JP2014193540A - 化粧シート及びそれを用いた化粧材 - Google Patents

化粧シート及びそれを用いた化粧材 Download PDF

Info

Publication number
JP2014193540A
JP2014193540A JP2013070310A JP2013070310A JP2014193540A JP 2014193540 A JP2014193540 A JP 2014193540A JP 2013070310 A JP2013070310 A JP 2013070310A JP 2013070310 A JP2013070310 A JP 2013070310A JP 2014193540 A JP2014193540 A JP 2014193540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resin
decorative sheet
polyolefin resin
modified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013070310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6115247B2 (ja
Inventor
Masanori Ueno
将徳 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2013070310A priority Critical patent/JP6115247B2/ja
Publication of JP2014193540A publication Critical patent/JP2014193540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6115247B2 publication Critical patent/JP6115247B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】接着剤層や易接着樹脂層を用いることなく、ポリオレフィン樹脂層の良好な接着性が確保されており、しかも曲げ加工時の耐白化性を有するとともに簡便な方法により製造することができるオレフィン系化粧シートを提供する。
【解決手段】基材シート3上に、絵柄模様層4、ヒートシール層6及びポリオレフィン樹脂7を含有する透明性樹脂層を当該順に有する化粧シートであって、前記ヒートシール層は、変性ポリオレフィン樹脂を分散質として含む水性エマルションから形成された塗膜の硬化層であることを特徴とする化粧シート。
【選択図】図1

Description

本発明は、化粧シート及びそれを用いた化粧材に関する。具体的には、ポリオレフィン樹脂を用いたオレフィン系化粧シートであって、ポリオレフィン樹脂層の接着性が良好であり、且つ簡便な方法により製造できる化粧シート及びそれを用いた化粧材に関する。
従来、内装材の表面材として、意匠性及び機能性が高いという点から、ポリオレフィン樹脂を用いたオレフィン系化粧シートが一般に使用されている。層構成としては、例えば、基材シート上に、絵柄模様層、接着剤層、ポリオレフィン透明性樹脂層及び表面保護層を順に積層した態様がよく知られている。
オレフィン系化粧シートは、ポリオレフィン樹脂が非極性であるため、一般に接着性が確保し難い。接着剤層としては、ポリエステルポリオールとイソシアネート化合物とからなるポリウレタン系接着剤が用いられることが多いが、上記例示した層構成の場合には、絵柄模様層とポリオレフィン透明性樹脂層との接着性が十分に得られない場合がある。
そこで、基材シート上に絵柄模様層を形成後、その表面をコロナ処理やオゾン処理することにより接着性を高めることがなされている。また、他の方法として、ポリオレフィン透明性樹脂層の一部であって接着剤層と接する部分を易接着樹脂層とすることにより接着性を高めることがなされている。例えば、図1には、透明性樹脂層7と接着剤層5との間に易接着樹脂層6を設けることにより透明性樹脂層の接着性を改善した化粧シートを被着材1に積層してなる化粧材が図示されている。
易接着樹脂層を用いた例としては、例えば、特許文献1が知られている。詳細には、特許文献1には、基材シートに化粧層、接着剤層及び2層以上のポリオレフィン樹脂層を順に積層した化粧シートが開示されており、接着剤層と接触しているポリオレフィン樹脂層を特定の樹脂組成物からなる易接着樹脂層とすることが開示されている(特許文献1の請求項1〜3、[0010]〜[0028]段落)。そして、易接着樹脂層の易接着樹脂としては、一般にポリオレフィン樹脂を酸変性して極性を持たせたものがよく知られている。
しかしながら、ポリオレフィン透明性樹脂層の一部であって接着剤層と接する部分を易接着樹脂層とする場合には、次のような問題がある。つまり、易接着樹脂層は、初期の接着性は良好であるが、耐熱性や耐水性が不十分であるため、経時的に層間密着性が低下し易い傾向がある。また、易接着樹脂層は曲げ加工の際に白化し易い傾向がある。更に、易接着樹脂層は製造コストが高くなり易い。
また、易接着樹脂層は、ポリウレタン系接着剤などからなる接着剤層と接して用いられることが多いが、接着剤層が硬化するまでには時間を要するため、一旦、化粧シートをロール状に巻き取った後、接着剤層が硬化するまで所定温度で養生させる必要があり、化粧シートの製造に時間を要する要因となっている。
よって、接着剤層や易接着樹脂層を用いることなく、ポリオレフィン樹脂層の良好な接着性が確保されており、しかも曲げ加工時の耐白化性を有するとともに簡便な方法により製造することができるオレフィン系化粧シートの開発が望まれている。
特開2008-272957号公報
本発明は、接着剤層や易接着樹脂層を用いることなく、ポリオレフィン樹脂層の良好な接着性が確保されており、しかも曲げ加工時の耐白化性を有するとともに簡便な方法により製造することができるオレフィン系化粧シートを提供することを目的とする。また、当該オレフィン系化粧シートを用いた化粧材を提供することも目的とする。
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、接着剤層や易接着樹脂層の使用に代えて、特定のヒートシール層を採用する場合には、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の化粧シート及びそれを用いた化粧材に関する。
1. 基材シート上に、絵柄模様層、ヒートシール層及びポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層を当該順に有する化粧シートであって、
前記ヒートシール層は、変性ポリオレフィン樹脂を分散質として含む水性エマルションから形成された塗膜の硬化層であることを特徴とする化粧シート。
2. 前記変性ポリオレフィン樹脂は、ポリオレフィン樹脂に、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ジクロロスチレン、ジビニルベンゼン、ジアリルベンゼン、ジビニルナフタレン、ジアリルイソフタレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、(メタ)アクリル酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、これらの酸の無水物、及び前記酸無水物のモノエステルからなる群から選択される少なくとも1種がグラフト重合した構造を有する、上記項1に記載の化粧シート。
3. 前記変性ポリオレフィン樹脂は、無水マレイン酸変性プロピレン重合体又はその塩素化物、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体又はその塩素化物、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合体又はその塩化物、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン−ブテン共重合体又はその塩化物、アクリル酸変性プロピレン系重合体又はその塩素化物、アクリル酸変性エチレン−プロピレン共重合体又はその塩素化物、及びアクリル酸変性プロピレン−ブテン共重合体又はその塩化物からなる群から選択される少なくとも1種である、上記項1に記載の化粧シート。
