JPS585286B2 - ケイ素,チタン及び炭素含有連続無機繊維の製造法 - Google Patents

ケイ素,チタン及び炭素含有連続無機繊維の製造法

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JPS585286B2
JPS585286B2 JP2978180A JP2978180A JPS585286B2 JP S585286 B2 JPS585286 B2 JP S585286B2 JP 2978180 A JP2978180 A JP 2978180A JP 2978180 A JP2978180 A JP 2978180A JP S585286 B2 JPS585286 B2 JP S585286B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主としてSi、Ti、C又はSi。
Ti、C,Oからなる性能の極めて優れた連続無機繊維
の製造法に関するものである。
本発明者等は、さきに特許出願した特開昭51−126
300号公報、特開昭51−139929号公報等にお
いて、ケイ素と炭素とを主な骨格成分とするポリカルボ
シランを紡糸して繊維とし、該紡糸繊維を不融化して、
次いで焼成することにより、拶械的性質及び熱的性質の
良好なシリコンカーバイド連続繊維(SiC連続繊維)
を得る技術を開示した。
本発明者は、その後、主鎖骨格が主として−(Si−C
H2)−の構造単位よりなるポリカルボシランと、チタ
ノキサン結合単位−(Ti−O)−及びシロキサン結合
単位−(Si−O)−を主鎖骨格に有するポリチタノシ
ロキサンとの有機金属共重合体を紡糸、不融化及び焼成
することにより得た5iC−TiC繊維が、SiC繊維
に比べてさらに機械的性質のすぐれた繊維であることを
特願昭54−80793号明細書において開示した。
また、本発明者は主鎖骨格が主として−(Si−CH2
)−の構造単位よりなるポリカルボシランと−(Ti−
O)−結合単位のチタンアルコキシドとから誘導される
新規なポリチタノカルボシランを発見し、この新規ポリ
チタノカルボシラン及びその製造法に関する発明を特願
昭54−149977号明細書において開示した。
本発明者は更に、上、記の新規ポリチタノカルボシラン
を紡糸して繊維とし、得られた繊維を不融化し、ついで
焼成することによって、先に本発明者が特願昭54−8
0793号明細書において開示したポリカルボシランと
ポリチタノシロキサンとの有機金属共重合体から得られ
る上記の5iC−TiC繊維と同等もしくはそれ以上の
すぐれた特性を有し、さらに従来のポリカルボシランか
ら得られたSiC繊維よりも一層性能のすぐれ、且つ特
異な構造を有する複合炭化物繊維を得ることを見出し、
本発明に到達したものである。
すなわち、本発明により製造される繊維は、実質的にS
i、Ti及びC2場合により更にOからなる連続無機繊
維であって、該繊維は実質的に、(1)Si、Ti及び
C9場合により更にOから実質的になる非晶質、又は (2)実質的にβ−8iC,TiC,β−8iCとTi
Cの固溶体及びTiC1−x(ただし0<x<1)の粒
径が500Å以下の各結晶質超微粒子からなる(但し、
これらの結晶質超微粒子の近傍に非晶質のSiO2及び
TiO2が存在する場合もある)集合体、又は (3)上記(1)の非晶質と上記(2)の結晶質超微粒
子集合体の混合系、 からなる連続無機繊維である。
本発明は上記の連続無機繊維を製造するための方法に関
するものである。
本発明は、主として一般式 (但し、式中のRは水素原子、低級アルキル基、又はフ
ェニル基を示す) で表わされる主鎖骨格を有する数平均分子量が200〜
10,000のポリカルボシラン、及び一般式 %式%) (但し、式中のR′は炭素原子1〜20個を有するアル
キル基を示す) で表わされるチタンアルコキシドを、前記ポリカルボシ
ランの−(Si−CH2)−の構造単位の全数対前記チ
タンアルコキシドの−(Ti−O)−の構造の全数の比
率が2:1乃至200:1の範囲内とる量比に加え、反
応に対して不活性な雰囲気中において加熱反応して、前
記ポリカルボシランのケイ素原子の少なくとも1部を、
前記チタンアルコキシドのチタン原子と酸素原子を介し
て結合させることによって、数平均分子量が1,000
〜50.000のポリチタノカルボシランを生成させる
第1工程と、上記ポリチタノカルボシランの紡糸原液を
造り紡糸する第2工程と、該紡糸繊維を張力あるいは無
張力下で不融化する第3工程と、不融化した前記紡糸繊
維を真空中、不活性ガスあるいは還元性ガス雰囲気中で
800〜1800℃の温度範囲で焼成する第4工程の各
工程からなることを特徴とする実質的にSi、Ti、C
又はSi。
Ti、C,Oからなる連続無機繊維の製造方法を提供す
るものである。
以下本発明をより詳細に説明する。
本発明の方法の第1工程は、連続無機繊維を製造するた
めの出発原料として使用する数平均分子量が1,000
