JPS5854021A - 繊維の融着防止方法 - Google Patents

繊維の融着防止方法

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JPS5854021A
JPS5854021A JP15194481A JP15194481A JPS5854021A JP S5854021 A JPS5854021 A JP S5854021A JP 15194481 A JP15194481 A JP 15194481A JP 15194481 A JP15194481 A JP 15194481A JP S5854021 A JPS5854021 A JP S5854021A
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中川 泰雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成繊維の表面処理法に関する。史に詳しくは
熱延伸及び/又は熱処理時に単糸間の融着な発生する如
き合成繊組の表面処理法に関する。
近年、繊維に対する要求が高度化し、特に高強力・高モ
ジユラス化の槻請に対し神々の新規な業態が開発・検H
・1さJlできている。それらのうち、ある種のものは
ilNi性fit:発現のため、高温度での高倍率延伸
、あ)るい(よ高虎度での熱処理工程が適用され、この
工111ii +rおいて好走しくない単糸間の融着が
発生すイ,。すなわらこれらの熱延伸時(及び/又は熱
処理時)11!着付をイjする繊t4tの中にけ単糸と
しては高f1能を発揮するにもかかわらず、多フィラメ
ンl・のす紐束を通常の方法で熱延伸及び/又は慈父1
 f!l!すると単糸間融着が著し<、集合体と[一て
の性能が著しくそこl(わねるものが多《、しる、、 これら単糸融着を防11−す4)ため、$+11々の方
法が提案されている。例えばlb開昭Tin−1576
19− 6 一 号公報にはタルク、グラファイト、アルミナ等の不活性
無機物微粒子を繊維表面に付与する方法が記載されてい
るが、この方法により光分な融着防+)−幼牛を得るた
めには、締紐に対し多量の不活性無機物微粒子を付与す
る必要があるだけでなく、均一に繊維表面に付着させる
ことが困蛯である。更に付着した不活性無機物微粒子は
、例えば繊維をゴム補強用途、FRPといった用途に使
用する場合、ゴム)、るいは樹脂との接着性を1慣害す
る婢好ましくない影響を与える。
また熱延伸及び/又は熱処理後これら不活性無機物微粒
子を除去することは容易ではない。
また特開昭53−147811号公報には水溶性の無機
塩類を水溶液として締紐表面にH4し乾燥することによ
って繊維表面に均一に無機塩類を付着させ、しかる後熱
延伸及び/ヌは熱処理する方法が提案されている。[−
かしながらこの方法においても、充分な融着゛防止効果
を発現させるためには、比較的多量の付与が必要であり
、また一般にこれら無機塩類の付与により延 7− 伸性が低下し、糸性能が充分発揮されない場合がある。
またこれら無機塩類もゴムあるいは樹脂との接着性を阻
害するため、熱延伸及び/又は熱処理後繊維を洗浄・乾
燥する工程な必要とする。
更に特開昭54−15020号公報には熱延伸及び/又
は熱処理後除去する必をのない融着防止剤として芳香族
ポリアミド等の非溶融性ポリマーをH4する方法が提案
さねでいるが、これらを繊糾表i’fnに均一1(rH
4するために目、該非溶融性ポリマーを特定の溶剤にf
fg解してfit与する必要があり、その溶剤の1守去
・回収のため繁雑な操作を心当′とする。
本発明者らはこれら欠点の改善さねた熱延伸及び/又は
熱処理時の141糸間融着を防+l−する方法を鋭意研
究した結果、本発明方法に到達したもので力)る。
寸なわち本発明は、pA延伸及び/又はM卯理時に融着
性を鳴1−る融着ゼ1繊tl!Iの表面に水利ゲル形成
性無機化合物を付与ずイ)ことを特徴とす=8=   
    す る繊Mf、表面改質法である。
本発明において融着1イト繊維とは、熱延伸及び/又は
熱ダ1.理時に融着伯二を示すものはすべて含まれる。
