JPS5853517B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPS5853517B2
JPS5853517B2 JP52015880A JP1588077A JPS5853517B2 JP S5853517 B2 JPS5853517 B2 JP S5853517B2 JP 52015880 A JP52015880 A JP 52015880A JP 1588077 A JP1588077 A JP 1588077A JP S5853517 B2 JPS5853517 B2 JP S5853517B2
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潤一 西沢
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主動作領域においてベース領域が殆んどピン
チオフしており実効的なベース幅が十分薄くなるべく構
成されたバイポーラトランジスタを用いた半導体集積回
路に関する。
従来の集積回路においては、高速度動作を要求される論
理ゲート部に、バイポーラトランジスタ(以下BPTと
称す)が使用されている。
BPTは高速度の動作は行うが、MO8電界効果トラン
ジスタ(以下MO8FETと称す)等に比し、消費電力
が大きく、入力インピーダンスが小さいため、次段との
直結が行えないなどのため、集積度を高くできず、高集
積度を要求される半導体集積回路に用いるには不利であ
るという致命的な欠点を有している。
更に、BPTは各電極間の容量が大きいこと、ベース内
に注入された少数キアリアの蓄積効果が顕著なことなど
により動作速度が制限されている。
こうしたBPTの欠点を除いて、高入力インピーダンス
で次段との直結が行なえ、各電極間容量が小さくて、し
かも変換コンダクタンスがBPTにかなり近くて大きく
、駆動能力が大きく、高速度動作が行なえ、ファン・ア
ウト数を多く取れるトランジスタとして、本願発明者に
より静電誘導トランジスタが提案、開発され、BPTの
l2L(Integrated InjectionL
ogic)等に相当する集積回路に応用され成果を収め
ている(特願昭50−146588号「倒立型静電誘導
トランジスタを有する集積回路」、特願昭51−924
67号「半導体集積回路」、昭和51年9月1日乃至3
日 固体素子国際会議予稿集 P、 P、 53〜54
)。
ベース領域が殆んどピンチオフした状態にあるBPTが
不飽和型電流−電圧特性を示すことは個別デバイスとし
てはRZnleeg(ツーレーグ)などにより知られて
いた(米国特許第3409812号)。
本発明はこのBPTを集積回路に用いることにより、少
数キャリア蓄積効果が小さく周波数特性が良好で高速度
動作の行え、しかも構造が簡単で集積密度が大きな半導
体集積回路を提供することを目的としている。
以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。
1976年固体素子国際会議予稿集第54頁第23行に
1ここで提案された構造では、ゲート間のラテラル方向
の拡散は回路動作に殆んど影響を与えない“ということ
が記載されているが、第1図は前記予稿集第54頁第2
図においてゲート間に横方向不純物拡散が起った場合の
断面構造例である。
第1図aはp領域の横方向不純物拡散がドレインに直接
接する形で起った場合の例であり、第1図すはp領域の
横方向不純物拡散がチャンネルの途中で起った場合の例
である。
第1図aでn+領域1、n−領域2、p領域4,5、n
+領域3゜3′はそれぞれ倒立型BPTのエミッタ、ベ
ース、コレクタであり、p領域6はラテラルBPTのエ
ミッタで、p領域4はラテラルBPTのコレクタにもな
っている。
7は絶縁層、3// 、 311/ 、 4/。6′は
それぞれの領域の電極である。
これらは第1図すでも同じであり、2ケタの番号の右側
部の数字は、第1図aの各部の番号にそれぞれ対応して
いる。
第1図a 、 bfこ示される如く、静電誘導トランジ
スタのチャンネル領域を横断して反対導電型領域が存在
してBPTとなった構造のものが倒立型静電誘導トラン
ジスタを用いたものと殆んど同じ動作をするためには、
倒立型BPTのエミッタ、コレクタ間に存在するベース
領域5及び15が、n + pもしくはn−p接触の拡
散電位だけにより殆んど空欠層となっていなければなら
ない。
エミッタ、コレクタ間に存在するベース5及び15はp
領域4及び14からの拡散によって生じているから当然
その不純物密度はもともとの領域4や14よりは低くな
