JPS5852605B2

JPS5852605B2 - コンバイン

Info

Publication number: JPS5852605B2
Application number: JP50109300A
Authority: JP
Inventors: 利勝谷本
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1975-09-08
Filing date: 1975-09-08
Publication date: 1983-11-24
Also published as: JPS5234243A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、コンバインに関する。

通常、この種のコンバインにおいて、脱穀された穀粒は
穀粒袋詰め部で順次袋詰めされるものである。

そして、このコンバインが多条刈りに構成される場合等
においては、頻繁な袋交換を要し、その結果、多量の穀
粒袋が必要となる。

また、上記袋詰め部で穀粒が袋詰めされた満杯袋を、順
次圃場に点在状に放出すると、後の回収作業が面倒とな
るものである。

本発明は、上記袋詰め部における要望とこの袋詰め部に
おいて穀粒が袋詰めされた満杯袋の回収を容易にするこ
ととを一挙に満足させて、能率の良い脱穀作業を行なえ
るようにせんとするものである。

以下本発明の構成の実施例を図面について詳述する。

第１図及び第２図は、多条刈りコンバインを示し、クロ
ーラ走行装置１で走行しながら、機体前部の引起し装置
２、刈取装置３等から構成された引起し刈取部で複数条
の茎稈を引起し刈取り、この刈取茎稈を縦搬送装置４で
後部脱穀装置５へ受渡し脱穀処理するように構成されて
いる。

前記脱穀装置５は、前記縦搬送装置４から受渡される茎
稈を、横−側部に架設されたフィードチェーン６により
後方へ搬送しながら脱穀処理し、脱穀された排ワラを排
ワラチェーン７で後部排ワラカッター８に搬送して細断
するように構成されるとともに、脱穀した穀粒を、この
脱穀装置５の横−側部であって、且つ、機体の通常回り
刈り作業における既刈側に位置する箇所に配置された袋
詰め部９へ搬送筒１０に沿って送り込むように構成され
ている。

この袋詰め部１は、機体前後方向に向かわされて互いに
並置される支持杆１１，１１に、両端ハトメ金具が挿通
された状態で吊下げ支持される多数の穀粒袋１２・・に
順次穀粒を袋詰めするように構成されるものであって、
前記穀粒袋１２・・の各々の上部口縁部対向部にはマジ
ックテープ（登録商標）１３・・を装着しており、この
マジックテープ（登録商標）１３・・で各々の穀粒袋１
２・・を切離し可能に連結している。

また、前記搬送筒１０の先端には、第３図に示すように
３つの吐出口ａ、ｂ、ｃを有し、且つ、搬送筒１０先端
に回動可能に連結されている回転体１４が装着されてい
る。

そして、前記穀粒袋１２・・の内の機体最後方に位置す
る穀粒袋１２の上部開口部内に、前記回転体１４の所要
の吐出部ａを挿入し、且つ、穀粒袋１２を籾受台１５で
受止め支持した状態で袋詰めを行なうように構成される
とともに、この袋詰めされている穀粒袋１２の下部籾受
台１５部分には一定量の穀粒が袋詰めされたことを感知
する重量感知装置（図示せず）が設けられている。

そして、この感知装置の感知結果を基にして、第４図に
示すように脱穀装置５からの出力をチェーン１６を介し
て回転体１４と一体連結されるスプロケット１７に間歇
的に、且つ、定時間伝達し、回転体１４を所要角度で強
制回転させるとともに、この時に、第３図イ２口、ハに
示すように所要の吐出口ａが穀粒満杯状態の穀粒袋１２
′を後方に押しやり送り出し、且つ、次の吐出口すが次
の穀粒袋１２を係止引張り所要の袋詰め状態となり、以
下同様に連続して自動的に袋詰めが行なわれるように構
成されている。

また、前記袋詰め部旦において満杯された穀粒袋１２′
は、この袋詰め部旦後部補助席２０上に位置する補助作
業者が上部チャックを閉め、且つ、マジックテープ（登
録商標）１３を切り離し、前記袋詰め部９の横外側に並
置される満杯袋載置部１９に送り込むように構成されて
いる。

