JPS5853202Y2 - 農用車輪 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、農用車輪に関し、路上走行等湿地以外での走
行を、振動を緩和する状態で良好に行えるように、そし
て、湿田等での作業走行を、保形性大に設けた直進ラグ
並びに推進ラグにより直進機能並びに推進機能のいずれ
をも十分発揮させた状態で良好に行えるようにすると共
に、ラグ夫々の保形性を高めるのに合理的に構成してラ
グへの泥土付着を抑制できるようにする事を目的とする
。

次に、本考案の実施例を例示図に基いて詳述する。

車軸への取付ボス１に環状のリム２をスポーク３・・を
介して連設すると共に、前記リム２にタイヤ４を取付け
、田植機やバインダー等に適用される農用車輪５を構成
しである。

前記タイヤ４は、ゴム等の弾性材製であり、中空状のタ
イヤ本体６に、その周方向に釦いて互いに向きが相違す
る平板状部分７ａ 、７ｂを備えた曲げ板状に構成した
推進ラグ８・・を一体形成すると共に、前記推進ラグ８
，８・・量大々にタイヤ本体６の回転面に長さ方向を沿
わせて直進ラグ９・・を一体形成して構成してあり、前
後進いずれにおいても十分な推進機能並びに直進機能を
発揮させられるように構成しである。

前記推進ラグ８・・は、タイヤ本体６の横巾より大きく
、かつ、タイヤ本体６の両横側夫々に突出されて釦り、
平板状部分７ａ 、７ｂ夫々にかける対地推進作用面Ｆ
、Ｆの面積を極力大に構成しである。

又、推進ラグ８の、車輪５の前進回転時における回転方
向Ａ後方側の平板状部分７ｂとタイヤ本体６の外周面に
わたる状態で、かつ、タイヤ本体６の横巾内に位置する
状態で補強突起１０・・を一体形成してあり、推進ラグ
８・・の倒れを防止するべく構成しである。

前記直進ラグ９・・は、タイヤ本体６の横巾内に位置さ
れると共に肉厚を比較的小に構成してあり、そして、直
進ラグ９・・夫々の、車輪５の前進回転時における回転
方向人前端両側に、タイヤ本体６の外周面にわたらせて
補強突起１１．１１を一体形成してあり、直進ラグ９・
・の横倒れを防止するべく構成しである。

前記推進ラグ８・・の車輪径方向における最外縁Ｆ１、
及び、直進ラグ９・・の車輪径方向における外周端面Ｆ
２を、車輪５の回転軸芯を中心とする仮想円Ｔにほぼ沿
わせるべく構成してあり、かつ、前記ラグ８・・、９・
・の間隔を比較的小さく構成してあり、路上走行等湿地
以外での走行を振動の少ない状態で行えるように構成し
である。

前記推進ラグ８及び直進ラグ９を設けるに、夫夫、周方
向に所定間隔をへだてて１０個づつあるいは１２個づつ
一体形成する等、車輪５の径に応じて適当な個数を設定
して一体形成すれば良い。

以上型するに、本考案による農用車輪は、弾性材製の中
空タイヤ本体６に、それと一体形成された弾性材製の推
進ラグ８・・を、タイヤ本体６の横巾よりも大にした状
態でかつタイヤ本体６の両横側に突出した状態で付設し
、前記タイヤ本体６に一体形成された直進ラグ９・・を
前記推進ラグ８．８・・量大々にタイヤ本体６の回転面
に長さ方向に沿わせて付設し、前記推進ラグ８・・の倒
れに対する弾性材製の補強突起１０・・を、前進回転時
に回転後方側で前記タイヤ本体６の横巾内に位置する状
態で、かつ、前記推進ラグ８・・及びタイヤ本体６と一
体形成された状態で付設し、前記直進ラグ９・・の倒れ
に対する弾性材製の補強突起１１・・を、前進回転時の
直進ラグ９・・前端両側に位置する状態で、かつ、前記
直進ラグ９・・及びタイヤ本体６と一体形成された状態
で付設しである事を特徴とする。

つ會り、タイヤ本体６を弾性材製で中空状に形成すると
共にそれに弾性材製の直進ラグ９・・並びに推進ラグ８
・・を一体形成するから、材質面のみならず中空構成と
の協働により十分な弾性を有し、路上走行等湿地以外で
の走行を、振動を緩和しながら良好に行えるに至った。

しかも、推進ラグ８・・を、タイヤ本体６の横巾より大
で、かつ、その両横側方に突出させた状態で設けるから
、推進作用面を大きくでき、又、推進ラグ８・・量大々
に直進ラグ９・・を設けると共に、ラグ８・・、９・・
夫々に、その倒れを防止するための補強突起１０・・、
１１・・を設けるから、湿田等における作業走行を、ラ
グ８・、９・・の保形性を大にして、直進性並びに推進
性いずれをも良好な状態で行えるに至った。

更に、前記補強突起１０・・、１１・・を、前進走行時
の車輪回転方向にかいて、推進ラグ８・・に釦いてはそ
の後方側に、他方、直進ラグ９・・に卦いてはその前方
側に設け、ラグ８・・、９・・と突起１０・・、１１・
・並びにタイヤ本体６で形成される凹部が、前進走行時
におけるラグ８・・、９・・夫々の対地作用に際して泥
土を受は入れる状態となるのを回避するから、作業走行
に伴ってラグ８・・、９・・に泥土が付着するのを抑制
でき、ラグ８・・、９・・の保形性を高めながらも、上
述合理的な構成により推進機能並びに直進機能の低下を
回避して作業走行を良好に行えるに至った。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る農用車輪の実施例を示し、第１図は
全体側面図、第２図は要部の斜視図である。 ６・・・・・・タイヤ本体、８・・・・・・推進ラグ、
９・・・・・・直進ラグ、１０．１１・・・・・・補強
突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 弾性材製の中空タイヤ本体６に、それと一体形成された
   弾性材製の推進ラグ８・・を、タイヤ本体６の横巾より
   も大にした状態でかつタイヤ本体６０両横側に突出した
   状態で付設し、前記タイヤ本体６に一体形成された直進
   ラグ９・・を前記推進ラグ８，８・・量大々にタイヤ本
   体６の回転面に長さ方向を沿わせて付設し、前記推進ラ
   グ８・・の倒れに対する弾性材製の補強突起１０・・を
   、前進回転時に回転後方側で前記タイヤ本体６の横巾内
   に位置する状態で、かつ、前記推進ラグ８・・及びタイ
   ヤ本体６と一体形成された状態で付設し、前記直進ラグ
   ９・・の倒れに対する弾性材製の補強突起１１・・を、
   前進回転時の直進ラグ９・・前端両側に位置する状態で
   、かつ、前記直進ラグ９・・及びタイヤ本体６と一体形
   成された状態で付設しである事を特徴とする農用車輪。