っている。
したがって、第1図a。bに示される構造でベース領域
5及び15は厚さもかなり薄くその不純物密度が低く、
反対導電型領域との接触部に生じる拡散電位だけで殆ん
ど空欠層となり殆んどピンチオフした状態になっている
ベース領域がピンチオフ状態になるとベース領域の電位
はその両側に存在する反対導電型領域の電位に接近する
が、ここではベースが完全Eこピンチオフせずその電位
が殆んど両側にある反対導電型領域の電位にまで接近し
ておらず、また電位障壁が存在して、しかもその厚さが
十分に薄く、エミッタからベースに向うキャリアの注入
量制御を行なうようtこなっている状態をベースが殆ん
どピンチオフした状態と定義する。
こうした状態になるようにベース領域の厚さ及び不純物
密度を選定すれば、エミッタからコレクタに流れるキャ
リアは、静電誘導トランジスタの場合と同様に、電位障
壁を越えてコレクタ側に注入され、ドリフト走行すると
いうように、殆んど多数キャリア注入と同じ振舞になり
、BPTにおける少数キャリア注入lこよる、ベース領
域の少数キャリア蓄積効果は現われない。
さらに前述したように、ベースがほとんどピンチオフし
た状態にベース領域の厚さ、不純物密度を選定しておけ
ばよいので、エミッタ、コレクタ間を短くしてもノーマ
リオフ型にしやすくなる。
エミッタ、コレクタ間キャリア走行時間が短く、導通時
の電流が大きく変換コンダクタンスgmが大きくなり、
高速化が容易でかつ駆動能力が大きい。
同時に、またベース・エミッタ間、ベース・コレクタ間
容量が減少して動作速度は速くなる。
このように集積回路に使用されるBPTはその寸法が非
常に小であるから、BPTの動作速度を制御するベース
抵抗は、第1図の領域4や14の不純物密度を高くする
などしておけば殆んど問題にならない。
すなわち、ベースの電位障壁は基本的には、ベース取り
出し領域4,14により容量結合的に制御され、それに
ベースに注入されるホールによる制御が重畳する。
第1図のように、ベース領域が殆んどピンチオフして薄
い電位障壁層がエミッタ・コレクタ間に残るように形成
されたBPTの電流電圧特性は、通常のBPTが、ある
コレクタ電圧以上ではコレクタ電流が殆んど一定になる
飽和特性になるのに対し、コレクタ電圧が増加するにつ
れて次第にコレクタ電流が増加する不飽和型特性を示す
ことが知られている。
電位障壁層の厚さは、導通状態にあるときに負荷に流す
電流値などによって決まり、負荷に十分大きな電流を流
す場合、例えばT T L (Trans 1stor
Transistor Logic)ゲートを駆動する
ような場合には十分薄くして、しかもエミッタ領域に近
く設定しなければならない。
第1図ではエミッタ側にn−高抵抗領域が存在する場合
を示したが、n+領領域直接ベースに接触していても、
もちろんよいわけである。
第2図は第1図の回路表示である。
一人カニ出力のインバータになっており、負荷用トラン
ジスタがpnpラテラルBPTであり、駆動用トランジ
スタがベース領域がほとんどピンチオフし、飽和型特性
からはずれた電流電圧特性を示すBPTである。
vEEは電源電圧、Vioは入力電圧、■outは出力
電圧である。
出力端子は必ずしも二つに限るものではない。
この基本回路を組み合せることEこより各種の論理ゲー
トが実現される。
第3図は、こうした基本回路を三つ組み合わせた二人力
のNORゲート、ORゲートである。
■5sは電源電圧、A、Bはそれぞれ人力信号を示す。
ベース領域が殆んどピンチオフして薄い電位障壁層が残
るべく構成されたBPTの他の構造例を第4図に示す。
n+領域21はエミッタ、p領域22はベース、p+領
域23はベース取り出し領域、n+領域25はコレクタ
、25′はコレクタ取り出し領域、21′はドープトポ
リシリコン、26はS io2.5t3N4、Al2O
3、P2O6、B2O3等もしくはこれらを組み合わせ
た絶縁層、27はBPT絶縁用ポリシリコンもしくは絶
縁性樹脂、28,29.30は金属電極である。
n+領域21の不純物密度は1018〜1O21cIr
L−3程度、22は1012〜1016cIrL−3程
度、24は10” 〜10”cm−3程度、23は10
16〜1O21CrIL−3程度、25は1017〜1
O20crrL−3程度である。
領域22の厚さ及び不純物密度は、両側に存在する反対
導電型領域との拡散電位だけで殆んともしくは完全にピ
ンチオフするように設定されている。
これまで説明した本発明に用いたBPTは、もちろんこ
れらの構造1こ限るものではない。
ベース領域が主動作領域において殆んともしくは完全に
ピンチオフして薄い電位障壁層が残るべく構成されれば
