JPH01207435A - ゴム補強用コードおよびその製造法 - Google Patents

ゴム補強用コードおよびその製造法

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JPH01207435A
JPH01207435A JP63031465A JP3146588A JPH01207435A JP H01207435 A JPH01207435 A JP H01207435A JP 63031465 A JP63031465 A JP 63031465A JP 3146588 A JP3146588 A JP 3146588A JP H01207435 A JPH01207435 A JP H01207435A
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cord
rubber reinforcing
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polyvinyl alcohol
hydroxyl group
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Isao Yoshida
吉田 五月生
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は高強度、高弾性を有するポリビニルリアルコー
ル系!!維からなるゴム補強用コードおよび該ゴム補強
用コードの製造方法に関するものであり、詳しくはホー
ス、伝動ベルト、コンベアベルト、タイヤなどのゴム製
品の補強材として用いられるポリビニルアルコール系繊
維からなるゴム補強用コードおよび該ゴム補強用コード
の製造方法に関するものである。
〈従来技術〉 従来ビニロン繊維は強度、モジュラス、寸法安定性に優
れており、ゴムホースおよびブムベルト用補強用コード
として、また、乗用車用ラジアルタイヤのベルト部補強
材として使用されており、例えば、空気タイヤのベルト
部補強材としてポリビニルアルコール系繊維を合撚して
コードとなし、該コードにゴムとの接着剤を付与して緊
張熱処理する技術が知られている。前記のポリビニルア
ルコール系1alItは重合度2,000以上であり、
引張強度が15o/d以上、初期弾性率が250a/d
以上、単糸の繊度が0.5〜5デニール、そしてX線小
角散乱測定において長周期像が観測されないことを特徴
とするもので、この技術は特開昭62−96106号公
報に記載されてし1前記特開昭62−96106号公報
に記載された技術は乗用車におけるタイヤ性能を大幅に
向上させるもので特に高速走行時の操縦安定性、乗心地
性、燃料消費低減性、耐久性、低比重、低価格を改良し
うるちのであった。
しかしながら、前記のポリビニルアルコール系繊維から
なるコードをタイヤ補強材として用いたタイヤの場合、
耐水性および耐疲労性を満足するものでなくラジアルタ
イヤのカーカス部補強材あるいは伝動ベルトの補強材と
しては適さないことが判った。
本発明の目的は、前記ポリビニルアルコール系繊維から
なるゴム補強材が有する多くの有効な特性を維持しなが
ら、更に欠点である耐水性および耐疲労性を改良し、高
強力でハイモジュラス性にも優れたポリビニルアルコー
ル系繊維からなるゴム補強用コードおよび該ゴム補強用
コードの製造方法を提供するものである。
また、本発明の他の目的はボース、伝動ベルト、コンベ
アベルト、タイヤなどのゴム製品を苛酷な条件での使用
に耐えうる高品質となし高速耐久性、ゴム製品寿命を大
幅に向上しつるゴム補強用コード゛および該ゴム補強用
コードの製本発明のt1成は、 (1)ゴム補強用コードにおいて、該コードを形成する
!l帷がポリビニルアルコール系重合体であって、該重
合体の重合度が2,000以上であり、前記コードの表
面に存在する水酸基と結合する水酸基封鎖剤で処理され
てなるとともにレゾルシン・ホルマリン・ラテックス(
以下RFLという)で処理されており、該コードの物理
特性が 引張強度  ≧ 7.5  (g/d)コード剛さ ≦
 70 耐水性   ≧ 140  (℃) であることを特徴とするゴム補強用コード。
ただし、 コード剛さは試料コードに表示繊度の1/20グラムの