〜50,000のポリチタノカルボシランを製造する工
程である。
上記のポリチタノカルボシラン並びにその製造法は、先
に述べた如く本出願人によって特願昭54−14997
7号明細書に詳細に開示されているが、これについて概
説すると次の如くである。
出発原料であるポリチタノカルボシランは、主として一
般式 (但し、式中のRは水素原子、低級アルキル基、又はフ
ェニル基を示す) で表わされる主鎖骨格を有する数平均分子量が200〜
10,000のポリカルボシランと、一般式 (但し、式中のR′は炭素原子数1〜20個を有するア
ルキル基を示す) で表わされるチタンアルコキシドとから誘導された数平
均分子量1,000〜50,000のポリチタノカルボ
シランであって、該ポリチタノカルボシランのケイ素原
子の少なくとも1部が酸素原子を介してチタン原子と結
合しており、そして該ポリチタノカルボシランにおける
−(Si−CH2)−の構造単位の全数対−(Ti−O
)−の構造単位の全数の比率が2:1乃至200:1の
範囲内にある重合体である。
またこのような重合体には、次に図示するような1官能
性重合体、2官能性重合体。
3官能性重合体及び4官能性重合体がある。
(但し、R及びR´は前記と同じ意味を有する)また本
発明に使用されるポリチタノカルボシランは、前記ポリ
カルボシランと前記チタンアルコキシドとを、ポリカル
ボシランの−(Si−CH2)−の構造単位の全数対チ
タンアルコキシドの−(Ti−O)−の構造単位の全数
の比率が2:1乃至200:1の範囲内となる量比に加
え、反応に対して不活性な雰囲気中において加熱反応し
て得られる。
本発明の方法の第2工程においては、前記第1工程で得
られるポリチタノカルボシランを加熱溶融させて紡糸原
液を造り、場合によってはこれを濾過してミクロゲル、
不純物等の紡糸に際して有害となる物質を除去し、これ
を通常用いられる合成繊維紡糸装置により紡糸する。
紡糸する際の紡糸原液の温度は原料のポリチタノカルボ
シランの軟化温度によって異なるが50〜400℃の温
度範囲が有利である。
前記紡糸装置において、必要に応じて紡糸筒を取りつけ
、該紡糸筒内の雰囲気を空気、不活性ガス、熱空気、熱
不活性ガス、スチーム、アンモニアガスのうちから選ば
れるいずれか一種以上の雰囲気とした後、巻取り速度を
大きくすることにより細い直径の繊維を得ることができ
る。
前記溶融紡糸における紡糸速度は原料たるポリチタノカ
ルボシランの平均分子量、分子量分布、分子構造によっ
て異なるが、50〜5000m/分の範囲で良い結果が
得られる。
本発明の方法の第2工程は、前記溶融紡糸のほかに、前
記第1工程で得られるポリチタノカルボシランを、例え
ばベンゼン、トルエン、キシレンあるいはその他の該ポ
リチタノカルボシランを溶解することのできる溶媒に溶
解させ、紡糸原液を造り、場合によってはこれを沖過し
てマクロゲル、不純物等紡糸に際して有害な物質を除去
した後、前記紡糸原液を通常用いられる合成繊維紡糸装
置により乾式紡糸法により紡糸し、巻取り速度を大きく
して目的とする細い繊維を得ることができる。
これらの紡糸工程において、必要ならば、紡糸装置に紡
糸筒を取りつけ、その筒内の雰囲気を前記溶媒のうちの
少なくとも1種以上の溶媒の飽和蒸気雰囲気と、空気、
不活性ガスのうちから選ばれる少なくとも1つの気体と
の混合雰囲気とするか、あるいは空気、不活性ガス、熱
空気、熱不活性ガス、スチーム、アンモニアガス、炭化
水素カス、有機ケイ素化合物ガスの雰囲気とすることに
より、紡糸筒中の紡糸繊維の固化を制御することができ
る。
次に本発明の方法の第3工程においては、前記紡糸繊維
を酸化性雰囲気中で、張力または無帳力の作用のもとて
50〜400℃の温度範囲で低温加熱を数分から30時
間おこなって、前記紡糸繊維を不融化する。
この低温加熱する目的は、紡糸繊維表面に薄い酸化被膜
を形成させて、後述の焼成工程で紡糸繊囲が融出しない
ように前記酸化被膜で保護するためである。
前記酸化被膜により紡糸繊維は後工程の焼成の際に融出
せず、かつ隣接した繊維と接触することがあったとして
も接着しない。
前記低温加熱の雰囲気は、空気、オゾン、酸素、塩素ガ
ス、臭素ガス、アンモニアガスのうちから選ばれるいづ
れか一種または2種以上の酸化性ガス雰囲気が好ましく
、前記ガス雰囲気での低温加熱を50℃以下でおこなっ
ても紡糸繊囲に酸化被膜を造ることができず、400℃
以上の温度では酸化が進行しすぎるため50〜400℃
の温度範囲で良い結果が得られる。
前記低温加熱する時間は前記温度と関連し、数分から3
0時間の範囲が適当である。
低温加熱雰囲気として前記酸化性ガス雰囲気以外にKM
nO4,に2Cr2O7,H2O2及びその他の無機過
酸化物の水溶液も使用することができ、この場合温度は
室温から90℃の範囲が好ましく、時間は0.5〜5時
間の範囲が好ましい。
ただし、本発明の方法の第1工程で得られるポリチタノ
カルボシランは合成条件により、分子量分布が異なり、
低分子量化合物の含有量の多少により軟化温度が約50
