JPS586243A - メタクリル酸製造用触媒の製法 - Google Patents

メタクリル酸製造用触媒の製法

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JPS586243A
JPS586243A JP56102288A JP10228881A JPS586243A JP S586243 A JPS586243 A JP S586243A JP 56102288 A JP56102288 A JP 56102288A JP 10228881 A JP10228881 A JP 10228881A JP S586243 A JPS586243 A JP S586243A
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JP
Japan
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catalyst
methacrylic acid
reaction
acid
production
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JP56102288A
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English (en)
Inventor
Kyoji Odan
恭二 大段
Yasuo Bando
坂東 康夫
Toshihiko Nunogami
俊彦 布上
Masataka Fujinaga
昌孝 藤永
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 コノ発明は、触媒の存在下にメタクロレインを分子状酸
素と高温気相で反応させてメタクリル酸を高収率で、か
つ比較的低い反応温度で製造することができるメタクリ
ル酸製造用触媒の製法に関するものである。
不飽和アルデヒド、例えばアクロレイ/、メタクロレイ
ンなどを触媒の存在下に分子状酸素と高温気相で反応さ
せて、対応する不飽和カルボン酸。
例えばアクリル酸、メタクリル酸などを製造する方法お
よびその際に使用する触媒は多数知られている。
しかしながらメタクロレインを触媒の存在下に分子状酸
素と高温気相で反応させた場合、アクロレインの場合と
比較して、目的生成物への選択性が低く、また目的生成
物の収率も低い。これはメタクロレインが反応性に富み
、酸化されやすいメチル基を分岐として有しているため
2分岐のメチル基の酸化をおさえて、アルデヒド基だけ
を選択的に酸化することが困難であることに起因してい
ると考えられている。
またメタクリル酸製造用触媒の代表的なものとしてはr
Mo−P−0系触媒が知られている。
しかしながらMo−P−0系触媒は、メタクロレインの
反応率、メタクリル酸の選択率などが低いだけでなく、
触媒寿命、副反応、ユーティリティーなどに大きな影響
を与える反応温度が高いなどの難点があるためrMo−
P−0系触媒に他の触媒成分を加えた触媒が種々提案さ
れている。
例えば、特公昭53−14052号公報にはMo−P−
0系触媒に、 Ca  を加えたMo−P−Oa−〇系
触媒が記載されている。この触媒によると。
メタクリル酸の選択率において改良が認められるが、最
適反応温度が高くていまだ十分とはいえず。
またメタクロレインの反応率もあまシ高いとはいえない
。また特公昭53−14053号公報においてはr M
o  P  CFL  Tar  Bl、ASr St
)+ Nb−0系触媒が提案されているが、メタクロレ
インの反応率、メタクリル酸の選択率2反応温度などに
おいていまだ十分とはいえない。またAsを含有する触
媒1例えば前記特公昭53−14053号公報をはじめ
、特開昭51−115414号公報、同51−1270
17号公報、USF。
4045478号明細書、特開昭48−41989号公
報などにおいて提案されているAsを含有する触媒のな
かには、比較的に低い反応温度で比較的高メタクロレイ
ンの反応率およびメタクリル酸の選択率を示すものもあ
るが2反応初期に有していた高い触媒活性を長期間にわ
たって維持することが困難であり、触媒寿命において問
題がある。
またUSP、 6875220号明細書、USP。
4017423号明細書などにおいては、Cuを含有す
る触媒が提案されているが、メタクリル酸の収率は低い
まだ特開昭51−65713号公報、特開昭51−11
5413号公報、特開昭51−100019号公報、特
開昭50−123619号公報などにおいては、MO−