張力をかけて金枠に巻きつけて20℃X65%ri■に
瀉醪度調整された部屋で72時間放置する。その侵、試
料コードを2cmの長さに切断し試料とした。この試料
を°゛テンシロンを用いて、^STH0885−76の
方法に準じてコード1本の最大曲げ応力;G(g/コー
ド1本)を測定し、次式によりコード剛性を算出した。
ただし、試料ホルダーのロッド径は0.8m+eで間隔
はICmとし、フックの下降スピードは2cl/分とし
た。
コード剛さ=       X  1,000表示m度 耐水性は試料コードに表示繊度の1/20グラムの張力
をかけて金枠に巻き、該コードをオートクレーブの中に
セットし、水魚気圧を0.2にQ/criごとに上昇し
てコードに水分を介在させた状態で加熱し、該コードが
融解する直前の限界温度を示す。
(2)前記(1)において、水M基封鎖剤がイソシアネ
ート系化合物であることを特徴とするゴム補強用コード
(3)前記(1)において、水酸基封鎖剤がブロックド
イソシアネート系化合物であることを特徴とするゴム補
強用コード。
(4)ゴム補強用コードの製造方法において、該コード
を形成する繊維が重合度2.000以上からなるポリビ
ニルアルコール系amであり、該ポリビニルアルコール
系!!雑の表面を水酸基封鎖剤で処理した後、RFLで
処理し、次いで加熱処理することを特徴とするゴム補強
用コードの製造方法。
(5)ゴム補強用コードの製造方法において、該コード
を形成するU&紺がm合Ia2,000以上からなるポ
リビニルアルコール系繊維であり、該ポリビニルアルコ
ール系繊維を撚糸してコード状となした後、該コードの
表面を水酸基封鎖剤で処理し、次いでRFLで処理し、
次いで加熱処理することを特徴とするゴム補強用コード
の製造方法。
(6)ゴム補強用コードの製造方法において、該コード
を形成する!INが重合度2,000以上からなるポリ
ビニルアルコール系繊維であり、該ポリビニルアルコー
ル系繊維の表面を水M13封鎖剤で処理した後、該va
Nを撚糸してコード状となし、次いでRFLで処理した
後、加熱処理することを特徴とするゴム補強用コードの
製造方法。
(7)前記(4)、(5)、(6)において、水酸基封
鎖剤がイソシアネート系化合物であることを特徴とする
ゴム補強用コードのfJ造方法。
(8)前記(4)、(5)、(6)において、水Mu封
鎖剤がブロックドイソシアネート系化合物であることを
特徴とするゴム補強用コードの!yJ造方決方 法ある。
本発明に係るポリビニルアルコール系繊維からなるゴム
補強用コードは、繊維を形成するポリビニルアルコール
系重合体の重合度が2,000以上であり、好ましくは
3.ooo玖上、より好ましくは3.500以゛上であ
る。これは、重合体の重合度を大きくすることによって
繊維の強度を向上させ、繊維から得られるコードおよび
該コードで補強されたゴム製品の耐疲労性、耐久性を向
上させる。一般に使用されているビニロン繊維は重合体
の重合度が1,200〜1 、700であり、このlI
i維から得られたゴム補強用コードの場合、得られたゴ
ム製品は苛酷な条件での使用に耐えられなく耐疲労性な
らびに耐久性が極めて低い。
前記本発明に係るゴム補強用コードを形成するポリビニ
ルアルコール系繊維の強度は重合度を2,000以上と
することによって引張強力を13Q/d以上とすること
ができ、延伸条件など他の条件を付加することによって
15C)/d以上にしつる。
また、ゴム補強用コードを形成するポリビニルアルコー
ル系繊維の初期弾性率は250o/d以上とし、好まし
くは290a/d以上さらに好ましくは350Q/d以
上とするのが望ましく、本発明に係るゴム補強コードを
用いたゴム製品を苛酷な条件で用い、?!i!*が加わ
った際における耐衝撃性および耐疲労性の向上に寄与す
る。さらに、ゴム補強用コードを形成するポリビニルア
ルコール系繊維の単糸繊度は0.5〜5デニールの範囲
が好ましい。より好適には1〜3デニールの範囲である
。0.5デニールより小さいと高次加工時、例えば加熱
するなどの際に繊維走行途中で単糸が損傷し易く、毛羽
の発生や繊維の強力低下などをきたす問題がある。一方
、単糸が5デニールを上まわると、!&1iII11全
1iII剛くなり、しなやかさを欠き、加熱した時の強