ここで融着性とは、検数の奪観維を縁維束として熱延伸
及び/又は熱処理した際、繊維間に融着部分を形成する
性佃をいう。かがる本発明方法に適用される繊維として
は例えはポリエチレン、ホリプロピレン、ナイロン、ポ
リエステルと(・つた熱可塑性ポリマー、あるいは部分
硬化された熱硬化性樹脂等の横紐があ、げられる。更に
本発明方法が適用される締紐として近年高強力高モジュ
ラス繊維として開発研究されている以下の如ぎ繊維素材
があげられる。たとえば に)  直線及び/又は平行軸の結合子を有する芳香族
残基(例えばp−フェニレン、2,6−ナフタレン、4
.4’−ジフェニル等)からなる全芳香族ポリアミドに
3.4′−ジフェニルエーテル、4.4’−ジフェニル
エーテル、m−7エニンン等を共重合したり、史に芳香
族残基の水−9′− 素原子の一部をハロゲン原子及び/又は低級フルキル基
で置換することにより、繊S(tに成形1.た場合の延
伸性を高めた芳香族ポリアミド繊維。
(11)  面線及び/ヌは平行−11の結合子を不す
る芳香族残基かもなる全芳香族ポリアミドにヒドアミド
ヒドクジド締維。
(nD  例えは以下の繰返しJli荀11゛1がら4
【る芳香族オキ°リンγゾール/メチルヒドラジドコポ
リマー繊841. 。
(1v)  光学異方+1溶融物を形成(−うる熱可w
)性重合体、例★は全芳香族コア1″リエスヶル、全芳
香族ポリγゾメチノ等から1.r 2>繊維等があげら
れる。
上記1〜111の##維においてtar、 、光分なに
1能をIll− 発揮させるためには、In間の融着が生成する如き高温
での熱延伸が必要でホ)す、また1vの繊維においては
充分な亮強度を得るために(ま繊維間の融着が生成する
如き高温でのかつ比較的長時間の熱処理が必普である。
また例えばポリエチレンの如き熱可塑性繊維を高延伸倍
率(10〜50倍)で延伸することにより、高強力・高
モジュラス繊維を得る場合においても多フィラメントの
繊#乗合体で延伸操作を実施しようとすると単糸間の融
着が避けられない。
本発明では、かかる融着性繊維に水利グル形成性無機化
合物を付与する。ここで水和グル形成性無接化合物とは
、該無機化合物に対し5倍以上好ましくは10倍以上の
水を含水せしめた場合流動性のほとんどない、または中
流動性のゲルを形成する無機化合物をいう。好ましく用
いられる水利ゲル形成性無機化合物としては、種々の珪
酸塩、例えば水化珪酸アルミニウムがあげられる。
これら水和ゲル形成性無機化合物の繊、維表面への付与
方法としては、該化イ(物の水分子Niを繊維に付与し
しかる後乾燥する方法がルロずられる。付与する量と【
−ては繊維の1丘111に対して、該化合物(無水換労
)01乃キ5%好ましくは0.2乃至20チが適用され
イー。かかる伺I52Mtが約01重ift%未満では
、融着防11ユ等繊紐表向改質の効果は期待できず、一
方約5MrkAチを躯えても表面改質動床のvC1著な
面子は認められず、またかかる繊維をゴム補強ハ1等の
用途に適用した場合、接着性のイI髪下を生起ゴろ場合
がル)り好ましくt[(・。
本発明ではこt;ら熱延伸時及び/′又は熱処理時融着
性を示す峰#(1に水オ11ゲル形成性無機化合物を付
与することにより、4a E11/I能を相5ことなく
、学系間の融着な防;1〕あるいは著しくイバ減するこ
とが可能とt「ろ。l待k(、Nil記無機化合物が水
利ゲル形成性であるl−め繍紹er(=1着し易(少量
の付与で大きな効果をイ(ノら第1イ)こと、繊維をゴ
ム補強・F R11@−に使ハ11−た場合、ゴム又は
樹脂に対する接着性を低下せしめない又は低下せしめる
ことが少ない。従って製品糸から融着防止剤を除去する
8侠がない婢、従来法にない特徴を有する。
以下本発明を実施例により更に貝1体的に説明する。な
お、以下の例において用いる主な特性値は次の如くであ
る。
(I)  ポリマーの固有粘度IV (inheren
t viscosity)オストワルト型粘度管を用い
、溶媒のみの流下時間なt。(秒)、ポリマーの″8薄
溶液の流下時間なt(秒)、該希薄溶蔽中のポリマー濃
度なC(g/dl)とすると、 Iv+ 1111a(ai/g) で表わされる。特に断わら1.rい限り、溶媒は97.
