JPS5853293B2

JPS5853293B2 - 電子式デジタル表示秤の風袋量設定装置

Info

Publication number: JPS5853293B2
Application number: JP10589578A
Authority: JP
Inventors: 和治寺岡; 和朗平川
Original assignee: Teraoka Seiko Co Ltd
Current assignee: Teraoka Seiko Co Ltd
Priority date: 1978-08-30
Filing date: 1978-08-30
Publication date: 1983-11-28
Also published as: JPS5531966A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は秤量部に負荷された荷重を電気信号に変換し
て上記負荷に対応する重量、価格などの各種のデータを
データ表示部に表示するようにした電子式デジタル表示
枠において、秤に風袋量を設定する装置に関するもので
ある。

電子式デジタル表示枠は秤に単価および風袋量を設定し
た後に、秤量部に荷重を負荷すると、この負荷の重量よ
り設定風袋量が減算され、この風袋量引き重量（正味量
）が設定単価と積算されて価格が算出され、重量、価格
などが表示あるいはプリントできるようにしたものがあ
り、この種の秤は上述したように、通常の場合、使用す
る前に単価および風袋量を設定しておく必要がある。

また、上記単価の設定をいちいちテンキーで行っていた
のでは能率が低いとともに間違いも生じる場合があるの
で、最近では秤に単価プリセット器を設け、この単価プ
リセット器の各メモリーに多数の数値を記憶させておき
、所定の単価プリセットキーを操作することにより、上
記単価プリセット器に記憶されている所定の単価を読出
して単価用レジスタに設定するようにしたものがある。

また、風袋量の設定には一般には秤量部に風袋を載せて
計量したままで風袋量キーを操作し、風袋の重量を風袋
量レジスタに転送してこれに記憶させているが、このよ
うにすると、風袋を秤量部にいちいち載せなければなら
ないので、能率が低下する。

事前に重量がわかっている風袋の場合、キー操作のみで
設定するようにした装置があるが、従来のこめ種の装置
は単価用プリセット器とは別に、独立した風袋量のプリ
セット器を設け、この風袋量プリセット器の各メモリー
に数種類の風袋量を記憶させておき、所定の風袋量プリ
セットキーを操作することにより所定の風袋量を読出し
て風袋量レジスタに記憶させるようにしている。

このようにすると、単価用プリセット器と風袋用プリセ
ット器の両方がそれぞれ別個に必要になるので、構成も
複雑となり、製作も面倒で高価となるとともに、全体構
成も大型化するし、また、単価用プリセット器とは別に
風袋量プリセット器を設けると、必然的に風袋量プリセ
ット器は小さくしなければならず、このため、風袋量の
プリセット数が限定されるので、能率的な風袋量の設定
ができない場合があった。

この発明は上記事情を改善するためになされたも０で、
その目的とするところは、単価プリセット用のメモリー
をそのまま風袋量プリセット用メモリーに使用でき、こ
れらが共用して使用できるので、プリセット部の構成が
簡単となり、製作も容易かつ安価にできるとともに、全
体構成もコンパクトにでき、また、風袋量プリセット用
のメモリーを多くとることができるので、能率的な風袋
量の設定ができるようにした電子式デジタル表示枠の風
袋量設定装置を提供しようとするものである。

以下、この発明を図面に示す実施例により説明する。

図中１は重量検出部で、ここでは秤量部で検知した負荷
に対応するアナログ信号をＡＤ変換器でデジタル量に変
換した後に可逆カウンタ等で計数し、上記負荷に対応す
る変換負荷信号を計数し、上記負荷に対応する変換負荷
信号を糸路２を介して重量用レジスタ３に送るようにな
っている。

さらに、上記レジスタ３の出力が糸路４を介して演算制
御器５に入力され、この演算制御器５の結果等は糸路６
を介して表示、プリンタ部７に出力されるようになって
いる。

また、テンキー８等よりなる単価設定器９が糸路１０を
介して単価用シフトレジスタ１１に入力されているとと
もに、このレジスタ１１の出力は両系路１２．１３を介
して上記演算制御器５および後述する単価プリセット器
１４にそれぞれ入力され、上記単価プリセット器１４の
出力は糸路１５を介して上記単価用レジスタ１１に入力
されている。