力低下が大きくなる、あるいは耐疲労性が劣るなどの問
題が生じ好ましくない。
さらにまた、本発明に係るゴム補強用コードを形成する
ポリビニルアルコール系繊維は次の特徴を右するのが望
ましい。
後述する測定条件下でxsii小角散乱を測定した場合
、長周期像が観測されない。従来のビニロンmMはX線
小角散乱測定において子午線方向に長周期像が観測され
るのに対し、本発明で使用する繊維は゛これが現れず、
分子鎖配向度が著しく高く、結晶部分と非易部分の密度
差が小さく構造の完全性が高い。
次に、上記特性を満足するポリビニルアルコール系繊維
および該繊維を使用したゴム補強用コードを製造する手
段を例示する。ただし、以下の手段は一つの例であって
、本発明はこれに限定されるものではない。
(1)重合度が2,000以上のポリビニルアルコール
系重合体(ケン化度は99.5モル%以上が好ましい)
を溶媒に溶解し、該重合体を5〜25重量%含有する溶
液を作る。
(2)この溶液を複数孔を有するノズルから空気また。
は不活性気体雰囲気層を介して凝固液中または冷却媒体
中に押し出す。ここにおいて前者の凝固液中押し出す紡
糸法が”乾湿式紡糸法”(以下A法と呼ぶ)であり、凝
固液中で重合体の溶媒と凝固剤が相互拡散を生じる。一
方、後者の冷却液体中に押し出す紡糸法が”ゲル紡糸法
”(以下B法と呼ぶ)であり、重合体の溶媒と冷却液体
とは混和性を有しないので相互拡散は生じない。
(3)A法により凝固した糸条は引き続いて脱溶媒を施
こす。また、B法により冷却したゲル化糸条は次いで脱
溶媒し、最終的には脱溶媒に用゛いる抽出剤に置換する
そしてこのA法、B法により得た脱溶媒糸条を乾燥した
後、x11小角散乱測定において子午線方向に長周期像
を示す散乱が出なくなるまで熱延伸を施こす。
(4)得られたポリビニルアルコール系繊維を下撚りあ
るいは上撚りが次式で示される撚係数に−100〜2.
500の範囲で撚糸する前か後工程で本発明の化合物で
処理し、未処理コードとする。
撚係数に=撚数[回/10cm] x (原糸の繊度)×(合撚本数) かくして未処理コードを得た俊、これに必要に応じて製
織や編組加工を行い。次いでRFLを用いて接着剤処理
および熱処理を行なう。
前記ゴム補強用コードとして用いられるポリビニルアル
コール系U&維は熱延伸された後、撚糸されてコードと
なる前に、あるいは、熱延伸され次いで撚糸されてコー
ドとなった後に、ポリビニルアルコール系繊維の表面に
存在する水酸基と結合する水酸基封鎖剤で処理し、水I
I!2基を単独で封鎖するか、または分子内あるいは分
子間水酸基同志で架橋することが重要である。
前記水酸基封鎖剤としては、例えばイソシアネート系化
合物、ブロックドイソシアネート系化合物であり1分子
中にイソシアネート基あるいはブロックドイソシアネー
ト基を1個以上有する化合物が好ましく、これらの水i
11基封鎖剤の1種あるいは2種以上が用いられる。ま
た、必要に応じて他の化合物を含んでもよい。
前記イソシアネート系化合物としては、ポリメヂレンー
ポリフェニルイソシアネート(たとえば、商品名 PA
PI 135:化成アップジョン社製)、ジフェニルメ
タンージイソシアネ−1・(たとえば、商品名 l5O
NATE 125Mあるいはl5ONATE 1431
:化成アップジョン社製)などが好ましく用いられ、 前記ブロックドイソシアネ−1・系化合物としては、ジ
フェニルメタン−ビス−4,4°−N、N−ジエチレン
尿素(たとえば、商品名FS−50:明成化学工業社製
)、ジフェニルメタン−ビス−(4,4゛−カルバモイ
ル−ε−カプロラクタム)(たとえば、商品名DNS−
3:明成化学工業社製)などが好ましく用いられる。
前記水酸基封鎖剤の付与方法としては、有機溶媒による
溶液か、あるいは、水分散液の状態で、延伸糸などの繊
維の状態あるいは、撚糸されたコードの状態で、RFL
 (レゾルシン・ホルマリン・ラテックス)処理以前の
工程であればどこで付与してもよいが、撚糸以前の工程
が好ましい。本発明の化合物の付着口としては0.2〜
7重暑%の範囲がよく、好ましくは、1.0〜5.0i
fi%がよい。本発明の化合物を付与した未処理コード
を処理する接着剤RFLは次の手順で調合して得ること
ができる。まず、レゾルシン[A]とホルマリン[B]
を反応させた綜合物[RF]にゴムラテックス[C]を