℃以下になる場合もありうる。
この場合は後述するような諸方法により低分子量化合物
を少なくして前記ポリチタノカルボシランの軟化温度を
少なくとも50℃とすることができる。
軟化温度が50℃以下のポリチタノカルボシランを紡糸
して繊維としても、該紡糸繊維を酸化性雰囲気中で50
〜400℃の温度範囲で低温加熱して不融化する場合繊
維の形状が失なわれることがあるからである。
すなわち、約50℃以下の軟化点を有するポリチタノカ
ルボシランが第1工程で得られる場合には、第1工程の
後、第2工程の前で必要ならば付加工程として、第1工
程で得られたポリチタノカルボシラン中の低分子量化合
物を除去する工程を施こすことができる。
この付加工程を実施するれめの代表的な方法は、第1工
程で得られるポリチタノカルボシラン中の低分子量化合
物をメチルアルコール、エチルアルコールの如きアルコ
ール類、あるいはアセトン等の溶媒で抽出し、軟化温度
約50℃以上のポリチタノカルボシランとするか、ある
いは前記ポリチタノカルボシランを減圧下で、あるいは
不活性ガス雰囲気中で500℃以下の温度で加熱し低分
子量化合物を蒸留によって除去し軟化温度50℃以上の
ポリチタノカルボシランとする方法である。
この付加工程において、空気、酸素ガス等を含有する酸
化性雰囲気で蒸留することは、前記ポリチタノカルボシ
ランが酸化され、分解、あるいはゲル化するので好まし
くない。
また加熱温度が500℃以上では前記ポリチタノカルボ
シランの分解が激しくなるから、加熱温度は500℃以
下にする必要がある。
本発明の第3工程においてはさらに前記酸化性雰囲気中
で低温加熱して不融化する方法のほかに該紡糸繊維に酸
化性雰囲気あるいは非酸化性雰囲気で、張力あるいは無
張力下で必要に応じて低温加熱しながらr線照射、ある
いは電子線照射して不融化することができる。
このr線あるいは電子線を照射する目的は、紡糸繊維を
形成するポリチタノカルボシランを、さらに重合させる
ことによって、重合体が軟化することなく分解し後述の
焼成工程で紡糸繊維が融解して、繊維形状を失なうこと
を防ぐためである。
前記r線あるいは電子線照射による不融化は、不活性ガ
スあるいは真空中等の非酸化性雰囲気で行なうことがで
き照射線量は106〜1010rが適当であり、室温で
行うことができる。
前記r線あるいは電子線照射は、空気、オゾン、酸素、
塩素ガス、臭素ガス、アンモニアガスのうちから選ばれ
るいずれか一種または二種以上の酸化性ガス雰囲気でも
行うことができ、さらに必要であれば50〜200℃の
温度範囲で加熱しながら行なうことによって紡糸繊維表
面に薄い酸化被膜を形成させ、不融化をより短時間で達
成させることができる。
このr線、あるいは電子線照射によって不融化する場合
、第1工程で得られるポリチタノカルボシランは常温で
固体でありさえすればよく、もし粘稠な流動性を有する
ものが得られた場合には、前述した溶媒による抽出かあ
るいは蒸留によってポリチタノカルボシラン中の低分子
量化合物を除去し、室温で固体状にしなければならない
前記不融化するに際して無張力下で行うと前記紡糸繊維
は収縮のため波状の形を呈するようになるが、後工程の
焼成工程で矯正できる場合もあり、張力は必ずしも必要
でないが、張力を作用させる場合には、その張力の大き
さは不融化時に紡糸繊維が収縮しても波状となることを
少なくとも防止することができる以上の大きさであれば
よく、1〜500g/mm2の範囲の張力を作用させる
と良い結果が得られる。
1g/mm2以下の張力を作用させても繊維をたるませ
ないような緊張を与えることができず、500g/mm
2以上の張力を作用させると張力が大きすぎて繊維が切
断することがあるから、張力は1〜500g/mm2の
範囲がよい。
本発明の第3工程により不融化処理きれた紡糸繊維は、
その引張強度および伸び率が非常に大きく、これは連続
繊維を製造するのに大きな利点である。
すなわち、ポリカルボシランからSiC繊維を製造する
通常の方法では、ポリカルボシランを紡糸し不融化した
場合、一般にその引張強度は3.0kg/mm2を超え
ることができず伸び率も2%以下であるのに対して、例
えば、後述の実施例1に記載の本発明の方法に従がい、
不融化した繊維の引張強度は6.0kg/mm2伸び率
は21.0%である。
従って本発明の不融化糸は取り扱いが容易であり、後工
程で焼成する際に糸切れを少なくすることができるので
歩留が上り有利である。
次に本発明の方法の第4工程においては、前記不融化し
た繊維を、800〜1800℃の温度範囲で焼成し、主
としてSi、Ti、C又はSi。
Ti、C,Oよりなる連続無機繊維とする。
前記焼成は、真空、不活性ガスあるいは還元性ガス雰囲
気中で800〜1800℃の温度範囲で張力、あるいは
無張力下で行われる。
この焼成において紡糸繊維を形成するポリチタノカルボ
シランは、熱重縮合反応と、熱分解反応とにより易揮発
性成分を放出する。
易揮発性成分の揮散は500〜700℃の温度範囲で最