4. 前記変性ポリオレフィン樹脂は、更に親水性高分子が結合している、上記項1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
5. 前記親水性高分子は、ポリ(メタ)アクリル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、デンプン、コーンスターチ、ゼラチン及びセルロース類からなる群から選択される少なくとも1種である、上記項4に記載の化粧シート。
6. 前記絵柄模様層は、熱硬化性樹脂を含有する、上記項1〜5のいずれかに記載の化粧シート。
7. おもて面にエンボス模様を有する、上記項1〜6のいずれかに記載の化粧シート。
8. 前記基材シート裏面に、合成樹脂製バッカー層を有する、上記項1〜7のいずれかに記載の化粧シート。
9. 被着材上に、接着剤層を介して上記項1〜8のいずれかに記載の化粧シートが積層されていることを特徴とする化粧板。
10. 基材シート上に、絵柄模様層、ヒートシール層及びポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層を当該順に有する化粧シートの製造方法であって、
(1)基材シート上に、絵柄模様層を形成する工程、
(2)前記絵柄模様層を被覆する態様で変性ポリオレフィン樹脂を分散質として含む水性エマルションを塗布することによりヒートシール層を形成する工程、
(3)前記ヒートシール層の上に、ポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層を熱ラミネートすることによって、当該透明性樹脂層をヒートシールする工程、
を含むことを特徴とする製造方法。
11. 前記熱ラミネートは、前記透明性樹脂層を前記ヒートシール層の上に溶融押出し製膜した際の持ち込み熱による熱ラミネートである、上記項10に記載の製造方法。
12. おもて面にエンボス加工を施す工程を更に有する、上記項10又は11に記載の製造方法。
以下、本発明の化粧シート及びそれを用いた化粧材について説明する。
化粧シート
本発明の化粧シートは、基材シート上に、絵柄模様層、ヒートシール層及びポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層を当該順に有し、前記ヒートシール層は、変性ポリオレフィン樹脂を分散質として含む水性エマルションから形成された塗膜の硬化層であることを特徴とする。
上記特徴を有する本発明の化粧シートは、従来品の接着剤層及び易接着樹脂層に代えて特定のヒートシール層を採用し、当該ヒートシール層は変性ポリオレフィン樹脂を分散質として含む水性エマルションから形成された塗膜の硬化層であることにより、ポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層の良好な接着性が確保されている。また、当該ヒートシール層は、従来品の易接着樹脂層とは異なり、折り曲げ加工時の耐白化性も有している。更に、本発明の化粧シートはヒートシールによって透明性樹脂層を接着するため、従来品の接着剤層を用いる場合に必要であった養生工程が不要であり、簡便に製造できる。
本発明の化粧シートの層構成は、基材シート上に、絵柄模様層、ヒートシール層及びポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層を当該順に有する層構成であれば特に限定されない。例えば、好適な層構成としては、基材シート上に、絵柄模様層、ヒートシール層、ポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層及び透明性表面保護層を当該順に有する層構成が好ましい。以下、この好適な層構成を例に挙げて各層について説明する。なお、本発明の化粧シートは、透明性樹脂層(透明性表面保護層を有する場合には透明性表面保護層)がいわゆる「おもて面」(施工後に視認される面)である。よって、本明細書では、基材シートから見て透明性樹脂層が存在する方向を「おもて」又は「上」と称し、その反対側の方向を「裏」又は「下」と称する。
(基材シート)
基材シートとしては限定的ではないが、樹脂成分としてポリオレフィン樹脂を含む基材シートが好ましい。実質的には、ポリオレフィン樹脂からなるシートを用いる。
ポリオレフィン樹脂としては特に限定されず、化粧シートの分野で通常用いられているものが使用できる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。これらの中でも、特にポリプロピレン、ポリオレフィン熱可塑性エラストマー等が好ましい。
ポリプロピレンを主成分とする単独重合体又は共重合体も好ましく、例えば、ホモポリプロピレン樹脂、ランダムポリプロピレン樹脂、ブロックポリプロピレン樹脂、及び、ポリプロピレン結晶部を有し、且つプロピレン以外の炭素数2〜20のα−オレフィンが挙げられる。その他、エチレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1又はオクテン−1のコモノマーを15モル%以上含有するプロピレン−α−オレフィン共重合体等も好ましい。
ポリオレフィン熱可塑性エラストマーは、ハードセグメントにアイソタクチックポリプロピレン、ソフトセグメントにアタクチックポリプロピレンを重量比80:20で混合したものが好ましい。
ポリオレフィン樹脂は、例えば、カレンダー法、インフレーション法、Tダイ押し出し法等によりフィルム状にすればよい。
基材シートの厚みは特に限定されず、製品特性に応じて設定できるが、通常50〜250μm、好ましくは50〜100μm程度である。
基材シートには、必要に応じて、添加剤が配合されてもよい。添加剤としては、例えば、炭酸カルシウム、クレー等の充填剤、水酸化マグネシウム等の難燃剤、酸化防止剤、滑剤、発泡剤、着色剤(下記参照)などが挙げられる。添加剤の配合量は、製品特性に応じて適宜設定できる。
着色剤としては特に限定されず、顔料、染料等の公知の着色剤を使用できる。例えば、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、黄鉛、カーボンブラック等の無機顔料;イソインドリノン、ハンザイエローA、キナクリドン、パーマネントレッド4R、フタロシアニンブルー、インダスレンブルーRS、アニリンブラック等の有機顔料(染料も含む);アルミニウム、真鍮等の金属顔料;二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の箔粉からなる真珠光沢(パール)顔料などが挙げられる。基材シートの着色態様には、透明着色と不透明着色(隠蔽着色)があり、これらは任意に選択できる。例えば、木質板の地色を着色隠蔽する場合には、不透明着色を選択すればよい。一方、木質板の地模様を目視できるようにする場合には、透明着色を選択すればよい。
基材シートの片面又は両面には、必要に応じて、コロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ処理、電離放射線処理、重クロム酸処理等の表面処理を施してもよい。例えば、コロナ放電処理を行う場合には、基材シート表面の表面張力が30dyne以上、好ましくは40dyne以上となるようにすればよい。表面処理は、各処理の常法に従えばよい。
基材シートの片面又は両面には、必要に応じて、プライマー層(例えば、合成樹脂製バッカー層又は被着材の接着を容易とするための裏面プライマー層、絵柄模様層の形成を容易とするためのプライマー層)を設けてもよい。
プライマー層は、公知のプライマー剤を基材シートの片面又は両面に塗布することにより形成できる。プライマー剤としては、例えば、アクリル変性ウレタン樹脂等からなるウレタン樹脂系プライマー剤、ウレタン−セルロース系樹脂(例えば、ウレタンと硝化綿の混合物にヘキサメチレンジイソシアネートを添加してなる樹脂)からなるプライマー剤等が挙げられる。
