JPS5862214A - 支持杭 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、建築、土木工事等に用いる地盤中の支持性が
着ルく高い杭に関する。

従来、この種支持性の高い杭としては、場轡打ちコンク
リート杭の一つである先端に球根（ペデスタル）を形成
した、いわゆるペデスタル杭か知られている。これらペ
デスタル杭は通常、−築、土木工事の施工現場でＩｌ！
遺されている。

たとえば、揖１１１１１により削孔を形成し、ついで別
種の掘削機にて削孔の先端を拡大するように再削孔し、
その後生スンタリートを流し込み先端に球根を形成して
ＩＩ造されている・しかし、このようにして４１１成さ
れた従来のペデスタル杭は、その−６に対して先端の＃
Ｉ根が偏心しがちであるという欠点を有し、想定通りの
施工が困難であるという岡■点があった。また球根を形
成するため、あらかじめ設けた削孔よりも径の大きな孔
を先端に設けなければならないので少なくとも二ｉｇｔ
ｓｖｍａ機を必要とし、しかも再削、孔により生じた土
の処理にも工夫を賛していた。その結果、従来のペデス
タル杭は高価なものとなっていた・さらに、このような
従来のペデスタル杭の製造上の聞履点は、一体的に実施
される建染、土木工事などの施工に着しく大きな制約を
課していた・すなわち従来のペデスタル杭を製造するに
は比稜的径の大きな削孔を設けなければならないので、
軟弱な地盤に対しては施工が困難であった。また二種類
以上の掘削機を必要とするので、これら施工機械の移動
が作業撫を悪くするだけでな・く、比較的広い施工場所
を必要としていた・このことは工事所ｌＮ日数および費
用が莫大になるだけでなく、人家や施設の密集地では施
工が内鑵であるという間−を提起していた。

本発明は上記従来の欠点を改善し、かつ間亀点を解消す
るためになされたもので、極めて製造か容易であり、そ
れ故安価であり、かつ地盤中での支持性が着しく高く、
シかも建築、土木工事などの施工を安全、迅速かつ経済
的に遂行さ曾うる支持杭を提供することを目的とする。

すなわち本発明の支持杭は、外管と内管とからなる杭本
体の外管の先端部の周一に、長平方向に沿って略、直線
状の切目を設け、この杭本体の先端開口に杭先金員を取
付けて、この杭本体の後端開口から外管と内管との間績
に、膨張剤などを注入収容しうるようにすると共に、熱
収縮性チューブを上記外管の先端部の切目を板うように
上記杭本体に曽覆して構成したことを特徴とする。

以下、本発明の実施例を添附の図面に従って説明する。

第１ｖｌＪは、本発明の一実施例（４）を示す分解全体
斜視図である。同図中（１）は杭本体であり、金属製ま
たは合成樹脂製の円筒体である外管（２）と内管（８）
とからなる。外管（、ｔ）と内ｗ（８）との間には、一
定幅の間１（４）が形成される。杭本体（１）の外管（
２）の先端！ｌ！（ｌａ）の嵩量には先端にまで達する
長手方向に沿った直線状の切目（６）を複数個形成して
いる（第２ＷＪおよび第３図参照）。（６）は杭先金具
であり、後端４％（＋Ｉ・）か杭本体（１）の内管（８
）の先端開口（Ｓ＆）に、中央部（ｓｌｌ）か杭本体（
１）の外管（２）の先端開口（２ｂ）に、そｎぞれ圧入
固定される。杭先金臭（６）の先端部（６＆）は地盤中
に打込み易いように鋭利な形状となっている。この杭先
金具（６）を杭本体（１）の先蜘に・取付ける７、こと
により、地盤中での杭本体（１）への土の侵入か防止さ
れると共に、杭本体（υの後端から外管（１）と内管（
８）との間隙に膨張剤などを注入収容しうる収容′室が
形成される。（７）は熱収縮性塩化ビニルチューブであ
り、その内径は杭本体（１）の外径よりもわずかに大き
く、゛杭本体（１）に設けた切＠（５）・・・を完全に
覆うように、杭本体（１）に被覆する。この熱収縮性チ
ューブ（７）により、特に、土砂の粒径が小さく、また
水分含有率の高い軟弱な地盤中においても切目（６）・
・・から土砂、水分などが杭本体（１）に侵入すること
は完全に”防止される。