5%硫酸、  C= 0.511/diとし30℃で測
定する。
(n)  繊維の引張特性 インストロン引張試験機により、初長250、引張速度
tocIn/分とし20℃、65チ 13− 冊の雰囲気中で背伸曲線を測定する。これより強度(g
 /de ) 、伸度(%)、ヤング率(11/de 
)を錯°出する。
0■1)  融着度(f) ヤーン中に本来存在イベき単糸数な、延伸又は熱処即後
のヤーンについて実際に数えられたフィラメント数で割
った値を用い71o即ち延伸又は熱砂、 11!後の7
197711本が、平均(11本の単糸のM111着で
構J1ν、さオ]ているかを示す。測定は5ケ+9iで
filll 5i’ L、その平均値をfとする 実施例1 下記のモノマー中位 一−IIN−ぐ=)−NH−25モルφにより構成され
るI V = 3.1の芳香族ツボリアミドエーテルを
、CaC/zを含不するN−メチル 14− −2−ピロリドン(NMP )に6重量%溶解せしめた
ポリマー溶液を、孔径0.2 m* 500孔の口金か
ら4709/分の吐出速度で押し出し、空気中を約10
83走行させた後、50℃のNMP/7i(30/70
電報%)の凝固浴中で凝固させ、30m/分の速度で巻
き上げ、ひきつづぎ50°Cの水浴で洗浄した。水洗糸
を水化珪酸アルミニウムの05重t %水分散液に浸漬
し、絞りp−ラーで絞った後、乾燥ローラー上で乾燥し
た。
水化珪酸アルミニウムの付着量は乾燥糸XLitに対し
約06チでル〕つた。引きつづき500℃の熱板十で2
0倍に延伸し、油剤を付与した後巻き取った。得られた
糸の物性を以下に示す。
繊  膣          770de強  度  
         26.5   g/de伸  度 
          43 %初期モンユラス  64
0  i/ae融着亀      106 なおここで使用した含水珪酸アルミニウムは20倍量の
水を加え1晩静置することによって流動性の劣しいゲル
状物を形成[−た。
比較例1 水化珪酸アルミニウムの水分散液に浸漬する工程を省略
するり外は実施例1と同様にして延伸糸を得た。441
られた糸は単糸間の融着が著しく、柔軟性に欠けるもの
であった。糸の物性値を以下に示す。
練 度         768 デニール強  度 
         21.3 11/de伸  度  
          38  %初期モジュラス  5
65  g、/de融着度      48 冥施例2〜4.比較例2〜4 第1表に示すポリマー溶液を実施例1に準じて紡糸した
水化珪酸アルミニウムの付着量はいづれも乾燥糸N部に
対し約05%であった。
第2表に延伸条件と共に延伸糸の特性を示す。
また比較例とI−て水化珪酸アルミニウムを付与する工
程を省略したものを比較例として示す。
比較例の繊維はいづれも単糸間融着により、柔軟性に欠
けるもので本、つた。
実施例5.比較例5 下記の千ツマ一単位 一ロN+coNnNn −35モル饅 −)IN−鋒NH−15モル係 から構成されるI V = 4.3 (CaC42,5
%を含むN、 N’−ンメチル7セト7 :+:中30
℃で測定)の芳香族コポリ7ミドヒドラジドの指1式紡
出糸条(フィラメント数100)を水洗した後オイリン
グルーラ−を用いて水fヒ1に酸アルミニウムの水分散
油を伺与しく水化珪mア刀・ミニラム伺与量03%/繊
維)、乾燥後440て〕の熱版上で31倍に延伸した。
延伸糸のjAII’■I8−は102であった(実施例
5)。水化BII ffffアルミニウムを付与しない
以外は同様にしてイ与だ延伸糸l′j融着度21であっ
た(比較例5)。
実施例6.比較例6 構成単位 からなるI V = 3.5の芳香族(オキサシアツー
ル/メチルヒドラジド)コポリマーを100%硫酸にと
かしたポリマー誤度10係の溶液を孔径0. I II
g +孔数100の紡糸口金より空気中に押し出し、約
10.、空気中を走行させた後15チの硫酸水溶液中で
凝固させた。得られた糸を水洗・乾燥後水化珪酸アルミ
ニウム水分散液を付与した。付着量は繊維1甘に対し0
3%であった。かがる繊維を380 ℃の熱板上で68
倍に延伸した。得られた糸はMII1着度1.10であ
った(実施例6)。また水化珪酸アルミニウムを付与し
ない場合の延伸糸の融着度は3.01であった(比較例
6)。
実施例7 構成単位 20− 一〇+0−      七ルφ からなるI V = 2.1 (p−りIJルフェノー
