JPS5852357A - ジオキサジン化合物、その製造法及びその使用法 - Google Patents

ジオキサジン化合物、その製造法及びその使用法

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JPS5852357A
JPS5852357A JP14888081A JP14888081A JPS5852357A JP S5852357 A JPS5852357 A JP S5852357A JP 14888081 A JP14888081 A JP 14888081A JP 14888081 A JP14888081 A JP 14888081A JP S5852357 A JPS5852357 A JP S5852357A
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JP
Japan
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dioxazine
formula
methoxyethyl
methoxypropyl
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JP14888081A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Nakato
中藤 和正
Takayuki Urabe
ト部 孝行
Shigeto Shindo
進藤 成人
Kenichiro Nishi
西 賢一郎
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (式中、Rはメチル、n−プロピル、n−ブチル、メト
キシエチル、エトキシエチル及びメトキシプロピルを表
わす。)の新規なジオキサジン化合物、その製法及びそ
の使用法に関する。
本発明の目的は青〜赤紫の色調であって、高い着色力を
有し、耐光性、耐熱性、耐ブリード性及び耐溶剤性など
が優れたジオキサジン系化合物を提供しようとするもの
である。
式(1)のイコ合物を製造する炉、・は式(式中、Rは
前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物2モルと
クロラニル1モルを不活性溶媒中、酸結合剤の存在下で
縮合し、次いで閉環剤の存在下で加熱し閉環することに
より製造できる2反応に使用する不活性溶媒としテハク
ロロベンゼン、ジクロロベンゼン(0−。
m−11)−)、)リクロロベンゼン(1,2,3−。
1、2.4コ1.3.5− )及びこれらの混合物、ニ
トロベンゼン、アルキルベンゼン或ハアルキルナフタレ
ン系の高沸点溶媒が好ましい。
酸結合剤として炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム又
はカリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウムなどの
無機化合物、酢酸ナトリウム又はカリウムなどの有機酸
の塩、ピリジン、ピペリジン、トリエチルアミンなどの
有機化合物を添加して縮合反応を実施する。反応温度は
O〜60Cが好ましい。反応時間は温度によって変化す
るが通常1〜5時間で未反応の式匝の3−アミツニ9−
アルキル又はアルコキシアルキルカーバブルが消失する
次いで閉環剤としてベンゼンスルホニルクロライド、ト
ルエンスルホニルクロライ)”(0−。
p−)、 メタンスルホニルクロライドなどのスルホン
酸クロライド類又はこれらスルホン酸のエステル類或は
安息香酸及びそのクロライドなどの存在下で閉環反応を
行う。
反応温度は60〜220Cであり、前段の縮合反応と併
行して閉環反応も一部進行しているが実質的に閉環が完
結するのは150〜220Cである。
反応時間は反応温度、使用する閉環剤の種類と量によっ
て変化するが1〜10時間に設定するのが好ましい。反
応が完結したら濾過を行って結晶を分離し、必要に応じ
適当な溶媒で洗滌する。充分に圧搾したのち、乾燥すれ
ば本発明のジオキサジン化合物が好収率で得られる。
本発明のジオキサジン化合物は縮合閉環した後の粗生成
物のま\顔料として使用出来るが、濾過後のケーキ又は
乾燥原末を通常の顔料化法例えば有機溶媒中で加熱する
か或は溶媒の存在〜不存在下で磨砕助剤として無機又は
有機の塩を使用して磨砕又は混練して細かく分散した状
態に変えることにより、着色力を大きくするなど品質特
性を改善しうるう 本発明の化合物は水及び通常の有機溶媒に不溶性であり
印刷インキ、塗料の着色のほがゴムなどの天然又はポリ
スチレン、ポリアクリル。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル又はAB
S樹脂などの合成樹脂の着色のために公知の方法によっ
て用いることができる。
更にポリエステル等の紡糸原液の着色繊維材料への顔料
捺染にも適している。
本発明の式(I)のジオキサジン化合物は使用に際して
はRがメチル、n−プロピル、n−ブチル、メトキシエ
チル、エトキシエチル又はメトキシプロピルの化合物単
独のみではなくRが水素又はエチルを表わす化合物を含
めてこれらのジオキサジン化合物の任意割合の混合物と
しても使用することもできる。
従来から、顔料の配合による色合わせは化学構造が異な
るものでは物性の差が大きいため困難であったが本発明
によれば基本骨格が同一であるため顔料としての適性を
損うことなく青色から赤紫色までの調色が可能となる。
又本発明のジオキサジン化合物は鮮明な色調で高い着色
力があり、光、気候、熱、ブリード。
化学薬品及び溶剤に対する堅牢性が優れている。
さらに、流動性、隠蔽力、光沢も良好である。
以下、実施例により具体的に説明する。
部及び%は重量部と重量%を表わす。
実施例1゜ 3−アミノ−9−n−プロビルカーバゾル22.4部を
0−ジクロロベンゼン400部に溶解し1炭酸ナトリウ
ム7.1部を添加し、25〜30Cでクロラニル16.