も大きく、このために前記紡糸繊維は収縮し屈曲するが
、加熱中に張力を作用させることは、この屈曲を防止す
る上で特に有利である。
この際の張力の大きさは前記加熱時に繊維が収縮しても
波状の形となることを少なくとも防止することができる
以上の大きさであればよいが、実用的には0.001〜
5kg/mm2の範囲の張力を作用させると良い結果が
得られ、0.001kg/mm2以下の張力を作用させ
ても繊維をたるませないような緊張を与えることができ
ず、5kg/mm2以上の張力を作用させると、張力が
大きすぎて繊維が切断することがあるため、0.001
〜5kg/mm2の範囲の張力を作用させるのが良い。
なお前記焼成は雰囲気、温度、時間等の加熱条件を替え
た多段焼成法で行うこともできる。
以上の工程により得られた前記繊囲には、β−8iC,
TiC,β−8iCとTiCの固溶体及びTiC1−x
(ただし0<x<1)のほかに黒鉛、遊離炭素、SiO
2あるいはTiO2が含まれていることがあり、使用目
的によってはこれらを取り除くことが必要となる場合も
ある。
従って必要に応じて、前記繊維を硫酸、硝酸、硫酸と硝
酸の混酸、塩酸、硝酸と塩酸との混酸、重クロム酸カリ
ウムの硫酸酸性溶液、過マンガン酸カリウムの硫酸酸性
溶液、フッ化水素酸、フッ化水素酸と硝酸との混酸、フ
ッ化水素酸と硫酸との混酸などに浸漬することにより、
前記焼成した繊維中に含まれる上記の黒鉛、遊離炭素、
SiO2あるいはTiO2を溶出させることができる。
なおこのほかの方法として、NAOH,ボラックス、N
a2CO3に2CO3,に2CO3,に2CO3/Na
CO3゜Na2SO4,KNO2,NaCl、KCl、
O3,Na2O2に2CO3/KNO3等の溶融塩を使
用して、前記のSiO2を溶出させることができ、又、
リン酸により前記の遊離炭素を溶出させることもできる
また前記の遊離炭素は前記第4工程の焼成を一旦100
0℃以上の温度で行った繊維を、酸素ガス、空気、オゾ
ン、水素ガス、水蒸気、COガスのうちから選ばれるい
ずれか少なくとも1種の雰囲気中で好適には800〜1
600℃の温度範囲で加熱することにより除去すること
ができる。
前記焼成を800℃以下の温度で行っても遊離炭素を充
分除くことはできず、1600℃を超えると複合炭化物
と前記雰囲気ガスとの反応が著しくなるために好ましく
ない。
前記雰囲気中での焼成の時間は焼成温度が低いと長時間
を要し、焼成温度が高いと短時間でよいが、どちらかと
いえば低い温度で比較的長時間焼成した方が、複合炭化
物と雰囲気ガスとの反応生成物の生長量が少ないので良
い結果が得られる。
前記脱炭素工程において張力を作用させることは必ずし
も必要ではないが0.001〜100kg/mm2の範
囲で張力を作用させながら高温焼成すると屈曲を少なく
した強度の高い連続無機繊維を得ることができ、0.0
01kg/mm2以下の張力を作用させても効果はなく
、100kg/mm2以上張力を作用させても効果に変
わりないから、作用させる張力は0.001〜100k
g/mm2の範囲がよい。
本発明の方法の第1工程で生成したポリチタノカルボシ
ランを第2工程により紡糸し、第3工程で不融化した紡
糸繊維は、第4工程の加熱過程において約700℃から
無機化が激しくなり約800℃ではぼ無機化が完了する
ものと推定される。
したがって第4工程は800℃以上の焼成温度で行うこ
とが必要であり、また上限は繊維強度のすぐれたものを
得るために1800℃とし、さらに後述する如く好適に
は1000〜1500℃である。
次に、本発明の方法により製造される連続無機繊維につ
いて説明する。
本発明の連続無機繊維は実質的にSi、Ti、C又はS
i、Ti、C,Oからなる無機繊維であり前記の第1工
程乃至第4工程からなる本発明の方法により製造される
ものであるが、このさい主として第4工程の焼成の温度
に依存して、繊維の構造は下記(A)乃至(C)に示す
如く変化する。
(A) 焼成温度が比較的低い場合には、実質的に非晶
質からなる無機繊維が得られ、その非晶質は、第1工程
乃至第4工程で採用される製造条件の如何により、主と
してSi、Ti、Cからなるか又はSi、Ti、C2O
からなるいずれかである。
一般的にいえば、第4工程の焼成後において得られる繊
維中に酸素が実質的に残留しないような条件を第1乃至
第4工程で選定すれば、主として5iTi、Cからなる
非晶質が生成し、それとは逆に焼成後の繊維中に酸素が
残留し易いような条件を第1乃至第4工程で選定すれば
、主としてSi。
Ti、C,Oからなる非晶質が生成する。
例えば、第1工程でポリチタノカルボシランを製造する
さいにポリカルボシランの使用量に対してチタンアルコ
キシドの使用量を相対的に多くする程、あるいは第3工
程の不融化処理において繊維の酸化が起り易い程(例え
ば酸化性雰囲気中での加熱温度を高くする)、焼成後の
繊維中に酸素が残留し易くなる。
また第4工程において、焼成を窒素のような不活性ガス
の気流中で行うよりは真空中で行う方が、酸素は除去さ