P−K(Os)−V−0系触媒2M○−P−Ca−K(
Os)−V−B−0系触媒rMo−p−K(Os)−V
−B系触媒などが提案されているが、最適反応温度が比
較的高かったり、メタクロレインの反応率が低かったり
、メタクリル酸の収率が低かったりして工業用触媒とじ
てはいまだ改善の余地がある。
またU18F、 39’59182号明細書、特開昭5
1−47590号公報、特開昭54−22319号公報
、特開昭55−71347号公報などには。
触媒調製時に、セルロース、シュウ酸、酒石酸。
ホリビニルアルコール、エチレングリコール、アルブミ
ンなどの有機物質を使用することについての記載がある
しかしながらこれら公報に記載の触媒系に公報に記載の
有機物質を添加して調製した触媒によると、上記公報の
記載からも明らかであるように。
最適反応温度が比較的高かったり、比較的長い接触時間
を要したり、メタクリル酸の収率が十分でなかったりし
て、これらの触媒も工業用触媒としてはいまだ改善の余
地がある。
またこの発明者らは、前記難点をある程度改善すること
ができる触媒として、先にMo−P−Ca−Ta−B−
V−K(C!s) −0系触媒(特開昭55−3100
7号公報)を提案した。
しかしながら、この発明者らは先に提案したMo−P−
Oa−Ta−13−V−K(C!5)−0系触媒に1足
することなく、さらに低い最適反応温度で、長時間にわ
たって特に従来収率の低かったメタクリル酸を高収率で
製造することができるような触媒を開発することを目的
として触媒成分、触媒調製法などについて鋭意研究を行
なった結果、この発明に到った。
この発明は、触媒成分元素の原子比が、Mogp:Oa
:V:C!u:As:X (ただしXはKおよび/また
はOsを示す):Y(ただしYはTar B+ Bit
FθおよびSbよりなる群から選択された1種以上の元
素を示す)=12 : 0.5〜2.好ましくは0.8
〜1.5 : 0.005〜ろ、好ましくは0.01〜
1 : 0.01〜2.好ましくは0.1〜1.5 :
 0.01〜2.好ましくは0.05〜1 : 0.0
1〜2.好ましくは0.05〜1:0.005〜3.好
ましくは0.05〜2.5 : 0.001〜5.好ま
しくは0.005〜ろになるように、触媒成分元素を含
有する化合物を混合した混合溶液またはスラリーに、オ
キシカルボ/酸類、グリコール類および糖類よりなる群
から選択された1種以上の有機還元性物質を混合した後
、混合物を100〜600℃で熱処理することを特徴と
するメタクリル酸製造用触媒の製法に関するものである
この発明の製法に従って得られた触媒は、メタクリル酸
の製造において、(1)特に触媒寿命、副反応、ユーテ
ィリティーなどに非常に大きな影響を与える最適反応温
度が280℃程度と従来の300〜400℃程度よりも
低く、(2)短い接触時間で。
(3)メタクロレインの反応率およびメタクリル酸の選
択率が高いのでメタクリル酸を高収率で製造でき、(4
)また長期間の反応においても反応初期に有していた触
媒活性にほとんど変化がないという特長があり、工業用
触媒として著しく優れた性質を有している。
この発明においては、触媒を構成する触媒成分元素とし
て8モリブデンとリンとカルシウムとノくチモンよりな
る群から選択された1種以上の元素を含有しており・上
記V孝・ タンタル、ホウ素・ビスマス、鉄およびアン
チモンなどは複類種含有していてもよい。いずれかの触
媒成分元素が欠除したりすると、最適反応温度が高くな
ったり、メタクロレインの反応率が低下したり、メタク
リル酸の選択率が低下したりするので適当ではない(後
記比較例8〜13参照)。
この発明においては、まず所定量の触媒成分元素を含有
する化合物を混合して溶液またはスラリーを調製する。
出発原料として使用する触媒成分元素を含有する化合物
の代表的′なものとしては。
三酸化モリブデン、モリブデン酸、リンモリブデン酸、
リン酸、リン酸水素二カリウム、酸性リン酸カルシウム
、炭酸カルシウム、硝酸カル・ンウム。
水酸化カルシウム、酸化ノくナジウム、メタノくナジン
酸、メタバナジン酸アンモニウム、酸化銅、水酸化銅、
硝酸銅、酸化ヒ素、ヒ酸、硝酸セシウム。
炭酸セシウム、水酸化セシウム、硝酸カリウム。
炭酸カリウム・水酸化カリウム、リン酸カリウム。
タンタル酸、酸化タンタル、ホウ酸、酸化ホウ素。
メタホウ酸、硝酸ビスマス、酸化ビスマス、硝酸鉄、酸
化鉄、酸化アンチモンなどを挙げることができる。触媒
成分元素を含有する化合物は、一般には水の存在下に混
合して溶解または分散させ。
混合溶液またはスラリーにする。触媒成分元素を含有す
