JPS5856613Y2 - 電動調理機用交換刃物の収納箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電動調理機用交換刃物の収納箱に関する。

第１図は電動調理機の一実施例を示すもので、図におい
て１は電動調理機の本体で、モータ２を内装し、一側上
面にモータ２にてプーリ４，５、ベル？−６を介して駆
動される駆動側継手７を突出させている。

３は食品容器で、本体１の前記−側上面に載置され、駆
動側継手７に被動側継手８を連結させて駆動される回転
軸９を底壁に回転自在に支持し、上面開口部に開閉可能
な蓋１ｏを有する。

食品容器３内の回転軸９上端には各種の刃物を交換可能
に連結して、食品の切断加工などを行なうことができる
。

第１図に実線で示す刃物１１は第５図にさらに明確に示
すように、回転軸９に連結される柱状のボス部１１ ａ
の下端に半径方向に突出する一対の刃１１ ｂを備え、
野菜、肉などのみじん切りを行なう。

また第５図において１２は柱状ボス部１２ａの上端に設
けた円板状１２ｂに円板部と平行に切起した刃１２ Ｃ
を有するスライス用の刃物、１３は柱状ボス部１３ ａ
の上端に設けた円板部１３ ｂに多数切起した刃１３
Ｃを有する千切り用の刃物で、それぞれ第１図に二点鎖
線で示すように、ボス部１２ａ、１３ａを回転軸９に連
結して、蓋１０の投入口１０ ａから押し棒１０ ｂに
て順次押しながら挿入した食品をスライスまたは千切り
する。

１４は回転軸９に連結される柱状のボス部１４ａの下端
に半径方向に突出した一対の翼１４ｂを有する混練翼で
、マヨネーズなどの混合、パン生地などの練りを行なう
。

１５は回転軸９に連結される円錐状のボス部１５ ａの
側面に半径方向に突出した一対の羽根１５ ｂを有する
練り羽根で、食品容器３と交換または食品容器３内に嵌
合した別の容器の中でもちつき、麺生地などの練りを行
なう。

１６は刃物、容器などの清掃を行なうため、一端にブラ
シ１６ａ、他端にヘラ１６ｂを有するヘラ付きブラシで
ある。

これら刃物１１．１２，１３、混練翼１４、練り羽根１
５のうち１個を電動調理機に装着したときには、残こり
のものは不要であるが、放置しておいては危険であるの
で、この考案はこれらのための収納箱を提案するもので
ある。

収納箱は基台１７とその上面を覆うカバー１８とから戊
る。

基台１７は上面壁１７ ａとその外周縁から垂下した４
面の周側壁１７ｂとを有し、カバー１８は下方へ開放し
た倒立容器状をなし、その下端開放部を基台の上面壁と
周側壁とのなす角部に設けた段部１７ Ｃに嵌合するこ
とができる。

基台１７は上面壁１７ａに、対向する一対の長手方向側
縁に沿いかつ近接して一対の溝２２ 、２３を有する。

この溝２２ 、２３はその底面が刃ｅｌ１２，１３の円
板部１２ｂ、１３ｂの半径よりも浅い半円弧状をなして
おり、かつ長平方向に互いにずれて位置する。

したがって刃物１２．１３は回転軸線を水平、すなわち
円板部１２ｂ、１３ｂの円板状面を垂直にして、その円
板部１２ｂ、１３ｂの下部を各溝２２，２３に挿入する
ことができる。

このとき各ボス部１２ ａ 、１３ ａは基台の長手方
向にずれて上面壁１７ａと平行に位置する。

また刃物１１を収納する凹部２１は、両溝２２．２３の
間の上面壁１７ ａ中央に位置し、刃物を上方から見た
平面形状をほぼ略図化した形状をなす。

この凹部２１に刃物１１を収納した状態においては刃物
の回転軸線を垂直にして刃１１ｂを凹部２１の底に没す
る。

混練翼１４を収納する凹部２４は、一方の溝２３と平行
に並んで上面壁１７ ａの側縁に沿って位置する深溝部
と、そこから直角にのびる浅溝部２４ ａとから成る。

混練翼１４の回転軸線を水平にし一対の翼１４ｂ、１４
ｂが上下に位置するようにして、一方の翼１４ｂを四部
２４の深溝部に挿入すると、ボス部１４ ａが浅溝部２
４ ａ内で横たわって位置する。

