JPS5856380Y2 - 内燃機関用無接点点火装置 - Google Patents
内燃機関用無接点点火装置Info
- Publication number
- JPS5856380Y2 JPS5856380Y2 JP7057079U JP7057079U JPS5856380Y2 JP S5856380 Y2 JPS5856380 Y2 JP S5856380Y2 JP 7057079 U JP7057079 U JP 7057079U JP 7057079 U JP7057079 U JP 7057079U JP S5856380 Y2 JPS5856380 Y2 JP S5856380Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor charging
- coil
- capacitor
- thyristor
- charging current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は磁石発電機を電源とする内燃機関用無接点点火
装置に関し、特に点火時期を高速で遅らせるようにした
ものである。
装置に関し、特に点火時期を高速で遅らせるようにした
ものである。
従来、2サイクル内燃機関の進角特性はほぼ固定となっ
ていたが、最近の高出力化に伴い、低速から中速にかけ
ては、はは゛固定、そして高速時には、比較的急に遅ら
せた進角特性のものが要求されるようになった。
ていたが、最近の高出力化に伴い、低速から中速にかけ
ては、はは゛固定、そして高速時には、比較的急に遅ら
せた進角特性のものが要求されるようになった。
この種の点火装置としては、例えば実公昭53−439
38号公報が公知となっている。
38号公報が公知となっている。
この実公昭53−”43938号公報のものでは、反コ
ンテ゛ンサ充電出力により第2のコンテ゛ンサを充電し
、このコンデンサの放電電流によりトランジスタを制御
して、高速時に信号発電機の出力を一部側路するように
して点火時期を遅らせるようにしている。
ンテ゛ンサ充電出力により第2のコンテ゛ンサを充電し
、このコンデンサの放電電流によりトランジスタを制御
して、高速時に信号発電機の出力を一部側路するように
して点火時期を遅らせるようにしている。
また、他にインピーダンスの異なる複数の信号変換回路
を持ち、両者の出力の合成により高速で点火時期を遅ら
せるものもある。
を持ち、両者の出力の合成により高速で点火時期を遅ら
せるものもある。
ところが、実公昭53−43938号公報のものでは、
側路用のトランジスタや第2のコンテ゛ンサなどが必要
であリコス1−高となり、その他のものも同様部品点数
が゛多くコスト高になるという問題がある。
側路用のトランジスタや第2のコンテ゛ンサなどが必要
であリコス1−高となり、その他のものも同様部品点数
が゛多くコスト高になるという問題がある。
本考案は上記の問題を解決するため、サイリスタのゲー
ト、カソード間と並列にダイオードを接続し、コンデン
サ充電電流はこのダイオードを通って流れるようにする
ことにより、充電電流が流れている間はサイリスタのゲ
ートがカソードに対して負電圧となるようにしくダイオ
ードの順方向電圧降下分だけ負電位になる)、更に、信
号発電機の出力は機関高速時において充電電流が終了す
る直後に発生するようにすることにより、回転が上昇す
るにつれて充電電流の終了点が遅れていき、ある回転数
以上になると信号発電機の信号電圧が立上るまで流れ続
けるようになり、この充電電流が流れている間、サイリ
スタのゲートは負電位となり信号発電機の出力はサイリ
スタのゲートに印加されず、充電電流が終了すると同時
に信号発電機の出力がサイリスタのゲートに印加され、
従っである回転数以上になると点火時期が遅れるように
なる部品数が少なく、構造が簡単で安価な内燃機関用無
接点点火装置を提供することを目的とする。
ト、カソード間と並列にダイオードを接続し、コンデン
サ充電電流はこのダイオードを通って流れるようにする
ことにより、充電電流が流れている間はサイリスタのゲ
ートがカソードに対して負電圧となるようにしくダイオ
ードの順方向電圧降下分だけ負電位になる)、更に、信
号発電機の出力は機関高速時において充電電流が終了す
る直後に発生するようにすることにより、回転が上昇す
るにつれて充電電流の終了点が遅れていき、ある回転数
以上になると信号発電機の信号電圧が立上るまで流れ続
けるようになり、この充電電流が流れている間、サイリ
スタのゲートは負電位となり信号発電機の出力はサイリ
スタのゲートに印加されず、充電電流が終了すると同時
に信号発電機の出力がサイリスタのゲートに印加され、
従っである回転数以上になると点火時期が遅れるように
なる部品数が少なく、構造が簡単で安価な内燃機関用無
接点点火装置を提供することを目的とする。
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
第1図において、1は磁石発電機のコンデンサ充電コイ
ル、2は信号発電機の信号コイル、3は逆バイアス用ダ
イオード、4,5.7はダイオード、6は半波整流用ダ
