JPS5854825A - 保護継電装置 - Google Patents

保護継電装置

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JPS5854825A
JPS5854825A JP56154236A JP15423681A JPS5854825A JP S5854825 A JPS5854825 A JP S5854825A JP 56154236 A JP56154236 A JP 56154236A JP 15423681 A JP15423681 A JP 15423681A JP S5854825 A JPS5854825 A JP S5854825A
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安藤 文郎
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H3/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
    • H02H3/40Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to ratio of voltage and current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電力用保護継電装置に関するものである0 従来技術を静止形距離継電器によシ説明する。
第1図は静止形モー特性距離継電器の原理構成図であシ
、図中ADは送電線りよシミ流変成器CTを介して取シ
出された電流iが入力され線路インピーダンスンとベク
トル合成して電気量izを得るベクトル合成回路、ME
は送電線りよシミ圧変成器PTを介して取如出された電
圧享が入力され極性量としての電気量ψPを得る記憶回
路である。また1はベクトル合成回路ADより得られる
電気量IZと送電線Lより電圧変成器PTを介して取如
出された電圧※が入力される9比較器、2は記憶回路M
Eよシ得られる電気量ψPと電気量Ovが入力される比
較器であり、これら両比較器1.2はそれぞれ2つのア
ナログ入力信号の大小関係を判断し、出力としてディジ
タル信号を送出する。3はアンド回路であり、比較器1
,2の出力を入力として論理積演算をおこないその結果
を送出する。4は時間測定回路であり、アンド回路3の
論理績出力の継続時間が電気角で90°以上の場合に出
力を送出する。時間測定回路4は公知の動作時遅延回路
(TDE)によシ実現される。
次に第1図の継電器の動作を説明する。尚説明の便宜上
、継電器はRS相に設置される短絡距離継電器を仮定し
て述べる。
比較器1には電気量IZと電気量Vが印加されその瞬時
値においてIzがVよシも大なるとき比較器1は論理値
“1”を送出する。
ここで、電気量IZは電流(IR−IS)(但しIR+
ISは各々R相S相の線電[)を線路インピーダンス角
もしくはこれに近似する角度(以下単に線路インピーダ
ンス角という)だけ進めた電気量であり、電気量Vは線
間電圧VRSに比例した電気量である。これらの入力量
は電圧変成器PT、ベクトル合成回路ADによシ得られ
る。
次に比較器2には電気量VPと電気量OVが印加され、
同様に瞬時値において台がOvよシ大なるとき比較器2
は論理値″11を送出する。
尚ことで、電気量Ovは厳密に電圧Ovである必要はな
く、かつ無人力時の動作の安定性保持のため若干の直流
バイアスを含むことも可である。
しかし、これによる特性変化はとるに足らないものであ
り、以下の説明ではこれらを考慮して、電気量Ovとい
う用飴を用いることにする。
ここで、電気量VPは極性量であり、線間電圧VRSを
記憶回路MEを介して得られる電気量であり、線間電圧
VRSと同位相の電気量である。
次にアンド回路3は比較器1,2の出力の論理積を演算
し、出力を送出する。即ち、電気量IZが電気量■より
も大で、かつ電気量VPがOvよシも大のときにアンド
回路3の出力は′1#となる。時間測定回路4はアンド
回路3の出力“1#の継続時間が電気角90°以上の場
合に出力を送出する。
第2図は第1図の継電器の特性図であシベクトル(IZ
−V)とベクトルvPのなす角θが900以内の場合に
継電器が上述のような動作をすることを示している。
以上は従来の静止形モー特性距離継電器の構成と動作原
理であシ、3相回路を保護する為には同一の継電器が3
台用いられるものである。
さて、モー特性の距離継電器の場合、整定距離が長くな
ると常時潮流による負荷インピーダンスが継電器の動作
領域内に入ることがあり、この場合にはブラインダと呼
ばれるオーム特性の距離継電器が使用される。
第3図はこのオーム特性の距離継電器の特性図であり、
ベクトル(IZr−V)とベクトルエzRのなす角が9
0°以内の場合にリレー動作となる。したがって、この
オーム特性の距離継電器の原理構成図は、ここでは特に
図示しないが、第1図に示す比較器1,2の入力電気量
としてIZの代如にIZrを、また720代りにIZR
としたものに等しい。
しかるに、従来の保護継電装置においてはこれらモー特
性、オーム特性の距離継電器を各々個別の回路により構
成しておシ、また上記継電器を各相毎に備える必要があ
るため装置規模が大きくなるという問題を生じている。
すなわち、具体的に例を上げて説明したように、従来の
保護継電装置においては相毎あるいは要素毎に基本的に
同−又は類似している原理構成のものを各々独立した回
路として用いて多くの保護継電器を構成しておシこの結
実装置規模が大きくなるという問題を生じているといえ
る。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は基本的な原理構成が同−又は類似している保護
継電器の主要部を共用できるようにすることによシ、従
来に比較して装置規模を小さくすることができる保護継
電装置を提供することにある。
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。第4図
は本発明の第1の実施例であシ、3相分のモー特性短絡
継電器の機能を備えている。
図中、5.6は選択回路として用いられるスイッチ回路
であシ、各々後述するマイクロコンピュータ回路8によ
シ制御されて、その複数の入力信号(アナログ量)の一
つを選択して出力する機能を有する。図中、7は比較器
でありスイッチ回路5及びスイッチ回路6の出力を入力
としその大小関係を判断し、論理値信号を送出する。図
中、8はディジタル演算処理部として用いられるマイク
ロコンピュータ回路であり、その機能はスイッチ回路5
,6を制御して比較器70入力に予定の電気量を印加し
、この状態における比較器7の出力信号をマイクロコン
ピュータ回路8にとシ込むこと、及びこのとシ込まれた
信号についてディジタル処理をおこない、リレー動作判
定をおこなうことである。また言うまでもなくこれらの
動作はマイクロコンビーータ回路8に記憶されているプ
ログラムによシ実施される。
ここでスイッチ回路50入力電気量はiiR,。
IZST,IZTR,VPRS,VPST,VPTRで
あり、この意味するところは、IZRS,IZST,I
ZTRは各々電流(IR−IS),(IS−IT),(
IT−IR)(但しIR、IS,ITは各々R相、S相
、T相の線電流)を線路インピーダンス角だけ進めた電
気量であり、VPRS,VPST,VPTRは各々線間
電圧に比例した電気量である。これらの入力電気量は第
1図に示すのと同様の電圧変成器およびベクトル合成回
路によシ得られる。またスイッチ回路6の入力電気量は
VRS,VST,VTRの線間電圧に比例した電気量と
OV、である。図中TR+TS、TTは各々各相の採機
出力である。
次に本発明の第1の実施例の作用効果について説明する
。先ずマイクロコンビーータ回路8がスイッチ回路5.