混合し、調合後の固形分濃度が5〜60重彊%となるよ
うに水を加え、また必要に応じてアルカリを添加する。
次いで好ましくは12〜72時間、20〜30℃で熟成
させ、水系の接着剤組成物となす。
この際、前記2成分[A]および[B]の混合比はモル
比としての割合が[A]/[B]=110.3〜1/4
.好ましくは110.5〜1/3になるように混合する
必要がある。
[RF]/[C]の混合比は1/10〜1/1(重9比
)、好ましくは1/6〜1/2(重Q比)になるように
混合する。
ゴムラテックス[C]としては、天然ゴムラテックス、
スチレン−ブタジェンゴムラテックス、クロロプレンゴ
ムラテックス、およびビニルピリジン−スチレン−ブタ
ジェンゴムラテックスなどの合成ゴムラテックスまたは
これらの混合物が使用される。特にビニルピリジン−ス
チレン−ブタジェンゴムラテックスを601Q%以上に
することが望ましい。
上記水系の接着剤組成物に第3成分として、必要に応じ
て、接着助剤、柔軟剤、平滑剤、消泡剤、増粘剤などを
添加してもよい。
前記の方法、すなわち、水酸基封鎖剤で処理されポリビ
ニルアルコール系!!維からなるゴム補強用コードの表
面に存在する水11を封鎖した後、RFLで処理された
ゴム補強用コードは、水酸基封鎖剤で処理されなく、他
の製造条件を全て同じとなして得られたポリビニルアル
コ−ル系tINからなるゴム補強用コードの耐水性がR
高130℃であるのに対して140℃以上であり、中に
は155℃と著しく高い値を有するもので、本発明に係
るゴム補強用コードを用いて補強されたゴム製品は苛酷
な使用条件に対して耐久性、耐疲労性特に、高速耐久性
を増大し、ゴム製品の寿命を10〜25%延長すること
ができる。
〈実施例〉 以下実施例により本発明を説明する。
なお、前記および実施例中に記載の原糸およびコードの
測定方法は次の通りである。
(1)原糸特性 A、引張強度、初期弾性°率:JIS−11017の定
義による。試料をカセ状に とり、20℃、65%RHの温湿度調整された部屋で2
4時間放置後、10cmあたり8回の撚りをかけたもの
を”テンシロン”DMT−41型引張試験機(東洋ボー
ルドウィン■製)を用い、試製25cm、引張速度30
 cm/分で測定した。チャックはコード用エアージョ
ーを使用。
B、X線小角散乱 Kiessig Cameraを使用する公知の方法に
準じて測定した。測定条件として次の条件を設定した。
理学電気側製RU−200型X線発生装置使用。
Cu Kα線(Niフィルター使用)、出カニ 50K
V−150mA、0.3mmφコリメータ使用、透過法
、カメラ半径:400 mm、露出時間:9(1、フィ
ルム:コダック・ノー・スクリーンタイプ。
(2)コード特性 A、撚係数の定義 撚係数に=撚数[回/10Cm] X (原糸の繊度)×(合撚本数) B、引張強度 原糸と同条件で測定する。
(ただし、原糸のように撚りはかけない)C,コード剛
さ 試料コードに表示繊度の1/20の張 力をかけて金枠に巻きつけて20℃×65%R11に温
湿度調整された部屋で72時間放置する。その後、試料
コードを2cmの長さに切断し試料とした。この試料を
″テンシロン”を用いて、ASTMD885−76の方
法に準じてコード−本の最大曲げ応力;:G((1/コ
一ド1本)を測定し、次式によりコード剛さを算出した
。ただし、試料ホルダーのロッド径は0.8nunで間
隔はIcmとし、フックの下降スピードは2cm/分と
した。
コード剛さ=       X  1,000表示表示 域、耐水性 試料コードに表示繊度の1/20の張 力をかけて金枠に巻きつけ、該コードをオートクレーブ
の中にセットし、水蒸気圧を0.2K(+/ airご
とに上昇してコードに水分を介在さゼた状態で加熱し、
該コードが融解する直前の限界温度を示す。
E、樹脂付着口 J l5−1017−1983に記載のデイツプピック
アップによりtHQを用いた溶解法で測定した。溶解性
の悪い場合は加熱した。
F、接着力 ゴムブロックから処理コードを引きぬ くのに要する力であり、処理コードを5mmの厚さのゴ
ムシートではさみ、埋込み長さ1cmの金型内にて加硫
する。加硫条件は150℃X30分、ゲージ圧50にg
/Ciである。得られたゴムブロックから処理コードを