イオード、8はサイリスタ、9はコンテ゛ンサ、10は
抵抗、11は点火コイル、11 aはその1次コイル、
11 bはその2次コイル、12は点火栓である。
ル、2は信号発電機の信号コイル、3は逆バイアス用ダ
イオード、4,5.7はダイオード、6は半波整流用ダ
イオード、8はサイリスタ、9はコンテ゛ンサ、10は
抵抗、11は点火コイル、11 aはその1次コイル、
11 bはその2次コイル、12は点火栓である。
第2図は各部波形を示すもので、aはコンテ゛ンサ充電
コイル1の無負荷電圧波形、bはコンデンサ充電コイル
1の電流波形で、低速時(点線)、中速時(一点鎖線)
、高速時(実線)の波形を示し、Cはサイリスタ8のケ
゛−トの電圧波形で、低速時(点線)、中速時(一点鎖
線)、高速時(実線)の波形を示す。
コイル1の無負荷電圧波形、bはコンデンサ充電コイル
1の電流波形で、低速時(点線)、中速時(一点鎖線)
、高速時(実線)の波形を示し、Cはサイリスタ8のケ
゛−トの電圧波形で、低速時(点線)、中速時(一点鎖
線)、高速時(実線)の波形を示す。
次に上記構成において、その作動を説明する。
コンテ゛ンサ充電コイル1の発生出力によりダイオード
6→コンデンサ9→ダイオード7と点火コイル11の1
次コイル11 a→アース→ダイオード3の回路により
コンデンサ9を充電する。
6→コンデンサ9→ダイオード7と点火コイル11の1
次コイル11 a→アース→ダイオード3の回路により
コンデンサ9を充電する。
そして、この充電電流がダイオード3を介して流れるこ
とにより、このダイオード3の順方向電圧降下分の電圧
がサイリスタ8のゲート・カソード間に逆バイアスとし
て加わる。
とにより、このダイオード3の順方向電圧降下分の電圧
がサイリスタ8のゲート・カソード間に逆バイアスとし
て加わる。
ここで、内燃機関の低、中速時には第2図す、Cの点線
および一点鎖線で示すごとくコンデンサ充電電流終了後
となる時期において信号発電機の信号コイル2に出力電
圧が発生するため、この出力電圧によってサイリスタ8
は直ちに導通し、コンテ゛ンサ9の充電電圧を点火コイ
ル11の1次コイル11 aを介して急激に放電させ、
その2次コイル11 bに高電圧が発生して、点火栓1
2に点火火花が発生する。
および一点鎖線で示すごとくコンデンサ充電電流終了後
となる時期において信号発電機の信号コイル2に出力電
圧が発生するため、この出力電圧によってサイリスタ8
は直ちに導通し、コンテ゛ンサ9の充電電圧を点火コイ
ル11の1次コイル11 aを介して急激に放電させ、
その2次コイル11 bに高電圧が発生して、点火栓1
2に点火火花が発生する。
ところが、内燃機関の回転数増大に伴なってコンデンサ
充電コイル1のインダクタンスによりコンデンサ充電電
流に遅れが生じ、機関回転数が所定値以上の高速になる
と第2図す、Cの実線で示すごとく、コンデンサ充電電
流終了後となる時期において信号発電機の信号コイル2
に出力電圧が発生する。
充電コイル1のインダクタンスによりコンデンサ充電電
流に遅れが生じ、機関回転数が所定値以上の高速になる
と第2図す、Cの実線で示すごとく、コンデンサ充電電
流終了後となる時期において信号発電機の信号コイル2
に出力電圧が発生する。
ここで、コンデンサ充電電流が流れている間はダイオー
ド3によりサイリスタ8のゲート・カソード間に逆バイ
アスが加わっているため、信号発電機の信号コイル2に
出力電圧が発生してもサイリスタ8は導通せず、コンデ
ンサ充電電流終了後においても信号コイル2の出力電圧
によってサイリスタ8が導通して点火栓12に点火火花
が発生する。
ド3によりサイリスタ8のゲート・カソード間に逆バイ
アスが加わっているため、信号発電機の信号コイル2に
出力電圧が発生してもサイリスタ8は導通せず、コンデ
ンサ充電電流終了後においても信号コイル2の出力電圧
によってサイリスタ8が導通して点火栓12に点火火花
が発生する。
従って、第3図図示の点火時期特性図に示すごとく、所
定回転数以上になると点火時期が次第に遅れるようにな
る。
定回転数以上になると点火時期が次第に遅れるようにな
る。
なお、信号発電機の信号コイル2は、比較的幅の広い信
号電圧を発生するものであってもよい。
号電圧を発生するものであってもよい。
この場合、遅角が始まるまでは信号コイル2の出力電圧
波形により漸進進角特性が得られる。
波形により漸進進角特性が得られる。
以上述べたように本考案においては、サイリスクのゲー
ト・カソード間と並列に逆バイアス用ダイオードを接続
し、コンデンサ充電電流は、この逆バイアス用ダイオー
ドを通って流れるようにしたから、充電電流が流れてい
る間、サイリスタのゲートはカソードに対し負電位とな
り、また、充電電流終了直後に信号電圧が発生するよう
にしたから、回転の上昇とともに充電電流の終了点が遅
れ、信号電圧発生時まで流れるようになると、前記効果
によりゲート電位が負電位となっているため信号電圧が
印加されず、充電電流の終了と共に信号電圧が印加され
ることになるので点火時期が遅れ始め、かつ充電電流の
終了点は回転の上昇とともに遅れるので点火時期をこれ
に伴なって遅らせることか゛でき、さらに逆バイアス用
ダイオードをサイリスタのゲート・カソード間に接続す