6を制御し、比較器7から論理値信号を取シ込む方法に
ついて述べる。
マイクロコンピュータ回路8はスイッチ回路5を制御し
、電気量IZRsを選択し、同時にスイッチ回路6を制
御し、電気量VRSを選択する。
この結果比較器7の出力は(IZRsの瞬時値)〉(V
RSの瞬時値)のとき、論理値パ1”となり(iZRS
の瞬時値)≦(VRSの瞬時値)のとき、論理値″0″
となる。このときの出力信号をここで仮にARS (1
)と呼ぶ。次に同様にVPRS,Oyを選択し、この結
果比較器7の出力は(vpasの瞬時値)〉Ovのとき
論理値“1″、(VPR8の瞬時値)≦Ovのとき論理
値″O″の信号となる。このときの出力信号を仮にBR
S (1)と呼ぶ。
次に、ST相についても同様に信号AST(1)+88
T(1)を得る。そして更に、TR相についても同様に
信号ATR(1)、BTR(1)を得る。
以上の制御によシマイクロコンビーータ回路8はARS
(1)、BRS(1)、AST(1)、B8T(1)、
Atn(1)、BTR(1)の順に信号を比較器7から
取シ込むことができる。
この制御を繰シ返すことにより更にARS(2)、BR
S(2)、AST(2)+BsT(2)、ATR(2)
、BTB(2)、ARS(3)、BRS(3)・・・の
信号がとり込まれる。
この時系列信号はスイッチ回路5,6の動作と同期して
得られるので、この時系列信号から容易に公知の方法に
より信号列{Aaa(Q)}、{BRS(1)}、{A
ST(i)}、{Bst(i)}、{ATR(1)}{
BTR(1)}(但1=1.2.・・・)を得ることが
できる。
本実施例ではこれらの信号列についてディジタル信号処
理をおこない動作判定をおこなうものである。
ここで、RS相に着目してその動作を説明する。
信号ARS(1)は前述の如<<IZRSの瞬時値)〉
(VRSの瞬時値)のとき、即ち((IZRS−VRS
)の瞬時値)〉Ovのとき論理値“1″となシ、信号B
RS(1)は前述の如<(VPRSの瞬時値)〉Ovの
とき論理値゛1″となる。これにより論埋積ARS(1
)・BRS(1)は(iZRS−VR8)及びVPRS
の瞬時値が共に正のとき′1″となる。
したがってこの信号列{ARS(i)・BRS(i)}
の論理値パ1”の数を調べることによシ、ペクトル(I
ZRS−VRS)とベクトルVPRSの位相角が予定の
関係にあるか否か判定することができる。
即ち一例を述べれば仮に信号Aas(1)・Bas(1
)が電気角1°毎に得られている場合この信号が90回
以上連続して論理値゛1#であることを調べることによ
シベクトル(IZR8−VRS)とベクトルVPRSの
位相差が90°以内であることを判定することができる
この場合のリレー特性は第2図に示したものと同様のモ
ー特性となることは明らかである。
第5図はマイクロコンビーータ回路8の動作例を流れ図
に表わしたものである。尚、この図ではリレー動作判定
と直接関係しない例えはマイクロコンビーータ回路の初
期化等については省略しである。
第5図に示すように5TEP1において、スイッテ回路
5に’ZR8、スイッチ回路6にVB2を選択させ、こ
の結果入力信号INには信号Ans(1)が表われる。
これをレジスタAに転送する。次にスイッチ回路5にv
pas、スイッチ回路6に()Vを選択さぜ、この結果
入力信号INには信号BR8(1)が表われる。これを
レジスタBに転送する。次にレジスタAルジスタBの内
容の論理積AR8(1) ・BH3(i)をとり、結果
をレジスタCに転送する。次にレジスタCの内容がOで
ある場合にはカウンタKRの内容を0にし、レジスタC
の内容が1である場合にはカウンタKRに1#を加える
。次にカウンタKRの内容が90以上のときは出力TR
を1”とし、90未満のときは出力TRヲ“0″とする
。ここで、90という数は5TEP1が電気角1°に1
回実行され、またベクトル(IZRB−※R8)とベク
トルVPR8の位相角が90°以内のときにR8相短絡
モー要素を動作させるために選択された数である。従っ
て、5TEP1を0.5°に1同実行するようにすれば
、電気角90°はカウント値180に対応することにな
る。すなわち本発明は1°とかカウント値90とかに限
定されるものではない。
5TEP2 、5TEP3は各々5TEP1のR8相に
関する電気量を各々ST相、TR相に関する電気量に置
換したものであり、その動作は同一である。
マイクロコンピュータ回路8はこの5TEP1。
5TEP2、5TEP3を繰り返し実施する。
第6図はマイクロコンピュータ回路8の動作の他の例を
流れ図に表わしたものである。尚とについては省略しで
ある。
第6図に示すように5TEPlにおいて、スイッチ回路
5にIZRB、スイッチ回路6にVB2を選択させ、こ
の結果入力信号INには信号Aas(1)が表われる。
これが′0”の場合にdカウンタに、の内容をOにし、
出力Tak”0’にし、次の5TEP2を実行する。入
力信号INが11”の場合にはスイッチ回路5にVPR
8、スイッチ回路6にOvを選択させ、この結果入力信
号INには信号BR8(i)が表われる。これが0#の
場合にはカウンタKRの内容を0にし、出力TRを′0
”にし、次の5TEP2e実行する。入力信号INがI
1lの場合にはカウンタKRに1を加算し、カウンタK
Rの内容が90以上のときは出力TRを′1”とし、9
0未満のときは出力TR全°0”にする。
5TEP2、5TEP3は各々5TEP1のR8相に関
する電気量を各々、ST相、TR相に関する電気量に置
換したものであシ、その動作は同一である。
マイクロコンピュータ回路8はこの5TEP1。
5TEP2、5TEP3を繰り返し実施する。
第7図(、)〜(、)は第4図の実施例の特性図である
。言うまでもなくこの特性は第5図、第6図のいずれの
流れ図の場合でも同一であシ、また第5図、第6図に限
定されるものではない。
以上説明したように本発明の第1の実施例によれば、基
本的な原理構成が同一で、各相毎に設置されている継電
器を上述の簡単な構成の一つの継電器に置換することが
可能となシ、従って保穫継電装置の装置規模の縮小化に
有効である。
次に本発明の他の実施例を説明する。第8図は本発明の
第2の実施例であり、第4図と異なる部分はマイクロコ
ンビ二−タ回路8とは機能を異にするマイク四コンピー
ータ回wt9を用いている点で他の同一番号を付加した
ものは同一の回路機能を有している。これは本発明によ
る多要素リレーの構成例であシ、モー特性及びオーム特
性の両方を有している。
スイッチ回路50入力電気菫はIZRB+lZr5゜■
PRII+Izprsであ如、この意味するところはI
ZRSは電流(IR−IS)(但、IR,ISは各々R
相、S相の線電流)を線路のインピーダンス角だけ進め
た電気量であシ、IZrSは電流(IR−IS)を予定
の電気角だけ遅らせた電気量であり、VPRSは線間電
圧VRSに比例した電気是、IZprsはIZRBに比
例した電気針である。
また、スイッチ回路6の入力電気量は線間電圧VR8と
0Vである。図中TMはモーリレー要素の出力、TBは
オームリレー要素の出力である。
次に本実施例の作用効果について説明する。
第9図は本実施例のマイクロコンビーータ回路9の動作
流れ図の一例である。
第9図(、)はモー要素、第9図(b)はオーム要素に
相当する流れ図を示しており、マイクロコンビーータ回
路9はこれらを繰シ返す。
さて、第9図(、)のモー要素は第5図の5TKPIの
TRをTMに置換しただけなので、ここではその動作説
明を省略する。第9図(b)はオーム要素であシ、先ず
スイッチ回路5にIZrmを、スイッチ回路6にVRa
を選択させ、この結果入力信号INには(lZr5−V
ns)の瞬時値が正のとき論理値“1#が、負のとき論
理値“0#が現われる。この入力信号I、はレジスタA
に転送される。
次に、スイッチ回路5にIZprmを、スイッチ回路6
にOvを選択させ、この結果入力信号INには(1Zp
rs)の瞬時値が正のとき論理値パ1”が、負のとき論
理値″0#が現われる。この入力信号INはレジスタB
に転送される。
次に、レジスタA、Bの論理積を演算し、この結果をレ
ジスタCに転送する。次にレジスタCの内容が1のとき
、すなわち(IZra−VRa)とIZprsの瞬時値
が共に正のときカウンタKPに1″′を加える。レジス
タCの内容がOのときはカウンタKPの内容を0にする
。次にカウンタKPの内容が90以上のときは出力TB
を“1″とし、90未満のときは出力Tnを0″とする
。ここで90という数は前述したのと同様の理由、即ち
、このオーム要素の演算が電気角1゜に1回実行され、
またベクトル(lZr5−VRII)とベクトルIZp
rsの位相角が90’以内のときにこのオーム要素を動
作させるために選択された数である。
このオーム要素の特性を第10図に示す。
以上説明したように本発明の第2の実施例によれば基本
的な原理構成が類似の複数の継電器を上述の簡単な構成
の一つの継電器に置換することが可能となシ、従って保
護継電装置の装置規模の縮小化に有効である。
以上述べた本発明の第1及び第2の実施例ではモー特性
距離継電器及びオーム特性距離継電器を選んで説明した
が、第1図の従来の静止形モー特性距離継電器において
、比較器1,2に導入する電気量を様々に変えることに
よシ、オーム特性、リアクタンス特性、オフセットモー
特性等を実現できるのと同様に、スイッチ回路の入力に
導入する電気量を様々に選ぶことによ如、モー特性及び
オーム特性に限定されず各種の特性を実現することが可
能である。
ここで本発明の第3の実施例としてオフセットモー特性
距離継電器の構成例を第11図により説明する。第11
図において、第4図と異なる部分はマイクロコンビーー
タ回路8とは異なる機能のマイクロコンビ−〜夕10を