る化合物の混合順序は特に制限されない。
混合する際の温度は、一般には60〜100℃が適当で
あり、十分均一に混合できさえ、すれば、混合時間は特
に制限されないが、混合後80〜100℃で1〜10時
間熟成するのが好ましい。熟成することによって触媒性
能が向上する。
この発明においては、上記混合溶液またはスラリーに、
オキシカルボン酸類、グリコール類および糖類よりなる
群から選択された1種以上の有機還元性物質を混合する
必要がある。
混合溶液またはスラリーに有機還元性物質を混合せずに
、混合溶液またはスラリーを蒸発乾固して粉砕し、これ
に有機還元性物質を混合したのでは、再現性のある触媒
を得ることが困難であシ高いメタクリル酸収率を示す触
媒は得られない(後記比較例7参照)。またたとえ混合
溶液またはスラリーに有機還元性物質を混合しても、こ
の発明で使用する有機還元性物質以外のもの1例えばシ
ーウ酸を混合したのでは、特にその添加効果は認められ
ない(後記比較例6参照)。また有機還元性物質を使用
せずに、触媒製造の最終段階で還元性ガスで熱処理して
触媒を製造してもメタクリル酸収率の高い触媒は得られ
ない(後記比較例4〜5参照)。
従って、この発明においては、触媒成分元素を含有する
化合物を混合した混合溶液またはスラリーに、オキシカ
ルボン酸類、グリコール類および糖類よりなる群から選
択された1種以上の有機還元性物質を混合することが重
要である。
この発明で使用する上記有機還元性物質としては、水可
溶性のものが好適であり、オキシカルボン酸類としては
、脂肪族のグリコール酸、グリオキシル酸、乳酸などが
、−!、たグリコール類としてハ、エチレングリコール
、プロピレングリコール。
ポリアルキレングリコールなどが、また糖類としては、
デキストリン、デンプン、アルドース、ラクトースなど
が好ましい。なお、水に不溶性のものを使用した場合は
均質な触媒を得るのに困難を伴うので、できるだけ水に
可溶性の有機還元性物質を使用するのがよい。有機還元
性物質の使用量は、使用する有機還元性物質の種類によ
っても異なるが、得られる触媒に対して0.3〜12重
量%。
好ましくは0.5〜9重量%になるような量が適当であ
る。有機還元性物質の使用量が多すぎてもまた少なすぎ
てもメタクリル酸収率が低くなる。有機還元性物質は1
種使用しても複数種使用しても得られる触媒の触媒性能
に大差はない。
この発明において、有機還元性物質を混合した混合物は
、必要に応じて濃縮し、100〜300℃、好ましくは
150〜250℃の温度で熱処理する。この熱処理によ
って、所期の目的を達成できる触媒が得られる。熱処理
時間は、一般には1時間以上、さらには1〜20時間、
特には3〜15時間が適当であり、熱処理は、一般には
酸素含有ガス雰囲気下に行なうのが適当である。熱処理
によって得られた触媒は、必要に応じて適宜成形。
整粒し、メタクリル酸製造用触媒として使用に供される
なお、たとえ有機還元性物質を混合しても、熱処理温度
が前記温度よシも高すぎると、メタクロレインの反応率
が低下したメタクリル酸収率の低い触媒しか得られない
(後記比較例2〜3参照〕。
従ってごの発明においては、熱処理温度は非常に重要で
゛あり、有機還元性物質を混合した混合物は、前記温度
で熱処理する必要がある。
この発明によって得られる触媒中の各触媒成分元素は、
主として12モリブドリン酸とバナドモリブドリン酸お
゛よびそれらの塩の混合物をはじめ。
複数の触媒成分元素が酸素とともに結合した複合酸化物
、各触媒成分元素単独の酸化物などの混合物として存在
しているものと思われるが、どのような形態になって存
在しているかは複雑であって十分に明らかではない。し
かしながら電子スピン共鳴スペクトルによって触媒分析
を行なった結果。
モリブデン、バナジウム、銅などの一部が低原子価のも
のになっていることが認められた。この発明で得られる
触媒は2次の一般組成式(ただし酸素などは省略)で表
わすことができる。
MoaPl) Cacvd Ou6 AsfXgYhr
この式において+MOはモリブデン、Pはリン。
Caはカルシウム、■はバナジウムp  Ou f;J
、 銅pAsはヒ素、Xはカリウムおよび/またはセシ
ウム、およびYはタンタル、ホウ素、ビスマス、鉄およ
びアンチモンよシなる群から選択された1種以上の元素
を示し、添字のa−hは原子数を示し。
aを12とすると、  b=Q、5〜2.好ましくは0
.8〜1.5.  c=o、005〜3.好ましくは0
.01〜1. ’d=0.01〜2.好ましくはO,,
1〜1.5 。
e=0.0j〜2.好ましくは0.05〜1.f=0.
