JPH0217632Y2 - - Google Patents

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JPH0217632Y2
JPH0217632Y2 JP1405385U JP1405385U JPH0217632Y2 JP H0217632 Y2 JPH0217632 Y2 JP H0217632Y2 JP 1405385 U JP1405385 U JP 1405385U JP 1405385 U JP1405385 U JP 1405385U JP H0217632 Y2 JPH0217632 Y2 JP H0217632Y2
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JP
Japan
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cooking
blade
workpiece
ratchet
holder
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JP1405385U
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は野菜調理器の改良に関し、詳しくは従
来の板状の千切り器を利用して形の揃つたみじん
切りを作ることが可能な野菜調理器に関する。
〈従来の技術〉 従来の板状の千切り器は、板状の本体表面に櫛
状の平行な複数の調理用刃と、切断用刃が設けら
れており、その表面に大根等の野菜を押し付けて
滑べらせる。この際調理用刃によつて切り込みを
入れられた部分が、切断用刃に切り取られて千切
りが出来るのであるが、これは単に形の揃つた千
切りを作るにとどまつた。
みじん切り器においては、板状体からなり、こ
の板状体の表面から裏面へ貫通孔が設けられ、こ
の板状体表面の孔の縁に調理用刃が形成されてい
る。この板状体表面に野菜を押し付けて滑べらせ
て、調理用刃に削り取られた部分が孔から落ちて
みじん切りが出来るのであるが、このおろし器型
のもの以外にチヨツパー型のみじん器も見受けら
れる。これは、ケース状の本体の上部に穴を設
け、この穴に上下可動の棒状体を軸止し、この棒
状体のケース内部の一端に、ステンレス等のプレ
ートを波型に形成した調理用刃が設けられてい
る。又ケース外部の一端には柄が設けられてい
る。このチヨツパー型のものはケース状の本体を
被調理物に被せ、柄を叩いて被調理物に調理用刃
を降ろすのであるが、降ろす毎に刃の向きが変わ
つてみじん切りを作る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 以上のようなおろし器型、チヨツパー型の従来
のみじん切りでは、被調理物(被加工物)を単に
細かくするだけで、大きさや形のそろつたみじん
切りは望めなかつた。従つて形の揃つたみん切り
を作るものは皆無であつた。
本考案はこのような従来の問題点の解決を目的
とするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は、表面に野菜等の被加工物をこ
すり付けられることによつて千切りを作る板状の
千切り器と、ラチエツトと、千切り器表面にて被
加工物を摺動可能に支持する別体のホルダーとを
備えてなり、上記千切り器は表面に、こすり付け
られてくる被加工物先端を梳く櫛歯状の調理用刃
と、調理用刃の近傍に位置し調理用刃によつて梳
かれた被加工物を切り落とす切断用刃とが設けら
れたものであり、上記ホルダーはその適宜位置に
ラチエツトホイールが周設されており、他方上記
ラチエツトは、千切り器表面上調理用刃を挟んで
切断用刃と反対側近傍にて上記ラチエツトホイー
ルと係合し被加工物摺動中ホルダーの向きを変え
ることが可能となるものであることを特徴とする
野菜調理器の提供を図るものである。
〈作用〉 千切り器表面において、切断用刃側から調理用
刃を通り抜けるホルダーの最初の摺動によつて被
加工物に複数縦の切り目が入られる。
この調理用刃通り抜けから、引き返して再び調
理用刃を逆方向にむけて通り抜けるまでの間に、
ラチエツトホイールとラチエツトの係合がなさ
れ、ホルダーの摺動によつて被加工物の向きが変
わる。上記引き返しで再び調理用刃を通りぬける
ことによつて、被加工物へ上記縦の切り目と交差
する切り目が入る。この後切断用刃を通り抜ける
ことによつて上記交差した複数の縦の切り目の入
つた被加工物先端が複数のみじん切りとして切り
落とされる。
このようにして容易に又手早く、大きさや形の