れ易いので、焼成後の繊維中に酸素は残留し難くなる。
(B) 焼成温度が高い場合には、粒径が500Å以
下の、β−5iC,TiC,β−8iCとTiCの固溶
体及びTiC1−x (ただし0<x<1)の各結晶質
超微粒子集合体から実質的になる無機繊維が得られる。
但し、第1工程乃至第4工程で採用される製造条件の如
何により、これらの各結晶質超微粒子の近傍に非晶質の
SiO2およびTiO2が存在する場合がある。
焼成温度が高い場合、上記のような構造の繊維が得られ
る理由は次の如くである。
第3工程の不融化処理後に得られる繊維は、繊維表面に
薄い酸化被膜が形成されているけれども、大部分は出発
原料として使用したポリチタノカルボシランよりなるも
のである。
そしてこのような不融化糸は第4工程の焼成処理により
無機化されるが、焼成温度が比較的低い段階では、無機
化により生成する物質は、前項(A)で述べたように、
主としてSi、Ti、C又はSi、Ti、C,Oからな
る非晶質であって、未だ結晶質超微粒子が生成するには
到らない。
然しながら、焼成温度が更に上昇すると、上記非晶質の
一部が、粒径500Å以下であるβ−8iC,TiC,
β−8iCとTiCの固溶体及びTiC1−x(ただし
0<x<1)の各結晶質超微粒子からなる集合体に転化
されるようになり、焼成温度が充分高い場合には、非晶
質の実質的にすべてが、上記の結晶質超微粒子集合体に
転化される。
そして、この結晶質超微粒子集合体への転化にさいして
、非晶質が主としてSi。
Ti、Cよりなる場合には、実質的にβ−8iC。
TiC,β−8iCとTiCの固溶体及びTiC1−x
の各結晶質超微粒子からなる集合体が生成する。
然しながら、非晶質が主としてSi、Ti、C,Oより
なる場合には、上記の各結晶質超微粒子の近傍に非晶骨
のSiO2及びTiO2が存在するようになる。
(C) 焼成温度が比較的高いが、ただし非晶質から
結晶質超微粒子集合体への転化が完結するには到らない
ような温度である場合には、前項(A)で述べたような
非晶質と、前項(B)で述べたような結晶質超微粒子集
合体との混合系からなる無機繊維が得られる。
そして前項(B)で述べた説明から明らかなように、非
晶質が主としてSi。
Ti、Cよりなる場合には、この非晶質と、β−8iC
,TiCβ−8iCとTiCの固溶体及びTiC1−x
の各結晶質超微粒子集合体とからなる混合系が生成する
これに対して、非晶質が主とシしてSi、Ti、C,O
よりなる場合には、この非晶質と、各結晶質超微粒子の
近傍に生成した非晶質のSiO2及びTiO2を有する
結晶質超微粒子集合体との混合系が生成する。
本発明の連続無機繊維は驚くべきことに、前述の(A)
のような主として非晶質からなる構造の場合でも、極め
て良好な強度的性質及び熱的性質を有しているが、一般
には、前述の(C)のような非晶質と結晶質超微粒子集
合体との混合系からなる構造の場合に、強度的性質及び
その他の性質が最も良好である。
その理由は、これらの性質に対する非晶質の寄与と結晶
質超微粒子集合体の寄与とが互いに協同的に働き、相乗
的効果が得られるためであろうと考えられる。
前述の(B)または(C)において示したように本発明
の方法により製造される連続無機繊維中に存在する結晶
質超微粒子が、β−8iC,TiC。
β−8iCとTiCの固溶体及びTiC1−x(ただし
0<x<1)からなる複合炭化物によって構成されてい
ることは、繊維のX線回折図形によって確認することが
できる。
第1図の■は、後述の実施例(1−■)に記載の本発明
の連続無機繊維のX線粉末回折図形である。
そしてこの(■)のX線回折図形では、2θ=35.8
ドにβ−8iCの(111)回折線、2θ=60.2°
にβ−8iCの(220)回折線および2θ=72.1
°にβ−8iCの(311)回折線が、また2θ=42
.4゜にTiCの(200)回折線、2θ=36.4°
にTiCの(111)回折線、2θ=61.4°にTi
Cの(220)回折線および2θ=73.5゜にTiC
の(113)回折線が現われており、特に注目すべき点
は、TiCの各回折線はいずれも従来のTiCに観察さ
れる各回折線の2θよりも高角度側にシフトしており、
該TiCは従来のTiCと格子定数が異なっていること
である。
上記のX線回折図形のデータは、本発明の連続無機繊維
中に存在する結晶質超微粒子が、主としてβ−8iCお
よびTiCからなり、しかもβ−8iCとTiCが固溶
しているもの、及びTiC1−x(ただし0<x<1)
を一部含むような複合炭化物であることを示している。
上記のように、本発明の方法により製造される連続無機
繊維は特異的な複合炭化物の結晶質超微粒子からなり、
しかも、結晶質超微粒子がこのような複合炭化物から構
成されていることは、本発明の連続無機繊維に対し、極
めて望ましい優秀な性能を付与するという利点をもたら
すのである。
即チ、TiCはβ−8iCに比べて、曲げ強度、引張り
強度、耐圧強度等の機械的強度が著しく高いという性質