01〜2.好ましくは0.05〜1.g=Q、QQ5〜
3.好ましくは0.05〜2,5.およびh−0,00
1〜5.好ましくは0.005〜3である。〕この発明
においては、触媒製造時に担体を加えて目的とする触媒
を製造しても差支えない。またこの発明によって得られ
た触媒をメタクリル酸の製造に使用する際に担体と一緒
に使用しても差支えない。
担体としては、従来アクリル酸、メタクリル酸などの製
造用触媒の担体として公知のものがいずれも使用でき2
例えばけいそう土、アルミナ、シリカ、酸化チタン、シ
ソ力ゾル、シリコンカーバイド、グラファイトなどを挙
げることができる。
この発明によって得られた触媒の存在下にメタクロレイ
ンを分子状酸素と高温気相で反応させてメタクリル酸を
製造するにあたり1反応に使用する分子状酸素としては
、純酸素ガスでもよいが。
特に高純度である必要もないので、一般には空気を使用
するのが経済的で便利である。また反応においては分子
状酸素およびメタクロレインとと敏に希釈ガスを使用す
るのがよい。希釈ガスとしてはこの反応に悪影響を及ぼ
さないもの1例えば窒素ガス、炭酸ガス、水蒸気などが
使用でき、なかでも水蒸気はメタクリル酸の選択率を向
上させる作用があるだけでなく、触媒活性を持続させる
作用があるので、水蒸気を存在させて反応を行なうのが
よい。
また反応に使用するメタクロレインとしても分子状酸素
と同様に特に高純度である必要はなく。
例えばインブチレンの酸化反応によって得られたものを
そのまま使用してもよい。
この発明によって得られた触媒は、流動床、移動床、固
定床反応器々どいずれの反応器でも使用できるが、この
発明で得られた触媒は、比較的低い反応温度、短い接触
時間でメタクロレインの反応率およびメタクリル酸の選
択率が高く、長期間にわたって触媒活性を持続させるこ
とができるという利点があるので、一般には固定床反応
器で使用するのが有利である。
また反応は、常圧、加圧、減圧下などいずれで行なって
もよいが、一般には常圧で行なうのが便利である。また
反応温度は200〜400℃、好ましくは250〜55
0℃、特に260〜320℃が好適である。また接触時
間は0.1〜10秒。
好ましくは0.5〜5秒が適描である。反応にはメタク
ロレインおよび分子状酸素、二股には空気に。
さらに水蒸気を加えた混合ガスを使用するのが好適であ
り、混合ガスの組成はメタクロレイン1モルに対して1
分子状酸素が0.5〜7モル、好ましくは1〜5モルで
、水蒸気が0.5〜30モル、好ましくは1〜10モル
であることが好適である。
また生成した目的生成物であるメタクリル酸の回収には
、従来一般に知られた方法9例えば凝縮。
溶剤抽出などの方法が適用される。
次に実施例および比較例を示す。例中の反応率([)、
選択率(9g)および収率(チ)は次の定義に従う。
実施例1 〔触媒の製造〕 三酸化モリブデン(Mo03) 2.40 f・五酸化
バナジウム(V2O5〕12.6 y、酸化銅(C!u
o 〕4.41i’、85q6リン酸[HaPO4) 
16.Oy、  ヒ酸(H3A 804)58.3グ、
ホウ酸(H3BO3〕0.86 tおよび五酸化タンタ
ル〔Ta203) 3.1 fを、1.5tの水に加え
て溶解、懸濁させ、これを80℃で約5時間攪拌混合し
た後、硝酸セシウム(OsNO3) 2.7 f/およ
び硝酸カルシウム[0a(NO3)’3・4H20] 
4.1 tを加えて混合溶解させた。混合溶液は、これ
を攪拌下に90℃で6時間熟成させた後、これにエチレ
ングリコール9,82を加えて混合し・湯浴上で濃縮・
乾固し、乾固物(混合物)を空気雰囲気下に200℃で
熱処理した後、粉砕して4wnlX4mmHのペレット
に成形し、触媒を得た。得られた触媒の触媒成分元素の
原子比(酸素などは省理以下同様)は+  Mo:P:
Ca:’V:Cu:As:Ta:B:Cs =12: 
1  : 0.1  : 1  : 0.4 : 0.