揃つたみじん切りを作ることができる。
〈実施例〉 以下図面に基づき、本考案の実施例を述べる。
第1図に一実施例を示す。第2図に示すよう
な、表面に櫛状の調理用刃1と切断用刃2が設け
られた板状の千切り器3を、受皿4にはめる。本
実施例で、この受皿4の縁が、千切り器3の側部
を係合するように千切り器3の形状と大きさに合
わせて形成されている。更に、この千切り器3が
はめ込まれた受皿4へ、その縁の形状に合つた枠
状のガイド5をはめ込む。この枠状のガイド5の
長辺方向の内壁の一部に、ラチエツト6が設けら
れている。又、この長辺方向の両内壁には送り溝
7が設けられている。別体の筒状体8は、その片
方の縁の外壁にラチエツト6と係合するラチエツ
トホイール9が周設されている。この筒状体8の
もう一方の縁には、手で握つて押えるためのカツ
プ状のホルダー部10が被せられる(ここでいう
ホルダー部10は実用新案登録請求の範囲等で記
した「ホルダー」と直接対応するものではなく、
筒状体8と後述のニードル板11とこのホルダー
部10とよつて実用新案登録請求の範囲等で記し
た「ホルダー」と対応する)。又このホルダー部
10の内部ほぼ中部には、剣山状のニードル板1
1が回動自在に軸止されている。ホルダー部10
とニードル板11の隙間に筒状体8の端部が入る
のであるが、このニードル板11の側部に突起部
12が設けられている。そして、筒状体8内壁に
は、上記突起部12と係合する縦溝13が設けら
れている。筒状体8の中へ大根等の野菜14を入
れてホルダー部10を被せて、ニードル板11に
野菜14を固定する。筒状体8のラチエツトホイ
ール9側を千切り器3の表面に押え付けて滑べら
せると、筒状体8内部の野菜14の外部へ突出し
た部分が、調理用刃1に削られて、平行な切り込
みが入る。この平行な切り込みを、正確に入れる
為に、前記ガイド5の送り溝7に係合するプレー
ト状の送り板15が送り溝7間に渡されて、該送
り板15は表面から裏面へ貫通孔が設けられ、こ
の孔に筒状体8が回動自在にはめ込まれている。
第3図は、第1図の実施例の要部をA方向から
見た状態を示す。ガイド5内に係合されている送
り板15が滑べり、送り板15にはめ込まれてい
る筒状体8も千切り器3上を滑べる。その際ガイ
ド4内壁のラチエツト6にラチエツトホイール9
が係合して、筒状体8は向きを変える。
そして、筒状体8を反対の向きに滑べらせてみ
じん切りを作る。この反対の向きに滑べらせる際
に、ラチエツト6にラチエツトホイール9が当接
し、再び回転する事になる。これを防ぐ為に、送
り板15にラチエツトホイール9を付勢する固定
用ラチエツト16が設けられている。
以下実際の動作状態に即し、構成について詳述
する。調理・加工を行う際、ホルダー部10をつ
かみ、第2図に示す千切り器3上、まず位置Bか
ら位置B′へ被加工物(野菜14)を摺動する。
次に位置B′で折り返して再び位置B方向へ引き
返すように摺動する。これが調理・加工のプロセ
スである。
上記位置Bから位置B′に移動する間、調理用
刃1を通り抜けた被加工物先端には、平行な複数
の切れ込みが入る。位置Dにおいて、ラチエツト
6がラチエツトホイール16の係合がなされ筒状
体8と共に被加工物の向きが変わる。上記位置
B′から位置Bへ引き返す工程で、再び調理用刃
1を通り抜け、上記切り込みとは違う角度から被
加工物先端に複数の切り込みが入る。即ちB→
B′工程で入つた切り込みと交差する切り込みが
B′→B工程で入ることになる。そして位置B′か
ら位置Bへ引き返す途中最後に、被加工物先端は
切断用刃2によつて切り取られる。こうしてみじ
ん切りが出来る。上述の通り位置Dにて筒状体8
と共に被加工物の向きが変わるよう、千切り器3
の位置D両脇のいずれかと対応するガイド5の位
置へラチエツト6を設けておく。
ところで上記B→B′工程とB′→B工程とによ
つて筒状体8と被加工物は2回位置Dを通ること
になる。従つてB→B′工程において筒状体8の
向きが変わるように第1図及び第3図のラチエツ
ト6を設定してもよいし、B′−B工程で筒状体
8の向きが変わるようにラチエツト6を設定して
もよい。ただしB→B′工程で向きを変えるとす
るのであれば、引き返しのB′→B工程で再びラ
チエツト6とラチエツトホイール9が接触する
際、ラチエツトホイール9は回転しないようにす
る必要がある。逆にB′→B工程で、筒状体8及
び被加工物(野菜14)の向きを変えるとするの
であれば、これに先行するB→B′工程でラチエ
ツトホイール9が回転しないようにする必要があ
る。上記のような回転の抑制を行うために、前述