プライマー層の厚みは特に限定されないが、通常0.1〜10μm、好ましくは1〜5μm程度である。
(絵柄模様層)
基材シートの上には、絵柄模様層が形成されている。
絵柄模様層は、化粧シートに所望の絵柄による意匠性を付与するものであり、絵柄の種類等は特に限定的ではない。例えば、木目模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられる。
絵柄模様層の形成方法は特に限定されず、例えば、公知の着色剤(染料又は顔料)を結着材樹脂とともに溶剤(又は分散媒)中に溶解(又は分散)させて得られる着色インキ、コーティング剤等を用いた印刷法などにより形成すればよい。
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、チタン白、亜鉛華、弁柄、紺青、カドミウムレッド等の無機顔料;アゾ顔料、レーキ顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、フタロシアニン顔料、イソインドリノン顔料、ジオキサジン顔料等の有機顔料;アルミニウム粉、ブロンズ粉等の金属粉顔料;酸化チタン被覆雲母、酸化塩化ビスマス等の真珠光沢顔料;蛍光顔料;夜光顔料等が挙げられる。これらの着色剤は、単独又は2種以上を混合して使用できる。これらの着色剤には、シリカ等のフィラー、有機ビーズ等の体質顔料、中和剤、界面活性剤等がさらに配合してもよい。
結着材樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アルキド系樹脂、石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘導体、ゴム系樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
溶剤(又は分散媒)としては、例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の石油系有機溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸−2−メトキシエチル、酢酸−2−エトキシエチル等のエステル系有機溶剤;メチルアルコール、エチルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルコール系有機溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系有機溶剤;ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系有機溶剤、;ジクロロメタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の塩素系有機溶剤;水等の無機溶剤等が挙げられる。これらの溶剤(又は分散媒)は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
絵柄模様層の形成に用いる印刷法としては、例えば、グラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、静電印刷法、インクジェット印刷法等が挙げられる。また、全面ベタ状の絵柄模様層を形成する場合には、例えば、ロールコート法、ナイフコート法、エアーナイフコート法、ダイコート法、リップコート法、コンマコート法、キスコート法、フローコート法、ディップコート法等の各種コーティング法が挙げられる。その他、手描き法、墨流し法、写真法、転写法、レーザービーム描画法、電子ビーム描画法、金属等の部分蒸着法、エッチング法等を用いたり、他の形成方法と組み合わせて用いたりしてもよい。
絵柄模様層の厚みは特に限定されず、製品特性に応じて適宜設定できるが、塗工時の層厚は1〜15μm程度、乾燥後の層厚は0.1〜10μm程度である。
絵柄模様層の上には、公知のプライマー剤を塗布することによりプライマー層を形成してもよい。プライマー剤としては、例えば、アクリル変性ウレタン樹脂等からなるウレタン樹脂系プライマー剤、アクリルとウレタンのブロック共重合体からなる樹脂系プライマー剤等が挙げられる。
プライマー層の厚みは特に限定されないが、通常0.1〜10μm、好ましくは1〜5μm程度である。
(着色隠蔽層)
基材シートと絵柄模様層との間には、必要に応じて、更に着色隠蔽層を形成してもよい。着色隠蔽層は、化粧シートのおもて面から被着材の地色を隠蔽したい場合に設けられる。基材シートが透明性である場合は勿論、基材シートが隠蔽着色されている場合でも、隠蔽性を安定化するために形成してもよい。
着色隠蔽層を形成するインクとしては、絵柄模様層を形成するインクであって隠蔽着色が可能なものが使用できる。
着色隠蔽層の形成方法は、基材シート全体を被覆(全面ベタ状)するように形成できる方法が好ましい。例えば、前記したロールコート法、ナイフコート法、エアーナイフコート法、ダイコート法、リップコート法、コンマコート法、キスコート法、フローコート法、ディップコート法等が好ましいものとして挙げられる。
着色隠蔽層の厚みは特に限定されず、製品特性に応じて適宜設定できるが、塗工時の層厚は0.2〜10μm程度、乾燥後の層厚は0.1〜5μm程度である。
(ヒートシール層)
絵柄模様層の上には、ヒートシール層が形成されている。
本発明の化粧シートでは、ヒートシール層は、変性ポリオレフィン樹脂を分散質として含む水性エマルションから形成された塗膜の硬化層である。
変性ポリオレフィン樹脂は、ポリオレフィン樹脂が水性分散媒中で分散質として存在できるように変性されているものであればよい。ここで、ポリオレフィン樹脂としては基材シートの項目で例示したものと同じものが使用できる。
本発明では、変性ポリオレフィン樹脂は、ポリオレフィン樹脂に、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ジクロロスチレン、ジビニルベンゼン、ジアリルベンゼン、ジビニルナフタレン、ジアリルイソフタレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、(メタ)アクリル酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、これらの酸の無水物、及び前記酸無水物のモノエステルからなる群から選択される少なくとも1種の変性剤が結合することによって変性されていることが好ましい。結合の態様は限定的ではないが、変性ポリオレフィン樹脂のエマルション中の分散安定性の観点からは、グラフト重合の構造を有することが好ましい。
上記変性剤は、いずれもエチレン性不飽和基を1つ以上有するものであり、得られた変性ポリオレフィン樹脂は、水性分散媒での分散性が良好でありエマルションを調製し易い。上記変性剤の中でも、特に無水マレイン酸、(メタ)アクリル酸が好ましい。なお、「(メタ)アクリル酸」はアクリル酸又はメタクリル酸を意味し、本明細書において(メタ)と記載されている他の記載も同様である。
上記変性ポリオレフィン樹脂の中でも、特に無水マレイン酸変性プロピレン重合体又はその塩素化物、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体又はその塩素化物、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合体又はその塩化物、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン−ブテン共重合体又はその塩化物、アクリル酸変性プロピレン系重合体又はその塩素化物、アクリル酸変性エチレン−プロピレン共重合体又はその塩素化物、及びアクリル酸変性プロピレン−ブテン共重合体又はその塩化物からなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。その中でも、特に無水マレイン酸変性プロピレン重合体、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合体が好ましい。