用いている点で他の同一番号を付加したものは同一の機
能を有している。
スイッチ回路5及びスイッチ回路60入力電気量はIZ
RS,−1/kVPRS,VRSであり、この意味する
ところは、IZRSは電流(IR−IS)(但、IRr
ISは各々R相S相の線電流)を線路のインピーダンス
角だけ進めた電気量であり、※PR8は線間電圧VRS
に比例した電気量であシ、−1/kVPR8は電気量V
PRSを一1/k倍した電気量である。図中TOMは本
継電器の出力である。
次に本実施例の作用効果について説明する。
第12図は本実施例のマイクロコンビーータ回路10の
動作流れ図の一例である。
先ず、スイッチ回路5はIZRSを選択、スイッチ回路
6はVRaを選択する。この結果入力信号1Nには(I
ZR8−VRa)の瞬時値が正のとき論理値″1#が、
負のとき論理値“0“が現われる。この入力信号INは
レジスタAに転送される。
次に、スイッチ回路5はIzRBを選択、スイッチ回路
6は−1/kVPRSを選択する。この結果入力信号I
Nには(IZRS+1/kVPR8)の瞬時値が正のと
き論理値“1#が、負のとき論理値″0″が現われる。
この入力信号INはレジスタBに転送される。
次にレジスタA、Hの論理積を演算し、この結果をレジ
スタCに転送する。次にレジスタCの内容が1のとき、
すなわち(IZRS−VBS)と(VPR8+kIZn
s)の瞬時値が共に正のときカウンタKRに1”を加え
る。レジスタCの内容が0のときはカウンタに、の内容
を0にする。
次にカウンタKRの内容が90以上のときは出力TOM
1”1”とし、90未満のときは出力TOMを′O#と
する。ここで、90という数は前述したのと同様の理由
、即ち、このオフセットモー要素の演算が電気角1°に
1同突行され、またベクトル(IZBB−九g)とベク
トル(すPR8十kiiRB)の位相角が90°以内の
ときに動作するように選択された数である。
このオフセットモー特性距離継電器の特性を第13図(
a)に示す。
また上述の実施例で、カウンタKRの内容が135以上
のときに出力TOMを11とし、135未満のとき出力
TOMを”0”とするようにすれば、ベクトル(IZB
Bvas)とベクトル(すPR8+kIZBB)の位相
角が45°以内のときに動作となり、この特性は第13
図(b)のレンズ特性となる。
上記実施例では第11図によシオフセットモー特性距離
継電器の構成例を説明したが、リアクタンス特性等も容
易に実現することができる。
更には多相、多要素リレーで判定部を共有することも可
能である。
以上本発明の第1乃至第3の実施例として複数のスイッ
チ回路を用いたものを説明したが、本発明は単一のスイ
ッチ回路を用いての加減算又は比較を行なわせるように
しても実現することができる。
第14図は本発明の第4の実施例であシ、単相のモー特
性短絡距離継電器である。
第14図において、11はスイッチ回路であり、マイク
ロコンビエータ回路ノ4によ多制御されて、その複数の
入力信号(アナログ量)の一つを選択して出力する機能
を有する。図中12はサンプル・ホールド回路であり、
マイクロコンピュータ回路14によ多制御されて、スイ
ッチ回路1ノの出力を標本化して保持する機能を有する
。図中、13は比較器であシ、スイッチ回路11及びサ
ンプル・ホールド回路12の出力を入力とし、その大小
関係を判断し、論理値信号を送出する。図中14はマイ
クロコンビ二−タ回路であシ、その機能はスイッチ回路
1ノとサンプル・ホールド回w12を制御して、比較器
13の入力に予定の電気量を印加し、この状態における
比較器13の出力信号をマイクロコンビエータ回路14
にと9込むこと、及びこのとり込まれた信号についてデ
ィジタル処理をおこない、リレー動作判定をおこなうこ
とである。また言うまでもなくこれらの動作はマイクロ
コンビエータ回路14に記憶されているプログラムによ
)実施される。
スイッチ回路1ノの入力電気量はIZRS・VRSVp
asrOvであり、この意味するところは、IZRSは
電流(IR−IS)(但、IR、ISはR相S相の線電
流)を線路インビーダンス角だけ進めた電気量であシ、
VB2+VPRSは各々線間電圧に比例した電気量であ
る。図中TMは本継電器の保護出力である。
第15図はマイクロコンピュータ回路14の動作流れ図
の例であり、これによ多動作を説明する。
先ずスイッチ回路11はviaを選択し、次いでサンプ
ル・ホールド回路12はこのVB2を標本化・保持する
。次にスイッチ回路11はIZRsを選択する。このと
き比較器13の出力は(IZBB−VB2)の瞬時値が
正のとき論理値°1″、負のとき論理値″θ″となる。
これを入力信号1、としてマイクロコンビエータ回路1
4にと力込み、レジスタAに転送する。
次にスイッチ回路1ノはOVを選択し、次いでサンプル
・ホールド回路12はこのOvを標本化・保持する。次
にスイッチ回路11はVPR5を選択する。このとき比
較器13の出力はVPRSの瞬時値が正のとき論理値i
i#、負のとき論理値″0”となる。これを入力信号I
Nとしてマイクロコンビーータ回路14にとり込み、レ
ジスタBに転送する。
次にレジスタA、Hの論理積をとりこれをレジスタCに
転送する。
次にレジスタCの内容が1のとき、すなわち(1ZR1
−VBS)とVPR8の瞬時値が共に正のとき、カウン
タに、に1#を加える。レジスタCの内容が0のときは
カウンタKRの内容をOにする。
次にカウンタKRの内容が90以上のときは出力TMを
′1”とし、90未満のときは出力TNを′O”とする
。ここで90という数は既に言及しているようにベクト
ル(IZ、s−VRl)とベクトルVPR8の位相角が
90°以内のときに動作となるように選択された数であ
る。
この特性は第7図に示したと同一(但し単相分)のモー
特性となる。
尚このような単一スイッチ回路を用いた場合においても
説明を省くが次のような特性が実現できるととは明らか
でろる。
(1)オーム特性、リアクタンス特性、オフセットモー
特性@第1図の従来例において比較器1.2の入力電気
量を様々に変化させることによシ得られる緒特性。
(2)第4図に示したと同様の多相入力形継電器O (3)第8図に示したと同様の多相入力形継電器。
次に本発明の第5の実施例k兄明する。以上の説明にお
いてはスイッチ回路と比較器の間で全くアナログ演算処
理を実施しない例を述べたが、本発明はこれに限定され
ず、スイッチ回路と比較器の間の適尚な位置に加算、減
算等のアナログ演算回路や増幅器回路を設けることが可
能である。
また、以上の説明においてはいずれも単一の比較器を使
用した例を述べたが、これに限定されず複数の比較器を
使用することも可能である。
第16図は本発明の第5の実施例であシ、図中15.1
6.17は各々スイッチ回路であシ、マイクロコンビエ
ータ回路21によ多制御されて、その複数の入力信号(
アナログ量)の一つを選択して出力する機能を有する。
図中18は加算回路であシ、入力電気量(アナログ量)
を加算して出力を送出するものである。図中19゜20
は比較器であり、2つの入力電気量の大小関係を判断し
、論理値信号を送出する。図中21はマイクロコンピュ
ータ回路であシ、その機能はスイッチ回路15.16.
17を制御して比較器19.20の入力に予定の電気量
を印加し、この状態における比較器19.20の出力信
号をマイクロコンピュータ回路21にとシ込むこと、及
びこのとシ込まれた信号についてディジタル処理をおこ
ない、リレー動作判定をおこなうことである。また言う
までもなくこれらの動作はマイクロコンビーータ回路に
記憶されているプログラムによシ実施される。
スイッチ回路15の入力電気量は後R8であシ、電流(
IR−Is)(但、IRrISはR相、S相の線電流)
を線路インピーダンス角だけ進めた電気量である。スイ
ッチ回路160入力電気量は−viaでお夛、スイッチ
回路17の入力はvprsであシ、各々線間電圧に比例
した電気量である。加算回路18はスイッチ回路15゜
16の出力を加算し、その出力を比較器19に印加する
第17図はマイクロコンビエータ回路2ノの動作流れ図
の例であシ、これにより動作を説明する。
先ずスイッチ回路15,16.17は各々iZRS、−
VRS、VPRSを選択する。この結果加算回路18の
出力には(IZRS−VB2)の電圧を生じ、これが比
較器19に印加され、(IZR8−※R8)の瞬時値が
正の場合には比較器19の出力に論理値″1″を生じる
。また、比較器20にはVpHSが印加され、VPRS
の瞬時値が正の場合には比較器20の出力に論理値″1
”を生じる。
次にこの比較器19.20の出力を各々入力信号INI
+IN2としてマイクロコンピュータ回路21にとシこ
み、信号INIはレジスタAに信号IN2はレジスタB
に転送する。
次にレジスタA、Hの論理積をと如これをレジスタCに
転送する。
次にレジスタCの内容が1のとき、すなわちきカウンタ
KRに”1”を加える。レジスタCの内容がOのときは
カウンタKRの内容を0にする。
次にカウンタに、の内容が90以上のときは出力TMを
1″とし、90未満のときは出力TMをθ″とする。こ
こで90という数は既に言及しているようにベクトル(
IZR8−9BB)とベクトルVPR8の位相角が90
°以内のときに動作となるように選択された数である。
この特性は第7図に示したと同一(但し単相分)のモー
特性となる。
第18図(、)は本発明の第6の実施例であ如、スイッ
チ回路と比較器の間に利得可変回路として増幅器回路を
設けたものである。図中、22゜23はスイッチN路で
あシ、マイクロコンピ−タ回路26によ多制御されてそ
の検数の入力信号(アナログ量)の一つを選択して出力
する機能を有する。この図は多相形の拡張の可能性を残
すためスイッチ回路22.23@設けているが、単相形
ではこれらは必ずしも必要ではない。図中、24は増幅