の固定用ラチエツト16が設定されている。即ち
ホルダー部10の摺動により向きを変えるための
回転方向と逆の回転力がラチエツト6からラチエ
ツトホイール9へかかつた際に、この回転力に反
発するよう固定用ラチエツト16は送り板15へ
軸止されている。筒状体8が向きを変えるとき
は、ラチエツトホイール9を逃がしてこれを回転
させるのである。
〈考案の効果〉 このように本考案は、従来の千切り器を用い
て、大きさ、形状の揃つたみじん切りを手を汚さ
ず容易且つ迅速に作ることが出来る。
特にこのようなみじ切りを簡単につくるため
に、別途専用の調理器を新たに考案することも考
えられるのであろうが、本考案は、従来の千切り
器に汎用性を持たせることによつて、調理器の収
納場所の省スペース、調理の際の加工方法の選択
の容易性の確保を併せて効果とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部切欠断面図を
示し、第4図は第1図の実施例の全体斜視図を示
す。第3図は第1図の実施例の要部を表わす説明
図であり、第2図は従来の千切り器の全体斜視図
である。 6…ラチエツト、9…ラチエツトホイール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に野菜等の被加工物をこすり付けられるこ
    とによつて千切りを作る板状の千切り器と、ラチ
    エツトと、千切り器表面にて被加工物を摺動可能
    に支持する別体のホルダーとを備えてなり、上記
    千切り器は表面に、こすり付けられてくる被加工
    物先端を梳く櫛歯状の調理用刃と、調理用刃の近
    傍に位置し調理用刃によつて梳かれた被加工物を
    切り落とす切断用刃とが設けられたものであり、
    上記ホルダーはその適宜位置にラチエツトホイー
    ルが周設されており、他方上記ラチエツトは、千
    切り器表面上調理用刃を挟んで切断用刃と反対側
    近傍にて上記ラチエツトホイールと係合し被加工
    物摺動中ホルダーの向きを変えることが可能なる
    ものであることを特徴とする野菜調理器。
JP1405385U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH0217632Y2 (ja)

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JP1405385U JPH0217632Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

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JP1405385U JPH0217632Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

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JPS61132044U JPS61132044U (ja) 1986-08-18
JPH0217632Y2 true JPH0217632Y2 (ja) 1990-05-17

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ID=30498622

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JP1405385U Expired JPH0217632Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000201840A (ja) * 1999-01-14 2000-07-25 Taka:Kk 食品カッタ―と食品カッタ―用食品保持具
JP2007111808A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Kawashima Kogyo Kk 手動スライサー用押さえ具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0712600B2 (ja) * 1987-10-31 1995-02-15 株式会社新考社 野菜、果実等のスライサー
JP5365081B2 (ja) * 2008-07-15 2013-12-11 凸版印刷株式会社 チーズ・ミル

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