JPS5856774A - 軸力管理法によるボルト締付方法 - Google Patents

軸力管理法によるボルト締付方法

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JPS5856774A
JPS5856774A JP15439381A JP15439381A JPS5856774A JP S5856774 A JPS5856774 A JP S5856774A JP 15439381 A JP15439381 A JP 15439381A JP 15439381 A JP15439381 A JP 15439381A JP S5856774 A JPS5856774 A JP S5856774A
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秀樹 大西
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、デジタル演算装置を用いて目標軸力で精度
良くボルト・ナツトを締付ける軸力管理法によるボルト
締付方法に関するものである。
ボルト締付方法の1つとして軸力管理法があるが、この
軸力管理法を用いた従来のボルト締付装置では信号処理
をアナログ回路で行っていたため、処理途中の演算結果
を精度良く記憶しておくことが困難であり、また締付ト
ルクなどを示す電気信号の脈動や雑音による影響を取除
くために平滑回路が必要で、このため信号処理に位相遅
れが生じ易かった。この結果ボルト・ナツトを精度良く
目標とする軸力で締付けることができないという不都合
があった。
この発明はこのような不都合に鑑みなされたもので、精
度良く目標とする軸力でボルト・ナツトを締付けること
を可能にする軸力管理法によるボルト締付方法を提供す
ることを第1の目的とする。
この発明はこの目的を達成するため、電動機の締付トル
クをデジタル信号として検出し、デジタル演算装置、に
より、 ′a、締付トルクが弾性域内の設定しきい値を越えたこ
とを判別するしきい値判別ステップ2b、最終目標軸力
に対応する最終目標締付角と前記しきい値判別ススツブ
の判別条件成立時を始点とする締付角との差で、前記し
きい値と前記最終目標締付角との積を除算することによ
り最終目標締付トルクを算出するトルク算出ステップ、 C0締付トルクが前記最終目標締付トルクを越えたこと
を判別して締付けを停止させる停止判別ステップ、 の各ステップの演算を行なうように構成したものである
またボルト・ナツトのねじ山の変形があって螺入が円滑
に行なわれない場合や、ポル)Aナツトが共まわりして
締付けが進行しない場合がある。
この発明はこのような締付けに異常がある場合には、速
やかにこの異常を検出し警報を発生するようにした軸力
管理法(=よるボルト締付方法を提供することを第2の
目的とする。
この発明はこの第2の目的達成のため、前−記しきい値
判別ステップと停止判別ステップとの少なくとも一方の
ステップに、そのステップの判別条件成立までの所要時
間が設定時間範囲外になったことから異常を検出して警
報を発生させると共に締付停止信号を出力する異常検出
ステップを付加したものである。以下実施例に基づき、
この発明の詳細な説明する。
先づこの発明の詳細な説明する。第1図は締付特性図で
あり、この図で横軸には締付角θ、縦軸の上方へ締付ト
ルクT、縦軸の下方へ軸力Nが示されている。ボルトの
軸力Nは弾性域内ではボルトの伸び(二比例し、仁の伸
びは締付角θに比例するので、この比例関係を延長し軸
力NがOとなる点をθ=0と仮定する。この仮想したθ
=0の点を原点とすれば、軸力Nは締付角θに対し図示
のように原点を通る直線上を変化する。従って同一種類
のボルトであれば、予め決められた軸力、すなわち最終
目標軸力N、が与えられれば、その時の最終目標締付角
θSも一義的仁決まる。ただし、締付途中の軸力Nは測
定が困難であり、従って前記したθ=Oの原点を決定す
ることも困難である。
