JPS5852301Y2 - シヤンタン調加工糸 - Google Patents
シヤンタン調加工糸Info
- Publication number
- JPS5852301Y2 JPS5852301Y2 JP1977074044U JP7404477U JPS5852301Y2 JP S5852301 Y2 JPS5852301 Y2 JP S5852301Y2 JP 1977074044 U JP1977074044 U JP 1977074044U JP 7404477 U JP7404477 U JP 7404477U JP S5852301 Y2 JPS5852301 Y2 JP S5852301Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- hot water
- slab
- shrinkage rate
- water shrinkage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、優美な外観と絹様の風合を有するシャンタン
調加工糸に関し、さらに詳しくは98℃×30分処理に
おける熱水収縮率が5%以上異なる2本の熱可塑性合成
繊維糸条からなり、熱水収縮率の大きい方の糸条Aが熱
水収縮率の少さい方の糸条Bを芯糸として間欠的にスラ
ブ部分Cを形成すると共に前記スラブC以外の定常部分
りが流体処理などにより均一に交絡してなるシャンタン
調加工に関する。
調加工糸に関し、さらに詳しくは98℃×30分処理に
おける熱水収縮率が5%以上異なる2本の熱可塑性合成
繊維糸条からなり、熱水収縮率の大きい方の糸条Aが熱
水収縮率の少さい方の糸条Bを芯糸として間欠的にスラ
ブ部分Cを形成すると共に前記スラブC以外の定常部分
りが流体処理などにより均一に交絡してなるシャンタン
調加工に関する。
本考案の特長は、熱水収縮率の大きい方の糸条が熱水収
縮率の小さい方の糸条を芯糸としてスラブ部分Cを形成
するため、製織編後の精練加工などによりスラブ部分が
ひきしまり、着用時スラブの離脱やスラブ部分の羽毛立
が防止される。
縮率の小さい方の糸条を芯糸としてスラブ部分Cを形成
するため、製織編後の精練加工などによりスラブ部分が
ひきしまり、着用時スラブの離脱やスラブ部分の羽毛立
が防止される。
この場合、98℃×30分処理における熱水収縮率は糸
条Aが糸条Bより5%以上大きいことが必要であり、こ
の差が5%未満であれば上記の効果と後述するスラブ部
分Cの新規な外観、感触効果及び定常部分りの嵩高性と
一種特有の手ざわり効果の発現が乏しいので好ましくな
い。
条Aが糸条Bより5%以上大きいことが必要であり、こ
の差が5%未満であれば上記の効果と後述するスラブ部
分Cの新規な外観、感触効果及び定常部分りの嵩高性と
一種特有の手ざわり効果の発現が乏しいので好ましくな
い。
ここで、98℃×30分の熱水収縮率とは下記で表され
る値を意味する。
る値を意味する。
α:25℃×60%RH下における0、02 g/d荷
重下における糸長。
重下における糸長。
β:98℃の熱水中で30分処理した後の25℃×60
%RHにおける0、1 g/d荷重下における糸長。
%RHにおける0、1 g/d荷重下における糸長。
また、本考案の他の特長は従来のスラブは略紡錘形の極
めて単調な形状をまぬがれなかったのに対し、熱収縮差
により引きしまりにより極めて変化に富んだ自然の出来
する部組のごとき形態を呈するスラブ糸が得られる点で
ある。
めて単調な形状をまぬがれなかったのに対し、熱収縮差
により引きしまりにより極めて変化に富んだ自然の出来
する部組のごとき形態を呈するスラブ糸が得られる点で
ある。
さらに、本考案の他の特長はスラブ部分C以外の定常部
分りが流体処理などにより均一に交絡しているため、公
知の異収縮糸使いの織編物にみられる嵩高性と一種特有
の手ざわりを発現し、新規なスラブ部分の外観、感触と
相まって極めて優雅なシルクシャンタン調の風合、視感
を呈することである。
分りが流体処理などにより均一に交絡しているため、公
知の異収縮糸使いの織編物にみられる嵩高性と一種特有
の手ざわりを発現し、新規なスラブ部分の外観、感触と
相まって極めて優雅なシルクシャンタン調の風合、視感
を呈することである。
また、上述のように定常部分りは流体処理などにより均
一に交絡しているため、糸条の集束性が向上し、製編織
する際にスラブ部分Cの定常部分りの糸孔れを防止する
ことができる。
一に交絡しているため、糸条の集束性が向上し、製編織
する際にスラブ部分Cの定常部分りの糸孔れを防止する
