JPS5854022B2 - 摺動部を有する樹脂製品の製造方法 - Google Patents

摺動部を有する樹脂製品の製造方法

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JPS5854022B2
JPS5854022B2 JP51094296A JP9429676A JPS5854022B2 JP S5854022 B2 JPS5854022 B2 JP S5854022B2 JP 51094296 A JP51094296 A JP 51094296A JP 9429676 A JP9429676 A JP 9429676A JP S5854022 B2 JPS5854022 B2 JP S5854022B2
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JP51094296A
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伊久夫 渡辺
輔二 伊藤
春男 野崎
達士 安田
直夫 山崎
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は相対的に摺動する部分を有する樹脂製品の製造
方法に関するものである。
従来摺動部を有する樹脂成形部品は、それぞれ別々に成
形し、後に互にはめ合わせることにより摺動部を形威し
製造していた。
例えば、第1図〜第3図に示す様にクーラーの冷気吹出
しグリル部は、吹出しグリル枠1の側部に形成した孔2
に、孔2の内径より小なる径の羽根3の軸4を挿入する
ことによって軸4は孔2の内面で摺動可能となり、羽根
3は軸4を中心として回転可能となるものであるが、こ
の製造方法は、グリル枠1と羽根3を単独に成形した後
、羽根3をわん曲させて軸4を孔2へ挿入し組立ててい
た。
この方法によれば以下に記す欠点を有していた。
(1)成形後ハメ合せ組み立てをするために多くの組立
工数を必要とする。
(2)fR,形後のハメ合せ組立には形状的な限界があ
る。
(3)金型が部品の数だけ必要となり成形もそれぞれ別
々に成形するため生産性が悪い。
(4) 2部品を別々に成形するため品質管理、在庫管
理が2倍必要である。
(5)成形後それぞれの摺動部を互にハメ合せ組立する
ため、ハメ合せ部の寸法精度が要求され、この寸法精度
を得るために成形条件を各項目にわたり厳密に管理調整
しなげればならない。
(6)成形条件の充分な管理調整を行なっても互にハメ
合せ難いものが出来やすく不良が多い。
等々の欠点があった。
上記従来の方法による欠点に対し、摺動部を形成する両
部品を樹脂材料で成形する方法(例えば特開昭51−3
0860号公報)が考えられている。
すなわち、第4図〜第6図に釦いて、5は第4図矢印イ
に示す方向へ移動可能なスライドピンであり、シリンダ
(図示せず)等により駆動される。
6はグリル枠1を成形するための一次側キャビティ一部
である。
7は吹出しグリル枠1を成形するための一次側ランナゲ
ート部であり8は二次側キャビティ一部9に成形機(図
示せず)より射出された溶融樹脂を送り羽根3を成形す
るための二次側ランナゲート部である。
1ずスライドピン5を第4図に示すように一次側キャビ
ティ部6内にセットし射出成形機の第1シリンダー(図
示せず)より加熱溶融したABS樹脂を一次側ランナー
ゲート部7を通じて射出しグリル枠1を成形する。
この時スライドピン5が二次側キャビティ一部9への道
をしゃ断しているため二次側キャビティ一部9に溶融樹
脂が流入することはない。
グリル枠1が固化した後スライドピン5を矢印イの方向
へエアーシリンタ(図示せず)によってスライドさせ、
第5図に示すように先端が一次側キャビティ一部6の側
面と一致する位置寸で移動させる。
スライドピン5の移動が完了した後、射出成形機の第2
シリンダー(図示せず)より加熱溶融したポリプロピレ
ン樹脂10をランナーゲート部8を介して二次側キャビ
ティ一部9内に射出し、羽根3及び軸4を形成する。
この時には流入した樹脂10はグリル枠1の孔部2に流
れ込み、充填されて軸4を形成するが、孔部2と軸4の
間には間隙はたく羽根3とグリル枠1は一体となる。
羽根3が固化する迄冷却を続げた後、グリル枠1と羽根
2とを一体の11金型より取り出す。
ABS樹脂はポリプロピレン樹脂より成形収縮率が小さ
く(ABS樹脂0.496:ポリプロピレン樹脂2.0
%捷たポリプロピレン樹脂とABS樹脂は互に重ね合せ
成形しても融着したいので、成形後羽根3の収縮により
第6図に示す様に孔部2と軸40間に間隙を生じ羽根3
は軸4を軸として回転自在となる。
以上のような方法に釦いては、スライドピンは単に摺動
部の共通空間を形成するだけにしか使用されて釦らず、
抜は止め用の段部が無いため、成形された複数の部品が
成形ひすみあるいは外力によるひずみによって分離する
ことがあった。
本願発明は特に上記技術を改良し、収縮率の違いにより
摺動部を摺動可能ならしめ、かつ摺動部に抜は止め用の
段部を設けることにより、従来例の1〜6及び上記の欠
点をなくし、迅速かつ安価に高品質の摺動部を有する樹
脂製品を製造する方法を提供することを目的とするもの
である。
この目的を達成するため特に本願発明は相互に摺動自在
で、かつ第1スライドピンの外側に第2スライドピンが
同軸方向に設けられて釦り、これらの複数のスライドピ
ンが、一次側キャビティー空間と二次側キャビティー空
間との交わった空間に出入することがポイントであり、
先ず、この交わった空間に、第1スライドピンが通過し
て位置し、第2スライドピンの先端面は、前記交わった
空間の途中に位置し、この時、一次側キャビティー空間
に一方の樹脂材料を注入して一方の部品を成形し、さら
にこの部品を冷却した後、第1スライドピンと第2スラ
イドピンの先端面が第1キヤビテイー空間の一端面と同
一平面になるよう、第1スライドピン及び第2スライド
ピンな後退させこの後、前記交わった空間を含めて二次
側キャビティー空間に他方の樹脂材料を注入し、他方の
部品を成形するようにしたものである。
