータ出力の低下を低減することにある。
上記の目的を達成するため、本発明に係るモータは、円環状ハウジングの内周面上に固定されたステータと、前記ステータの内側に回転可能に設けられたロータと、前記ロータの外周面上に、前記ステータと対向するように配置され、互いに一定の間隔を開けて固定された複数の永久磁石と、前記ロータの回転軸方向の端面上に設けられたロータ拡張部とを備え、前記ロータ拡張部は、前記ロータの回転時に、前記ステータ−ロータ間の空隙に前記回転軸方向の風路を形成する送風翼を有し、前記送風翼は、前記空隙の内、前記永久磁石間の空隙に前記回転軸方向の風路を形成するものである。
本発明に係るモータにおいては、ロータの軸方向端面に設けた送風翼を有するロータ拡張部により、風路抵抗の大きいステータ内周面−ロータ外周面間の空隙に、ロータ回転に伴う送風作用を集中して生じさせるように構成したので、上記空隙における圧力損失を抑制し、空隙近傍のモータ部品の効率的な冷却が可能となるため、モータの小型化・高回転化が実現できる。また、永久磁石の温度上昇による減磁化や、それに伴うモータ性能低下の防止・抑制が可能となる。
さらに、送風翼の回転軸半径方向の位置を前記空隙近傍に限定することによって、モータ回転時の送風翼による風損に伴うモータ出力低下を抑制することが可能となる。
本発明の実施の形態1による永久磁石型のモータを示す概略断面図である。 図1に示すロータの部分を矢視Aから見たときの概略平面図である。 図2のロータ部分を矢視Bから見たときの概略側面図である。 本発明の実施の形態2による永久磁石型のモータを示す概略断面図である。 図4に示すロータの部分を矢視Cから見たときの概略平面図である。 本発明の実施の形態3による永久磁石型のモータを示す概略断面図である。 図6におけるハウジングを線F−Fで切断したときの断面図である。 図6におけるステータカバーを矢視Gから見たときの正面図である。
実施の形態1.
図1に示す本発明の実施の形態1に係るモータは、円環状のハウジング9の内周面上に固定されコイル7を有するステータ8と、このステータ8の内側に回転可能に設けられたロータ5と、このロータ5の外周面上に、ステータ8と対向するように配置され、互いに一定の間隔を開けて固定された複数の永久磁石6とを備える。ハウジング9には、ロータ5の軸受11が設けられている。ハウジング9の左側開口部にはステータカバー10が取り付けられている。
ロータ5の回転軸1の方向の端面上には、ロータ拡張部が設けられており、このロータ拡張部は、ロータ5の回転時に、ステータ8−ロータ5間の空隙に回転軸1の方向の風を導く送風翼3を有する。この送風翼3は、平板部2を介してロータ5の端面に取り付けられている。なお、ロータ5の下部とハウジング9との間には両者を固定するためのボス4が設けられている。
ロータ5の回転軸1の軸方向の端面には、拡張部が取り付けられている。この拡張部は、ロータ5に固定された平板部2と、この平板部2に一体化された送風翼3とで構成される。
図1のロータ5を矢視Aから見たときの図2の平面図に示すように、送風翼3は、ロータ5の端面に対して設定された傾斜角度を有する。また、送風翼3を含む拡張部は、ロータ5の端面の円周方向に沿って等分間隔で複数個配置され、互いに同一の形状を有するものである。
以下、本実施の形態1によるモータの動作を図1〜3により説明する。
このように構成されたモータにおいては、図2のロで示す矢印方向(又はロと反対の方向)のロータ5の回転に伴い、送風翼3がロータ5の端面に対して設定された傾斜角度を有することにより、図1のイで示す矢印方向(又はイと反対の方向)、すなわち図2のハで示す矢印方向(又はハと反対の方向)のように回転軸方向の送風作用が生じる。
ロータ5の回転に伴い、本構造によって発生する送風作用は、従来の送風翼では送風作用を発生させることが困難であった、ステータ8−ロータ5間の空隙内に集中した送風作用となり、永久磁石6及びステータコイル7を始めとする空隙近傍の部品を効率的に冷却することができる。
また、送風翼3は、図2の矢視Bからロータ5を見たときの図3の側面図に示すように、ステータ8−ロータ5間の空隙の内、永久磁石6間の空隙にロータ5の回転軸方向の風を導くものであることが好ましい。これにより、送風作用は、永久磁石6の間に閉じ込められる形になるので、より強い冷却機能が発揮されることになる。
実施の形態2.
図4に示す本発明の実施の形態2に係るモータにおいて、ロータ5は軸方向の両端面に複数個の拡張部を備える。このロータ拡張部は、上記の実施の形態1と同様に、いずれもロータ5と固定される平板部2及びこの平板部2と一体化した送風翼3によって構成される。
図4のロータ5の矢視Cから見たときの平面図を示す図5において、図示の矢視D及び矢視Eから見たときの側面図は図3と同じである。その他の点は実施の形態1と同様であり、詳細な説明は省略する。また、実施の形態1と同符号のものは同一又は相当部分を示す。
このように構成された本実施の形態によるモータにおいては、図5のホの方向(又はホと反対の方向)のロータ5の回転に伴い、送風翼3がロータ5の端面に対して設定された傾斜角度を有することにより、図4のニの方向(又はニと反対の方向)、すなわち図5のヘの方向(又はヘと反対の方向)にロータ5の回転軸方向の送風作用が起きる。
実施の形態3.