器回路であシ、マイクロコンビエータ回路26によ多制
御されて、その増幅度を可変できるように構成される。
図中、25は比較器であり、2つの入力篭気蓋の大小関
係を判断し、論理値信号を送出する。図中26はマイク
ロコンピュータ回路でメジ、その機能はスイッチ回路2
2.23と増幅器回路24を制御して比較器25に予示
の電気量を印加し、この状態における比較器25の出力
信号をマイクロコンビエータ回路26にとシ込むこと、
及びこのとシ込まれた信号についてディジタル処理をお
こないリレー動作判定をおこなうことである。
また言うまでもなくこれらの動作はマイクロコンピュー
タ回路に記憶されているプログラムによシ実施される。
なお、利得可変回路としては増幅器回路に代えて減衰益
を用いてもよい。
第18図(、)は多袈累のりアクタンス形距離継電器を
構成しておシ、スイッチ回路22の入力In+l5はR
相、S相の線電流)を電気角90’だけ進めた電気量で
ある。スイッチ回路230入力電気量は線間電圧VRI
である。
第19図はマイクロコンビ^−タ回路260例であシ、
これによ多動作を説明する。
第19図の01ステツプにおいて、先ず、スイッチ回路
22.23は各々izx、ψR8を選択する。
次いで増幅器N路24の利得をαlに設定する。この結
果比較器25の出力は(izX−α1※R1)の瞬時値
が正のとき1”となる。これを入力信号INとしてマイ
クロコンビ二一夕ロ路26にとシ込みVジスタムに転送
する。
次に、増幅器回路24の利得を0に設定する。
この結果、比較器25の出力はiiXの瞬時値が正のと
き1#となる。これを入力信号INとしてマイクロコン
ピュータ回路26にとシ込みレジスタBに転送する。
次にレジスタA、Hの論理積をとシ、これをレジスタC
に転送する。
次にレジスタCの内容が1のとき、即ち(iiz−VR
I)とfixの瞬時値が共に正のときカウンタにに′1
”を加える。レジスタCの内容が00ときはカウンタK
Rの内容を0にする。
次にカウンタに、の内容が90以上のときは、出力Tx
1を1#とし、90未満のときは出力TXIを′O″と
する。ここで90という数は既に言及しているようにベ
クトル(IZz−VB2)とiiXの位相角が90°以
内のときに動作となるように選択された数である。この
ときの特性は第18図(b)の01となる。
次に02ステツプについては、01ステツプと干渉しな
いようにレジスタKRの代シにKP%川力TXIの代シ
にTX2としている。また利得α1の代シにα2とする
ことによシ第18図(b)の特性02となる。
以上本実施例においては増幅器の利得を制御することに
よシ、複数の特性を得ることが可能となシ、また増幅器
の利得を零にすることによシスイッチ回路と同様の働き
をさせることが可能となる。
尚、本実施例についてもリアクタンス形距離継電機に限
定されないことは明らかである。
次に本発明の第7の実施例を説明する。以上の説明では
マイクロコンビーータ回路の入力信号INについて何ら
遅延操作をおこなわず動作判定するものについて説明し
たが、本発明はこれに限定されず、適当な遅延操作をお
こなうことによシ、よ多構成の簡素化された継電器を実
現しうる。
第20図は本発明の第7の実施例を示し、図中28はス
イッチ回路であり、マイクロコンピュータ回路31によ
シ制御されてその複数の入力信号(アナログ量)の一つ
を選択して出力する機能を有する。図中29は増幅器回
路であシ、マイクロコンピータ回路3ノによシ制御され
て、その増幅度を可変できるように構成される。
図中30は比較器であ如、2つの入力電気量の大小関係
を判断し、論理値信号を送出する。図中31はマイクロ
コンビーータ回路であシ、その機能はスイッチ回路28
と増幅器回路29を制御して比較器30に予定の電気量
を印加し、この状態における比較器30の出力をマイク
ロコンピュータ回路31にとり込むこと、及びこのとシ
込まれた信号についてディジタル処理をおこないリレー
動作判定をおこなうことである。
また言うまでもなくこれらの動作はマイクロコンビーー
タ回路に記憶されているプログラムによシ実施される。
第20図はSU要素(モー特性)、01要素(リアクタ
ンス特性)、02要素(リアクタンス特性)を有する距
離継電器を構成しており、スイッチ回路28の入力はh
R8とVPR8であり各各室流(IR−Is)(但、1
R、ISはR相、S相の線電流)を線路インピーダンス
角だけ進めた電気量及び線間電圧VH8に比例した電気
量である。
増幅器回路29の入力は線間電圧VR8である。
第21図←)、(b)は本実施例のマイクロコンビーー
タ回路31の動作流れ図の一例であり、これにより実施
例を説明する。
先ずスイッチ回路28はVPR8を選択し、増幅器回路
29は利得Oに設定される。このとき、比較器30の出
力はVPR8の瞬時値が正のとき′11となり、入力信
号INとしてマイクロコンピュータ回路3ノにとり込み
レジスタAに転送する。
次いでスイッチ回路28はi工R8を選択し、増幅器回
路29は利得1/Mに設定される。このとき比較器30
の出力は(IZR8−VR8/M)の瞬時値が正のとき
#1#となり、入力信号工、としてマイクロコンピュー
タ回路31にとり込み、レジスタBに転送する。
次に増幅器回路29の利得を0に設定する。
このとき比較器30の出力は(rz、)の瞬時値が正の
とき11“となり、入力信号INとしてマイクロコンピ
ュータ回路3ノにとり込み、レジスタCに転送する。
次に、増幅器回路29の利得を1/XIに設定する。こ
のとき比較器30の出力は(IZR8−Via/Xs)
の瞬時値が正のとき11#となり、入力信号INとして
マイクロコンピュータ31にとり込み、レジスタDに転
送する。
次に増幅器回路29の利得を1/X2に設定する。この
とき比較器30の出力は(i之R8−VR8/X2)の
瞬時値が正のとき11”となり、入力信号INとしてマ
イクロコンピュータ31にとり込みレジスタDに転送す
る。
次に、レジスタA、Bの論理積をとり、これをレジスタ
Aに転送する。このレジスタ人の内容はベクトルVPR
8とベクトル(IZR8−V/M)の瞬時値が共に正の
場合に#1#とるから、既に述べている方法により両ベ
クトルの位相角が90°以内の場合に出力T8uを“I
Nにすることができる。
次に、(n+1)ケのメモリエリアを用意し、これをシ
フトレジスタ等向等に制御することによりレジスタDc
nケ前のレジスタDの値を得ることができる。
この実施例ではこの数nを電気角で(90°−線路イン
ピーダンス角)に対応する数に選択されているものとす
る。
次に、レジスタC,Dの論理積をとり、これをvジスタ
ムに転送する。このレジスタAの内容はベクトルi之R
8のに時値とベクトル(IZR8−VR8/Xl)の電
気角で(90°−線路インピーダンス角)だけ以前の瞬
時値が共に正のときに11#であるから、既に述べてい
る方法により両ベクトルの位相角が90°以内の場合に
出力ratを11“にすることができる。
次に他の(n+1)りのメモリエリアを用意し、こ五を
シフトレジスタ等向等に制御することによりレジスタE
にnヶ前のレジスタEの値を得ることができる。
次にレジスタC,Eの論理積をとり、これをレジスタA
に転送する。このレジスタAの内容はベクトルiンR8
の瞬時値とベクトル(IZR8−Vns/L2)の電気
角で(90°−線路インピーダンス角)だけ以前の瞬時
値が共に正のときに11′であるから、既に述べている
方法により両ベクトルの位相角が90°以内の場合に出
力TO2を#1′にすることができる。
第22図(a)は本実施例のSU要素(モー特性)のベ
クトル図であり、伽)はO1要素(リアクタンス特性)
のベクトル図である。O,要素はO1要素と整定か異な
るのみなので、ここでは省略する。
ここで、このリアクタンス特性はベクトル(IZRS−
VRS/X1)を電気角ψだけ遅延させたベクトルとベ
クトルi之R8のなす角が電気角で90’以内とするこ
とにより実現されるが、前述の如く、レジスタDにはベ
クトル(IZRS−VRS/X1)の回前、即ち電気角
でψ=(90°−線路インピーダンス角)以前の瞬時値
に相当する論理値があり、一方レジスタCにはベクトル
録RSの現在の瞬時値に相当する論理値があるので、こ
のレジスタC2Dのアンド条件が電気角で90°以上成
立していることを調べることによりこのリアクタンス特
性が実現される。つまり、従来のモー特性には電流I=
IR−ISを線路インピーダンス角だけ進めた電気量を
リアクタンス特性には電RI=iR−isを90°進め
た電気量を各々用意する必要があったが、本実施例では
前者のみで足り、より簡単な構成の距離継電器が実現で
きる。
以上の実施例に於いては、スイッチ回路(例えば第4図
の5および6)の入力電気量(例えばIZR8、vpR
sなど)および入力電気量を合成した合成電気量(例え
ば1Zns−VB2rIZR8−VRs/M+IZR8
−VR8/XIなど)のうちの、位相関係を判定すべき
2つの電気量の組合せ(例えばVPR8とIZRS−V
RS/M,IZRSとVRS/X1など)で両電気量の
位相差が予定範囲内にあることを、次の手段で検出した
。すなわち、これらの電気量の瞬時値を選択して比較器
(7,JJ、19.20゜25.30など)に供給し、
(合成電気量、たとえばIZR8−V九sについては、
合成電気量IZR5−VRSを比較器の一方の端子に加
える場合と、合成電気量を構成する各々の電気量1ZR
8およびVB2を各々比較器の異なる端子に加える場合
を含む)、各々の瞬時値が正であれば、比較器の各々の
瞬時値に対応した出力信号を論理値51“とし、この出
力信号(またはこれを第21図の実施例のように遅延さ
せた信号)が所定回数(例えば90°に相当する回数)
連続してともに論理値′11となることで検出した。し