引きぬき、接着力とした。
(2)接着剤 次に示した組成のRFLを用いた。
RF  レゾ/Izシン(100%) : 18 、5
 Qホルマリン(37%)  : 27.0NaOH(
10%)  :   6. 1水          
:240.3 RFL  VP  Latex(日本ゼtンQM’H>
°゛旧pOド2518FS   :427.3水   
         280. 9合     計   
  1. 000 gRFL溌度   °    20
% RF/L比  ゛  1/6(重量比)R/F  比 
 −1/2(T−ル比)RF  熟成  °  25℃
×6時間RFL熟成  :  25℃×12時間実施例
1〜5、比較例1〜3 重合度3,500の完全ケン化型(ケン化度99.5%
以上)ポリビニルアルコールの12mm%ジメチルスル
ホキシド(DMSO)溶液をつくり、この溶液を紡糸原
液として凝固液面上5cmに設置された孔径0.08m
m、孔数750の紡糸口金をとおし、1−5重量%のD
MSOを含有するメチルアルコール凝固液中に乾・湿式
紡糸した。得られた凝固糸状(マルチフィラメントヤー
ン)をメタノール浴中で洗浄し、DMSOを除去した後
、メタノール浴中で4倍に延伸し、乱流気体により開繊
しながら乾燥した。
乾燥、開繊されたマルチフィラメントヤーンを240℃
に加熱された乾燥チューブで5.1倍に延伸し、油剤を
付与して巻きとり、表示繊度(D)1.500デニール
、フィラメント数750で、引張強度が17.0CI/
d、初期弾性率380Q/dの物性を有し、xta小角
散乱測定法による長周期像を示さないマルチフィラメン
トヤーンからなる原糸を得た。
次に上記原糸をリツラー社製コンピユートリーターによ
って第1表に示した化合物の有様溶媒による溶液でデイ
ツプし、150℃で乾燥し、第1表に示した付着m(重
量%)を付与した。
この原糸を用いて下撚りを10CIllあたり40回、
上撚りをiQcmあたり40回の割合で2本合撚糸し、
未処理コードとした。
次にこの未処理コードを上記コンピユートリーターによ
って前記したRFLを付与し、次いで乾燥、緊張熱処理
を施した。ただし、RFL処理後の乾燥条件は150″
Cで120秒間、定長とし、緊張熱処理条件は熱処理ゾ
ーンを200°Cで30秒、ストレッチ率0.5%、引
き続きノルマライジングゾーンを200℃で30秒、リ
ラックス率0%とした。このようにして得たデイツプコ
ードを前記した方法によりコード引張強度、耐水性、樹
脂付着量、および接着力を測定した。第1表にこれらの
結果を示した。
第1表から明らかなように本発明の実施例−1〜5は従
来の方法である比較例に比べて他のコード物性も問題な
く、耐水性が大巾に改良されている。特に、実施例−2
〜4のコード物性が安定している。
しかし、本発明の化合物の+t Wしていない比較例−
1および付13 Uの少ない比較例−2は本発明の目的
である耐水性が十分でなく、一方、付着量が多い比較例
−3はコード剛さが剛くなり、コード引張強度が低下す
ると同時に接着力も低下しゴム補強用コードとしての必
要特性が低下するなどゴム補強用コードとして使用出来
ない。
実施例6〜11、比較例4〜7 実施例1〜5で用いたマルチフィラメントヤーンを用い
て本化合物を付与する前に、下撚りを10cmあたり4
0回、上撚りを10cmあたり40回の割合で2本合撚
糸し、未処理コードとした。
次にこの未処理コードを前記コンピユートリーターによ
って第2表に示した化合物の有様溶媒による溶液あるい
は水分散液でデイツプし、150℃で乾燥し、第2表に
示した付着量(重量%)を付与した。
次にこの未処理コードを実施例−1〜5と同じ方法でR
FLを付与し、次いで実施例−1〜5と同じ方法および
条件で乾燥、緊張熱処理を施した。このようにして得た
デイツプコードを前記した方法によりコード引張強度、
耐水性、樹脂付老母、および接着力を測定した。第2表
にこれらの結果を示した。
第2表から明らかなように本発明の実施例−6〜11は
従来の方法である比較例に比べて他のコード物性も問題
なく、耐水性が大巾に改良されている。       
゛ しかし、本発明の化合物の付着していない比較例−4お
よび付着分の少ない比較例−5は本発明の目的であ′る
耐水性が十分でなく、一方、付着量が多い比較例−6お
