JPS585286A - 表面加飾材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｉ、（本発明は、吸水性台紙の水溶性糊料層を構成す　
１：。

１１　　る糊料を完全に剥離して、密着性のすぐれた印
刷　１４１５　　絵柄層だけを被転写物表面に直接接層
できるよう　１５にした表面加飾材に係るものである。

従来のスライド法による絵柄転写に用いる転写紙は吸水
性台紙に設けた水溶性糊料層上に絵具インキにはって一
色又は多色の印刷絵柄層を形成し、さらにその上に絵柄
の崩れを防止するフィルム性のオーバーコートを印刷し
て輪具インキ及びオーバーコート中の溶剤を揮散させた
ものであって、吸水性台紙を濡らして水溶性糊料層を融
解し、スライド法により印刷絵柄層を被転写物表面に貼
りつけるようにしているもので、スライド転写直後にス
キイーシイ−でオーバーコート上を摺擦して圧着を施し
ても、印刷絵柄層に移層した水溶性糊料が被転写物表面
と印刷絵柄層の間に介層するため、絵柄の全体又は一部
がオーバーコートとともに滑って、転写絵柄が被転写物
表面で微移動したりしわを生ずることがあって、糊気の
全くない印刷絵柄層を被転写物表面に水だけで圧着する
場合に比べて絵柄の安定性が不良になり、又加熱による
焼付処理を施さない場合は、乾燥後の水濡れによって前
記の水溶性糊料が膨潤して再び滑り易くなる。然しなか
らスライド転写に当って印刷絵柄層に移着した糊料分を
ほとんど完了に拭きとってから転写を施すことは事実上
困難である。又、転写乾燥後に加熱して絵柄を被転写物
表面に焼付ける場合には、転写絵柄が微移動しないよう
に注意しながら乾燥を施す必要があることは勿論である
が、例へば透明ガラスの表面に絵柄を転写した場合など
には、加熱につれて生ずる糊料成分の灰化物、炭化物を
除くことができないので、焼付絵柄の色が不鮮明ににご
る。

本発明の表面加飾材は水溶性糊料層を設けた公知の吸水
性台紙を使用するものであるが、醐れた印刷絵柄層を被
転写物表面に圧着によって直接転着を生しさせると共に
、乾燥後の被転写物の水濡れとか、加熱焼伺は等に有害
な糊料分を完全に除去できるように改良したものであっ
て、その一実施例を説明すれば次のとおりである。

図においてｌは一方の面に水溶性糊料Ｎλを設けた吸水
性台紙であって、在来のオーバーコートと同様に、後に
施す印刷絵柄層すを転写のときまで崩れないように担持
させるとともに、その印刷絵柄層ｑからの剥離を可能に
しだ可剥性絵柄相持フィルム層３を水溶性糊料層λ上に
シルクスクリーン印刷、ローラ塗布等により形成し、該
フィルム層３上に普通の印刷インキ、窯業絵伺用印刷イ
ンキ等で数色を市ね若しくは一色からなる印刷絵柄層ｑ
を形成して表面加飾材ａを形成する。

前記の口ｊ弱性絵柄相持フィルムＪｖＩ３は印刷絵柄層
ｑの印刷インキを浸透させないで延展できるようにした
ものであって、印刷インキのインキ基材と親和性のない
合成樹脂を溶剤により溶解した無色のインキ基材を使用
するもので、例へば印刷インキのインキ基材がエポキシ
系樹脂ＳＯ％、石油系溶剤ｓｏ％の如き捏和物ベヒクル
である場合、１剥性担持フィルム層３はメタアクリル系
樹脂ＳＯ％、石油系溶剤５０％の如き捏和物ベヒクル又
はコノヘヒクルに剥離助剤としてシリコン樹脂７〜−％
を混入捏和したものを使用し、厚さをｌｊ〜３０μとす
る。

目１＃Ｉ絵柄層ｑを形成する印刷インキは、熱硬化型合
成樹脂を捏和した熱硬化性インキ（公知）を使用するこ
ともあり、印刷絵相層ｑの厚さは／Ｓ〜−〇μとする。

前記に例示した転写加飾材は、水又は稀、アルコール溶
液に浸し、台紙ｌの吸水性によって水浴性糊料層２を・
融解し、印刷絵柄層ダを被転写物６０表面に対応させて
台紙諸共に第２図のとおりに接合し、直ちに台紙ｌを水
溶性糊料層λの軟化性に乗じて剥離し第３図のとおりに
印刷絵柄層ダと可剥性絵柄担持フィルム層３とを被転写
物６の表面に移着するか、絵柄担持フィルム層３を台紙
ｌからスライドし、通常のスライド法とは正反対に、前
記フィルム層３により担持された印刷絵柄層ｑを被転写
物乙の表面に対応させ、前記フィルム層３とともにすべ
らせて転着する。この転着操作によっても判るように、
印刷絵柄層ｑは従来のスライド法を行う転写紙とは印刷
正像か正反対にされている。前記いずれの場合でも、前
記のフィルム層３に移着した糊料コａが第３図のように
最外面になる。