るのみで非常に構成が簡単で安価であり、また、コンデ
ンサ充電電流が完全に終了してから信号電圧が印加され
、充電の途中で信号電圧が印加されることがないので、
コンテ゛ンサ電圧が低下することもないという優れた効
果がある。
ト・カソード間と並列に逆バイアス用ダイオードを接続
し、コンデンサ充電電流は、この逆バイアス用ダイオー
ドを通って流れるようにしたから、充電電流が流れてい
る間、サイリスタのゲートはカソードに対し負電位とな
り、また、充電電流終了直後に信号電圧が発生するよう
にしたから、回転の上昇とともに充電電流の終了点が遅
れ、信号電圧発生時まで流れるようになると、前記効果
によりゲート電位が負電位となっているため信号電圧が
印加されず、充電電流の終了と共に信号電圧が印加され
ることになるので点火時期が遅れ始め、かつ充電電流の
終了点は回転の上昇とともに遅れるので点火時期をこれ
に伴なって遅らせることか゛でき、さらに逆バイアス用
ダイオードをサイリスタのゲート・カソード間に接続す
るのみで非常に構成が簡単で安価であり、また、コンデ
ンサ充電電流が完全に終了してから信号電圧が印加され
、充電の途中で信号電圧が印加されることがないので、
コンテ゛ンサ電圧が低下することもないという優れた効
果がある。
第1図は本考案装置の一実施例を示す電気回路図、第2
図は第1図図示装置の作動説明に供する各部波形図、第
3図は第1図図示装置における点火時期特性図である。 1・・・・・・磁石発電機のコンデンサ充電コイル、2
・・・・・・信号発電機の信号コイル、3・・・・・・
逆バイアス用ダイオード、6・・・・・・半波整流用ダ
イオード、8・・・・・・サイリスタ、9・・・・・・
コンデンサ、11・・・・・・点火コイル、11 a・
・・・・・1、次コイノし
図は第1図図示装置の作動説明に供する各部波形図、第
3図は第1図図示装置における点火時期特性図である。 1・・・・・・磁石発電機のコンデンサ充電コイル、2
・・・・・・信号発電機の信号コイル、3・・・・・・
逆バイアス用ダイオード、6・・・・・・半波整流用ダ
イオード、8・・・・・・サイリスタ、9・・・・・・
コンデンサ、11・・・・・・点火コイル、11 a・
・・・・・1、次コイノし
Claims (1)
- 磁石発電機のコンデンサ充電コイルの発生出力により整
流用ダイオードを介してコンデンサを充電し、このコン
デンサの充電電荷をサイリスタの導通により点火コイル
の1次コイルを介して放電するようにした内燃機関用無
接点点火装置において、機関回転数が所定値以下では前
記コンテ゛ンサ充電コイルによるコンデンサ充電電流終
了前となる時期において出力電圧を発生しかつ機関回転
数が所定値以上になると前記コンテ゛ンサ充電コイルに
よるコンデンサ充電電流が機関回転数増大に伴なって遅
れることによりこのコンデンサ充電電流終了前となる時
期において出力電圧を発生し、この出力電圧を前記サイ
リスタのゲート回路に印加する信号発電機と、前記コン
デンサ充電コイルによるコンデンサ充電コイルに挿入さ
れると共に前記サイリスクのゲート・カソード間に並列
接続され、前記コンデンサ充電コイルによるコンデンサ
充電電流により前記サイリスタのゲート・カソード間に
逆バイアスを印加するための逆バイアス用ダイオードと
を備えることを特徴とする内燃機関用無接点点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7057079U JPS5856380Y2 (ja) | 1979-05-24 | 1979-05-24 | 内燃機関用無接点点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7057079U JPS5856380Y2 (ja) | 1979-05-24 | 1979-05-24 | 内燃機関用無接点点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55170474U JPS55170474U (ja) | 1980-12-06 |
JPS5856380Y2 true JPS5856380Y2 (ja) | 1983-12-26 |
Family
ID=29304304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7057079U Expired JPS5856380Y2 (ja) | 1979-05-24 | 1979-05-24 | 内燃機関用無接点点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5856380Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-05-24 JP JP7057079U patent/JPS5856380Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55170474U (ja) | 1980-12-06 |
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