また、上記単価プリセット器１４は従来から公知のもの
で、第２図を中心にして簡単に説明すると、切換スソツ
チ１５を書込み位置にセットした後に、テンキー８によ
り単価に置数し、しかる後に単価プリセットキー１６（
Ａ−Ｑ）のいずれか１つを操作すると、単価プリセット
器１４のＡ−Ｑのキーに対応するメモリーに記憶される
。

これらの操作を順次行って各単価プリセットキー１６に
対応する各メモリーに数種類の数値をそれぞれ記憶させ
ておき、しかる後に切換スイッチ１５を読出し位置にセ
ットして、所定の単価プリセットキー１６を操作すると
、そのキー１６に対応するメモリーに記憶されていた数
値が読出されて単価用レジスタ１１に記憶されるように
なっている。

上記重量用レジスタ３の出力を糸路１６を介して制御器
１７に入力させるとともに、風袋量制御器１８の風袋量
キー１９２により上記制御器１Ｔを操作すると、この制
御器１７に入力されていた重量用レジスタ３の出力が糸
路１８を介して風袋量用レジスタ２２に転送され、この
レジスタ２２の出力は糸路２０を介して上記演算制御器
５に入力されるようになっている。

そして、この発明においては上記単価用レジスタ１１の
出力を糸路２１を介して上記制御器１７に入力させると
ともに、風袋量制御器１８の風袋量プリセットキー１９
ｂを操作すると、上記制御器１７に入力されていた単価
用レジスタ１１の出力を糸路１８を介して風袋量用レジ
スタ２２に転送し、同時に制御器１７よりの指示により
糸路２３を介して単価用レジスタ１１の内容をクリヤー
するようになっている。

なお、２４は単品操作器で、この操作器２４から単品信
号が糸路２５を介して上記演算制御器５に入力されると
、料金計算を中止し、糸路１２を介して入力される単価
用レジスタ１１の信号（単価）を単品価格として表示、
プリンタ部７にデータを送るようになっている。

また、２６は設定された単価を消去するキーである○上
記のようにして構成された秤の作動を説明すると、まず
、切換スイッチ１５を書込み位置にセットし、数種類の
単価あるいは風袋量に相当する数値を単価設定器９のテ
ンキー８により置数して単価レジスタ１１に記憶させた
後に単価プリセットキー１６（Ａ・・・Ｑ）を操作する
と、そのプリセットキー１６（Ａ・・・Ｑ）に対応する
メモリーに上記数値が記憶され、このような操作を順次
行って、多数の単価プリセットキー１６（Ａ・・・Ｑ）
の各メモリーに多種類の単価および風袋量に相当する数
値を記憶させておく。

そして、あらかじめ重量がわかっている風袋量を秤にセ
ットする場合、切換スイッチ１５を読出し位置にセット
した後に、上記風袋量と同一の風袋量を記憶しているメ
モリーに対応する単価プリセットキー１６を操作すると
、上記風袋量が読出されて糸路１５を介して単価用レジ
スタ１１に記憶され、また、この単価用レジスタ１１の
出力は糸路２１を介して制御器１７に入力されている。

次に、風袋量制御器１８の風袋量プリセットキー１９ｂ
を操作して上記制御器１７に風袋量プリセットの指令を
与えると、単価用レジスタ１１に記憶されていた風袋量
は糸路２１、制御器１７、糸路１８を介して風袋量用レ
ジスタ２２に転送されてこの風袋量用レジスタ２２に記
憶され、同時に制御器１７からのクリヤー指令が糸路２
３を介して単価用レジスタ１１に出力されてこの単価用
レジスタ１１の内容がクリヤーされ、従って、風袋量プ
リセットキー１９ｂを操作すると、単価用レジスタ１１
に記憶されていた内容が風袋量用レジスタ２２に転送さ
れ、この風袋量用レジスタ２２に風袋量を設定すること
ができるとともに、単価用レジスタ１１はクリヤーされ
る。

また、風袋量用レジスタ２２に風袋量を設定した後は、
単価用レジスタ１１はクリヤーされているので、単価プ
リセット器１４の単価プリセットキー１６あるいはラン
キー８を操作して単価用レジスタに単価を設定する。