よいのである。
これまでのもので導電型を全く反転したものでもよいこ
とは勿論である。
このように設計された前記BPTを論理ゲート、たとえ
ばECL (Emitter coupled Log
ic)、TT L (Transistor Tran
sistor Logic)等に用いると、少数キャリ
ア蓄積効果が少なく、電極間容量の小さいことなどによ
り高速度の動作が行なえる半導体集積回路を得ることが
できる。
ECLに前記BPTを使用した場合の例を第5図に示す
第5図では二人力のNOR,ORゲートが構成されてい
る。
動作姿態は通常のBPTを用いたECLと殆んど同じで
ある。
第5図の回路は、電極間容量が小さく、少数キャリア蓄
積効果が少なく、飽和型からはずれた電流電圧特性を示
して、入力インピーダンスが従来のBPTより高く、動
作速度が速い。
これらの回路を設計条件tこより適宜組合わせれば、所
望の全ての動作を行わせることができる。
更に前記BPTは優れた高周波特性を有しているもので
集積化されたアナログ型演算増幅器をはじめとしてアナ
ログ型各種信号処理装置にも応用できることは云うまで
もない。
前記BPTを用いた半導体集積回路は、従来良く知られ
ている結晶成長技術、拡散技術、イオン打ち込み技術、
微細加工技術等により製造することができる。
とくにベース領域等を精度よく制御するときなどはイオ
ン打ち込み技術は有効である。
ベース領域が主動作領域において殆んどピンチオフした
状態になるべく構成されたBPTを用いた集積回路は、
少数キャリア蓄積効果が少なく、各電極間容量も小さく
、ベース領域をキャリアが拡散する状態を含まず、また
エミッタ・コレクタ間の距離を短くすることが容易で、
キャリアの走行時間も短く、周波数特性が良好で、高速
度の動作が行え、その工業的価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図a、bは、ベース領域が殆んどピンチオフ状態に
ある倒立型BPTを用いた■2Lの構造例、第2図は第
1図の回路表示、第3図は本発明の基本論理構成例、第
4図はベースが殆んどピンチオフ状態にあるBPTの構
造例、第5図は本発明の基本論理構成例である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1導電型高不純物密度の第1の半導体領域、第1
    の半導体領域の上に形成された第1導電型低不純物密度
    の第2の半導体領域、第2の半導体領域の表面に形成さ
    れた第2導電型高不純物密度の第3の半導体領域、及び
    第1導電型高不純物密度の第4の半導体領域、第4の半
    導体領域を筒形に囲うべく配置された第2導電型高不純
    物密度の第5の半導体領域、第2の半導体領域の内部で
    第5の半導体領域と外周部分を接するように形成された
    第2導電型の第6の半導体領域とを具え、前記第6の半
    導体領域の寸法及び不純物密度を反対導電型領域との接
    触部に生じる拡散電位だけで殆んどピンチオフし薄い電
    位障壁層を形成したベース領域とすべく選定し、前記第
    3の半導体領域を負荷用トランジスタのエミッタ領域、
    前記第4の半導体領域を駆動中トランジスタのコレクタ
    領域。 前記第5の半導体領域を前記負荷用トランジスタのコレ
    クタ領域と前記駆動用トランジスタのベース取り出し領
    域との共通領域となるべく形成された構造を少なくとも
    一部に含むことを特徴とする半導体集積回路。
JP52015880A 1977-02-02 1977-02-15 半導体集積回路 Expired JPS5853517B2 (ja)

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FR7802938A FR2379913A1 (fr) 1977-02-02 1978-02-02 Semi-conducteur a caracteristique i-v non sature et circuit integre comportant un tel semi-conducteur
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DE2804500A DE2804500C2 (de) 1977-02-02 1978-02-02 Sperrschicht-Feldeffekttransistor
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