JPS5852723B2 - 圧延ロ−ル用の油膜軸受 - Google Patents

圧延ロ−ル用の油膜軸受

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JPS5852723B2
JPS5852723B2 JP11018179A JP11018179A JPS5852723B2 JP S5852723 B2 JPS5852723 B2 JP S5852723B2 JP 11018179 A JP11018179 A JP 11018179A JP 11018179 A JP11018179 A JP 11018179A JP S5852723 B2 JPS5852723 B2 JP S5852723B2
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JP
Japan
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roll
rolling
oil film
key
sleeve
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JP11018179A
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English (en)
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JPS5636305A (en
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誠 侍留
英臣 野口
圭一 浜田
輝幸 西出
孝之 直井
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Expired legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B31/00Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
    • B21B31/07Adaptation of roll neck bearings
    • B21B31/074Oil film bearings, e.g. "Morgoil" bearings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、圧延ロール用の油膜軸受に関するものであ
る。
現在、板材の連続圧延に当っては、熱間、冷間圧延を問
わず自動板厚制御(以下単にAGCと略す)を行なって
圧延板の長手方向の板厚の均一化を図っている。
この板圧延におけるAGCば、はとんどの場合B I
S RA方式であって、この方式は第1図に示すように
圧下位置と圧延荷重とからその時点での板厚を推定し、
これを目標板厚と比較して、板厚に偏差が認められた際
はその偏差が零となるように圧下位置を調整して板厚制
御を行なうものである。
すなわち第1図において板材の入側板厚をH10−ル設
定間隙をSとすると、一般に材料の塑性特性曲線および
圧延機の弾性特性曲線は図中a。
bのごとく表わされ、このときの出側板厚りは両回線a
、bの交点mで示される。
このhを目標板厚としてAGCを行なう場合、たとえば
入側板厚がJHだけ変化したとすると、圧延荷重ばJp
だけ変化し、出側板厚はhとなってhに対してJhの板
厚偏差が生じる。
そこで、Jh=Oとなるようにロール間隙をS−+Sに
JSだけ変更するのである。
このようにB I S RA方式AGCば、被圧延板の
板厚変化を圧延荷重の変化から読み取り、この変化の程
度に応じてロール間隙を調整して所定板厚に自動調整す
るのであるが、通常の多段圧延機においては、圧延ロー
ルの回転中心の偏心、一般にロール偏心と通称される検
出器に現われないロールギャップ変動が大きく、このロ
ール偏心に基づき圧延荷重に変化が生じた場合には、A
GCに支障をきたし、ひいては圧延板の形状品質を損う
すなわち第2図に示すように、ロールの偏心によるロー
ル間隙の変化をJEとすると、ロール間隙は見かけの圧
延機弾性特性曲線すに対し実際には曲線gで示されるこ
とになり、このため圧延荷重はpからPlへJPeだけ
変化する。
しかしロール間隙として検出されるのはあくまでSであ
るため、実際にはロール偏心によって生じた荷重変化J
Peは制御装置内では入側板厚の変化JH’により生じ
たものとして計測され、従って出側板厚偏差がlh′で
あるとして、このJh′を零にするようにロール間隙が
JS/だけ変更される。
このため実際には出側板厚h1であったものがAGCに
よりさらに薄<h2の板厚となるのである。
なお図中g′で示した曲線は、ロール間隙JS’だけ変
更した際ロール偏心によりさらに変動する圧延機弾性特
性曲線である。
このようにBISRA方式AGCにおいて、ロール偏心
は大きな外乱であり、圧下装置の応答性の遅速と相まっ
て種々の弊害を招いている。
従ってロール偏心はできるだけ小さく抑える必要がある