2 : 0.1  :刀、1  : 0.1である。
〔メタクリル酸の製造〕
上記触媒5ytl (7,5S’ )を内径8tyan
lのガラス製U字型反応管に充填し、これに容量でメタ
クロレイン4%、酸素10%、水蒸気6o96および窒
素56%の混合ガスを1’ 76 ml / minの
流量で流し1反応温度2801:で接触反応を1時間行
なった。そのときの接触時間は1.7秒である。5・。
接触反応の結果は第1表に示す。
実施例2〜17 実施例1と同恢の触媒製造法で、触媒成分元素の原子比
、有機還元性物質の種類およびその使用量、および熱、
処理温度が第1表に記載の触媒を製造した。なお実施例
1で使用した出発原料以外に。
アンチモン源としては酸化アンチモン〔5b2o3〕。
鉄源としては硝酸第二鉄〔Fθ(NOa)a・9H20
’J、  ビスマス源としては硝酸ビスマス(Bi(N
Os)s・5H20)。
およびカリウム源としては硝酸カリウム〔KNo3〕を
使用した。また第1表中の有機還元性物質の使用量は得
られた触媒に対する重量%で示した(後記第2表も同様
)。
次いで、実施例1と同様の反応条件(ただし実施例14
は反応温度を3001:、接触時間は1.5秒に、また
実施例15は接触時間を2.0秒にした)で、接触反応
を行なった。
接触反応の結果は第1表に示す。
比較例1 有機還元性物質のエチレングリコールを加えなかったほ
かは、実施例1と同様にして触媒を製造し、実施例1と
同様の反応条件で接触反応を行なった。接触反応の結果
は第2表に示す。
比較例2〜3 熱処理温度を、420℃(比較例2)および570℃(
比較例3)にかえたほかは実施例1と同様にして触媒を
製造し、実施例1と同様の反応条件で接触反応を行なっ
た。接触反応の結果は第2表に示す。
比較例4〜5 比較例1で製造した触媒5mlを内径8a戸のガラス製
U字型反応管に充填し、300℃の温度に保持して、水
素:窒素の混合割合が3:1(容量比)の混合ガスを1
00mJ/minの流量で10分間通し、有機還元性物
質を使用しないで還元性ガスで処理した触媒を製造した
(比較例4)。
まだ比較例4の水素と窒素の混合ガスのかわりに一酸化
炭素:窒素の混合割合が1:1(容量比)の混合ガスを
使用したほかは比較例4と同様にして還元性ガスで処理
した触媒を製造した(比較例)。
これらの触媒を使用し、実施例1と同様の反応条件で接
触反応を行なった。接触反応の結果は第2表に示す。
比較例6 有機還元性物質としてエチレングリコールのかわりに/
ユウ酸5.47を使用したほかは、実施例1と同様にし
て触媒を製造し、実施例1と同様の反応条件で接触反応
を行なった。接触反応の結果は第2表に示す。
比較例7 混合溶液にエチレングリコールを加えずに、実施例1と
同様に混合溶液を濃縮、乾固、熱処理した後、粉砕し、
粉砕物にエチレングリコール9.87を加えて混合し、
実施例1と同様に成形して触媒を製造し、実施例1と同
様の反応条件で接触反応を行なった。接触反応の結果は
第2表に示す。
比較例8〜13 実施例1と同様の触媒製造法で、ヒ酸を使用しなかった
(比較例8)、硝酸カル/ラムを使用しナカった(比較
例9)、五酸化バナジウムヲ使用しなかった(比較例1
0)、酸化銅を使用しなかった(比較例11)、硝酸セ
フラムを使用しなかった(比較例12)および五酸化タ
ンタルとホウ酸を使用しなかった(比較例1ろ)ほかは
実施例1と同様にして触媒を製造し、実施例1と同様の
反応条件(ただし比較例9は反応温度を270℃に・ま
た比較例11は反応温度を620℃にしたほかは実施例
1と同様)で、接触反応を行なった。
接触反応の結果は、第2表に示す。
\ \、 \\ \ (9乙) リンモリブデン酸(HaPMo12046・29H20
)200 flを水250ゴに溶解し、これにヒ酸CH
3AsO4〕2.61.およびホウ酸[HaBOa〕0