練り羽根１５を収納する凹部２５は、基台の短辺に沿っ
て上面壁１７ ａ上に位置し、練り羽根を上方から見た
平面形状にほぼ一致した形状をなす。

ヘラ付きブラシ１６を収納する溝２６は、溝２２と基台
の長手方向側縁との間に沿って長くのび一端で短辺に沿
って屈曲したＬ字形をなす。

上記各溝２２，２３．２６および凹部２１．２４．２５
は、その底面に透孔２７を有し、そこへ収納される物に
付着していた水滴などを透孔２７から排出することがで
きる。

カバー１８は、各溝２２．２３と凹部２４の深溝部とに
対応する天井壁の両側部を、刃物１２．１３および混練
翼１４の上部を収納するように円弧状に突出した突出部
１８ ａ 、１８ ａとし、その両突出部にはさまれた
中間部を、刃物１２．１３および混練翼１４の上端より
も低く凹ませて両端へ開放した凹溝１８ ｂとしである
。

通常の刃物１２．１３の円板部１２ ｂ 、１３ ｂの
直径は約ｉ４Ｑ ｍｍあり、親指と中指とを直径方向に
はしわたしてその両指で円板部を掴むことができるほぼ
最大寸法である。

したがってこれを収納した箱の高さは、親指と中指とを
いっばいに拡げて掴むことが困難か、手が小さい人では
不可能になる。

この考案の上記実施例では、刃物１２．１３および混練
翼１４の上部をカバ−１８両側部に設けた突出部１８
ａに収容し、カバーの中間部に凹溝１８ ｂを設けたも
のであるから、基台１７の底から凹溝１８ｂまでの高さ
を手で掴みやすい寸法（好しくは図面に示すように刃ｅ
ｌ１２，１３の直径よりも小さい寸法）にすることがで
き、第６図に示すように、人差し指と中指とを基台１７
の底にかけ、親指を凹溝１８ｂに載せるようにすれば、
収納箱を容易に持ち運ぶことができる。

またカバー１８を開閉する際には、カバーの全幅に指を
かけわたすのは面倒であるが、第７図に示すように突出
部１８ ａを軽くつまむようにすればよい。

なお凹溝１８ ｂを麺生地のためののし棒１９を第４図
に二部鎖線で示すように載せるのに利用することもでき
る。

以上のようにこの考案は、基台の上面にその対向する一
対の側縁に沿いかつ近接して、円板状の刃物をその円板
状面を垂直にして挿入する一対の溝を設け、その溝と対
向するカバーの両側部を、刃物の上部を収容するように
突出し、中間部を両端に開放した凹溝状に形成したもの
であるから、刃物の直径が手で掴むには困難をきたすほ
どの大きいものであっても、基台の底から凹溝までの高
さを手で掴みやすい寸法にすることができ、収納箱を容
易に持ち運ぶことができるものである。

またカバー両側のいずれか一方の突出部をつまむことに
より、容易にカバーの開閉をすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は電動調理機の一実施例を示す一部破断正面図、
第２図はこの考案を具体化した収納箱の平面図、第３図
は第２図のＩＩＩ −ＩＩＩ線断面図、第４図は第２図
のＩ■−ＩＶ線断面図、第５図は収納箱の基台とそこへ
収納される刃物などの分解斜視図、第６図は収納箱の持
ち運び状態を示す一部破断正面図、第７図はカバーの開
閉状態を示す側面図である。 付量の説明 １２．１３ ：円板状の刃物、１７：基台
、１８：カバ−２２，２３：溝、１８ａ：カバーの突出
部、１８ｂ： カバーの凹溝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．モータによって駆動される回転軸に複数の円板状の
   刃物を交換可能に連結する電動調理機において、基台と
   その上面を覆うカバーとから成り、基台の上面にその対
   向する一対の側縁に沿いかつ近接して、上記円板上の刃
   物をその円板状面を垂直にして挿入する一対の溝を設け
   、その溝と対向するカバーの両側部を、刃物の上部を収
   容するように突出し、中間部を両端に開放した凹溝状に
   形成したことを特徴とする交換刃物の収納箱。 ２、前記基台は上面の中央に他の刃物をその回転軸線を
   垂直にして収納する凹部を有する実用新案登録請求の範
   囲第１項記載の収納箱。