依って前記フィルム層３を第４図のとおりにスキイーシ
イ−（ゴムベラ）で摺擦して被転写物６△ の表面と印刷絵柄層ダ及び可剥性絵柄担持フィルム３の
間に介入している水分をしごいて排除し、さらに乾いた
布を前記フィルム３の外面に当てて水分を拭きとる。然
るとき印刷絵柄層ｑと被転写物乙の表面の間は真空にな
って、インキの粘着性か多少残っている等により粘着性
乃主接漬性の良い印刷絵柄層ｑが被転写物乙の表面に永
久密着を生じ、可剥性絵柄担持フィルム層３は被転写物
６に対しても永久密層を生じない。

依って乾燥のあとで第Ｓ図のとおり可剥性絵柄担持フィ
ルム層３を剥離して印刷絵柄層ｑを被も：写物乙の表面
に接着のまま残す。印刷絵柄層ｑカ）熱硬化性インキに
よって印刷され・ているときは、第３図の接着後適宜の
時期に加熱板Ｇこより用剥慴ミ絵柄担持フィルム層３を
押えて印刷絵柄層ｑを被転写物乙の表面に熱接着してか
ら前記フイノしム層３を剥ぎとる。

被転写物６が陶磁器、ガラス、ホーロー等のように耐熱
性をもちかつ絵付炉による加熱が１能であり、印刷絵柄
層ｑが窯業絵具によって印刷されているときは適湿の加
熱によって絵柄を焼ｆ、ｌける。

また可熱が不能であるときは、被転写物６σ）一部　　
　□を印刷絵柄層ｑとに透明ラッカーをスプレー、塗布
などにより塗着する。

本発明の表面加飾材は吸水性台紙ｌの水溶性糊料層λ上
に可剥性絵柄担持フィルム層３を設けてその１：に印刷
絵柄層ｑを形成し、被転写物乙の表面が曲面であっても
その滑沢表面への圧着により極く良好な接着を生し、し
かも水溶性糊料層若しくはその乾燥物による異物がない
ため永久接着を保持する特性をもった印刷絵柄層ψを設
けているものであって、その絵柄層ｑと、絵柄の移着ま
での崩れを防止する可剥性絵柄担持フィルム層３とを、
台紙ｌの水溶性糊料層−が吸水により融解したとき台紙
ｌから分離できるスライド特性によって被転写物乙の表
面に移着し、水分を付着した印刷絵柄層ｔの被転写物表
面への圧着後に可剥性絵柄フィルム層３を剥離し、水溶
性糊料層の含水融解の下に分離されて印刷絵柄層ｑとと
もに被転写物６側に移行する一部の糊料成分を、前記フ
ィルム層３の外面に付着させ、そのフィルム層の除去と
ともに糊料を剥離できるものであるから、水溶性糊料成
分は全く介在させることなく、印刷絵柄層ｑを被転写物
乙の表向に永久接着して、］）１１記糊料成分の絵柄転
写後の有害性を除き得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示した断面図、第一〜Ｓ図
は印刷絵柄層ｑの被転写物６への移着固定の順序を説明
した断面図である。 ｌ−＋吸水性台紙、λ→水溶性糊料層、３−可剥性絵柄
担持フイルム層、ｑ→印刷絵柄層出願人　　後　藤　　
　啓

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ４　　吸水性台紙に設けた水溶性糊料層上に印刷絵柄　
   。 ５　層に対して剥離性をもつ可剥性絵柄相持フィルム　
   。 ６　層を設け、その担持フィルム層上に絵具インキ若　
   。 ７　しくは熱硬化性絵具インキによって印刷絵柄層を　
   。 ８　形成し、吸水性台紙を濡らせ水溶性糊料層を融解　
   。 ；１　し、印刷絵柄層を被転写物表面に接合してから台
   　１１１１１　　紙を除去し、さらに可剥性絵柄担持フ
   ィルムを剥　１゜１１　　離するようにしたことを特徴
   とする表面加飾材。　１□