一方締付トルクTは、ボルト・ナツトと被締結材との接
触部分などの摩擦係数の大小によって変化する。第1図
中特性Aはこの摩擦係数が小の場合、特性Bは中の場合
、特性Cは大の場合を示している。このため最終目標締
付角θ5での締付トルク、すなわち最終目標締付トルク
T5は特性A、B。
CによりTS(A) 、 TS(B) 、 ’rs(C
)と変化する。
今、弾性域内の成る締付トルクすなわちしきい値Tth
における締付角θをしきい締付角θtとし、例えば特性
Aに対するこのしきい締付角をθt(A)とすれば、第
1図から θ   TS(A)   −m− θlい)    Tth が成立することが明らかである。このしきい締付角θt
(A)から最終目標締付角θ5までの締付角、すなわち
追加締付角θ□は、特性Aの場合はox(A)=θ5−
θt(A) であるから、結局 が成立する。この式を一般化すれば次式が得られる。
第2図はこの(1)式を示す図であり、この図から明ら
かなように、しきい締付角θtを始点として締付が進行
するにつれ、追加締付角も=θ−θtが増加し、この締
付途中の追加締付角〜に対する(1)式の目標締付トル
クTSも増大する。この目標締付トルクニー;現実の締
付トルクTに等しくなった時、すなわち(1)式の曲線
が、特性A、B、Cをしきい締付角θt(A)、θバB
)、θバC)だけ平行移動した直線A′。
B’ 、 C’と交わる時に締付停止すれば、最終目標
締付角θ5すなわち軸力Nsで締付けることができる。
第3図は本発明によるボルト締付装置の第1実施例を示
すブロック図、第4図はそのフローチャートである。第
2図において符号1は交流電源であり、この電源lの電
力はスイッチ2、半導体スイッチ3、直流直巻電動機4
からなる閉回路へ供給される。5は電動機4の回転に伴
ないボルト・ナツトの締付角度Δθ毎に角度パルスP(
Δθ)を出力する締付角検出器、6はトルク検出器であ
り。
このトルク検出器6は電動機4の締付反力を受ける部位
に貼着されたストレインゲージな備え、締付反力による
歪みを電気信号に変換することにより締付トルクを検出
する。7はこの締付トルクを示す電気信号をデジタル信
号Tに変換するAl)変換器である。8はデジタル演算
装置であり、この演算装置8は第2図に示すフローチャ
ートに従い、所定の演算を順次行なう。9はこの演算装
置8が一所定の演算を行なうための演算プログラムを記
憶しているメモリ、10は最終目標締付角θ5、しきい
値TI!A 、締付装置の回転部分の慣性能率など種々
の設定値を設定する入出力装置、′!iた11は位相制
御回路、12はゲートパルス発生回路である。
位相制御回路11は演算装置8が発生する締付停止信号
Sに基づき、ゲートパルス発生回路12がゲートパルス
Gを発生するのを停止させ、半導体スイッチ3を開路さ
せることによって電動機4の電源を遮断する。−13は
スイッチ2の閉成を検出して演算装置8に対して演算開
始信号を出力する電源電圧検出器である。
次に第4図によりこの実施例の動作を説明する。
先づ、入出力装置lOにより、最終目標軸力N5に対応
する締付角θ6.前記(1)式より算出される最終目標
締付トルクT5より小さく設定された締付トルクであっ
て弾性域内にあるしきい値Tthその他線付異常を検出
するための数値や慣性補正に必要な種々の値が設定され
る。
スイッチ2が閉成されると、電源電圧検出器13は、こ
のスイッチ2の閉成を検出して演算装置8へ演算開始信
号を送る。演算装置8はこの演算開始信号に基づきメモ
リ9からプログラムを順次読込み、第4図に示す一連の
演算の実行を開始する。
先づこの演算装置8は位相制御回路11へ締付動作開始
信号を送り、ゲートパルス発生回路12から位相制御さ
れたゲートパルスGを発生させる。
このため半導体スイッチ3はトリガパルスGに同期した
位相で点弧し、電動機4に駆動電流が流れ始めて電動機
4は回転し始める。ボルトが締付けられてゆくに従い、
締付角検出器5は予め決められた所定締付角Δθ毎に角