0部を加える。
反応を5時間継続すると未反応の3−アミノ−9−n−
プロビルカーバゾルは消失する。次いでp−)ルエンス
ルホニルクロライト23.9部ヲ。
−ジクロロベン9フ13部に溶解した液を加え160C
に昇温する。165〜175Cで2時間保持すれば反応
は完結する。
濾過して、O−ジクロロベンゼン450部で洗ンを除去
したのちシ過、湯洗する。金属光沢のある緑色のケーキ
を乾燥すれば次式で示されるジオキサジン化合物24.
7部が得られる。
実施例2゜ 3−アミノ−9−〇−プチルカーバゾル23,8部をト
リクロロベンゼン(1,2,4一体80%、1、2.3
一体20%の混合物)480部に溶解し、炭酸カリウム
8.8部を加える。
35〜45trでクロラニル16,0部を添加し、その
温度で3時間反応を行うと未反応の原料は消失する。こ
のスラリーを予じめI)−)ルエンスルホニルクロライ
ド25.0部をトリクロロベンゼン30部中に170C
で加熱溶解した液に滴下し、170〜180Cで1時間
保持する。
反応終了後、濾過してトリクロロベンゼン650部で洗
い、次いでメタノール650 部テ洗う。湯洗して乾燥
すれば金属光沢のある次式のジオキサジン化合物24.
5部が得られる。
C)(。CH2CH2CHs 実施例3゜ 3−アミノ−9−メチルカーバブル19.6部をジクロ
ロベンゼン(〇一体s 8%、p一体1o4、m一体1
.5%、モノクロロベンゼン0.5%の混合物)400
部に溶解し、無水酢酸ソーダ8.9部とクロラニル18
.4部を45〜50Cで添加する。
45〜55Cで2時間保持したのち110Cに昇温しで
酢酸を漏出させる。引続きI 50Cに昇温し、ベンゼ
ンスルホニルクロライド10.5部を加え、175〜1
80Cで8時間反応する。濾過してジクロロベンゼン2
00部で洗い、ケーキを水蒸気蒸溜し、濾過、湯洗乾燥
すれば次式のジオキサジン化合物 23.2部が得られる。
実施例4゜ 1と同様に操作すれば同一構造のジオキサジン化合物2
5.’0部が得られる。
実施例5゜ 実施例2で使用したp−1ルエンスルホニルクoライ)
”25.0Mの代りにメタンスルホニルクロライド14
.3部を使用し実施例2と同様に操作すれば同一構造の
ジオキサジン化合物25,7部が得られる。
実施例6゜ 実施例3で使用した3−アミノ−9−メチルカーバブル
19.6部の代りに3−アミノ−9−メトキシエチルオ
ーバゾル24.0部を使用し実施例3と同様に操作すれ
ば次式のジオキサジン化合物26.0部が得られる。
実施例7.〜実施例12゜ 実施例1〜実施例6と同様の方法で次のジオキサジン化
合物及び混合物を得ることが出来る。
実施例    式(りのR 7CH2CH20CH2CH3 5−CH2CHz CH2OCH3 実施例1で得た化合物0.05部とステアリン酸マグネ
シウム0.05部をボールミルで微粉砕し。
ポリプロピレン(商品名チッソポリブローチッソ製品)
300部と混合して均一に表面被覆させたのち押出成形
機にかけて200Cで射出成形する′。
得られた紫色の着色成形物は耐光、耐熱性、耐ブリード
性が優れ、溶剤及び化学薬品にも極めて良好な堅牢度を
示した。
実施例14゜ 実施例2で得た化合物0.05部とステアリン酸カルシ
ウム0.05部とボールミルで微粉砕しポリスチレン(
商品名スタイロン−旭ダウ社製品)100部と均一に混
合する。200Cで押出機にかけ、得られたロッドを切
断して着色ペレットを作る。このペレットを200〜2
20Cで成形すれば優れた耐光性、耐熱性、耐薬品性を
示す紫色の着色成形物が得られる。
実施例15゜ 実施例2で得た化合物を150メツシユ以下に粉砕した
のちその70部を採り、食塩350部。
エチレングリコール60部と共にニーグー中で15時間
混練する。水に懸濁して塩抜きをしたのち、濾過、水洗
、乾燥する。得られた顔料0.1部をポリエステルチッ
プ100部と混合し、窒素気流中で280Cに加熱して
均一に溶融する。この溶融物を成形機又は紡糸機にかけ
れば耐光性、耐熱性、耐ブリード性及び耐薬品性の優れ
たボルドー色の成形物又は繊維が得られる。
実施例】6゜ 実施例3で得たジオキサジン化合物を実施例15と類似