変性剤による変性量は限定的ではないが、変性前のポリオレフィン樹脂1gに対して、変性量は0.01〜5mmol/gの範囲内であることが好ましく、0.03〜1mmol/gであることがより好ましい。
本発明では、変性ポリオレフィン樹脂は、更に親水性高分子が結合していることが好ましい。親水性高分子が結合していることにより、変性ポリオレフィン樹脂がより微粒子化した水性エマルションを調製し易くなる。これにより、化粧シートにおける透明性樹脂層の接着性及び耐水密着性をより高めることができる。
上記親水性高分子は、ポリ(メタ)アクリル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、デンプン、コーンスターチ、ゼラチン及びセルロース類からなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。この中でも、親水性の程度を調整し易い点ではポリ(メタ)アクリル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂を用いることが好ましい。これらの親水性高分子が変性ポリオレフィン樹脂に結合する態様は限定的ではないが、グラフト重合及び/又はブロック重合が好ましく、エマルション中の分散安定性の観点では、グラフト重合が好ましい。
親水性高分子の結合量は限定的ではないが、変性ポリオレフィン樹脂1gに対して、結合量は0.01〜5mmol/gの範囲内であることが好ましく、0.05〜1mmol/gであることがより好ましい。
変性ポリオレフィン樹脂の粒子径は、体積換算における粒径が細かい方からの累積で50%の粒子径(50%粒子径)として、3μm以下であることが好ましく、1μm以下であることがより好ましく、0.5μm以下であることが最も好ましい。また、90%粒子径では、1μm以下であることが好ましく、0.5μm以下であることがより好ましい。
変性ポリオレフィン樹脂の粒子径を小さくすることで分散安定性が向上し、密着性及び耐水密着性とともに透明感が向上する。本発明では、水性エマルション中の変性ポリオレフィン樹脂の粒子径は極めて小さく、単分子で分散している状態、即ち、実質的に溶解している状態を含む概念であり、密着性、耐水密着性及び透明感の観点からも溶解している状態が好ましい。よって、粒子径の下限値については特に制限はない。
水性エマルションを構成する水性分散媒としては限定されず、例えば、水;トルエン、キシレン等の芳香族系炭化水素;ヘキサン、オクタン、デカン等の脂肪族系炭化水素;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環式脂肪族系炭化水素;塩化メチレン、四塩化炭素、クロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール等のアルコール類;ジプロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類;2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、2−ブトキシエタノール、2−メトキシプロパノール、2−エトキシプロパノール、ジアセトンアルコール等の2以上の官能基を持つ有機溶媒;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒類などが挙げられる。これらの水及び水系分散媒は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
また、水性エマルションには、バインダー樹脂、顔料,染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、増粘剤、可塑剤、触媒、架橋剤等の公知の添加剤を配合することができる。これらの添加剤のうち、架橋剤としては、自己架橋性を有する架橋剤、カルボキシル基と反応する官能基を分子内に複数個有する化合物、多価の配位座を有する金属錯体等を用いることができる。架橋剤としては、特にイソシアネート化合物、メラミン化合物、尿素化合物、エポキシ化合物、カルボジイミド化合物、オキサゾリン基含有化合物、ジルコニウム塩化合物、シランカップリング剤等が好ましい。これらの架橋剤は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
水性エマルション中の変性ポリオレフィン樹脂の含有量は限定的ではないが、5〜60質量%であることが好ましく、10〜50質量%であることがより好ましい。
水性エマルションの塗膜を形成する際は、例えば、ロールコート法、ナイフコート法、エアーナイフコート法、ダイコート法、リップコート法、コンマコート法、キスコート法、フローコート法、ディップコート法等が利用できる。
水性エマルションの塗膜の厚みは特に限定されず、塗工時の層厚は1〜15μm程度、硬化後のヒートシール層の層厚は0.1〜10μm程度である。
(ポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層)
ヒートシール層の上には、ポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層が形成される。透明性樹脂層は、透明性である限り、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。
透明性樹脂層に含まれるポリオレフィン樹脂としては、基材シートの項目で例示したものと同じものが使用できるが、ポリプロピレンが最も好ましい。透明性樹脂層は、実質的にポリプロピレン樹脂によって形成されていることが好ましい。
透明性樹脂層は、例えば、ポリオレフィン樹脂を、カレンダー法、インフレーション法、Tダイ押し出し法等により形成した後、熱ラミネートすることにより形成できる。また、市販のポリオレフィンフィルムを熱ラミネートしてもよい。この熱ラミネートによって、ヒートシール層が加熱されて透明性樹脂層がヒートシールされる。熱ラミネートに要する熱は適宜加えてもよく、また、Tダイ押し出し法を用いる場合は、ポリオレフィン樹脂を含む樹脂組成物を溶融押出し製膜した際の持ち込み熱を利用してもよい。また、後記するエンボス加工時の熱によって熱ラミネート(ヒートシール)することもできる。
透明性樹脂層は、必要に応じて、耐候剤を含有してもよい。耐候剤としては、例えば、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤等が好ましい。これらの耐候剤は、単独又は2種以上を混合して使用できる。特に透明性樹脂層がポリプロピレンを含有する場合には、耐候剤を含有することが好ましい。
紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤等が挙げられる。光安定剤としては、例えば、ヒンダードアミン系光安定剤が好適である。これらの耐候剤の含有量は限定されないが、紫外線吸収剤・光安定剤ともに、透明性樹脂層中1000〜10000質量ppm程度とすればよい。
透明性樹脂層の表面であって、後記する透明性表面保護層を形成する面には、必要に応じて、コロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ処理、電離放射線処理、重クロム酸処理等の表面処理を施してもよい。表面処理は、各処理の常法に従って行えばよい。
透明性樹脂層の厚みは特に限定されないが、10〜400μm程度が好ましく、40〜250μm程度がより好ましく、40〜100μm以上がさらに好ましい。
透明性樹脂層の表面には、プライマー層(透明性表面保護層の形成を容易とするためのプライマー層)が形成されていてもよい。
プライマー層は、公知のプライマー剤を基材シートの片面又は両面に塗布することにより形成できる。プライマー剤としては、例えば、アクリル変性ウレタン樹脂等からなるウレタン樹脂系プライマー剤、アクリルとウレタンのブロック共重合体からなる樹脂系プライマー剤等が挙げられる。