かし、本発明の検出手段はこれに限定されることなく、
種々変形実施し得るものである。以下これを説明する。
例えば第5図の流れ図のC−A・B(レジスタA、Bの
各々の内容の論理積をレジスタCに転送)のかわりに、
C−X−B(レジスタA。
Bの各々の内容の否定の論理積をレジスタCに転送)、
またはC−A−B十人・B(A−Bとλ・■の論理和を
レジスタCに転送)の方法を用いても全く同様の位相関
係を検出し得る。以上の各手段は比較器の各々の電気量
に対応した出力信号(またけこれを遅延させた信号)が
一致したことが、所定回数連続して生じたことを検出す
るものである。
また、例えば第4図の実施例に於いて、電気量VPR8
の代りにその符号を反転した電気量−VPR8を用い、
第5図の流れ図中のC−A−Bのかわりにc−h−B(
レジスタAの内容とレジスタBの内容の否定をレジスタ
Cに転送)、C−X−B(レジスタAの内容の否定とレ
ジスタBの内容の否定の論理積をCに転送)またはC−
A−B+λ・B(A−1とλ・Bの論理和をCに転送)
を用いても、全く同様の位相関係を検出し得ることは明
らかである。これらの手段畔比較器の各々の電気量に対
応した出力信号(またはこれを遅延させた信号)が不一
致であることが、所定回数連続して生じたことを検出す
るものである。
位相関係を検出する手段は、前述のように2つの信号の
論理値の一致または不一致が所定回数連続するか否かを
検出することに限定されない。すなわち、例えば論理値
が一致したことが所定回数(例えば90°に相当する回
数)以上連続する場合には、論理値が不一致であること
の連続回数が所定回数(例えば90°に相当する回数)
以下になるので これを検出することにより同様の位相
関係を検出し得る。
第23図はこのような検出手段を第4図の実施例に用い
る場合のR8相に関する流れ図として示す第8の実施例
を示すもので、第5図の5TEP1と同様の特性が得ら
れる。第23図に於いて、B←■Nまでの流れは第5図
と同様である。
レジスタCへの転送論理は前述の0−A−B十1・Bが
用いられ、論理値が不一致のときレジスタCの内容が1
となる。レジスタCの内容が1のときはカウンタKRの
計数値に1を加算し、カウンタKNの計数値をOとし、
0のときはカウンタKNの計数値に1を加える。カウン
タKNの引数値が1のときカウンタに、の計数値が所定
回数Nより小さければ出力TRを#1#とする。この場
合以外は出力TRは10″である。カウンタKNの計数
値が2のときカウンタKRの計数値をOとする。
以上の論理値の一致または不一致が連続して所定回数以
上あるか否かを検出する手段は、完全に連続しない場合
でも実質的に連続すると見なし得る場合には、所定回数
以上連続するものとして検出する場合も含むものである
。これは、例えば第5図の流れ図でC=1が成立しない
場合を計数するカウンタを設けこの計数値が2となった
とき、カウンタKRの計数値をOに復旧するなどの手段
で実現される。また第23図ではKN=1およびKN=
2の部分を各々KN=2およびKN=3とし、C=1が
成立しないことが2回発生したとき、始めてC=1の連
続回数が所定値N未満であるか否かを判定し、3回発生
したことで、カウンタKRをOに復旧する。これらの手
段は雑音により比較器出力に異常を生ずる恐れがある場
合に誤不動作または誤動作を防止するのに有効である。
第24図は本発明の第9の実施例を示す流れ図で、第5
図の5TEP1のかわりに用いられ、同様の位相特性が
得られるものである。また論理処理が入力電気量の1°
に1回行なわれる場合を示す。第24図で、B←工N壕
での流れは第5図と同様である。レジスタCへの転送論
理は前述のC−A−B十人・1で、論理値が一致した場
合は11#および′0#のいずれの場合もすべてレジス
タCの内容が1となる。C=1(Cの内容が1)の場合
はカウンタKRの割数値に1を加算し、C=Oで(Cの
内容が0)であればカウンタKRの計数値より1を減算
する。継電器が不動作の状態、すなわち出力TRが10
#のときにはカウンタKRの計数値が180以上のとき
出力TRを“1#とじ、180に達しなければ出力TR
を701とする。出力TRが111となった後はカウン
タKRの組数値が90より大きければ出力TRを11#
とじ、90以下になると出力TRを′0#とする。尚、
カウンタKRの引数値は0および270で飽和し、27
0に達したときは更に加算されても270を保ち、0に
達したときは更に減算されても0を保つ。
位相関係を判定すべき2つの電気量の位相差が90°の
ときは、電気量の半周期中の180回の処理で、カウン
タKRは90回の加算と90回の減算を行ない、計数値
は90回の幅で変化するがその変化範囲は一定である。
位相差が90゜以上すなわち継電器が不動作となるべき
状態では、180回中の減算回数が加算回数より多く、
カウンタKRの引数値は0となる。この状態で位相差が
90°以下、すなわち継電器が動作すべき状態では、加
算回数が減算回数より多く、計数値は逐次増加し、計数
値が180に達すると出力TRが′1#となる。この後
も加算と減算が繰り返されるが、計数値が90より大き
ければ出力TRは′11を保つので、動作すべき状態に
ある限り動作を継続する。この後、不動作となるべき状
態になれば計数値が逐次減小し、90以下になれば出力
TRがIO″となる。この後は計数値が180以上にな
らないと出力TRは111とならないので、計数値の加
算および減算が繰り返されても、不動作となるべき状態
にある限り、出力TRは#0#を維持する。
以上のように本発明は、位相関係を判定すべき2つの電
気量の瞬時値に対応した比較器の出力信号(またはこれ
を遅らせた信号)の論理値の一致または不一致の回数を
検出する種々の手段を含むものである。
第25図は本発明の第10の実施例を示す流れ図で、第
5図の5TEP1のかわりに用いられ、同様の位相特性
が得られるものでおる。また論理処理が入力電気量の1
°に1回行なわれる場合を示す。第25図でB−INま
での流れは第5図と同様である。レジスタAの内容が1
であればカウンタKAの引数値に1を加算し、0であれ
ば計数値を0に復旧する。レジスタBの内容が1であれ
ばKBの引数値に1を加算し、0であれば引数値を0に
復旧する。カウンタKAの計数値が90以上であり且つ
カウンタKBの#1数値が90以上であれば出力TRを
11“とし、他の場合は#0#とする。
第26図は本実施例の応動を説明するための波形図であ
る。(イ)の実線波形はレジスタAの論理値、(ロ)、
(ハ)およびに)の実線波形はレジスタBの論理値を示
す。レジスタAおよびBの論理値は各々入力信号INに
ARs(i)またはBRs(1)が表われるときのみ有
効であるが、包絡線で示す。各波形の論理値1の継続回
数は入力電気量の半周期に相当する180回であり、各
々の破線波形がKA≧90およびKB≧90であるか否
かを示す。
レジスタAおよびBの論理値が第26図の(イ)および
(ロ)の関係、すなわちBの包絡線がAの包絡線に対し
て90°進みのとき、KA≧90且つKB≧90となる
のは図の時点t1で表われ、出力TRが11となる。B
の包絡線の位相が(ロ)の状態より遅れ位相となり、C
うのようにAの位相と同位相になると、KA≧90且つ
KB≧90となる期間は図の時点t1〜t!の期間とな
る。Bの包絡線の位相が更に遅れてに)のようにAより
90°遅れとなると、KA≧90且つKB≧90となる
のは図の時点t2となる。このようにBの包絡線の位相
がAに対して±90°の範囲にあるときはKA≧90且
つKB≧90となる期間が存在し、出力TRが“1#と
なる。
第26図はまた、第5図の実施例が出力TRを#1″に
する位相条件を示す。すなわち、レジスタAの論理値が
第26図の(イ)の状態にあるとき、レジスタBの論理
値が(ロ)〜(ハ)〜に)の状態であれば、AおよびB
の論理値がともに1となる回数が90以上となり、出力
TRを生ずる。したがって、第25図の実施例が出力T
Rを#11とする位相条件は第5図の実施例が出力TR
を#1″とする条件に等しい。
本突施例は位相関係を判定すべき2つの時系列信号の包
括波形の両者を第26図の破線波形の例のように変形し
たうえ、論理値が1に一致するか否かを検出するもので
ある。このように2つの時系列信号の包括波形の両者を
変形することによって、特定の論理条件が成立したこと
を検出するのみで、2つの時系列信号の包括波形(少な
くとも一方を遅延させた波形を含む)が特定の論理条件
となる回数を検出し得るものである。本発明はこのよう
な手段によっても実現し得るものである。
第27図は本発明の第11の実施例の信号処理の流れを
示す図であり、陀20図の構成の実施例に用いられるも
のである。図で、D←INまでの流れは第21図と同様
であるので、簡単のため)−INの部分のみを示し、そ
れより前の部分を省略して示す。信号処理は1°に1回
行なわれるものとし、また第20図の入力電気量i籠s
はこの場合電流1R−isより45°進みの電気量とす
る。
レジスタAの内容が1のときはカウンタKAの計数値に
1を加え、OのときはカウンタKAの計数値を0とする
。カウンタKAの計数値が60以上であり且つ、レジス
タBの内容が1のときにはカウンタKMに1を加算し、
他の場合はカウンタKMの計数値をOとする。カウンタ
KMの計数値が60以上になると、出力TMを11′と
し、他の場合は出力TMを“01とする。
レジスタCの内容が1のときはカウンタKcの計数値を
46としOのときはカウンタKcの計数値より1を減す
る。レジスタDの内容が1のときにはカウンタKDの計
数値より1を減じ、0のときにはカウンタKDの計数値
を46とする。
カウンタKcの計数値が1以上であるかまたはカウンタ
KDの割数値が1以上のときはカウンタKxの計数値に