従来このロール偏心は、作業ロールや補強ロールなどの
圧延ロールの加工精度に起因するものと考えられていた
が、先に特開昭51−112760号公報に明示されま
た発明者らのその後の研究により、その原因の大部分は
圧延ロールとくに補強ロールの油膜軸受によるものであ
ることが明らかになった。
すなわち補強ロールの軸受としてはテーパネック軸受が
代表的であり、その一例を第3図に要部断面で示す。
図中1は圧延素材、2は作業ロール、そして3が補強ロ
ールである。
また4は補強ロール3のテーパーネック、5はキー、6
はキー溝であり、ブッシング8とこれに対しジャーナル
を形成スべく補強ロール3のテーパーネック4へ緊密に
はめ合わせたスリーブ7とにより油膜軸受を構成するも
のである。
こSにスリーブ7のテーパーネック4に対する回り止め
のためにキー5によるキー止めを行なうが、スリーブ7
のテーパ一孔に刻まれるキー溝6はキー5の熱膨張など
を勘案してキー5のテーパーネック4からの突出高さよ
りもやや深くされ従ってキー溝6の底とキー5との間に
はすき間がおいている。
さてかような油膜軸受により圧延ロールを枢架した圧延
機で圧延を行なった場合には、スリーブ7は油膜(第3
図中B部)を介してブッシング8により圧延荷重を受け
、たとえば第4図に示したようなq(θ)の圧下刃がス
リーブTに作用していて、このスリーブ7の圧下力受圧
位置にキー溝部(第4図中C部)が一致したとき、スリ
ーブ7のキー溝部は図示したように変形し、その変形に
相当する量だけロール間隙が大きくなるのである。
なお上述したキー溝部の変形は主に塑性変形によるもの
であるが、若干の弾性変形も生じている。
かくしてキー溝部が受圧面(圧下刃q(θ)を受ける面
)に回転する毎に、圧延ロール3の加工精度に関係した
ロール間隙変化以外の大きなロール間隙変化を生じ、こ
れに起因して圧延荷重が急激に低下するのである。
こ\で通常の4段圧延機を代表例として、ロール1回転
毎のロール間隙変化を、作業ロールおよび補強ロールが
それぞれ単独の場合と、組み合わせた場合とを比較して
第5図に示す。
図中イ、口はそれぞれ作業ロールおよび補強ロールの加
工精度のみに起因するロール偏心の程度を示したグラフ
であり、このイ、口の曲線h 、1を合成したものが八
に示す曲線jである。
従ってロール偏心の原因が圧延ロールの加工精度のみに
起因するものならば、これらの圧延ロールを組み合わせ
た4段圧延機のロール間隙変化は、への曲線jに沿うは
ずであるが、実際の測定では曲線にで示すように変化し
た。
第5図上部に矢視りで示した位置は、上、下両補強ロー
ルのキー溝部が受圧面に一致した状態である。
すなわち第5図ハにおいてハツチングを施した部分がス
リーブのキー溝部の変形によって生じたロール間隙変化
であり、この量は全偏心量の70〜80%にもおよぶこ
とがある。
そこで発明者らはこのキー溝に起因する圧延荷重の急変
の問題を解決すべく実験と検討を重ねた結果、キーおよ
びキー溝の設定位置と、それらのはめ合い長さで定まる
キー止めの設定長さとを次のように制限して所期の目的
が有利に達成されることを見出した。
すなわちキーおよびキー溝の設定位置は、スリーブとロ
ールネックとのテーパーはめ合い領域の端からとし、キ
ー止めの設定長さは、軸受受圧領域長さつまりロールチ
ョックからスリーブに加わる圧下刃の作用域の長さの0
.2倍以下とすることである。
発明者らはまずキー溝を持たないスリーブとテーパーネ
ックを作成し、これらに第6図a、bに示すようにテー
パーはめ合い領域の両端E、Fからそれぞれ別個にXな
いしyの範囲にわたってキー止めを順次大きく設定して
、これらを用いて熱間圧延を行なった場合のキスロール
荷重変動量を調べた。
また比較のため既存の油膜軸受を用いた場合についても
同様の調査を行なった。
その結果を対比して第7図に示す。
第7図において横軸はキー止めの設定長さX、yと軸受
受圧領域長さLとの比x / Lおよびy / Lで示
し、縦軸は既存の軸受を用いた場合の荷重変動量JPo
に対するこの発明に従う軸受を用いた場合の荷重変動量
のJPの比UP/ljP。
で示しである。同図から明らかなようにx/L、y/L
とも0.15〜0.25の間でロール荷重変動量は急激
に増加するものであり、従ってx / Lもしくはy/
Lを0.2以下すなわちキー止めの長さを軸受受圧領域
長さの0.2倍以下、より好ましくは0.15倍以下の
範囲に設定することにより圧延荷重の変動は著しく軽減
されるのである。
なおキーが、スリーブとロールネックとの回り止めとし
て有効に働くためには、圧延時にキーに作用するせん断
応力に十分耐え得ることが必要である。
このためキーの長さは、キーのせん断面積(幅×長さ)
や材料強度から決まるキーの強さが上記せん断応力を上
まわる範囲とする。
かくしてこの発明においては、スリーブのキー溝に起因
したロール偏心を大幅に減少できる。
従ってAGCにおいて、従来キー溝に起因したロール偏
心を考慮して不感帯をある程度大きくもうける必要があ
ったのに対し、この発明により上の不利が解決され単に