プライマー層の厚みは特に限定されないが、通常0.1〜10μm、好ましくは1〜5μm程度である。
(透明性表面保護層)
透明性樹脂層の上には、透明性表面保護層を形成してもよい。透明性表面保護層は限定的ではないが、樹脂成分として電離放射線硬化型樹脂及び2液硬化型ウレタン系樹脂の少なくとも1種を含有することが好ましい。実質的には、これらの樹脂から形成されているものが好ましい。電離放射線硬化型樹脂又は2液硬化型ウレタン系樹脂により透明性表面保護層を形成する場合には、化粧シートの耐摩性、耐衝撃性、耐汚染性、耐擦傷性、耐候性等を高め易い。
電離放射線硬化型樹脂としては特に限定されず、紫外線、電子線等の電離放射線の照射により重合架橋反応可能なラジカル重合性二重結合を分子中に含むプレポリマー(オリゴマーを含む)及び/又はモノマーを主成分とする透明性樹脂が使用できる。これらのプレポリマー又はモノマーは、単体又は複数を混合して使用できる。硬化反応は、通常、架橋硬化反応である。
具体的には、前記プレポリマー又はモノマーとしては、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、エポキシ基等のカチオン重合性官能基等を有する化合物が挙げられる。また、ポリエンとポリチオールとの組み合わせによるポリエン/チオール系のプレポリマーも好ましい。ここで、(メタ)アクリロイル基とは、アクリロイル基又はメタクリロイル基の意味である。
ラジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーとしては、例えば、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの分子量としては、通常250〜100000程度が好ましい。
ラジカル重合性不飽和基を有するモノマーとしては、例えば、単官能モノマーとして、メチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。また、多官能モノマーとしては、例えば、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
カチオン重合性官能基を有するプレポリマーとしては、例えば、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ化合物等のエポキシ系樹脂、脂肪酸系ビニルエーテル、芳香族系ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂のプレポリマーが挙げられる。また、チオールとしては、例えば、トリメチロールプロパントリチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコレート等のポリチオールが挙げられる。ポリエンとしては、例えば、ジオール及びジイソシアネートによるポリウレタンの両端にアリルアルコールを付加したものが挙げられる。
電離放射線硬化型樹脂を硬化させるために用いる電離放射線としては、電離放射線硬化型樹脂(組成物)中の分子を硬化反応させ得るエネルギーを有する電磁波又は荷電粒子が用いられる。通常は紫外線又は電子線を用いればよいが、可視光線、X線、イオン線等を用いてもよい。
紫外線源としては、例えば、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト、メタルハライドランプ等の光源が使用できる。紫外線の波長としては、通常190〜380nmが好ましい。
電子線源としては、例えば、コッククロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、又は直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器が使用できる。その中でも、特に100〜1000keV、好ましくは100〜300keVのエネルギーをもつ電子を照射できるものが好ましい。
2液硬化型ウレタン系樹脂としては特に限定されないが、中でも主剤としてOH基を有するポリオール成分(アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、エポキシポリオール等)と、硬化剤成分であるイソシアネート成分(トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、メタキシレンジイソシアネート等)とを含むものが使用できる。
透明性表面保護層は、必要に応じて、耐侯剤、可塑剤、安定剤、充填剤、分散剤、染料、顔料等の着色剤、溶剤等を含んでもよい。耐候剤を含有する場合の種類、含有量については、透明性樹脂層における説明と同様である。
透明性表面保護層は、例えば、透明性ポリプロピレン系樹脂層の上に電離放射線硬化型樹脂又は2液硬化型ウレタン系樹脂をグラビアコート、ロールコート等の公知の塗工法により塗工後、樹脂を硬化させることにより形成できる。電離放射線硬化型樹脂の場合には、電子線照射により樹脂硬化する。
表面保護層の厚さは特に限定されず、最終製品の特性に応じて適宜設定できるが、通常0.1〜50μm、好ましくは1〜20μm程度である。
(エンボス加工)
化粧シートのおもて面には、必要に応じてエンボス加工を施してもよい。
エンボス加工方法は特に限定されず、例えば、透明性表面保護層のおもて面を加熱軟化させてエンボス版により加圧・賦形後、冷却する方法が好ましい方法として挙げられるが、最終製品である化粧シート又は透明性表面保護層の材質によっては、例えば、透明性樹脂層のおもて面を加熱軟化させてエンボス版により加圧・賦型後、その上に透明性表面保護層を形成してもよい。
エンボス加工には、公知の枚葉式又は輪転式のエンボス機が用いられる。凹凸形状としては、例えば、木目板導管溝、石板表面凹凸(花崗岩劈開面等)、布表面テクスチャア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝等がある。
(合成樹脂製バッカー層)
化粧シートは、基材シート裏面に合成樹脂製バッカー層を有していてもよい。ここで、バッカー層は、化粧材において衝撃吸収等を目的とした緩衝層を意味する。バッカー層を構成する材料としては、例えば、ポリプロピレン、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリメチレン、ポリメチルペンテン、ポリエチレンテレフタレート、耐熱性の高いポリアルキレンテレフタレート〔例えば、エチレングリコールの一部を1,4−シクロヘキサンジメタノールやジエチレングリコール等で置換したポリエチレンテレフタレートである、いわゆる商品名PET−G(イーストマンケミカルカンパニー製)〕、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合体、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリイミド、ポリスチレン、ポリアミド、ABS等が挙げられる。これらの樹脂は単独又は2種以上で使用できる。バッカー層の厚さの上限は限定的ではないが、200〜600μmが適当である。
バッカー層には、必要に応じ、コロナ放電処理、プラズマ処理、脱脂処理、表面粗面化処理等の公知の易接着処理を接着面に施すこともできる。また、被着材との接着性を考慮して裏面にプライマー層を更に設けてもよい。
バッカー層を設けることにより、耐傷性を高めることができるとともに、被着材の影響を緩和することができる。例えば、被着材の表面に存在している凹凸の影響を緩和したり、特に被着材が木質系の場合には、サンディング加工時に表面に形成される研磨ムラや木の節目等(いわゆるダク)の影響を緩和したりすることができる。
化粧シートの製造方法
本発明の化粧シートの製造方法は、所定の層構成を有し、ヒートシール層を介して透明性樹脂層が熱ラミネートによって接着されている限り限定されないが、下記の製造方法によって製造されることが好ましい。つまり、基材シート上に、絵柄模様層、ヒートシール層及びポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層を当該順に有する化粧シートの製造方法であって、