この満杯袋載置部１９は、回転ローラー１８・・が順次
傾斜状に並置されて構成されるものであって、前記満杯
袋１２′を機体前後方向に移送載置可能な前後方向に長
い載置面を有して構成され、多数の満杯袋１２′を収容
可能に構成されている。

尚、第５図に示すように、袋詰め部と満杯袋載置部１９
との接続部に、回転ローラー２１・・をＵ字状に並置し
てなる搬送径路部分を構成すれば、一層円滑に満杯袋１
２′を載置部１９に送り込めるものとなる。

以上要するに本発明によるコンバインは、搭載脱穀装置
５の横側で操縦座席２２の後方に、穀粒収納袋１２の送
り出し方向を機体後方向に設定してあり、且つ、空袋１
２・・の収容部と脱穀済み穀粒の袋詰め装置とを備えた
穀粒袋詰め部旦を配設するとともに、この穀粒袋詰め部
旦の横側に並ぶ位置で機体の側縁よりも外側に、前記穀
粒袋詰め部９からの満杯袋１２′を、立ち姿勢にした袋
１２′の平面視長手方向が機体左右方向に向う状態で機
体前方向に移送して載置する前後方向に長い満杯袋載置
部１９を設け、この袋数置部１９の移送終端を前記操縦
座席２２の近くに設定して、満杯袋を機体前方側から取
り出すようにしであることを特徴とするものであり、袋
詰め部９において穀粒袋１２・・を機体前後方向に送り
出すことによって、脱穀装置５の前後長さを有効に利用
して多数の穀粒袋１２・・を収容し易く、また、載置部
１９においても上記と同様に脱穀装置５の前後長さを有
効に利用して多数の満杯袋１２′を収容可能となるから
、前記袋詰め部旦は袋１２・・が早期になくなることな
く、連続した袋詰め作業を行なうことが可能となり、ま
た、載置部１９が多数の満杯袋１２′を一旦多数収容後
適当箇所に一括して集中放出することが可能となり、後
の回収作業を容易にするのである。

また、本発明では特に、前後方向に長い満杯袋載置部１
９において、穀粒袋詰め部９からの満杯袋１２′を、立
ち姿勢にした袋１２′の平面視長手方向が機体左右方向
に向う状態に収容できるように構成しであるから、極め
て多数の袋１２′を整然と機体側に収容し得て前記一括
放出を一層効率よく行うことができ、更には、その収容
部（満杯袋載置部１９）の全体を機体の側縁よりも外側
に設けであるので、放出した袋を操縦者の不注意でコン
バインが踏み付けてしまうようなこともない。

しかも、満杯袋の送り出し方向を機体前方側に設定し、
機体前方側から取り出させるので、袋の放出作業を操縦
者にまかせることができる利点もある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るコンバインの実施例を示し、第１図
はコンバインの平面図、第２図は側面図、第３図イ２口
、ハは袋詰め装置の作動状態を示す概略側面図、第４図
は袋詰め装置における回転体の縦断背面図、第５図は別
の実施例の平面図である。５・・・・・・脱穀装置、１２・・・・・・穀粒袋、１
２′・・・・・・満杯袋、ｌ・・・・・・袋詰め部、１
９・・・・・・満杯袋載置部。

Claims

【特許請求の範囲】

１搭載脱穀装置５の横側で操縦座席２２の後方に、穀
粒収納袋１２の送り出し方向を機体後方向に設定してあ
り、且つ、空袋１２・・の収容部と脱穀済み穀粒の袋詰
め装置とを備えた穀粒袋詰め部旦を配設するとともに、
この穀粒袋詰め部９の横側に並ぶ位置で機体の側縁より
も外側に、前記穀粒袋詰め部９からの満杯袋１２′を、
立ち姿勢にした袋１２′の平面視長手方向が機体左右方
向に向う状態で機体前方向に移送して載置する前後方向
に長い満杯袋載置部１９を設け、この袋載置部１９の移
送終端を前記操縦座席２２の近くに設定して、満杯袋を
機体前方側から取り出すように構成しであるコンバイン
。