の方法で顔料化する。潜られだ顔料0.05部と二酸化
チタン2部を塩化ビニル(商品名ビニカー三菱モンサン
ド製品)65部、ジオクチルフタレート32部、ジプチ
ル錫ラウレート2部、ステアリン酸マグネシウム1部計
100部よりなるコンパウンドと混合し、加熱ロールで
170Cに均一に溶融する。
これをプレスで圧延すれば青色に着色されたシートが得
られ、耐光性、耐薬品性、耐ブリード性が優れている。
実施例】7゜ 実施例1で得た化合物を実施例15と類似の方法で顔料
化する。
得られた顔料2.5部、クリヤー(商品名コーロツクー
ロソクペイント製品)30部、シンナー7.5部ヲレソ
ドデビルミルで均一に分散化する。
これをメタリックペース(コーロノクーロックペイント
製品)で適当な濃度に調整して清浄な金属表面に塗布す
る。
て良好である。
実施例18 実施例6で得た化合物10部、グラビア用塩化ビニルフ
ェス90部を゛ロールで充分に磨砕、配合して調製した
インキを紙上に印刷する。
透明性、光沢が良好で耐光性の優れた紫色の印刷物が得
られた。
実施例19゜ ・ 実施例】0で得たジオキサジン混合物を実施例15
と類似の方法で顔料化する。得られた顔料1部、バイン
ダー20部、エクステングー78部。
アクラフィノクス(商品名−パイニル製−品)をミキサ
ーで十分混練する。
得られた捺染糊を綿布に印捺後、乾燥して110Cで熱
処理、アルカリ処理次いで水洗すれば鮮明な紫色の捺染
物が得られ、射光及び耐熱堅牢度が良好であった。
本発明のジオキサジン化合物のX線回折測定結果を下表
に示す。
* X線回折測定は下記のようにして行った◎理学電機
KKllljD8C型X線発生装置を用いCu Kct
の放射線(真空中35KV、I OmA )てチャート
上に回折角と回折X線の強さを記録した。
特許出願人 日本化薬株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (式中Rはメチル、n−プロピル、n−ブチル、メトキ
    シエチル、エトキシエチル又はメトキシプロピルを表わ
    す)で表わされるジオキサジン化合物。 (式中R1dメチル、n−プロピル、n−ブチル、メト
    キシエチル、エトキシエチル及びメトキシプロピルを表
    わす)で表わされるカーハソル化合物2モルとクロラニ
    ル1壬ルヲ不活性溶媒中、酸結合剤の存在下で縮合し、
    次いで閉環剤の存在下で加熱閉環することを特徴とする
    式 (式中Rはメチル、n−プロピル、n−ブチル、メトキ
    シエチル、エトキシエチル又はメトキシプロピルt 表
    )) to )で示されるジオキサジン化合物の製造法
    。 (式中Rはメチル、n−プロピル、n−ブチル、メトキ
    シエチル、エトキシエチル又はメトキシプロピルを表わ
    す。)で表わされるジオキサジン化合物を用いることを
    特徴とする印刷インキ、塗料、天然又は合成樹脂及び紡
    糸原液の着色或は繊維材料への顔料捺染に使用する方法
JP14888081A 1981-09-22 1981-09-22 ジオキサジン化合物、その製造法及びその使用法 Pending JPS5852357A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6229079A (ja) * 1985-07-30 1987-02-07 松下電器産業株式会社 端子取付装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55104352A (en) * 1979-02-02 1980-08-09 Ciba Geigy Ag Dioxazine compounds*their manufacture and their use for dyeing or printing textile*paper or leather

Patent Citations (1)

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