1を加え、他の場合はカウンタKxの計数値を0とする
。カウンタKXの割数値が400以上のときには出力T
xを111とし、他の場合は出力TIを0とする。
以上の実施例の応動を図面を用いて説明する。
第28図は出力TMが11“となる位相条件を説明する
ための波形図である。図で(イ)の実線波形はレジスタ
Aの内容、破線波形はカウンタKAの計数値が60以上
(KA≧60)であるか否か、(ロ)。
(ハ)およびに)の実線波形はレジスタBの内容値を示
す包括波形である。(0)はしゾスタBの内容の包括波
形がレジスタAの内容の包括波形に対して60°進みの
場合である。この場合、KA≧60とB=1が一致する
回数は60回であり、出力TMが′11となる限界であ
る。Bの包括波形の位相が(ロ)の状態より遅れ位相と
なり、(ハ)のような状態になるとKA≧60且つB=
1となる回数が60回以上となり出力TMは′1“でお
る。Bの包括波形の位相が更に遅れてに)のようにAよ
り1200遅れになると、KA≧60且つB=1となる
回数は再び60回となり、出力TMが111である限界
となる。このようにBの包括波形の位相がAに対して+
60°〜−120°の範囲にあるとき出力TMが11″
となる。レジスタAおよびBの内容が1となるのは、各
々電気量vpR8および1zRS−VR8/Mの瞬時値
が正の場合であるので、出力TMが11となるのは、電
気量IZR8−VR8/Mの電気量VPR8に対する位
相が+60°〜−120゜の範囲にある場合である。
第29図は出力TXが′1“となる位相条件を説明する
ための波形図である。図で、C)の実線波形はレジスタ
Cの内容、破線波形はカウンタKCの計数値が1以上(
Kc≧1)であるか否か、(ロ)、0つおよびに)の実
線波形はレジスタDの内容、破線波形はカウンタKDの
計数値が1以上(KD≧1)でおるか否かを示す包括波
形である。
レジスタDの包括波形のレジスタCの包括波形に対する
位相関係は、(ロ)では45°進み、(ハ)では同位相
、に)では45°遅れである。(ロ)、(ハ)およびに
)のいずれの場合も、カウンタKcまたはKDの少なく
ともいずれか一方の計数値が全期間を通じて1以上であ
り、(ロ)およびに)がこの状態を生ずる限界である。
この状態ではカウンタKxは計数値に1を加え続けるの
で、計数値が400以上となり出力Txが#11となる
。(ロ)およびに)の限界外の場合はカウンタKcまた
はKDの少なくともいずれか一方の計数値が1以上であ
る状態ではない状態が1周期中に必ず生ずるので、カウ
ンタKXの計数値が400以上となることは無く、出力
Txが11′となることは無く、出力Txが〃11とな
ることは無い。したがって、レジスタDの包括波形の位
相がCに対して±45°の範囲にあるとき出力Txが#
1“となる。レジスタCおよびDの内容が各々1となる
のは、各々電気量izR8およびlZn8−Vas/X
lの瞬時値が正の場合であるので、出力TXが“1Mと
なるのは電気量iMRs−ψR8/Xlが電気量IzR
8に対して±45°の範囲にある場合である。
以上の実施例の特性を図面を用いて説明する。
第30図は出力TMが11#となる条件を示すベクトル
図である。すなわち、電流1R−isが図示ベクトルと
すると、電気量1iR8のベクトルは図示のように電流
1R−i8より45°進みのベクトルとなる。図の円弧
QnmはベクトルQn(Qを原点としnを頭とするベク
トルで以下同様)に対してベクトルnmが60°進みと
なる点nの軌跡であり、円弧Q1mはベクトルQlに対
してベクトル1mが120°遅れとなる円弧である。ベ
クトルVR8/Mがこれらの円弧で構成される円内にあ
れば電気量IZR8−<Vus/MはVpus(VFR
8はvasと定常的には同位相)に対して+60°〜−
120°の範囲内にあり、出力TMが′1#となる。
第31図は出力Txが1#となる条件を示すベクトル図
である。折れ線1mnはベクトル1MR8に対して±4
5°の角度の直線の一部であり5この折れ線で区切られ
た図示動作範囲にベクトル※R8/XIがあれば、電気
量izrS−VRs/X1が電気量lZn5−VR8/
XIが電気量IZRsに対して±45゜の範囲内にあり
出力T工が11′となる。
第27図の実施例に於いて、出力TMが11#となる条
件を得る手段は位相関係を判定すべき2電気量に対応し
た2つの時系列信号の一方の包括波形を変形したうえ特
定の論理条件(この場合は論理値111に一致、但しK
A≧60を#1#とする)が成立する回数を用いて検出
するものである。また、出力Txが”11となる条件を
得る手段は位相関係を判定すべき2電気量に対応した2
つの時系列信号の両者の包括波形を変形したうえ特定の
論理条件(この場合はいずれか一方の論理値が111、
但し、Kc≧1およびKD≧1を111とする)が成立
する回数を用いて検出するものである。このように本発
明は位相関係を判定すべき時系列信号の包括波形の少な
くとも一方を種々変形したうえ、特定の論理条件が成立
する回数を用いて検出する手段を含むものである。
第32図は本発明の第12の実施例の構成を示すブロッ
ク図であり、第16図、第18図および第20図と同一
部分は同一記号で示す。第32図で、スイッチ回路16
の入力電気量IRR8は電流1R−isに比例し且つ同
位相の電気量である。この構成を用いて各種の特性の距
離継電器を実現し得るが、前記各実施例と特に異なる検
出手段について説明する。第33図はそのような検出手
段の信号処理の流れを信号処理を1°に1回行なう場合
について示す図でおる。
先ず、第1のステップS1ではスイッチ回路15.16
.17は各々電気量izrs、1R8および八rsを選
択する。同時に増幅器回路24および29は各々利得が
X!およびR1に設定され、出力が各々X11シRsお
よびR1iiR,となる。この出力が加算回路18に加
えられXtlZn8+RtIRtsの出力が得られる。
この出力およびスイッチ回路17の出力vr8が比較器
19に加えられる。
これらの両出力の差X11zas+RtIras−Vr
8が比較器19に加えられ、選択された瞬時に於いて、
この値が正であれば、比較器19の出力の論理値は#1
″となる。との出力を入力信号INとしてマイクロコン
ピュータ回路26にとりこみ、レジスタAに転送する。
次のステップS2では図示の選択および利得設定により
、比較器19には加算回路18の出力iMrsとスイッ
チ回路17の出力Oが加えられ、電気量IzR8が正で
あれば比較器19の出力の論理値が11#となる。この
出力を入力信号INとしてとりこみ、レジスタBに転送
する。更に次のステップS3では図示の選択および利得
設定により、電気量irrsが正であれば比較器19の
出力の論理値が11#となる。この出力を入力信号IN
としてとりこみ、レジスタCに転送する。
この処理の後、(ム十B十〇)・(A−B+で)の論理
値をレジスタDに転送する。レジスタDの内容すなわち
論理値が“1′であれば、カウンタKDの計数値に1を
加算し、更にその計数値が200以上であるか否かを検
出し、200以上であれば出力TXを′1#とする。レ
ジスタDの内容が0であればカウンタKDの計数値をO
とする。
乙の実施例の応動を図面を用いて説明する。
第34図は出力Txが11#となる位相条件を説明する
ための波形図である。図で(イ)および(ロ)は各々レ
ジスタBおよびCの内容を示す包括波形でBの波形はC
より75°(電気量xzRBが1iRsより進む角度で
75°とする)より進みであり、この関係は変化しない
。C、(ホ)および(ト)は各々レジスタAの内容の包
括波形がBより若干進みの場合、Bより遅れCより進み
の場合およびCより若干遅れの場合の、レジスタAの内
容の包括波形である。に、(へ)および(イ)は各々レ
ジスタAの内容の包括波形が各々(ハ)、(ホ)および
(ト)であり、且つ・いずれについてもレジスタBおよ
びCの内容の包括波形が各々(イ)および(ロ)の場合
のレジスタDの内容の包括波形である。におよび(イ)
では(λ十B十C)・(A十B十で)すなわちレジスタ
Dの内容がOとなる期間が図示のように半周期に1回表
われるので、カウンタKDの計数値が200以上となる
ことがなく(半周期は180回)出力Txば”1″とは
ならない。(へ)ではレジスタDの内容が連続して1と
なるためカウンタKDの計数値が200以上となり、出
力Txが“1”となる。レジスタDの内容が連続して1
となるのは、レジスタAの包括波形がレジスタBの包括
波形より遅r位相であり且つレジスタCの包括波形より
進み位相である場合であり、この条件で出力TXが“1
nとなる。レジスタA、BおよびCの内容が各々1とな
るのは、各々電気量x、1zR8−R1IRRS−VB
2、1ZRsおよびIRRSの選択時点での瞬時値が正
の場合であるので、電気量XtIZR8+R11nRB
−VB2が電気fIZnsより遅れ位相であり且つ電気
量iuHgより進み位相の場合に出力TIが11#とな
る。
第35図は出力Txが11#となる条件を示すベクトル
図である。折れ線1mnはベクトルXIrzRs十RI
IRusの頭を通り・ベクトル1nRsおよびiRRs
と平行な直線部分よりなる。この折れ線で区切られ光図
示動作範囲にベクトルVR8があれば電気量XIIZR
8+RIIRR8−VB2が電気量社R8より遅れ位相
で且つ電気量IRnsより進み位相であるのので出力T
xが11″となる。
以上の実施例は、3つの電気量XIIZR8十R11R
B−VRS、IZR8、およびIRR8の位相関係を判
定するものであり、これらの電気量の瞬時値に対応した
3つの時系列信号を用いて検出するものである。位相関
係を判定すべき電気量は更に多くすることもできる。例
えば、4つの電気量XIIZRS+RIlRn5−VB
2、XIIZHs−R2IRRS−VB21−X2IZ