なお、重量がわからない風袋等はこれを秤量部に載せる
と、その重量が重量用レジスタ３に記憶されると同時に
糸路１６を介して制御器１７に入力されているので、風
袋量制御器１８の風袋量キー１９ａを操作すると、重量
用レジスタ３の内容が糸路１６、制御器１７、糸路１８
を介して風袋量用レジスタ２２に転送され、風袋量用レ
ジスタ２２に風袋量を設定することができる。

そして、被計量物を重量検出器１の秤量部に載せると、
この被計量物の負荷に対応する変換負荷信号が糸路２を
介して重量用レジスタ３に入力されて記憶されるととも
に、このレジスタ３の内容が糸路４を介して演算制御器
５に入力され、また、上記演算制御器５には風袋量用レ
ジスタ２２および単価用レジスタ１１の各内容が両系路
２０．１２を介してそれぞれ入力されているので、上記
演算制御器５において、被計量物の重量より風袋量が減
算されて正味量が算出され、この正味量と設定単価が積
算されて価格が算出され、正味量、価格等が表示、プリ
ンタ部７で表示されたり、プリントされたりする。

なお、上記の実施例では風袋量制御器１８の風袋量キー
１９ａと風袋量プリセットキー１９ａとを別々に設けた
が、これらを同一のもので共用させても差支えないし、
また、単価用レジスタ１１にテンキー８で置数して単価
を記憶させたものでも風袋量プリセットキー１９ａを操
作すると、上記と同様に単価用レジスタ１１の内容を風
袋量用レジスタ２２に転送して、風袋量を設定すること
ができる。

この発明は以上詳述したように、単価プリセットキーの
操作により記憶していた単価を呼出して設定できるよう
にした単価プリセット器に数種類の単価あるいは風袋量
に相当する数置を記憶させておき、所定の単価プリセッ
トキーを操作することにより上記単価プリセット器に記
憶されている所定の数値を読出して単価用レジスタに記
憶させた後に風袋量プリセットキーを操作すると、上記
単価用レジスータに記憶されていた所定の数値が風袋量
用レジスタに転送されてこの風袋量用レジスタに記憶さ
れることを特徴とするものである。

従って、単価プリセット用のメモリーと風袋量プリセッ
ト用のメモリーとが共用でき、単価プリセット用のメモ
リーをそのまま使用すると風袋量プリセット用のメモリ
ーは何ら必要としないので、プリセット部の構成が簡単
となり、製作も容易かつ安価にできるとともに、全体構
成もコンパクトにでき、また、風袋量プリセット用のメ
モリーを多くとることができるので、風袋量の設定が容
易かつ能率的にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの表明の一実施例のブロック図、第２図は同
側のキ一群部の平面図である。１・・・・・・重量検出部、３・・・・・・重量用レジ
スタ、５・・・・・・演算制御器、７・・・・・・表示
、プリント部、８・・・・・・テンキー、９・・・・・
・単価設定器、１１・・・・・・単価レジスタ、１４・
・・・・・単価プリセット器、１７・・・・・・制御器
、１９ａ・・・・・・風袋量キー、１９ｂ・・・・・・
風袋量プリセットキー、２２・・・・・・風袋量用レジ
スタ、２４・・・・・・単品操作器、２６・・・・・・
消去キー。

Claims

【特許請求の範囲】

１秤に単価および風袋量を設定した後に、秤量部に荷
重を負荷すると、この負荷の重量より設定風袋量が減算
され、この風袋量引き重量（正味量）が設定単価と積算
されて価格が算出されるようにした電子式デジタル表示
枠において、単価プリセットキーの操作により記憶して
いた単価を呼出して設定できるようにした単価プリセッ
ト器に数種類の単価あるいは風袋量に相当する数値を記
憶させておき、所定の単価プリセットキーを操作するこ
とにより上記単価プリセット器に記憶されている所定の
数値を読出して単価用レジスタに記憶させた後に、風袋
量プリセットキーを操作すると、上記単価用レジスタに
記憶されていた所定の数値が風袋量用レジスタに転送さ
れてこの風袋量用レジスタに記憶されるようにしたこと
を特徴とする電子式デジタル表示枠の風袋量設定装置。