(1)基材シート上に、絵柄模様層を形成する工程、
(2)前記絵柄模様層を被覆する態様で変性ポリオレフィン樹脂を分散質として含む水性エマルションを塗布することによりヒートシール層を形成する工程、
(3)前記ヒートシール層の上に、ポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層を熱ラミネートすることによって、当該透明性樹脂層をヒートシールする工程、
を含むことを特徴とする製造方法によって製造されることが好ましい。
各層の成分及び形成方法については、化粧シートの項目で説明した通りであるが、特に本発明の製造方法では、前記熱ラミネートは、透明性樹脂層を前記ヒートシール層の上に溶融押出し製膜した際の持ち込み熱による熱ラミネートであることが好ましい。このような方法であれば、ヒートシール層を形成した後、インラインで透明性樹脂層を熱ラミネートにより接着(ヒートシール)することができる。そのため、接着剤層や易接着樹脂層を用いる従来品のように接着剤層を硬化させるための巻き取りや養生の工程が不要であるため、従来品よりも簡便な工程で化粧シートを製造することができる。
化粧材
本発明の化粧シートは、各種被着材と接合することにより、化粧材とできる。被着材の材質は特に限定されず、例えば、無機非金属系、金属系、木質系、プラスチック系等の材質が挙げられる。
具体的には、無機非金属系では、例えば、抄造セメント、押出しセメント、スラグセメント、ALC(軽量気泡コンクリート)、GRC(ガラス繊維強化コンクリート)、パルプセメント、木片セメント、石綿セメント、硅酸カルシウム、石膏、石膏スラグ等の非陶磁器窯業系材料、土器、陶器、磁器、セッ器、硝子、琺瑯等のセラミックス材料などが挙げられる。
金属系では、例えば、鉄、アルミニウム、銅等の金属材料(金属鋼板)が挙げられる。
木質系では、例えば、杉、檜、樫、ラワン、チーク等からなる単板、合板、パーティクルボード、中密度繊維板(MDF)、集成材等が挙げられる。
プラスチック系では、例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂、フェノール樹脂等の樹脂材料が挙げられる。
このような被着体の形状は特に限定されず、通常はフローリング等への設置を考慮して平板とすればよい。
被着材と接合後は、例えば、最終製品の特性に応じて、裁断、テノーナを用いてサネ加工、V字形状の条溝付与、四辺の面取り等を施してもよい。
被着材と化粧シートとを貼り合わせるには、接着剤を用いることができる。接着剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマー、ブタジエン−アクリルニトリルゴム、ネオプレンゴム、天然ゴム等を有効成分とする公知の接着剤が使用できる。
被着材と化粧シートとの接合後は、例えば、最終製品の特性に応じて、裁断、テノーナを用いてサネ加工、V字形状の溝加工、四辺の面取り加工(例えばC面取り加工)等を施してもよい。
本発明の化粧材を、図2を用いて具体的に説明する。
図2に示される化粧材は、被着材11上に接着剤層(図示せず)を介して裏面プライマー層12、基材シート13、絵柄模様層14、ヒートシール層15、透明性樹脂層16、プライマー層17及び表面保護層18が順に積層された構造を有する。表面保護層側からエンボス加工が施され、凹状のエンボス部が付されている。
本発明の化粧シートは、従来品の接着剤層及び易接着樹脂層に代えて特定のヒートシール層を採用し、当該ヒートシール層は変性ポリオレフィン樹脂を分散質として含む水性エマルションから形成された塗膜の硬化層であることにより、ポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層の良好な接着性が確保されている。また、当該ヒートシール層は、従来品の易接着樹脂層とは異なり、折り曲げ加工時の耐白化性も有している。更に、本発明の化粧シートはヒートシールによって透明性樹脂層を接着するため、従来品の接着剤層を用いる場合に必要であった養生工程が不要であり、簡便に製造できる。
従来品の易接着樹脂層を有する化粧材の模式図(一例)である。 本発明のヒートシール層を有する化粧材の模式図(一例)である。
以下に実施例及び比較例を示して本発明をより詳しく説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
(化粧シートの作製)
両面コロナ放電処理を施した厚さ60μmのポリプロピレン基材シート上に、2液硬化型アクリル−ウレタン樹脂からなる印刷インキで絵柄模様層を形成した。また、基材シート裏面にプライマー層を形成した。
絵柄模様層の上に、無水マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂の水性エマルションからなる塗料を固形分量が3g/m2となるように塗工し、ヒートシール層を形成した。
ヒートシール層の上に、ポリプロピレン樹脂をTダイ押出し機により加熱溶融押出しすることにより、厚さ60μmの透明性樹脂層を形成した。
透明性樹脂層の表面にコロナ放電処理を施した後、コロナ放電処理面にアクリル−ウレタン系樹脂溶液をグラビア印刷法により固形分量が1g/m2となるように塗工して表面保護層形成用プライマー層を形成した。
表面保護層形成用プライマー層の上に、ウレタンアクリレート系電子線硬化型樹脂をロールコート法により固形分が5g/m2となるように塗工・乾燥して未硬化の電子線硬化型樹脂層を形成した。その後、酸素濃度200ppmの環境下において、未硬化樹脂層に加速電圧125KeV、5Mradの条件で電子線を照射して樹脂を硬化させて5μm厚の電子線硬化型樹脂層(表面保護層)を形成した。
透明性表面保護層の上から、エンボス加工により深さ30μmの木目導管状の凹凸模様を形成し、化粧シートを得た。
(化粧板の作製)
2液硬化型ウレタン樹脂からなる接着剤を塗布した厚さ0.27mmの塗装鋼板をオーブン中、150℃で約1分間養生させた後、直ちにロールラミネーターを用いて上記化粧シートを貼付けし、化粧鋼板を得た。
実施例2
絵柄模様層を形成するための樹脂成分を2液硬化型の塩化ビニル−酢酸ビニル−アクリル三元共重合体樹脂にした以外は、実施例1と同様にして化粧シート及び化粧板を作製した。
実施例3
ヒートシール層を、変性ポリプロピレン樹脂水性エマルション及び架橋剤から形成した以外は、実施例1と同様にして化粧シート及び化粧板を作製した。
実施例4
透明性樹脂層を、極性基を有したポリプロピレン樹脂で押出し製膜した以外は、実施例1と同様にして化粧シート及び化粧板を作製した。
実施例5
絵柄模様層の上に、アクリル−ウレタンからなる樹脂からプライマー層を形成し、その上に非極性ポリプロピレン系樹脂からなる透明性樹脂層を形成した以外は、実施例1と同様にして化粧シート及び化粧板を作製した。
実施例6
透明性樹脂層を、ポリプロピレン樹脂と極性基を有したポリプロピレン樹脂を質量比8:2で配合したもので押出し製膜した以外は、実施例1と同様にして化粧シート及び化粧板を作製した。
比較例1
ヒートシール層を形成しなかった以外は、実施例1と同様にして化粧シート及び化粧板を作製した。
比較例2
絵柄模様層の上に、ウレタン樹脂系接着剤を乾燥後の厚みが3μmとなるように塗工し、ヒートシール層を形成しなかった以外は、実施例1と同様にして化粧シート及び化粧板を作製した。
試験例1:透明性樹脂層と基材シートとの密着性試験
(常態試験)
テンシロン試験機を用いて、常態の化粧シート(25mm巾)の、透明性樹脂層と基材シートとを、剥離スピード100mm/minにてT字剥離し、荷重をN=3で測定して評価した。
評価基準は、以下の通りである。
++:15N以上
+ :10N以上〜15N未満
− :0N〜9N未満
(環境試験)
化粧シートを温度60℃湿度90%の恒温高湿槽に2日間投入した後、常態試験と同様に密着性を測定して評価した。評価基準は前記の通りである。
密着性試験の評価結果を表1に併せて示す。
試験例2:鋼板折り曲げ試験(常温)