ことができる。
なお、本考案のスラブ部分Cを形成する方法としては、
熱水収縮率の大きい糸条Aを熱水収縮率の小さい糸条B
に間欠的に旋回させる方法や、間欠的に交絡させる方法
があり、また2本の熱可塑性合成繊維糸条A、Bとして
は熱水収縮率が5%以上異なれば、ポリエステル−ポリ
エステル、ナイロン−ナイロン等同種の熱可塑性合成繊
維糸条の組合せ、又はポリエステル−ナイロン等の異種
の熱塑性合成繊維糸条の組合せのいずれでもよい。
熱水収縮率の大きい糸条Aを熱水収縮率の小さい糸条B
に間欠的に旋回させる方法や、間欠的に交絡させる方法
があり、また2本の熱可塑性合成繊維糸条A、Bとして
は熱水収縮率が5%以上異なれば、ポリエステル−ポリ
エステル、ナイロン−ナイロン等同種の熱可塑性合成繊
維糸条の組合せ、又はポリエステル−ナイロン等の異種
の熱塑性合成繊維糸条の組合せのいずれでもよい。
以下、本考案を実施例により具体的に説明する。
実施例 1
98℃30分の熱水処理により8%の収縮率を発現する
ポリエステルマルチフィラメント糸25d/12fを芯
糸、同処理14%の収縮率を発現するポリエステルマル
チフィラメント糸25d/12fをスラブ形成糸として
使用し、意匠撚糸機により、撚糸後該糸条にインターレ
ース処理をほどこし、スラブ部分と定常部分を交互に有
する糸条を得た。
ポリエステルマルチフィラメント糸25d/12fを芯
糸、同処理14%の収縮率を発現するポリエステルマル
チフィラメント糸25d/12fをスラブ形成糸として
使用し、意匠撚糸機により、撚糸後該糸条にインターレ
ース処理をほどこし、スラブ部分と定常部分を交互に有
する糸条を得た。
かかる糸条を緯糸に、ポリエステルマルチフィラメント
糸50 d/36 fを経糸にそれぞれ84本/in、
98本/inの密度で平織した織物をリラックス熱処理
したところ、嵩高性と優雅なシルクシャンタン調の風合
、視感を呈していた。
糸50 d/36 fを経糸にそれぞれ84本/in、
98本/inの密度で平織した織物をリラックス熱処理
したところ、嵩高性と優雅なシルクシャンタン調の風合
、視感を呈していた。
さらに、該織物を16%のアルカリ減量加工したところ
嵩高さ、ドレープ豊かな一種特有の手ざわりのある極め
て優雅なシルクシャンタン調の風合、視感を呈していた
。
嵩高さ、ドレープ豊かな一種特有の手ざわりのある極め
て優雅なシルクシャンタン調の風合、視感を呈していた
。
実施例 2
98℃30分の熱水処理により7%の収縮率を発現する
ポリエステルマルチフィラメント糸25d/12fを芯
糸、同処理14%収縮率を発現するナイロン6マルチフ
ィラメント糸30 d/12 fをスラブ形成糸として
使用し、空調擾乱処理ノズル(処理圧カフ kg/cm
2)に該スラブ形成糸を間欠的かつ芯糸より過剰に供給
して送りこみ、スラブ形成糸が芯糸に間欠的に旋回、交
絡したスラブ部分と定常部分が均一に交絡した加工糸を
得た。
ポリエステルマルチフィラメント糸25d/12fを芯
糸、同処理14%収縮率を発現するナイロン6マルチフ
ィラメント糸30 d/12 fをスラブ形成糸として
使用し、空調擾乱処理ノズル(処理圧カフ kg/cm
2)に該スラブ形成糸を間欠的かつ芯糸より過剰に供給
して送りこみ、スラブ形成糸が芯糸に間欠的に旋回、交
絡したスラブ部分と定常部分が均一に交絡した加工糸を
得た。
かかる加工糸を用いて実施例1と同方法で織物を作威し
、リラックス熱処理したところ、嵩高と一種特有を手ざ
わりのある誠に優雅なシルクシャンタン調の風合、視感
の製品を得た。
、リラックス熱処理したところ、嵩高と一種特有を手ざ
わりのある誠に優雅なシルクシャンタン調の風合、視感
の製品を得た。
実施例 3
98℃30分の熱水処理により12%の収縮率を発現す
るナイロン6マルチフィラメント糸25d/12 fを
芯糸、同処理18%の収縮率を発現するナイロン6マル
チフィラメント糸30 d/15 fをスラブ形成糸と
して使用し、実施例2と同様にしてスラブ部分と定常部
分が均一に交絡した加工糸を得た。
るナイロン6マルチフィラメント糸25d/12 fを
芯糸、同処理18%の収縮率を発現するナイロン6マル
チフィラメント糸30 d/15 fをスラブ形成糸と
して使用し、実施例2と同様にしてスラブ部分と定常部
分が均一に交絡した加工糸を得た。
かかる加工糸を用いて実施例1と同方法で織物を作成し
、リラックス熱処理したところ、一種特有の手ざわりの
ある誠に優雅なシルクシャンタン調の風合、視感の製品
を得た。
、リラックス熱処理したところ、一種特有の手ざわりの