ル中50゛Cで測定)の全芳香族21ミリエステルを紡
糸温度330℃で孔径0.5 qM l +孔数20を
廟する紡糸口金より3497mmでシ)−気中に押し出
し250Tn/分で巻き4vつだ。
得られた糸条な1 lr M係の水化珪酸アルミニウム
マグネシウム水分散液中にlJ漬し乾燥した後、カセ粋
に巻トHvつだ。カセ粋に巻いたまま窒素気流、中25
0℃で1時間、260°Cで1時間、270°Cで1時
間、280°C1時間、290°C1時間、300℃で
3時間熱処即した。
熱処理前及び熱処理後のヤーンの特性を以下に示す(実
施例7)。
21 − 未熱処理系  熱処理系 繊度(de)     121  de   112 
 de強度(g/de)    4.3 El/de 
   2211/de伸度(チ)     11 係 
   4.1%モジュラス (g/de)    4 
]  OEl/de     39 o  fi/de
融着度 f     1.00     1.12水化
珪酸アルミニウム・マグ子シウム水分散液を付与しない
以外は実施例7と同様に紡糸・熱処理したところ、(t
lられた糸は酸11着度fが約20であり、はとんど単
糸に分けることができなかった(比較例7)。
 22−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 融着性繊維に水利ゲル形成性無機化合物を付与する
    ことを特徴とする繊維表面改質法。 2、 繊維に水利ゲル形成性無機化合物の水分散液を付
    与ししかる後乾燥する特許請求の範囲第1項記載の繊維
    表面改質法。 3 繊細に予め水利グル形成性無機化合物を付与した後
    、該繊維を熱延伸及び/又は熱処理する特vf−請求の
    範囲第1項又は第2項記載の繊維表面改質法。 4 水和ゲル形成性無機化合物が珪#地である特許請求
    の範囲第1〜3項(i’lわか1fJ4記帖の繊維表面
    改質法。 5 水和ゲル形成性無機化合物が水化珪酸アルミニウム
    である特許請求の範囲第4項記載の繊維表面改質法。 6 繊維が下記式 %式% で示される芳香族コポリアミドからなる特許請求の範囲
    第1〜5項何れか1項記載の繊維表面改質法。 7゜ Art 、 Ar2及びArsの80モル%Ju
    上が下記芳香族残基 (X(A) −+ Oa軒 (B) 〔これらの芳香族残基の水素原子は、へμゲン原子及び
    /又は低級アルキル基でIW換されていてもよい〕 であり、かつ構成即位(11)のモルチが10〜40%
    である特許請求の範囲第6.!JI記載の繊維表面改質
    法。 8R+ 、 Ra及びR1がずべて水素原子である特許
    請求の範囲#!6項又は第7項記載の繊維表面改質法。 9 #紐が下記繰返し単位群 NRr  Art  CONHNH(C)NR2Ars
     −1NRs   ’   (D)NRa  Are 
    Co    ’  (E)−co−Ar7−CO−(F
    ) で示される芳香族コホリ7ξFヒドラジドから/Zろ特
    許請求の範囲第1〜5項イ【」れが1項記載の繊維表面
    改質法、。 1o、 Ara、 Ars+ Ara+及びAr708
    ()斗ル係以上がp−フェニレン残基である偶許HA求
    の帥5囲第9狛韻載の緒給表1f11改j(j↓法。 11、  R+ 、 Its、 Rs 、及びR4がす
    べて水素原子である特許請求の範囲第9項又は第10項
    記載の繊維表面改質法。 12.4tlll維が下記#¥1返し琳位群で示される
    芳香族オキサジアゾール/メチルヒドラジドコポリマー
    である特許請求の範囲第j〜5功伺れか1項記載の繊4
    116表面改質法。 13、 Arm及びArsの80モルチ以上がp−フェ
    ニレン残基である特許請求の範囲第12項記載の繊維表
    面改質法。 14  繊維が光学的異方性溶融物を形成し得る熱可塑
    性重合体からなる特許請求の範囲第1〜5項倒れか1項
    記載の繊細表面改質法。 15  熱可塑性重合体が、芳香族ポリニスケルである
    特許請求の範囲第14項記載の繊維表面改質法。 16  熱可塑性重合体が、芳香族ポリアゾメチンであ
    る特許請求の範囲第1ケ項記載の繊維表面改質法。  5−
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