JIS Z 2248 6.3に規定されたVブロック法に準拠して、化粧鋼板の表面温度25℃、曲げ角度90°、曲げ内側半径0mmの条件で、鋼板折り曲げ試験を行った。
評価基準は、以下の通りである。
++:折り目付近が白化していないもの
+ :折り目付近が軽微白化しているもの
− :折り目付近が白化、もしくは割れが発生しているもの
鋼板折り曲げ試験の評価結果を表1に併せて示す。
Figure 2014193540
ヒートシール層;商品名「アプトロック」、三菱化学製
透明性樹脂層A;商品名「プライムTPO J5900」、プライムポリマー製、ランダムPP
透明性樹脂層B;商品名「アドマー QE800」、三井化学製、マレイン酸変性ランダムPP
透明性樹脂層C;透明性樹脂層AとBに使用している樹脂が、質量比8:2で配合されているポリプロピレン
架橋剤;商品名「カルボジライト」、日清紡ケミカル製
1. 被着材
2. プライマー層
3. 基材シート
4. 絵柄模様層
5. 接着剤層
6. 易接着樹脂層
7. 透明性樹脂層
8. プライマー層
9. 表面保護層
11. 被着材
12. プライマー層
13. 基材シート
14. 絵柄模様層
15. ヒートシール層
16. 透明性樹脂層
17. プライマー層
18. 表面保護層

Claims (12)

  1. 基材シート上に、絵柄模様層、ヒートシール層及びポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層を当該順に有する化粧シートであって、
    前記ヒートシール層は、変性ポリオレフィン樹脂を分散質として含む水性エマルションから形成された塗膜の硬化層であることを特徴とする化粧シート。
  2. 前記変性ポリオレフィン樹脂は、ポリオレフィン樹脂に、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ジクロロスチレン、ジビニルベンゼン、ジアリルベンゼン、ジビニルナフタレン、ジアリルイソフタレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、(メタ)アクリル酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、これらの酸の無水物、及び前記酸無水物のモノエステルからなる群から選択される少なくとも1種がグラフト重合した構造を有する、請求項1に記載の化粧シート。
  3. 前記変性ポリオレフィン樹脂は、無水マレイン酸変性プロピレン重合体又はその塩素化物、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン共重合体又はその塩素化物、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合体又はその塩化物、無水マレイン酸変性エチレン−プロピレン−ブテン共重合体又はその塩化物、アクリル酸変性プロピレン系重合体又はその塩素化物、アクリル酸変性エチレン−プロピレン共重合体又はその塩素化物、及びアクリル酸変性プロピレン−ブテン共重合体又はその塩化物からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の化粧シート。
  4. 前記変性ポリオレフィン樹脂は、更に親水性高分子が結合している、請求項1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
  5. 前記親水性高分子は、ポリ(メタ)アクリル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、デンプン、コーンスターチ、ゼラチン及びセルロース類からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項4に記載の化粧シート。
  6. 前記絵柄模様層は、熱硬化性樹脂を含有する、請求項1〜5のいずれかに記載の化粧シート。
  7. おもて面にエンボス模様を有する、請求項1〜6のいずれかに記載の化粧シート。
  8. 前記基材シート裏面に、合成樹脂製バッカー層を有する、請求項1〜7のいずれかに記載の化粧シート。
  9. 被着材上に、接着剤層を介して請求項1〜8のいずれかに記載の化粧シートが積層されていることを特徴とする化粧板。
  10. 基材シート上に、絵柄模様層、ヒートシール層及びポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層を当該順に有する化粧シートの製造方法であって、
    (1)基材シート上に、絵柄模様層を形成する工程、
    (2)前記絵柄模様層を被覆する態様で変性ポリオレフィン樹脂を分散質として含む水性エマルションを塗布することによりヒートシール層を形成する工程、
    (3)前記ヒートシール層の上に、ポリオレフィン樹脂を含有する透明性樹脂層を熱ラミネートすることによって、当該透明性樹脂層をヒートシールする工程、
    を含むことを特徴とする製造方法。
  11. 前記熱ラミネートは、前記透明性樹脂層を前記ヒートシール層の上に溶融押出し製膜した際の持ち込み熱による熱ラミネートである、請求項10に記載の製造方法。
  12. おもて面にエンボス加工を施す工程を更に有する、請求項10又は11に記載の製造方法。
JP2013070310A 2013-03-28 2013-03-28 化粧シート及びそれを用いた化粧材 Active JP6115247B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013070310A JP6115247B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 化粧シート及びそれを用いた化粧材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013070310A JP6115247B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 化粧シート及びそれを用いた化粧材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014193540A true JP2014193540A (ja) 2014-10-09
JP6115247B2 JP6115247B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=51839185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013070310A Active JP6115247B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 化粧シート及びそれを用いた化粧材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6115247B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104772959A (zh) * 2015-04-14 2015-07-15 柳培健 一种食品包装用环保薄膜
JP2016187869A (ja) * 2015-03-28 2016-11-04 日本製紙株式会社 ハードコートフィルム
JP2018058216A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 大日本印刷株式会社 加飾シート
WO2022044402A1 (ja) * 2020-08-26 2022-03-03 株式会社ダイセル 積層フィルムおよびその製造方法ならびに燃料電池の製造方法
WO2022130591A1 (ja) * 2020-12-17 2022-06-23 昭和電工株式会社 車両用サイドステップ及びその製造方法
WO2022130586A1 (ja) * 2020-12-17 2022-06-23 昭和電工株式会社 自動車用サイドドア及びその製造方法