以下に本発明の一実施例について第1図以下の図面によ
り説明する。
上述した先行基本技術と同一の構成については、同一の
番号を付し、説明を省略する。
本実施例により得られる製品は、羽根3の両端に抜は止
め部11を有するものであり、従来嵌め合せによる組立
ができなかったものである。
本実施例にわいては、スライドピンが二重構造になって
かり、第1スライドピン12は、第2ス) ライドピン13内に摺動自在に挿入されてかり、第1ス
ライドピン12は、外スライドコア14にねじ15で固
定されている。
又、第2スライドピン13は、内スライドコア16に、
ブロック17によって固定されている。
18は外スライドコア14を駆動するためのシリンダ(
図示せず)のロッド、19は外スライドコア14の停止
位置調整用のボルトである。
次に羽根軸部の作動を主体とした成形工程について説明
する。
第8図は射出成形後の第1シリンダー(図示せず)から
樹脂が一次側ランナーゲート7を通って一次側キャビテ
ィ一部6に射出された状態を示す。
射出後、樹脂は冷却され固化した後シリンダー(図示せ
ず)のロッド18によってスライドコアー14が矢印A
方向へ後退する。
この時このスライドコアー14に固定された、羽根10
の軸受部を構成するため第1スライドピン12も後退す
る。
この時、内スライドコアー16は外スライドコア14と
の間に設けたスプリング(図示せず)により静止状態で
、外スライドコアー14のストップ部凸起21がブロッ
ク17に当たると第2スライトヒン13が固定されたブ
ロック17と内スライド16が同時に後退を始め停止位
置調整用ボルト19に当って止渣る。
第9図はシリンダー18が後退し終った状態を示し、第
1スライドピン12と第2スライドピン13の先端は位
置規制ピン20によってグリル枠の側面22と同位置に
セットされる。
この後、射出成形機の第2シリンダー(図示せず)によ
り2次側の樹脂がランナーゲート8を通って2次側キャ
ビティ9内に射出され羽根10を形成する。
こノ時、流入した樹脂10はグリル枠1の孔部2に入り
軸部4と抜は止め部11を形成する。
なふ・本発明に釦げる樹脂材質の組合わせとしては上記
実施例に述べたものの他に以下に示す組合わせが可能で
あることが実験により確認された。
以上の説明から明らかなように、本発明方法によれば、
摺動部を有する2部材を同−金型内で一体成形でき、組
立工数の削減が図れ、品質管理、在庫管理も容易となり
、生産性が高く、高品質の樹脂製品を供給でき、しかも
両部材の収縮率の差を利用して摺動部を得るようにして
いるため、複雑な工程を必要とせずきわめて、容易に摺
動部を有する製品を得ることができ、さらにスライドピ
ンを複数に分割して形成したため、抜は止め用の段部を
同時に成形することができ、組立てられた状態で成形さ
れた複数の部品が成形ひずみあるいは外力によるひずみ
によって分離することもない9、等の効果をも有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はクーラーの吹き出しグリル部の一部正面図、第
2図は第1図の■−■線での断面図、第3図は従来組立
方法によるふき出しグリル部の横断面図、第4図会よび
第5図は本発明の先行基本技術例に釦ける製造工程を示
す金型の断面図、第6図は同製造方法により得た製品の
要部拡大断面図、第7図は本発明方法の一実施例に用い
る金型の要部断面図、第8図しよび第9図は同実施例に
釦げる製造工程を示す金型の要部断面図である。 1・・・・・・グリル枠、2・・・・・・孔、3・・・
・・・羽根、4・・・・・・軸、5・・・・・・スライ
ドピン、6・・・・・・一次側キャビティ一部、9・・
・・・・二次側キャビティ一部、12・・・・・・第1
スライドピン、13・・・・・・第2スライドピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 互いに摺動する部分を有する二部品のうち、一方の
    部品を成形する一次側キャビティー空間と、この一次側
    キャビティー空間と部分的に交わり、他方の部品を成形
    する二次側キャビティー空間と、上記交わった空間内に
    出入する相互に摺動自在で、かつ第1スライドピンの外
    側に第2スライドピンが同軸方向に設けられている少く
    とも2本のスライドピンを有する成形金型装置と、収縮
    率がことなり、前記二次側キャビティー空間で成形され
    る樹脂材料よりも前記−次側キャビティーで成形される
    樹脂材料の収縮率が少さく、かつ互いに融着し合わない
    二種類の樹脂材料とを用い、上記交わった空間に前記第
    1スライドピンを嵌通して位置させ、前記第2スライド
    ピンの先端面を前記交わった空間の途中に位置させた状
    態に釦いて、一次側キャビティー空間に一方の樹脂材料
    を注入して前記一方の部品を成形するとともに、上記部
    品を冷却し、かつこの部品が完全に固化しない間に前記
    第1スライドピン及び第2スライドピンな移動させて、
    前記交わった空間を開放したのち、前記第1スライドピ
    ンと第2スライドピンの先端面が前記交わった空間の境
    界面の一部を形成するよう後退させ、この交わった空間
    を含めて前記二次側キャビティ空間に他方の樹脂材料を
    注入し、前記他方の部品を成形する摺動部を有する樹脂
    部品の製造方法。
JP51094296A 1976-08-07 1976-08-07 摺動部を有する樹脂製品の製造方法 Expired JPS5854022B2 (ja)

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JPS5319372A JPS5319372A (en) 1978-02-22
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0238614U (ja) * 1988-09-02 1990-03-14

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