以上のように、杭本体（１）と、杭先金具（４Ｉ）と、
熱収縮性チューブ（７）とから支持杭（４）を構成する
。

なお、支持杭（４）を土中に打設または埋設する際に熱
収縮性チューブ（７）に約７θ℃〜ｌθ℃の熱湯をかけ
、熱収縮させて杭本体（１）に−看させる。

以上説明したように、上記実施例によれば、杭本体（１
）の外管（ｚ）の鳩−の先端部（ｇ　ｍ）に切目（５）
・・・を設け、杭本体（１）の光電開口部に杭先金具（
６）を取付け、熱収縮性チューブ（７）を被覆するだけ
で構成できるので、工場等でも１１１ｆｉ［することが
でき、しかも極めて容易かつ大量に製造できるので安価
となる・會家熱収縮性チェープ（テ）を被覆しているの
で、幅広の切目を設けても注入収容した膨張剤が浸出す
ることはなく、逆に、土砂の粒径が小さく−また水分率
の高い軟弱な地盤中でも、土砂、水分などが杭本体（１
）に侵入することはない。そして現場で打設または埋設
した後、杭本体（１）の後端開口から外管（ｊｌ）と内
管（ｓ）との間隙（４）に膨張剤を注入すれば、そのｊ
１１彊圧により杭本体（１）の外管−）の先端部（Ｊｉ
ｍ）は拡−するので地盤中での支持性４１着しく高いも
のとなる０亥た内管ｌＳ）が欅入されているので、注入
収容する膨張剤の量を少なくすることができるだけでな
く、外管の肉厚を小さくしても支持杭（４自体の強度は
大幅に低下することはない。

したがって切目（６）・−の形成も容易になしうる。

そして工場で製造できるので、現場では打設するだけで
よく、またｉｌ設する場合にも杭本体（１）。

の外径と略等しい径の削孔を設けれはよいので、建築、
土木工事などの施工を迅速かつ経済的に遂行させること
ができる。特に家屋の工事など安全性が要求される場合
には、想定通りの施工が可能となるので、有効に採用で
きる。

なお、上記実施例においては、杭本体（１）の外管（１
）と内管（８）とは円筒体であるが、本発明においては
角筒体であってもよい。また支持杭自体の強度を大きく
するために、内管にセメンシ、モルタルまたは合成樹脂
を注入してもよく１さらに内管として円柱または角柱を
採用してもよい。また切目（６）・・・は長手方向に沿
った直線状であるが、厳密な直線でなくても、長手方向
に対して鋭角に傾斜した切目、またわずかに屈曲した切
目であってもよい、この切目は一個以上設けるのが好亥
しい。さらに切目（６）・・・は杭本体（１）の外管（
８）の肩壁の先端部（ＩＩ　ｍ）にのみ設けているが、
内管（８）のＦＩ４ＩＩにも設けてもよい。この場合、
より支持性の高い支持杭を得ることかできる・ また、上記実施例においては、杭本体（１）と杭先金具
（６）とは別部材であるが、本発明においては、一体に
形成してもよいし、内管の先端開口と杭先金臭の後端部
、または外管の先端開口と杭先金具の中央部を雌雄の螺
合としてもよい。

さらに第４を図に示すように、杭先金Ａ　（６）の後端
部（６０）に鍼合孔（６区）を設けて、杭本体（１）の
内管（８）の先端部を圧入固定させてもよい。

なお堀設用には、第５図に示すように先端が平坦な杭先
金Ａ　（６）を採用すればよい・さらに、上記実施例に
おいては、４化ビニル樹脂製の熱収縮性チューブ（））
を採用しているが、ナイロン槓脂、ポリエステル樹脂ま
たはボリプ賞ピレンｗｍ製などであってもよい。しかし
、耐薬品性、耐水性、耐候性および物理的強度の点から
は、塩化ビニル樹脂製のものが好ましい。