ある誠に優雅なシルクシャンタン調の風合、視感の製品
を得た。
第1図は本考案の一実施態様を示す模形図である。
A、B :熱収縮率を異にする糸条、Cニスラブ部分、
D:定常部分、
D:定常部分、
Claims (1)
- 98℃X30分処理における熱水収縮率が5%以上異な
る2本の熱可塑性合成繊維糸条からなり、熱水収縮率の
大きい方の糸条Aが熱水収縮率の小さい方の糸条Bを芯
糸として間欠的にスラブ部分Cを形成すると共にスラブ
部分C以外の定常部分りが流体処理などにより均一に交
絡してなるシャンタン調加工糸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977074044U JPS5852301Y2 (ja) | 1977-06-06 | 1977-06-06 | シヤンタン調加工糸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977074044U JPS5852301Y2 (ja) | 1977-06-06 | 1977-06-06 | シヤンタン調加工糸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS544842U JPS544842U (ja) | 1979-01-12 |
JPS5852301Y2 true JPS5852301Y2 (ja) | 1983-11-29 |
Family
ID=28987215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977074044U Expired JPS5852301Y2 (ja) | 1977-06-06 | 1977-06-06 | シヤンタン調加工糸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5852301Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03112098U (ja) * | 1990-03-01 | 1991-11-15 |
-
1977
- 1977-06-06 JP JP1977074044U patent/JPS5852301Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS544842U (ja) | 1979-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5852301Y2 (ja) | シヤンタン調加工糸 | |
US3401516A (en) | High bulk continuous filament low stretch yarn | |
US2966775A (en) | Yarns and fabrics made therefrom | |
JPS5927409B2 (ja) | 交絡複合糸およびその製造方法 | |
US3447296A (en) | Method and apparatus for producting a novel high bulk continuous filament low stretch yarn | |
JPS6152254B2 (ja) | ||
JPH0458Y2 (ja) | ||
JPS6260504B2 (ja) | ||
JPH0291242A (ja) | 特殊織編物 | |
JPH034652B2 (ja) | ||
JPS6252054B2 (ja) | ||
JP4267098B2 (ja) | ゆかた | |
JPS5912777B2 (ja) | 交撚糸の製造方法 | |
JPS636223Y2 (ja) | ||
JPH0213505Y2 (ja) | ||
JPH0114695Y2 (ja) | ||
JPH0299630A (ja) | 絹紡糸調嵩高加工糸の製造方法 | |
JP2546064B2 (ja) | 強撚糸織物の製造法 | |
JPH0241429A (ja) | 交絡混繊マルチフィラメント複合糸およびその糸を用いた嵩高織物の製造法 | |
JPS6138927Y2 (ja) | ||
JPS584947Y2 (ja) | パイル編地 | |
JPS5855269B2 (ja) | 嵩高風合編織物の製造方法 | |
JPS6338469B2 (ja) | ||
JPH02242936A (ja) | 特殊混繊糸 | |
JPS6151050B2 (ja) |