を有しており、他方、β−8iCはTiCに比べて酸化
性雰囲気中での分解温度が著しく高いという性質を有し
ている。
本発明の連続無機繊維は、TiCとβ−3iCの両者を
併せ有しており、しかも両者が一部固溶化していること
から明らかなように、両者が本発明の繊維中においては
親密な状態で共存しているため、TiCとβ−8iCの
両者の好ましい性質が兼備されるようになる。
かくして本発明の方法による連続無機繊維は、従来の主
としてβ−8iCのみからなる繊維に比べて機械的強度
特性が良好であり、また、例えば特開昭49−1336
23号公報に開示されているような主としてTiCのみ
よりなる繊維に比べて、高温での耐酸化性が良好である
という特徴を有するものである。
また、本発明の連続無機繊維中に存在する上記複合炭化
物よりなる結晶質微粒子は、平均粒径が500Å以下の
超微粒子である。
例えば、後述の実施例(1−■)に記載の繊維(焼成温
度1200℃)の結晶質超微粒子の平均粒径は約80Å
であり、実施例(1−■)に記載の繊維(焼成温度17
00℃)のそれは約160ÅであることがX線回折によ
り判明した。
通常本発明の連続無機繊維は、その製造の際の焼成温度
を高くするにつれて、繊維中の平均結晶粒径が大きくな
る。
本発明の無機繊維が非常に大きい強度を有する一つの原
因は超微粒の結晶より構成されているからであると推考
され、その理由は、局所的応力集中が密度の高い結晶粒
界を通じて分散するため、変形しにくいこと、結晶が超
微粒子であるため、結晶粒中に変形に必要な転移の存在
する余地がないこと、結晶粒径が非常に小さいため粒の
見掛上の表面張力が異常に大きくなり、変形に対する抵
抗力が大きいこと、繊維の表面が平滑で凹凸がないため
、凹凸部へ応力が集中することによる強度の低下要因が
ないこと、等によるものと考えられる。
一般に、焼成温度が中間の場合に得られる前述の(C)
の構造の繊維の方が、むしろ焼成温度が非常に高い場合
に得られる前述の(B)の構造の繊維よりも強度的性質
がすぐれているが、その理由は主として、焼成温度がよ
り低いことに基因して、平均結晶粒径がより小さいため
であろうと考えられる。
本発明の連続無機繊維の化学分析による元素比率は、重
量%で表わして、一般に、Si:30〜60%、T1:
0.5〜35%、C:25〜40%。
O:0.01〜20%である。
本発明の方法による連続無機繊維は、機械的強度、耐熱
性、耐酸化性にすぐれた、新規構造を有する繊維であり
、金属ならびに合金との濡れは炭素繊維に比べ良好であ
り、かつ金属ならびに合金との反応性が低く、繊維強化
型金属、プラスチック、及びゴムの繊維材料、繊維状発
熱体、防火織布、耐酸融膜、また強化用繊維として原子
炉材料航空機構造材、橋梁、構築物材料、核融合炉材料
、ロケット材料、発光体、研摩布、ワイヤロープ、海洋
開発材料、ゴルフシャフト材料、スキーストック材料、
テニスラケット材料、魚釣竿、靴底材料等に用いること
ができる。
以下本発明を実施例によって説明する。
参考例 1 51の三ロフラスコに無水キシレン2.51とナトリウ
ム400gとを入れ窒素ガス気流下でキシレンの沸点ま
で加熱し、ジメチルジクロロシラン11を1時間で滴下
した。
滴下終了後、10時間加熱還流し沈殿物を生成させた。
この沈殿を沖過し、まずメタノールで洗浄した後、水で
洗浄して、白色粉末のポリジメチルシラン420gを得
た。
他方、ジフェニルジクロロシラン750gとホウ酸12
4gを窒素ガス雰囲気下、n−ブチルエーテル中、10
0〜120℃の温度で加熱し、生成した白色樹脂状物を
、さらに真空中400℃で1時間加熱することによって
530gのポリボロジフェニルシロキサンを得た。
次に、前記のポリジメチルシラン250gに上記のポリ
ボロジフェニルシロキサン8.27gを添加混合し、還
流管を備えた21の石英管中で窒素気流下で350℃ま
で加熱し6時間重合し、ポリカルボシランを得た。
室温で放冷後キシレンを加えて溶液として取り出し、キ
シレンを蒸発させ、320℃1時間窒素気流下で濃縮し
て140gの固体を得た。
参考例 2 テトラメチルシラン100gを秤取し、リサイクルので
きる流通式装置を用いて、窒素雰囲気下で770℃で2
4時間反応を行ない、ポリカルボシランを得た。
室温で放冷後ノルマルヘキサンを加えて溶液として取り
出し、漏過して不溶物を除去後、ノルマルヘキサンを蒸
発させ、180℃で1時間、5mmHgの減圧下で濃縮
して14gの粘着性物質を得た。
参考例 3 参考例1で得られたポリジメチルシラン250gをオー
トクレーブに入れ、アルゴン雰囲気中で470℃、約1
00気圧下で14時間加熱重合し、ポリカルボシランを
得た。
室温で放冷後ノルマルヘキサンを加えて溶液として取り
出し、ノルマルヘキサンを蒸発させ、280℃で1時間
、lmmHgの減圧下で濃縮して得られた固体を、アセ
トンで処理して低分子量物を除去して、ポリマー60g
を得た。
実施例 1 参考例1で得られたポリカルボシラン40.0gとチタ