図6に示す本発明の実施の形態3に係るモータにおいて、ハウジング9及びステータカバー10には、それぞれ回転軸方向に外気を流出入させるための穴部12及び13が設けられている。ハウジング9のF−F断面が図7に示されており、ステータカバー10の矢視Gから見たときの図が図8に示されているが、穴部12及び13の、ハウジング9における半径方向の幅は、ステータ8−ロータ5間の空隙の幅を超えることが好ましい。また、穴部12と穴部13は、互いに対向する位置に設けることが好ましい。
なお、ハウジング9の穴部12及びステータカバー10の穴部13は、少なくともいずれか一方が存在すれば、一定の通風効果が得られ、ステータ8−ロータ5間の空隙の冷却効果を促進することができる。
また、ロータ5の矢視Hは図2と同一であり、その他の点は実施の形態1と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、実施の形態1と同符号のものは同一又は相当部分を示す。
このように構成された本実施の形態によるモータにおいては、図2のロの方向(又はロと反対の方向)のロータ5の回転に伴い、送風翼3の傾斜角によって図6のトの方向(又はトと反対の方向)、すなわち図2のハの方向(又はハと反対の方向)のように回転軸方向の送風作用が生じる。
そして、前記送風作用に伴い、図6の矢印トように、ステータカバー10よりハウジング9内に流入(又はハウジング9内より流出)する気流、及びハウジング9端面からハウジング9外に流出(又はハウジング9内に流入)する気流が発生し、ステータ8−ロータ5間の空隙の熱が前記気流によってハウジング9の外部へ放熱され、より効率的な冷却が可能となる。
1 回転軸、2 ロータ拡張部の平板部、3 ロータ拡張部の送風翼、4 モータのボス、5 ロータ、6 永久磁石、7 ステータコイル、8 ステータ、9 ハウジング、10 ステータカバー、11 軸受、12 ハウジングに設けた穴部、13 ステータカバーに設けた穴部。

Claims (11)

  1. 円環状ハウジングの内周面上に固定されたステータと、
    前記ステータの内側に回転可能に設けられたロータと、
    前記ロータの外周面上に、前記ステータと対向するように配置され、互いに一定の間隔を開けて固定された複数の永久磁石と、
    前記ロータの回転軸方向の端面上に設けられたロータ拡張部とを備え、
    前記ロータ拡張部は、前記ロータの回転時に、前記ステータ−ロータ間の空隙に前記回転軸方向の風路を形成する送風翼を有し、
    前記送風翼は、前記空隙の内、前記永久磁石間の空隙に前記回転軸方向の風路を形成するものである
    モータ。
  2. 前記送風翼は、前記端面に対して設定された傾斜角度を有する
    請求項に記載のモータ。
  3. 前記送風翼は、前記端面の円周方向に沿って等分間隔で複数個配置され、互いに同一の形状を有する
    請求項1又は2に記載のモータ。
  4. 前記送風翼は、前記回転軸方向における両方の端面上に設けられている
    請求項1からのいずれか1項に記載のモータ。
  5. 前記送風翼は、平板形状を有する
    請求項1からのいずれか1項に記載のモータ。
  6. 前記ハウジングは、前記回転軸方向の端面を有し、前記端面に外気を流出入させるための穴部を設け、前記穴部の、前記ハウジングにおける半径方向の幅は、前記ステータ−ロータ間の空隙の幅を超えるものである
    請求項1に記載のモータ。
  7. 前記穴部は、前記ハウジングの前記回転軸方向の端面に複数個配置され、互いに同一の形状を有し、かつ、前記ハウジングの円周方向に等分間隔で配置されている
    請求項に記載のモータ。
  8. 前記ハウジングの開口部に取り付けられたステータカバーの前記回転軸方向の端面に外気を流出入させるための穴部を設け、前記穴部の、前記ステータカバーにおける半径方向の幅は、前記ステータ−ロータ間の空隙の幅を超えるものである
    請求項1に記載のモータ。
  9. 前記穴部は、前記ステータカバーの円周方向に沿って等分間隔で複数個配置され、互いに同一の形状を有する
    請求項に記載のモータ。
  10. 前記ハウジングは、前記回転軸方向の端面を有し、前記端面に、外気を流出入させるための第1穴部を設け、前記第1穴部の、前記ハウジングにおける半径方向の幅は、前記ステータ−ロータ間の空隙の幅を超えるものであり、
    前記ハウジングの開口部に取り付けられたステータカバーの前記回転軸方向の端面に外気を流出入させるための第2穴部を設け、前記第2穴部の、前記ステータカバーにおける半径方向の幅は、前記ステータ−ロータ間の空隙の幅を超えるものであり、
    前記第1穴部と前記第2穴部は、互いに対向する位置に設けられている
    請求項に記載のモータ。
  11. 前記ロータの回転軸における前記ハウジングの端部には、エレベータ用巻上機の駆動綱車が固定される
    請求項1から10のいずれか1項に記載のモータ。
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