圧延ロールの加工精度に由来するロール偏心のみを考慮
すれば足りるので不感帯の幅を狭めることができ、板厚
精度が著しく向上する。
次にこの発明を連続式熱間圧延機のスタンドに組み込み
、かつAGCゲイン、不感帯を調整してB I S R
A方式AGCを行なった場合の板厚精度を、従来の油膜
軸受を用いた場合と比較して第8図に示す。
同図より明らかなように、従来の油膜軸受を用いた場合
には、AGCゲイン、不感帯を調整しても60μm程度
の板厚誤差が生じていたのに対しこの発明の油膜軸受を
用いた場合には、その適用が最終スタンドのみにおいて
も板厚誤差は約半分となり、後段3スタンドに適用した
場合には15μmと約1/4に減少する。
また前記特開昭51−112760号公報記載のキーレ
ス軸受は、これを既存の圧延機に適用するには改造範囲
が太きいため、極めて困難であるのに対し、この発明の
油膜軸受はその適用が簡単でスリーブのみ新作すればよ
い。
このときロールネック部に刻まれている従来のキー溝は
肉盛などによって埋め、その後新たにこの発明に従いキ
ー溝を刻めばよい。
なおこの発明は、圧延ロール用軸受としてモーボイル軸
受やメスタ軸受のような油膜軸受を用いるすべての多段
圧延機に適用可能である。
以上述べたようにこの発明によれば、スリーブのキー溝
の変形に起因する圧下刃の急変を大幅に減少できるため
、AGCによる板厚制御の追従補正が適切に行なえ、従
って圧延板製品の板厚精度が著しく向上する。
なおこの発明をとくに熱間圧延に適用した場合には、A
GC性能の向上により圧延素材の加熱炉からの低温抽出
が可能となるため省エネルギーの点でも期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、B I S RA方式AGCの制御要領の説
明図、第2図はロール偏心がBISRA方式AGCに与
える悪影響を説明した図、第3図は従来のテーパーネッ
ク油膜軸受部の縦断面図、第4図は第3図のA−A矢視
図、第5図イ2口およびハは、作業ロールおよび補強ロ
ールのロール1回転毎のロール加工精度のみに基因する
ロール偏心の程度ならびに両ロールを組み合わせたとき
の実際のロール間隙変化をそれぞれ比較して示したグラ
フ、第6図a、t)は、この発明に従うキーの設置状態
を示した図、第7図は、キーの設置長さと、圧延荷重変
動量との関係を示したグラフ、第8図は、従来型および
この発明に係る油膜軸受を用いた場合の板厚精度を比較
して示したグラフである。 1・・・・・・圧延素材、2・・・・・・作業ロール、
3・・・・・・補強ロール、4・・・・・・テーパーネ
ック、5・・・・・・キー、6・・・・・・キー溝、7
・・・・・・スリーブ、8・・・・・・ブッシング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ロールチョック軸受箱のブッシングと、これに対し
    ジャーナルを形成すべく圧延ロールのテーパーネックへ
    緊密にはめ合わせたスリーブとからなる圧延ロール用油
    膜軸受において、このスリーブを圧延ロールに固定する
    キー止めを、スリーブとロールネックとのテーパーはめ
    合い領域の端から軸受受圧領域長さの0.2倍以下の範
    囲に設けたことを特徴とする圧延ロール用の油膜軸受。
JP11018179A 1979-08-31 1979-08-31 圧延ロ−ル用の油膜軸受 Expired JPS5852723B2 (ja)

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JP11018179A JPS5852723B2 (ja) 1979-08-31 1979-08-31 圧延ロ−ル用の油膜軸受
GB8027751A GB2060133B (en) 1979-08-31 1980-08-27 Securing bearing sleeves to roll necks
US06/181,828 US4384748A (en) 1979-08-31 1980-08-27 Oil film bearing for rolling roll for producing rolled sheets having a low deviation of sheet thickness
DE19803032466 DE3032466A1 (de) 1979-08-31 1980-08-28 Oelgleitlagerung fuer die walzen eines walzwerkes sowie verfahren zum walzen von metallblechen mit geringer dickenabweichung

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Publication Number Publication Date
JPS5636305A JPS5636305A (en) 1981-04-09
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