.53 fを加えて20時間煮沸還流を行なった。煮沸
還流終了後との溶液の温度を60℃に設定保持した。次
いでこの溶液に、硝酸カリウム[1’KNO3] 16
.9 ftおよび硝酸セシウム[CsN03) 5.4
 f 、硝酸カルシウム(Ca(NO3)2 ・4H2
0〕2.0ろtを水5omeに溶した溶液を加えた後、
メタバナジン酸アンモニウムCNH4VO3〕4 Si
’ +硝酸銅(C!u(NOs )2 ・ろH20〕2
i ’flおよび硝酸第二鉄[Fe(NO3)3・9H
20] 3.47 flを加え・十分に攪拌後、エチレ
ングリコール2.677を添加混合して濃縮した。次い
で、濃縮液を乾固し、150℃で一夜熱処理をした後、
粉砕して4y+++nCx4mmHのペレットに成形し
触媒を製造した。
得られた触媒の触媒成分元素の原子比はMO:P:V:
に:Os:As:Cu:Oa:Fe:B=1 2  :
  1  :0.5  :  1.9 4  :  0
.3 3  :  0.2  :  0.1  :  
0.1  :  0.1:0.1である。
実施例1と同様の反応条件で接触反応を行なった結果、
メタクロレインの反応率は96.3%で。
メタクリル酸の選択率は86.4%であり、メタクリル
酸の収率は83.2 %であった。
この反応条件で、1000時間連続して接触反応を行な
ったが、メタクロレインの反応率は95.9チで、メタ
クリル酸の選択率は87.2 %であり。
またメタクリル酸の収率は83.6%で、長時間の連続
運転においても触媒活性の変化はほとんどなかった。
特許出願人  宇部興産株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 触媒成分元素の原子比が・Mo : P : Oa :
     V :C!u:As:X(ただし、XはKおよび/ま
    たはCeを示す):Y(ただし、YはTan B+ B
    it Feおよびsbよりなる群から選択された1種以
    上の元素を示す)=12 : 0.5〜2:0.005
    〜3:0.01〜2 : 0,01弓?汽、005〜3
    :0.001〜5になるように、触媒成分元素を含有す
    る化合物を混合した混合溶液またはスラリーに、オキシ
    カルボン酸類、グリコール類および糖類よりなる群から
    選択された1種以上の有機還元性物質を混合した後、混
    合物を100〜己00℃で熱処理することを特徴とする
    メタクリル酸製造用触媒の製法。
JP56102288A 1981-07-02 1981-07-02 メタクリル酸製造用触媒の製法 Pending JPS586243A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0717794A1 (de) * 1993-09-07 1996-06-26 Vianova Kunstharz Ag Verfahren zur herstellung von wismutsalze enthaltenden zubereitungen und deren verwendung als katalysatorkomponente in kathodisch abscheidbaren elektrotauchlacken
CN107311841A (zh) * 2017-08-02 2017-11-03 美轲(广州)化学股份有限公司 乙二醇锑的制备方法
WO2018181544A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 三菱ケミカル株式会社 不飽和カルボン酸製造用触媒、不飽和カルボン酸の製造方法、および不飽和カルボン酸エステルの製造方法

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