度パルスP(Δθ)を出力する。またAD変換器7は刻
々と変化する締付トルクTをデジタル信号として出力し
続ける。
演算装置8は入出力装置10により設定されたしきい値
TtAを読込む一方、デジタル化した締付トルクTを角
度パルスP(Δθ)毎に読込み両者を比較して(ステッ
プ100)、締付トルクTがしきい値Tthを越えるま
で、順次新しい締付トルクTを読込み、この比較動作を
繰り返見す。一方演算装置8はクロックパルス発生器を
内蔵し、締付開始後の所要時間tを積算している。ステ
ップ100の条件成立までのこの所要時間tが設定時間
1.以北になると、そのことがステップ102で判別さ
れ、ボルトがナツトと共回りしているものとして警報を
発しくステップ104)締付けを停止する。またステッ
プ100の条件成立までの所要時間tが設定時間t2以
下であれば、そのことがステップ106で判別され、ね
じ山の変形などによりボルトまたはナツトがロックして
いるか、またはすでに締付けが終了しているものとして
警報を発しくステップ104)、締寸けを停止する。
すなわちステップ102,104.106は締付トルク
Tがしきい値Tthになるまでの所要時間tが12<1
<1.の範囲外になったことから異常を検出して警報を
発生させる一方、締付停止信号Sを位相制御回路11へ
送り半導体スイッチ3を開路させて電動機4の電源を遮
断する異常検出ステップとなっている。
演算装置8はステップ100の条件が成立すると、その
時の締付角θをしきい締付角θlとして記憶すると共に
、このしきい締付角θtを始点とする追加締付角θ□−
θ−θt を積算する(ステップ108)。そしてこの
追加締付角〜としきい値Tthおよび予め記憶されてい
る最終目標締付角θ5を用い、(1)式によって目標締
付トルクT、を算出する(トルク算出ステップ110)
。電動機4の回転と共に増加する締付途中の締付トルク
TrLがこのステップ110で算出した目標締付トルク
T、lニ一致した時に電動機4を停止させれば、一応目
標軸力NSでの締付けができることになる。しかしこの
実施例では電動機電源遮断直後の慣性による増締量も考
慮し回転が完全に停止した時の最終締付トルクT、を予
測し、この最終締付トルクT、が前記目標締付トルクT
、を越えた時に電源を遮断するようにしている。
すなわち、今摩擦を省略すれば、締付時の運動方程式は
次のようになる。
ここにJは電動機の出力軸でみた慣性能率、θはボルト
の締付開始後の締付角、Eはボルトのばね定数、Tは電
動機のトルク、またtは時間を示す。
電源の遮断後においてはTは零になるから、このが成立
する。この(3)式をt=0でθ=00゜dθ/dt=
ω0という初期条件の下で解けばとなる。ここにβ2=
E/J、ψ=−1(θ0β4o)である。この(4)式
より電源遮断後の締付角θの最となる。
一方、ボルトの最大締付トルクT、lは締付角θの最大
値θmにおけるものであるから次のようになる。
T□=Eθ1 =A万57匹7 ・・・(6) ここで電源遮断直前における電動機の速度変動率が小さ
ければ、電源遮断直前の締付トルクT。はTo= Eθ
0 となるから、(6)式は結局次のようになる。
T、I=〆To”+JEωo2  − (7)この(7
)式から明らかなように、電源遮断直前における締付ト
ルクT。とその時の角速度鳴とが既知であれば最大締付
トルクTゎ、すなわち慣性による増締量を考慮した最終
締付トルクT、を予測できる。
第4図においてステップ112で成る時点θユにおける
締付トルク籟を一時記憶する一方、この時の角度パルス
P(Δθ)の時間間隔内で積算したり・ツク・j/に2
数Nの逆数鴇力・ら角速度・4を算出し一時記憶する。
ステップ114は、この時点θ1で電源を遮断した場合
の慣性による影響を考慮した最終締付トルクT、 & 
(7)式から予測する(予測ステップ)。ステップ11
6はこの予測した最終締付トルクT、が前記目標締付ト
ルりT、を越えたか否かを判別し、この条件成立捷での
開角度ノ(パルスP(Δθ)毎に新たにその時点の追加