よび比較例−7はコード剛さが剛くなり、コード引張強
度が低下すると同時に接着力も低下しゴム補強用コード
としての必要特性が低下するなどゴム補強用コードとし
て使用出来ない。  。
〈発明の効果〉 以上のごとき本発明によれば、高強度かつ高弾性率なポ
リビニルアルコール系繊維からなるゴム補強用処理コー
ドの強伸度、疲労性等の特徴を維持したまま耐水性を著
しく改善し、繊維補強ゴム製品、例えば、タイヤ、伝動
ベルト、コンベアベルト、ホース、ゴム引布などの耐久
性、耐!i撃性なとも向上することが出来る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴム補強用コードにおいて、該コードを形成する
    繊維がポリビニルアルコール系重 合体であって、該重合体の重合度が2,000以上であ
    り、前記コードの表面に存在する 水酸基と結合する水酸基封鎖剤で処理され てなるとともにレゾルシン・ホルマリン・ ラテックスで処理されており、該コードの 物理特性が 引張強度≧7.5(g/d) コード剛さ≦70 耐水性≧140(℃) であることを特徴とするゴム補強用コード。 ただし、 コード剛さは試料コードに表示繊度の1 /20グラムの張力をかけて金枠に巻きつ けて20℃×65%RHに温湿度調整された部屋で72
    時間放置する。その後、試料コード を2cmの長さに切断し試料とした。この試料を“テン
    シロン”を用いて、ASTMD885−76の方法に準
    じてコード1本の最大曲げ応力;G(g/コード1本)
    を測定し、次式によりコード剛さを算出した。ただし、
    試料 ホルダーのロッド径は0.8mmで間隔は1cmとし、
    フックの下降スピードは2cm/分とした。 コード剛さ=(G/表示繊度)×1,000耐水性は試
    料コードに表示繊度の1/2 0グラムの張力をかけて金枠に巻きつけ、 該コードをオートクレーブの中にセットし、水蒸気圧を
    0.2Kg/cm^2ごとに上昇してコードに水分を介
    在させた状態で加熱し、該コ ードが融解する直前の限界温度を示す。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、水酸基封鎖剤が
    イソシアネート系化合物であるこ とを特徴とするゴム補強用コード。
  3. (3)特許請求の範囲第1項において、水酸基封鎖剤が
    ブロックドイソシアネート系化合 物であることを特徴とするゴム補強用コー ド。
  4. (4)ゴム補強用コードの製造方法において、該コード
    を形成する繊維が重合度2,000以上からなるポリビ
    ニルアルコール系繊維で あり、該ポリビニルアルコール系繊維の表 面を水酸基封鎖剤で処理した後、レゾルシ ン・ホルマリン・ラテックスで処理し、次 いで加熱処理することを特徴とするゴム補 強用コードの製造方法。
  5. (5)ゴム補強用コードの製造方法において、該コード
    を形成する繊維が重合度2,000以上からなるポリビ
    ニルアルコール系繊維で あり、該ポリビニルアルコール系繊維を撚 糸してコード状となした後、該コードの表 面を水酸基封鎖剤で処理し、次いでレゾル シン・ホルマリン・ラテックスで処理し、 次いで加熱処理することを特徴とするゴム 補強用コードの製造方法。
  6. (6)ゴム補強用コードの製造方法において、該コード
    を形成する繊維が重合度2,000以上からなるポリビ
    ニルアルコール系繊維で あり、該ポリビニルアルコール系繊維の表 面を水酸基封鎖剤で処理した後、該繊維を 撚糸してコード状となし、次いでレゾルシ ン・ホルマリン・ラテックスで処理した後、加熱処理す
    ることを特徴とするゴム補強用 コードの製造方法。
  7. (7)特許請求の範囲第4項、第5項、第6項において
    、水酸基封鎖剤がイソシアネート 系化合物であることを特徴とするゴム補強 用コードの製造方法。
  8. (8)特許請求の範囲第4項、第5項、第6項において
    、水酸基封鎖剤がブロックドイソ シアネート系化合物であることを特徴とす るゴム補強用コードの製造方法。
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