たとえば郡最高分子工業株式会社製の「ｌｃａｐａｌｅ
ｍｌ−テｗｍ・」　（商品名）が好適に用いられる・そ
して上記チューブ（７）は両−が開口しているか、特に
堀設用の場合は、先端が禍底であってもよく、この有底
の熱収−性チェープにより杭先金具金体をも含むように
杭本体を装置してもよい。

つぎに、上記実施例の支持杭（４）の地盤中での作用、
効果をより詳細に説明する。。

上記実施例の支持杭（４）のチューブ（７）に約１０°
Ｃの熱湯をかけ、熱収縮させて杭本体（１）に固着させ
る。この杭（Ａ）を＃Ｉｔ図に示すように、土中（８）
の所望の深さまで垂直に打込む。つし１で支持杭（４）
の後端開口部から外管（２）と内管（８）の間隙（４）
に膨張剤（８）を切１（５）・・・がＩＰけられてし）
る位−まで注入する。この膨張剤とは、硅識埴を主体と
する無機化合惣と特定の有機化合物と水との混合物であ
る０たとえば、小舒田セメント株式令社製の「プライス
ター」　（商品名）と水との混合旬が好適に使用できる
。このように支持杭（〜を土中に打込み、膨張剤を注入
°収容しても、杭先金具（６）とチューブ（７）により
地１中の土砂または水分の支持杭（Ａ）への侵入は完全
に防止されるので、注入収容した膨張剤の膨張効果＋１
阻害されることはない。また内’Ｉｆ　（８）を内挿し
てしＡる、ので１張剤も節約できるＯ 注入した膨張剤（０）は膨大硬化し゛、約７．２〜．２
グ時間経過すると最大の膨張圧を示し、この膨張圧によ
り、第７図に示すように切目（Ｉｓ）−・・を設けた杭
本体（１）の先端部（［０は、チューブ（７）を破断し
て拡関し、杭（２）は支持性を有するようになる。この
ように想定通りに杭先を拡開させることができるので、
特に家屋の工事など安全性がｌ’ｙＰされる工事で優れ
た効果を奏する。

以上詳細に説明したように、本発明によれば極めて容易
かつ大量に製造でき、地盤中の支持性が１しく高く、シ
かも土砂のｄ子径が小さく、また含有水分率の高い軟弱
な地１などにも有効に採用できる支持杭を提供でき、ひ
いてはｍｓ、土木工事などの施工も安全、迅速かつ経済
的に遂行させうる支持杭を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１ＷＪは本発明の一実施例を示す分解金体斜視図、第
、、２ＷＪは上記実施例の成本本の先端部を示す斜視図
、第３図は第２図のＸ−Ｘ線断重囲、第ｙ図および゛第
Ｊ図はそれヤれ杭先金具の他の例を示す斜視図、１１１
４図は上記実〃畠例を地盤中に打込んだ状態を示す側面
図、第７図は地盤中で膨張剤の膨張圧により上記実施例
の杭本体の先端が熱収縮チューブを破断して拡開した伏
線を示す側面図である。 （Ｎ・・・支　　持　　杭　　　（１）・・・杭　　本
　　体（り：、−・外　　　　管　　（ｊｌ）・・・内
　　　　管（４）・・・間　　　　１１　　　（６）・
・・切　　　　目（６）−・・杭　先　金具　　（７）
・・・熱収縮チューブ（８）−・・膨　　張　　剤 出願人柚水八ウス株式会社 代理人　弁理士　福＆三雄 はか／４ 第２図　　　　　　　第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）外管と内管とからなる杭本体の外管の先端部の肩壁
   に、長手方向に沿って略ｍｉ１状の切目を設けζこの杭
   本体の先端開口に杭先金具を取付けて、この杭本体の後
   端開口から外管と内管との・間陣に、膨張剤などを注入
   収容しうるようにすると共に、熱収−性チューブを上記
   外管の先端部の切目を櫨うように上記杭本体に被蝋して
   構成したことを特徴とする支持杭。