締付角θ□を算出しくステップ108)、この新しい追
加締付角T5により(1)式から目標締付トルりT、を
算出しくステップ110)、この時点の締付トルりTn
および角速度ω1を新たな初期値としてステップ114
の演算を繰り返えす(停止判別ステップ)。
このステップ116の条件成立までの所要時間tは、ス
テップ102,106と同様1ニステツプ118.12
0で設定値tl’+”2’  と比較され、異常の有無
が判別される。そしてこれらステップ116.118で
異常が検出されれば警報を発しくステップ104)、異
常が無ければ締付けを停止する。なお前記予測ステップ
112の演算に必要な慣性率Jやばね定数Eなどの定数
は、入出力装置10により予め入力されているか、また
はメモリ9に記憶されている。
第5図と第6図は第2実施例を示すブロック図とフロー
チャートである。この実施例は締付トルクTを電動機電
流から求める一方、締付角θは締付角検出器5が所定締
付角Δθ毎に出力する角度パルスP(Δθ)により求め
るよう構成したものである。なお第5図では異常検出ス
テップは省かれている。
第5図において20は電動機4に直列接続された電流検
出用抵抗器、22はこの抵抗器20の両端電圧から電動
機電流を検出しこれをデジタル信号IDに変換するAD
変換器、24はこのデジタル信号IDにより任意の締付
角θユにおける締付トルクTおよび角速度ωを算出する
第2のデジタル演算装置、26はこの第2の演算装置の
演算プログラムを記憶するメモリである。この図におい
ては前記第3図と同一部分には同一符号を付したので、
その説明は繰り返えさなり1゜ 次にこ、の実施例の動作を第6図ζ二基づき説明する。
スイッチ2の閉成により、演算装置8)ま位相制御回路
11.ゲートノクルス回路12を介し半導体スイッチ3
を点弧させ電動機4を始動させる。
AD変換器22は電動機電流を示す抵抗器20の両端電
圧を、交流電源1より極めて短力)17N周期で量子化
してデジタル信号IDとする。第2の演算装置24はこ
のデジタル信号IDを交流電源1の半周期または1周期
に亘り積分すること(二よ6)電流の実効値■つ=ΣI
Dを算出する一方、角度ノ(パルスP(Δθ)の時間間
隔内に積算されるクロツクノクパルス数Nの逆数7鴇か
ら角速度ωを算出する(ステップ200)。この第2の
演算装置24をよ、また連続する2つの角度ノ(パルス
P(Δθ)力1出力される締付角θn−1,θ1におけ
る角速度の差力・ら、角カロ速度d。/dt  を算出
する(ステップ202)。
−1直流電動機ではその出力トルクT)まT=に01M となる。ここにΦは磁束、klま定数である。し力λし
電動締付機として実際に締付けに寄与するトルdω りTは、速度変動時の慣性による影響(J−77−)。
および摩擦トルク(TI)を考慮すると次式のようにな
る。
− T=”ΦIM−JdtTfパ(8) 第2の演算装置24はこの(8)式の演算を行って実際
の締付トルクTを算出しくス・テップ204)、前記角
速度ωと共に出力する。
演算装置8はこの第2の演算装置24が出力する締付ト
ルクTおよび角速度ωを角度パルスP(Δθ)に基づい
て読込み、前記第3.4図に示した第1実施例と同様の
演算を行なう。このように第6図の後半の動作は前記第
4図と全く同−刃あるから、同一ステップに同一符号を
付しその説明は繰り返えさない。
第7図と第8図は第3実施例のブロック図とフローチャ
ートである。この実施例は締付トルクを電動機電流によ
り求め、締付角θは電動機電流および電圧と電動機の速
度特性式とに基づいてデジタル的に算出するように構成
したものである。
第7図において30は電動機電圧をデジタル信号VDに
変換するAI)変換器、32は第2のデジタル演算装置
、34はこの演算装置32の演算プログラムを記憶して
いるメモリである。この図においては、前記第3,5図
と同一部分に同一符号を付したのでその説明は繰り返え
さない。
この実施例においてスイッチ2の閉成により電動機4に