ンテトラブトキシド7.3gとを秤取し、この混合物に
キシレン300m1を加えて均一相からなる混合溶液と
し、窒素ガス雰囲気下で、130℃で1時間撹拌しなが
ら還流反応を行った。
還流反応終了後、さらに温度を230℃まで上昇させて
溶媒のキシレンを留出させたのち、230℃で1時間重
合を行ないポリチタノカルボシランを得た。
このポリチタノカルボシランを紡糸装置を用いて210
℃に加熱溶融して300μmの口金より、400m/m
inの紡糸速度で空気中で溶融紡糸して繊維を得た。
この繊維を無張力下で空気中で室温から7.5℃/時の
昇温速度で昇温し、175℃で2時間保持して不融化し
た。
この不融化糸の引張強度は6.0kg/mm2、伸び率
は21.0%であった。
次に、この不融化糸を、下記の■及び■に示すような2
種の異なる条件で焼成した。
■:不融化糸を窒素気流中(100cc/m1n)で無
張力下で1200℃まで12時間で上昇し、1200℃
で1時間保持して焼成した。
得られた連続無機繊維の直径は約18μで引張強度は2
50kg/mm2、弾性率は14.0ton/mm2で
あった。
この繊維のX線粉末回折測定を第1図−の■に示す。
第1図の■においてβ−8iC及びTiCの各回折線は
ほとんど認められないこと、及びこの繊維の化学分析の
結果からこの実施例(1−■)においてブロードなβ−
8iCの各回折線及びブロードで強度は小さいが、2θ
=42〜43°にTiCの(200)回折線が認められ
ること〔ただしTiCの(200)回折線の2θは従来
のTiCの場合よりも高角度側にシフトしている〕、及
び化学分析の結果から、この実施例(1−■)の焼成条
件で得られた繊維は、前記(C)の構造を有する(ただ
し非晶質状態でのOおよび結晶質超微粒子状態でのSi
O2,TiO2は実質的に含まれない)繊維であること
がわかった。
また繊維中に存在する結晶質超微粒子の平均粒径は約8
0ÅであることがX線回折により判明した。
■:不融化糸を窒素気流中(100cc/m1n)で無
張力下で1700℃まで17時間で昇温し、1700℃
で1時間保持して焼成した。
得られた繊維のX線粉末回折測定を第1図の■に示す。
第1図の■においてシャープで強度が大きいβ−8iC
及びTiCの各回折線が認められること(ただしTiC
の各回折線の2θは高角度側にシフトしている)、及び
この繊維の化学分析の結果から、この実施例(1−■)
の焼成条件で得られた繊維は、前記(B)の構造(ただ
しSiO2゜TiO2は実質的に含まない)を有する繊
維であることがわかった。
また繊維中に存在する結晶質超微粒子の平均粒径が約1
60ÅであることがX線回折により判明した。
実施例 2 参考例1で得られたポリカルボシラン40.0gとチタ
ンテトラブトキシド28.0gとを秤取し、この混合物
にキシレン400m1を加えて均一相からなる混合溶液
とし、アルゴンガス雰囲気下で、130℃で1時間撹拌
しながら還流反応を行った。
還流反応終了後、さらに温度を200℃まで上昇させて
溶媒のキシレンを留出させたのち、200℃で1時間重
合を行い、ポリチタノカルボシランを得た。
このポリチタノカルボシランを紡糸装置を用いて190
℃に加熱溶融して250μmの口金より500m/mi
nの紡糸速度で空気中で溶融紡糸して繊維を得た。
この繊維を50g/mm2の張力を作用させながら空気
中で室温から10℃/時の昇温速度で昇温し、155℃
で3時間保持して不融化した。
この不融化糸の引張強度は6.5kg/mm2伸び率は
21.5%であった。
次にこの不融化糸を、真空中(3×10−3mmHg)
で無張力下で1300℃まで3時間昇温し、1300℃
で1時間保持して焼成した。
得られた連続無機繊維の直径は約16μで引張強度は2
80kg/mm2、弾性率は18.9m/mm2であっ
た。
実施例 3 参考例1で得られたポリマーを330℃で3時間窒素気
流下で濃縮して得られるポリカルボシラン40.0gg
とチタンテトライソプロポキシド65.3gとを秤取し
、この混合物にベンゼン500m1を加えて均一相から
なる混合溶液とし、アルゴンガス雰囲気下で70℃で5
時間撹拌しながら還流反応を行った。
還流反応終了後さらに加熱し、ベンゼンを留出させた後
、150℃で2時間重合を行い、ポリチタノカルボシラ
ンを得た。
このポリチタノカルボシランをベンゼンに溶解させ、紡
糸原液を造り、300μmの口金より300m/min
の紡糸速度で乾式紡糸法により紡糸して繊維を得た。
この繊維を無張力下で空気中で室温から15℃/時の昇
温速度で昇温し、110℃で0.5時間保持して不融化
した。
この不融化糸の引張強度は5.7kg/mm2、伸げ率
は15.0%であった。
次にこの不融化糸をアルゴン気流中(100cc/m1
n)で50g/mm2の張力を作用させながら、100
0℃まで5時間で昇温し、1000℃で1時間保持して
焼成を行なった。
得られた連続無機繊維の直径は20μで引張強度は20
0kg/mm2弾性率は10ton/mm2であった。