WO2022130590A1 (ja) * 2020-12-17 2022-06-23 昭和電工株式会社 自動車用バックドア及びその製造方法
CN114654857A (zh) * 2022-03-25 2022-06-24 苏州瑞高新材料有限公司 一种新型的tpo多彩花纹汽车内饰材料及其制备方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585286A (ja) * 1981-07-01 1983-01-12 Hiroshi Goto 表面加飾材
JP2004155293A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Toppan Printing Co Ltd 自動車用エアバッグパネル
JP2008074074A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Dainippon Printing Co Ltd 帯電防止性能を有する化粧シート
JP2008302545A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Toppan Cosmo Inc 化粧シート
JP2010189658A (ja) * 2005-06-03 2010-09-02 Mitsubishi Chemicals Corp 水性樹脂分散体及びその製造方法、塗料、積層体及びその製造方法
JP2011073220A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Toppan Cosmo Inc 床用化粧材
JP2011177992A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Mitsubishi Chemicals Corp 積層体およびそれを使用した包装材料

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585286A (ja) * 1981-07-01 1983-01-12 Hiroshi Goto 表面加飾材
JP2004155293A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Toppan Printing Co Ltd 自動車用エアバッグパネル
JP2010189658A (ja) * 2005-06-03 2010-09-02 Mitsubishi Chemicals Corp 水性樹脂分散体及びその製造方法、塗料、積層体及びその製造方法
JP2008074074A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Dainippon Printing Co Ltd 帯電防止性能を有する化粧シート
JP2008302545A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Toppan Cosmo Inc 化粧シート
JP2011073220A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Toppan Cosmo Inc 床用化粧材
JP2011177992A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Mitsubishi Chemicals Corp 積層体およびそれを使用した包装材料

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016187869A (ja) * 2015-03-28 2016-11-04 日本製紙株式会社 ハードコートフィルム
CN104772959A (zh) * 2015-04-14 2015-07-15 柳培健 一种食品包装用环保薄膜
JP7135268B2 (ja) 2016-09-30 2022-09-13 大日本印刷株式会社 加飾シート
JP2018058216A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 大日本印刷株式会社 加飾シート
WO2022044402A1 (ja) * 2020-08-26 2022-03-03 株式会社ダイセル 積層フィルムおよびその製造方法ならびに燃料電池の製造方法
JP2022038254A (ja) * 2020-08-26 2022-03-10 株式会社ダイセル 積層フィルムおよびその製造方法ならびに燃料電池の製造方法
WO2022130591A1 (ja) * 2020-12-17 2022-06-23 昭和電工株式会社 車両用サイドステップ及びその製造方法
WO2022130586A1 (ja) * 2020-12-17 2022-06-23 昭和電工株式会社 自動車用サイドドア及びその製造方法
WO2022130590A1 (ja) * 2020-12-17 2022-06-23 昭和電工株式会社 自動車用バックドア及びその製造方法
JP7480865B2 (ja) 2020-12-17 2024-05-10 株式会社レゾナック 車両用サイドステップ及びその製造方法
JP7480863B2 (ja) 2020-12-17 2024-05-10 株式会社レゾナック 自動車用サイドドア及びその製造方法
JP7480864B2 (ja) 2020-12-17 2024-05-10 株式会社レゾナック 自動車用バックドア及びその製造方法
CN114654857A (zh) * 2022-03-25 2022-06-24 苏州瑞高新材料有限公司 一种新型的tpo多彩花纹汽车内饰材料及其制备方法
CN114654857B (zh) * 2022-03-25 2023-05-26 苏州瑞高新材料有限公司 一种新型的tpo多彩花纹汽车内饰材料及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6115247B2 (ja) 2017-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6115247B2 (ja) 化粧シート及びそれを用いた化粧材
JP4587692B2 (ja) 床材用化粧シート及びそれを用いた床用化粧材
JP4658749B2 (ja) 耐衝撃性及び耐スクラッチ性に優れた床材用化粧シート
JP4240897B2 (ja) 化粧シート
JP6308243B2 (ja) コーティング剤
WO2015146217A1 (ja) 化粧シート及びそれを用いた化粧板
JP6528785B2 (ja) 化粧シート及び該化粧シートを備える化粧部材
JP5700100B2 (ja) 床材用化粧シート及び床用化粧材
JP6597644B2 (ja) 化粧部材
JP2015086682A (ja) 化粧シート及びそれを用いた化粧板
JP2009083184A (ja) 化粧シート
JP2019064139A (ja) 化粧シート及び該化粧シートを備える化粧部材
JP5724525B2 (ja) 化粧シート及び化粧材
JP6179143B2 (ja) 化粧シート及び化粧材
JP5794364B2 (ja) 床材用化粧シートの製造方法
JP2008274738A (ja) 床材用化粧シート及びその製造方法
JP6136457B2 (ja) 化粧材
JP5169694B2 (ja) 化粧シート
JP2005238504A (ja) 化粧シート及びそれを用いた化粧鋼板
JP6286998B2 (ja) 化粧シート及びそれを用いた化粧材
JP2012162085A (ja) 化粧シート
JP5978681B2 (ja) 床用化粧シート及び床用化粧材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160920

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6115247

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150