R8−R3IRRS−VRlおよび−X3IZus−R
4IRrs−VB2(但し、X2、X3+R2rRaお
よびR4は正の定数)の各々の瞬時値が正のとき、各々
レジスタA、B、CおよびDの論理値を′工“とじ、論
理条件(へ十B十〇十D)・(人士B+C+D)が’l
”であるかとか各電気量の半周期に相当する回数より大
きい一定回数以上(1°ごとに処理する場合例えば20
0回)継続したことで出力を生じさせるような手段もあ
る。この場合、動作特性が4送形特性の距離継電器が得
られるが簡単のため詳細な説明を省略する。
以上のように本発明は位相関係を判定すべき電気量は2
つに限定されること無く、2つ以上すなわち複数の電気
量の位相関係を、これらの電気量より得られる複数の時
系列信号の論理条件を用いて判定する種々の手段を含む
ものである。
第36図は本発明の第13の実施例の構成を示すブロッ
ク図で、g16図と同一部分は同一記号で示す。給36
図で32はアンド回路Cある。笛36図でIZ。は零相
電流10と一定位相関係にあり且つ比例した電気量、V
0は零相電圧と同位相且つ比例した電気量、vKは直流
の電気量である。第36図はこれらの電気量が加えられ
る点と、比較器19と20の出力信号がアンド回路92
に加えられ、その出力信号がマイクロコンピュータ回路
21に加えられる点のみ第16図と相異する。
この実施例では、第17図と類似の信号処理により出力
TMの論理値を得る。すなわちレジスタAおよびBは省
略され、アンド回路32の出力信号を入力信号INとし
てマイクロコンピュータ回路21に取り込み、これをレ
ジスタCに転送する。これにより得られるレジスタCの
内容は第17図で得られる内容と全く等しく、以後第1
7図と同様の処理により出力TXは同様な応動となる。
このように複数の比較器を用いることにより、位相関係
を検出すべき複数の電気量に対応した複数の時系列信号
を同時に得且つ論理回路を用いて特定の論理条件が成立
することを検出し得るものである。本発明はこのような
手段を含むものである。
第37図は第36図の実施例の他の出力TGを得るだめ
の信号処理の流れ図で信号処理が1゜に1回行なわれる
場合を示す。tず、スイッチ回路15.16および17
は各々電気量12゜。
−VKおよび九を選択する。これにより加算回路18の
出力は電気量1=o−vKとなる。この比較器19はこ
の電気iIZo−Vxが正であれば出力信号を“11と
する。また電気量t0が正であれば比較器20の出力信
号が211となる。比較器19および20の出力信号が
ともに111となるとアンド回路32の出力信号、すな
わちマイクロコンピュータ回路21の入力信号INが1
11となる。この信号がレジスタAに転送され、Aの内
容が1であるとカウンタにλの計数値に1を加える。更
にカウンタKAの計数値を判定し90以上でおれば出力
Toを′1“とする。Aの内容が00場合はカウンタに
人の計数値を0とし、この場合および計数値が90より
小さい場合には出力rGをOとする。
この実施例の応動を図面を用いて説明する。
第38図は出力T、が′1′となる条件を説明するベク
トル図で、電気量窒0の位相を基準として、電気量ik
0が図示動作範囲にあるとき出力↑Gが111となる。
この動作範囲は電気量t0に対する同位相分が電気量V
Kになる直線部分jkおよび1mと半径がvKの円弧k
1mの円弧で区切られる。
動作範囲は電気量!。の大きさでは変化しない。
第39図は、以上の動作特性を説明する波形図である。
(イ)は電気量i。がv0よりθ(但し45゜〜900
)進みの場合で、V0の瞬時値が負より正に移る時刻t
oと極大値となる時刻t1の間電気量禄。の極大値が電
気量vKより大きいことが動作条件となる。この条件で
電気量!。が正の期間に電気量iMo−vKが90°以
上正となり、カウンタにムの計数値が90以上となる。
このような条件の電気量iz。の条件は ■|■■|cosθ≧VK・・・(1)但し|■■|は
電気量■■の実効値を示す。
となり、この条件の限界は第38図の直線kjである。
(→は電気量iz。の電気童女。に対する位相が±45
°の場合である。この場合は電気量i売。の瞬時値が9
0°以上の期間電気量VKより大きいととが動作条件と
なる。(Kム≧90となる)。この条件は次のようにな
る。
■|■■|cos45°≧VK・・・(2)との条件の
限界は第38図の円弧k1mである。
(ハ)は電気量ik0が電気量九に対してθ(但し45
°〜900)遅れの場合で、時刻1.とV0の瞬時値が
正より負に移る時刻t2の間、電気量Iz。の瞬時値が
電気量KAより大きいことが動作条件となる。(KA≧
90となる)この条件は(1)式と同様であり、直線m
nが限界を示す。
本実施例に於いてはスイッチ回路により交番電気量iz
。の瞬時値と直流電気量Vxが選択され、交番電気量i
z。の瞬時値が直流電気量vKより犬(すなわちizo
の瞬時値がVKの値より正方向にある)であれば比較器
により得られる時系列信号を111としている。このよ
うに、選択された交番電気量の瞬時値が単に正か負かに
応じた時系列信号を得るのみでなく、瞬時値が予定範囲
内(例えばvKより大)にあるか否かに応じた時系列信
号を得、この時系列信号の包括波形と他の時系列信号(
この例ではN0に対応するもの)の包括波形との位相関
係を検出するようにして実施し得るものであり、本発明
はとのような実施例を含むものである。このような手段
により単に電圧および電流の比に応動するもののみでな
く、第38図のように電圧V0の位相を基準位相とする
どの領域に電流i。のベクトルがあるかを検出するなど
、電圧・電流の他の関係状態を検出するものを得ること
ができる。
以上のように交番電気量の瞬時値がO以外の他の値で区
切られる予定領域にあるか否かを検出する手段は前述の
他の実施例で述べた距離継電器に対しても同様に用いら
れる。第40図は本発明の第14の実施例としてこのよ
うな場合の構成を示すブロック図である。図で、第16
図と同一部分は同一記号で示す。第40図ではスイッチ
回路17の出力が比較器19の(−)端子に加えられ、
また比較器20が省略され、比較器19の出力信号のみ
がマイクロコンピュータ回路21の入力信号INと!て
供給される点、および各スイッチ回路15.16および
17の入力電気量が図示のようになっている点が第16
図と相異する。
@41図は第40図の実施例で行なわれる信号処理中、
他の実施例と特に異なる部分を示す流れ図である。先ず
ステップS4でスイッチ回路15.16および17は各
々電気量Vpns、0および一定直流電気量V、を選択
し、このときの比較器19の出力信号を入力信号INと
してレジスタAに取りこむ。電気1Vpusの瞬時値が
電気量vKより大(すなわちVPRs>VK)であれば
、比較器19の出力信号が1でレジスタAの内容も1と
なり、ステップs6に移る。ステラ7S6ではスイッチ
回路15.16および17は各々電気量IZRs、−V
msおよび+VKを選択し、入力信号INをレジスタC
に取りこむ。このとき電気量IZHB−Vnsの瞬時値
が電気蓋v4より太(すなわちIZR8−Vas>Vx
)であればレジスタCの内容が1となる。
レジスタAの内容が0のときにはステップS5に進む。
ステップ85では、スイッチ回路15゜16および17
は各々電気iVpus+oおよび−vKを選択し、入力
信号INをレジスタBに取り込む。このとき電気量VP
HSが電気量−vKより大(すなわちVPR8>−VK
)であれば、レジスタBの内容が1となる。レジスタB
の内容が0であレバ、ステラfS7に進む。ステップS
7ではスイッチ回路15.16および17は各々電気量
lZn5、−VK6および−VQを選択し、入力信号I
NをレジスタDに取り込む。このとき電気量izR,,
VRIIの瞬時値が電気量−■Kより大(すなわちIZ
R8−VR8>−VK)であれば、レジスタDの内容は
1となる。
レジスタCの内容が1であるかまたはレジスタDの内容
が0であればカウンタKRの計数値に1を加算する。他
の場合はカウンタKRの計数値を0に復旧する。カウン
タKRの計数値が90以上のときは出力TMを1とし、
他の場合は出力TMをOとする。
第41図でレジスタCの内容が1となる条件は、電気量
の関係がVPRS>+VK且つIZRS−VRS>+V
Kである。これに対して第16図ではVPRS>0且つ
IZRS−VRS>0である。電気量VKの値は事故時
に於けるVPR8およびIZis−VK8の大きさに対
して充分小さい値とするので、事故時に於ける両者の応
動の差は僅かである。またいずれの実施例もカウンタK
Rの計数値が90以上のとき出力TMを11″とする。
したがって出力TMが11#となる特性は両者の差を殆
んど無視し得る。また第41図では電気量の関係がVP
R8<−VK且つ1kR8−VR8<−VKのとき、レ
ジスタDの内容をOとし、この状態が90回続くことを
カウンタKRにより計数し、出力TMを71″とする。
レジスタDの内容がOとなるのはレジスタCの内容が1
となる条件と対称的な逆半波で表われるので、レジスタ
DがOとなってカウンタKRの計数が90以上となる条
件は、レジスタCが1となる場合と等しい。このため第
41図の実施例の特性は事故時には第16図の実施例と
実質的に同様な特性となり、且つ正半波と負半波の両者
でカウンタKRの計数が行なわれるので動作時間が速い
利点がある。
また、第41図の実施例は停電などにより電圧および電
流がともに零となり、電気量VPH1およびIZR8−
VH2がともにOとなったとき、レジスタAおよびDの
内容が確実にOとなり、またレジスタBおよびDの内容
が確実に1となるので、出力TMが11″となることが
無い利点がおる。これに対して第16図の実施例では、
このような場合比較器19および20の検出レベルが若