実施例 4 参考例2で得られたポリカルボシラン40.0gとチタ
ンテトラブトキシド10.0gとを秤取し、この混合物
にノルマルヘキサン300m1を加えて均一相からなる
混合溶液とし、窒素ガス雰囲気下で60℃で8時間撹拌
しながら還流反応を行なった。
還流反応終了後さらに加熱しノルマルヘキサンを留出さ
せた後、170℃で3時間重合を行い、ポリチタノカル
ボシランを得た。
このポリチタノカルボシランを紡糸装置を用いて160
℃に加熱溶融して250μmの口金より650m/mi
nの紡糸速度で空気中で溶融紡糸して繊維を得た。
この繊維を無張力下で50℃の空気中でr線を照射しく
1.56×106r)不融化した。
この不融化糸の引張強度は4.1kg/mm2、伸び率
は13.1%であった。
次にこの不融化糸を窒素気流中(100cc/m1n)
で50g/mm2の張力を作用させながら、1200℃
まで12時間で昇温し、1200℃で1時間保持して焼
成を行った。
得られた連続無機繊維の直径は13μで引張強度は31
0kg/mm2、弾性率は21ton/mm2であった
実施例 5 参考例3で得られたポリカルボシラン40.0gとチタ
ンテトライソプロポキシド1.6gとを秤取し、この混
合物にキシレン200m1を加えて均一相からなる混合
溶液とし、アルゴンガス雰囲気下で130℃で2時間撹
拌しながら還流反応を行なった。
還流反応終了後さらに加熱し、キシレンを留出させた後
、300℃で30分間重合を行い、ポリチタノカルボシ
ランを得た。
このポリチタノカルボシランをトルエンに溶解させ、紡
糸原液を造り、300μmの口金より200m/min
の紡糸速度で乾式紡糸法により紡糸して繊維を得た。
この繊囲を50g/mm2の張力を作用させながら空気
中で室温から30℃/時の昇温速度で昇温し、110℃
で0.5時間保持して不融化した。
この不融化糸の引張強度は5.9kg/mm2、伸び率
は17.1%であった。
次にこの不融化糸を一酸化炭素と窒素〔CO:N2=1
:4(モル比)〕気流中(100cc/m1n)で無張
力下で1400℃まで7時間で昇温し、1400℃で1
時間保持して焼成を行った。
この焼成糸をさらに空気中で800℃まで2時間で昇温
し、800℃で0.5時間保持して上記焼成糸中の過剰
炭素を除去した。
得られた連続無機繊維の直径は25μで引張強度は19
5kg/mm2、弾性率は9.5ton/mm2であっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は連続無機繊維のX線粉末回折図形である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主として一般式 (但し、式中のRは水素原子、低級アルキル基。 又はフェニル基を示す) で表わされる主鎖骨格を有する数平均分子量が200〜
    10,000のポリカルボシラン、及び一般式 %式%) (但し、式中のR′は炭素原子数1〜20個を有するア
    ルキル基を示す) で表わされるチタンアルコキシドを、前記ポリカルボシ
    ランの−(SI−CH2)−の構造単位の全数対前記チ
    タンアルコキシドの−(Ti−O)−の構造単位の全数
    の比率が2:1乃至200:1の範囲内となる量比に加
    え、反応に対して不活性な雰囲気中において加熱反応し
    て、前記ポリカルボシランのケイ素原子の少なくとも1
    部を、前記チタンアルコキシドのチタン原子と酸素原子
    を介して結合させることによって、数平均分子量が1,
    000〜50,000のポリチタノカルボシランを生成
    させる第1工程と、上記ポリチタノカルボシランの紡糸
    原液を造り紡糸する第2工程と、該紡糸繊維を張力ある
    いは無張力下で不融化する第3工程と、不融化した前記
    紡糸繊維を真空中、不活性ガスあるいは還元性ガス雰囲
    気中で800〜1800℃の温度範囲で焼成する第4工
    程の各工程からなることを特徴とする実質的にSi、T
    i、C又はSi、Ti、C,Oからなる連続無機繊維の
    製造法。 2 第2工程の紡糸原液が第1工程で得られるポリチタ
    ノカルボシランを加熱溶融することによって造られる特
    許請求の範囲第1項記載の製造法。 3 第2工程の紡糸原液が第1工程で得られるポリチタ
    ノカルボシランを溶解することによって造られる特許請
    求の範囲第1項記載の製造法。 4 第3工程の不融化が第2工程で得られる紡糸繊維を
    酸化性雰囲気中で低温加熱することによって行われる特
    許請求の範囲第1項記載の勢造法。 5 第3工程の不融化が第2工程で得られる紡糸繊維に
    酸化性雰囲気あるいは非酸化性雰囲気でr線照射あるい
    は電子照射することによって行われる特許請求の範囲第
    1項記載の製造法。
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