JPS5858088B2 - ジユ−サ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、野菜、果実などからジュースを抽出するのに
用いるジューサに関するもので、ジュース率の向上と、
固形分含有量の少ないジュースを得ることを目的として
いる。

以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

図において１は有底円筒状のスピンナであって、無孔側
壁を有し、その最上部外側周縁にはリング状のバランス
ウェイト２が固着されている。

そして底部にはオロシ金状のカッタ刃３を有するカッタ
４が固着されている。

５はフィルタであって、スピンナ１に対して着脱自在で
あり、第２図、第３図に示すように、上部にフランジ６
を有し、円筒壁にはスリット７が上下方向に直線的に多
数設けられている。

この各スリット７の巾Ｗは、カッタ刃３の高さＨよりも
小さい寸法に設定しである。

８はカッタ４と対向して設けた材料供給用の投入口であ
る。

次に、ジュース抽出の際の作動状態について説明する。

先ず、スピンナ１にフィルタ５をはめ込み、次に蓋（図
示せず）をすると、蓋と一体の投入口８が所定の位置に
おさまる。

次いでスピンナ１を高速で回転させつ＼、投入口８から
材料を投入してやると、カッタ４によって材料が細かく
切断されてフィルタ内壁に付着する。

この付着した材料は遠心力によって圧縮されて固・液が
分離し、スリット７から液体だけが抽出され、スピンナ
１の内壁を上昇して外部に放出される。

この時に、カッタ４の刃高が小さいとそれだけ細かく切
断されて、スリット７から液と一緒に固形分の一部が出
てしまいジュース中に固形分が含有されて飲み難いジュ
ースになってしまったり、又、スピンナ１の内側壁とフ
ィルタ外周部との間に固形分がたまって付着し液分の流
れを妨げたり、又、スピンナ内に滞留しているカス分（
固形分）の目がつまり液分の流れを妨害してジュース率
を著しく悪化させる。

実１験によると、例えばカッタ刃３の高さＨをＯ−６ｍ
ｍｚスリット７の巾Ｗ ０．７ ｍｍの場合、リンゴの
ジュース率は約６５％であるが、それを刃高Ｈを１．０
ｍｍ、スリット巾Ｗを０．５ ｍｍとすれば７５％のジ
ュース率になった。

又、同様に刃高Ｈを０．８ｍｍ、スリット巾ＷをＱ、
７ ｍｒｎとすればジュース率は約７０％であった。

このように本発明ジューサは、フィルタのスリット巾と
カッタの刃高の関係を配慮したことにより、ジュース率
の向上と固形分含有量の少ないシースを得ることができ
るもので、その効果はきわめて犬きＬ・。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すジューサのスピンナ部
分の縦断面図、第２図はフィルタの半裁断面図、第３図
は第２図のＡ−Ａ断面図である。 １・・・・・・スピンナ、３・・・・・・カッタ刃、４
・・・・・・カッタ、５・・・・・・フィルタ、γ・・
・・・・スリット、Ｗ・・・・・・スノット巾、Ｈ・・
・・・・刃高。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 内底面にオロシ金状の刃を持ったカッタを固着した
   スピンナと、このスピンナ内側面に着脱自在に装備され
   る上下方向に多数のスリットを有する円筒状のフィルタ
   とを備えるとともに、上記スリット巾を上記カッタの刃
   高まり小さくしたことを特徴とするジューサ。