電流が流れると、電動機電流と電圧がそれぞれAD変換
器22.30により交流電源周期より極めて短かい周期
で量子化されたデジタル信号ID 、 VD に変換さ
れる。第2の演算装置32はこれらデジタル信号IDv
o  を順次読込みこれらを交流電源の半周期または1
周期に亘り積分して実効値IM−Σより、およびv、 
’= x VDを算出する(第8図のステップ300)
一般に直巻整流子電動機の角速度ωは次の速度特性式に
より求められる。
ここにRは電機子抵抗、Φは磁界、Kは定数である。磁
界Φは一般には電i1itUIM  の関数となるが。
その変化特性は予めメモリ34に記憶されているものと
する。
第2の演算装置32は、前記AD変換器22゜30が出
力する電流IMおよび電圧vMを順次読込んで(9)式
の演算を行ない角速度ωを算出する一方(ステップ30
2)、前記(8)式の演算を行って実際に締付け(−寄
与する締付トルクTを算出する(ステップ304)。第
2の演算装置32はこれら角速度ωと締付トルクTを電
源の半周期または1周期毎に出力する。
演算装置8はこの第2の演算装置32が出力する角速度
ω7およびトルクTrLを所定の時間間隔で順次読込み
、 θ=ωnt の藺係から締付角θを算出する一方(ステップ306)
、所定締付角Δθ毎にその時の締付トルクTrLを一時
記憶する。以下前記各実施例と同様の動作を行なう。
以1の第3〜8図に示した実施例では角速度ωが締付け
の進行につれて変化するものであるが。
この発明は角速度ωが一定となるように速度制御するも
のにも適用可能である。例えば電機子逆起電圧が角速度
ωに比例することを利用し、この逆起電圧の変化に応じ
て半導体スイッチ3の導通角を制御することにより角速
度ωを一定に制御するものがある。
第9図はこのように角速度ωを一定にした一実施例のフ
ロチャートである。この実施例では電動機電圧なAp変
換器でデジタル信号VDとした後、これを交流電源の半
周期または1周期に亘って積分することにより電圧の実
効値vMを求め(ステップ400)、前記(9)式の速
度特性式により電動機電流■Mを演算しくステップ40
2)、さらにこれら電圧爾、電流IMを用いて前記(8
)式により締付トルクTを算出する(ステップ404)
、以下角速度ωを定数として前記第3〜8図に示す実施
例と全く同様の演算により締付けを行なう。
第3,4図の第1実施例では、しきい値判別ステップ1
00と停止判別ステップ116の両方に、締付けの異常
を検出するための異常検出ステップ102.104.お
よび118.120を設けているので、異常検出が一層
確実になるが、この発明ではステップ1ootたは11
6のいずれか一方にこの異常検出ステップを設けてもよ
い。
また以りの各実施例では予測ステップ114により慣性
による影響を補正しているので、一層正確な軸力管理が
可能になるが、精度をこれほど要求しない場合はこのス
テップ114を省いてもよい。さらに第3〜9図の実施
例で電動機電流から締付トルクTを求める場合に、ステ
ップ204゜304.404において慣性および摩擦に
よるトルクの減少を考慮しているので、トルクTの正確
な検出が可能になるが、この発明はこれらの補正をしな
くても一応所期の目的を達成できることは明らかである
この発明は以上のように、摩擦係数などの締付条件の相
違を考慮し、目標軸力を発生させる締付角に対応する最
終目標締付トルクをボルト毎に算出し、締付トルクがこ
の最終目標締付トルクに−致するようにしたから、締付
条件に差があっても軸力な正確に管理することができ、
軸力のばらつきが少なくなる。また電源を遮断するまで
の処理はすべてデジタル信号処理により行なわれるので
、アナログ信号によるものに比べて信号処理中の位相遅
れや信号保持手段による誤差が発生せず、締付精度が著
しく向上する。
1だしきい値判別ステップや停止判別ステップにこれら
の判別条件成立までの所要時間から締付異常を検出する
異常検出ステップを設けた場合には、ボルトの共まわり
やねじ山の異常などを確実に検知できる。