干負に偏移しているとレジスタAおよびBの内容がとも
に1となり出力TMが111となる恐れがある。このよ
うな場合、一般に過電流継電器を併用し、過電流継電器
が動作しているときのみ距離継電器の動作によるし中断
器のし中断を行なうようにするが、第41図はこのよう
な手段を必要としないものである。
第41図の実施例では特定のステップS4での比較器の
出力信号により、次のステップで選択される電気量の種
類または極性を異なったものとしているが、とれにより
信号処理のステップ数を減らすことができ、信号処理の
負担を減小させる効果がある。
以上の実施例においてはスイッチ回路、増幅器回路の制
御は全てマイクロコンピュータ回路からの信号で制御さ
れるものとしていたが、本発明はこの方法に限定されず
例えば次のような場合においてもその効果を阻害されな
い。すなわち、マイクロコンピュータ回路以外に制御回
路を設けこれによりスイッチ回路又は増幅器回路を制御
し、かつこの制御内容等をマイクロコンピュータ回路に
伝送するような方法、つまり、ある特定の機能を有する
継電器の場合、そのスイッチ回路又は増幅器回路の制御
順序を周期的にすることができる故、これを専ら実行す
る制御回路をマイクロコンビ、−夕回路と別に設けかつ
割り込み命令等を用いて、その制御内容をマイクロコン
ピュータ回路に伝送し、動作判定をさせようとするもの
である。
以上説明したように、本発明は本質的に多くのリレー特
性を実現することが可能であり、また入力電気量を適尚
に選択する手段を有するゆえ、容易にいろいろなリレー
特性を備えた多機能リレー装置、あるいは多相にわたっ
て動作判定をおこなう多相リレー装置を容易にかつ小さ
な装置規模で実現することができる保賎継電装置が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の静止形モー特性距離継電器の原理構成説
明図、第2図は第1図の継電器の特性図、第3図はオー
ム特性の距離継電器の特性図、第4図は本発明の第10
実施例として3相モー特性短絡継電器を示すブロック図
、第5図及び第6図は第4図のマイクロコンピュータ回
路の動作例を示す流れ図、第7図(−)〜(0)は第4
図に示す継電器の特性図、第8図は本発明の第2の実施
例としてオーム特性、モー特性を備えた多要素継電器を
示すブロック図、第9図(、)。 (b)は第8図のマイクロコンピュータ回路の動作例を
示す流れ図、第10図は第8図に示す継電器の特性図、
第11図は本発明の第3の実施例としてオフセットモー
特性距離継電器を示すブロック図、第12図は第11図
のマイクロコンピユータ回路の動作例を示す流れ図、第
13図(a)、(b)は第11図に示す継電器のへ仕口
、第14図は本発明の第4の実施例を示すブp2り図、
第15図は第14図のマイクロコンピュータ回路の動作
例を示す流れ図、第16図は本発明の第5の実施例を示
すブロック図、第17図は第16図のマイクロコンピュ
ータ回路の動作例を示す流れ図、第18図(a)、(b
)は本発明の第6の実施例を示すブロック図及びその特
性図、第19図は第18図(−)のマイクロコンピュー
タ回路の動作例を示す流れ図、第20図は本発明の第7
の実施例を示すブロック図、第21図(a)、(b)は
第20図のマイクロコンピュータ回路の動作例を示す流
れ図、第22図(、)、(b)は筒20図に示す継電器
におけるモー特性及びリアクタンス特性のベクトル図、
第23図乃至第25図は本発明の第8乃至第10の実施
例におけるマイクロコンピュータ回路の動作例をそれぞ
れ示す流れ図、第26図は第25図の応動を説明するた
めの波形図、第27図は本発明の第11の実施例におけ
るマイクロコンピュータ回路の動作例を示す流れ図、第
28図及び第29図は第27図の応動を説明するだめの
波形図、第30図及び第31図は同じくその竹件のベク
トル図第32図は本発明の第12の実施例を示すブロッ
ク図、第33図は第32図のマイクロコンピュータ回路
の動作例を示す流れ図、第34図は同じくその応動を説
明するための波形図、第35図は同じくその特性のベク
トル図、第36図は本発明の第13の実施例を示すブロ
ック図、第37図は第36図に示すマイクロコンピュー
タ回路の動作例を示す流れ図、第38図は同じくその応
動を説明するためのベクトル図、第39図(イ)〜(う
は同じくその動作特性を説明するための波形図、第40
図は本発明の第14の実施例を示すプロ、り図、第41
図は同実施例のマイクロコンピュータ回路の動作例を示
す流れ図である。 1.2,7,13,19.2θ、25.30・・・比較
器、8・・・アンド回路、4・・・時間測定回路、5.
6,11,15,16,17.22,23゜27.28
・・・スイッチ回路、8p9p10r14゜26.31
・・・マイクロコンピュータ回路、12・・・サンプル
・ホールド回路、24.29・・・増幅器回路。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の電気量を入力とし該入力よシ単数又は複数
    の電気量を選択して出力する選択回路と、該選択回路の
    出力電気量を用いて得られた電気量を入力電気量としこ
    の入力電気量の値が所定領域にあるか否かを判別し出力
    信号を生ずる単数又は複数の比較回路と、該比較回路の
    出力信号を入力信号とするrイジタル演算処理部とを備
    え、該演算処理部は少なくとも以下の手段を有すること
    を特徴とする保護継電装置。 (イ)選択回路を制御してこの選択回路が選択する出力
    電気量を時系列に変換処理する手段。 (o)比較回路の出力を選択回路の各制御状態に対応し
    た特定の演算処理過程に取り込む手段O (ハ)選択回路の複数の特定状態に対応した比較回路の
    出力信号又はこれを遅延させた信号の状態が所定の関係
    となる期間により保護出力を決定する手段。
  2. (2)前記所定の関係となる期間によシ保護出力を決定
    する手段は、所定の関係となる期間が連続して所定期間
    以上又は以下となるか否かである特許請求の範囲第(1
    )項に記載の保護継電装置0
  3. (3) 前記所定の関係となる期間によシ保護出力を決
    定する手段は所定の関係にある積分値と所定の関係にな
    い期間の積分値の差である特許請求の範囲第(1)項に
    記載の保護継電装置。
  4. (4)前記所定の関係となる期間によシ保膿出力を決定
    する手段は、前記複数の特定の制御状態に対応した比較
    回路の出力信号又はこれを遅延させた信号の少なくとも
    一つを時系列的な包括波形を変形した信号とし、この信
    号と他の信号が所定の関係となる期間を用いるものであ
    る特許請求の範囲第(1)項に記載の保護継電装置。
  5. (5)前記所定の関係となる期間にょシ保護出力を決定
    する手段は、前記複数の特定の制御状帆に対応した比較
    回路出力信号又はこれを遅延させた信号の時系列的な包
    括波形を父形した信号とし、これらの信号が所定の関係
    となるか否かである特許請求の範囲第(1)項に記載の
    保護継電装置。
  6. (6)複数の電気量を入力とし該入力よシ単数又は複数
    の電気量を選択して出力する選択回路と、少なくとも1
    つの入力電気量又は前記選択回路の少なくとも1つの出
    力電気量を可変し得る利得可変回路と、前記選択回路の
    出力電気量又は利得可変回路の出力電気量を用いて得ら
    れた電気量を入力電気量とし、この入力電気量の値が所
    定領域にあるか否かを判別し出力信号を生ずる単数又は
    複数の比較回路と、該比較回路の出力信号を入力とする
    ディジタル演算処理部とを備え、該ディジタル演算処理
    部は少なくとも以下の手段を有することを特徴とする保
    護継電装置。 (イ)選択回路及び利得可変回路を制御し選択回路が選
    択する出力電気量及び利得可変回路の利得を時系列的に
    変換処理する手段。 (ロ)比較回路の出力を選択回路及び利得可変回路の各
    制御状態に対応した特定の演算処理過程に取シ込む手段
    。 (ハ)選択回路及び利得可変回路の複数の特定状態に対
    した比較回路の出力信号又はこれを遅延させた伯−号の
    状態が所定の関係となる期間によシ保睦出力を決定する
    手段。
  7. (7)前記所定の関係となる期間によシ保護出力を決定
    する手段は所定の関係となる期間が連続して所定期間以
    上又は以下となるか否かである特許請求の範囲第(6)
    項に記載の保護継電装置。
  8. (8)前記所定の関係となる期間によシ保画用力を決定
    する手段は所定の関係にある積分値と所定の関係にない
    期間の積分値の差である特許請求の範囲第(6)項に記
    載の保護継電装置。
  9. (9)前記所定の関係となる期間によシ保護出力を決定
    する手段は、前記複数の特定の制御状態に対応した比較
    回路の出力信号又はこれを遅延させた信号の少なくとも
    一つを時系列的な包括波形を変形した信号とし、この信
    号と他の信号が所定の関係となる期間を用いるものであ
    る特許請求の範囲第(6)項に記載の保護継電装置。 00前記所定の関係となる期間によシ保護出力を決定す
    る手段は、前記複数の特定の制御状態に対応した比較回
    路出力信号又はこれを遅延させた信号の時系列的な包括
    波形を変形した信号とし、これらの信号が所定の関係と
    なるか否かである特許請求の範囲第(6)項に記載の保
    護継電装置。
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