さらにこの発明はデジタル演算装置を用いているので、
プログラムを変更するだけで異常検出ステップを設ける
ことができる。また種々の設定値やプログラムの変更に
より、ボルトの種類や締付条件が変化しても柔軟に対処
でき、汎用性に富むという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の締付特性図、第2図は本発明ブロック
図とフローチャート、第5図と第6図は第2実施例のブ
ロック図とフローチャート、第7図と第8図は第3実施
例のブロック図とフローチャート、また第9図は第4実
施例のフローチャートである。 4・・・電動機、8・・デジタル演算装置、100・・
しきい値判別ステップ、 102.106,118,120・・・異常検出ステッ
プ。 110・・トルク算出ステップ、 116・・停止判別ステップ、 T・・締付トルク、Tth・しきい値、θ・・・締付角
。 党4図 第6図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電動機の締付トルクをデジタル信号として検出し
    、デジタル演算装置によって次の各ステップの演算を行
    なうことを特徴とする軸力管理法によるボルト締付方法 a、締付トルクが弾性域内の設定しきい値を越えたこと
    を判別するしきい値判別ステップ、b、最終目標軸力に
    対応する最終目標締付角と前記しきい値判別ステップの
    判別条件成立時を始点とする追加締付角との差で、#記
    しきい値と前記最終目標締付角との債を除算することに
    より最終目標締付トルクを算出するトルク算出ステップ
    、 C2締付トルクが前記最終目標締付トルクを越えたこと
    を判別して締付けを停止させる停止判別ステップ。
  2. (2)締付トルクは電動機の締付反力を計測するストレ
    インゲージの出力をAp変換器でデジタル信号に変換す
    ることにより求める特許請求の範囲第1項記載の軸力管
    理法によるボルト締付方法。
  3. (3)締付トルクは電動機電流に基づき電動機のトルク
    特性式から算出する特許請求の範囲第1項記載の軸力管
    理法によるボルト締何方法。
  4. (4)締付角は締付角検出器が所定締付角毎に出力する
    角度パルスにより検出する特許請求の範囲第1項記載の
    軸力管理法によるボルト締付方法。
  5. (5)電動機電流および電動機電圧をそれぞれ示すデジ
    タル信号と、電動機の速度特性式とに基づいて締付角を
    算出する特許請求の範囲第1項記載の軸力管理法による
    ボルト締付方法。
  6. (6)電動機は角速度が一定となるように位相制御され
    、締付角はこの角速度とクロックパルスとに基づき求め
    る特許請求の範囲第1項記載の軸力管理法によるボルト
    締付方法。
  7. (7)  電動機の締付トルクをデジタル信号として検
    出し、デジタル演算装置によって次の各ステップの演算
    を行なうことを特徴とする軸力管理法によるボルト締付
    方法 a、締付トルクが弾性域内の設定しきい値を越えたこと
    を判別するしきい値判別ステップ。 b、最終目標軸力に対応する最終目標締付角と前記しき
    い値判別ステップの判別条件成立時を始点とする締付角
    との差で前記しきい値を除算することにより最終目標締
    付トルクを算出するト(ルク算出ステップ、 C3締付トルクが前記最終目標締付トルクを越えたこと
    を判別して締付けを停止させる停止判別ステップ、 d、前記しきい値判別ステップと停止判別ステップの少
    なくとも一方のステップに設けられ、その条件成立まで
    の所要時間が設定時間範囲外になったことから異常を検
    出して警報を発生させると共に締付けを停止させる異常
    検出ステップ。
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