JPS5851695Y2 - コンバインにおける刈高さ調節用検知体の取付構造 - Google Patents

コンバインにおける刈高さ調節用検知体の取付構造

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JPS5851695Y2
JPS5851695Y2 JP10827076U JP10827076U JPS5851695Y2 JP S5851695 Y2 JPS5851695 Y2 JP S5851695Y2 JP 10827076 U JP10827076 U JP 10827076U JP 10827076 U JP10827076 U JP 10827076U JP S5851695 Y2 JPS5851695 Y2 JP S5851695Y2
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JP
Japan
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link
ground
sensing body
swings
reaping
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Application number
JP10827076U
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JPS5325533U (ja
Inventor
広美 十川
智夫 小林
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、凹凸のある圃場内でも常に刈取部を適正な対
地高に維持し作業できるようにして構成するコンバイン
に関し、特に、圃場の高低状態を検出して刈取部昇降作
動部にフィードバックするために刈取部支持枠に設けら
れる検知体の取付部に改良を加えた構造に関するもので
ある。
油圧装置によって昇降作動する刈取部の支持枠下面部に
、地面の凹凸状態にならって上下揺動する検知体を設置
し、その検知体の揺動によってもたらされる検出信号を
刈取部の昇降作動部に付与して昇降作動部を自動制御し
、もって刈取部の対地高さを常に適正に保つように構成
するコンバインはすでに知られるところであるが、従来
公知の同種コンバインでは、刈取部支持枠に固定的に設
置される支軸によって検知体の一端を回動自在に支持し
てこの支持部から後方に延びる検知体部分が、前記刈取
支持枠前端に沿う姿勢から適宜下方に揺動下降できるよ
うにして、この揺動変位量により地面状態を検知すべく
構成しているのである。
したがってこの構造のものでは検知体の揺動が固定支軸
を中心にしていつも画一的に行なわれるので、検知体を
誤動作の生じない適正な作動状態に置くためには、立毛
殻稈がいかなる状態にあろうとも、刈取支持枠をある程
度地面から上昇離間させた位置を常態にしておかなけれ
ばならないから、刈取支持枠前端に設置される分草板も
地面から上昇離間してしまうこととなって、このため倒
伏殻稈を刈取る場合にはが分草板による分草作用が殻稈
株元部から適正に実施されなくなる。
倒伏状態の殻稈を株元部から分草するために、刈取部を
降下させて支持枠前端の分草板が接地又は地面に近接す
る状態にすることは可能であるが、従来公知のものでこ
の状態にすると、検知体は、すなわち、刈取部を上下に
作動させない不感帯内に刈取部があるときは、変化する
地面の小さい凹凸に対して、検知体のみが上下運動する
が、この上下運動は行うが刈取部を上下動しない検知体
の運動の範囲には上限と下限(凸の地面に対して上限、
凹の地面では下限)の位置をもっているから、刈取部上
昇開始位置(不感帯内での検知体自体の上限値)と削取
部下降開始位置(不感帯内での検知体自体の下限値)と
の間の不感帯内にあって、前記の検知体の上限値側(刈
取部に関しては不感帯内の地面に近接する下限の位置、
すなわち上昇を開始する位置である)に片寄って位置す
る状態となるので、刈取部が上昇する必要のない僅かな
高部があっても検知体がすぐ不感帯をこえて刈取部を上
昇動させてしまい、一旦上昇を開始すると検知体が不感
帯の下限値位置になるまで上昇を続けるため刈取部は大
幅な作動幅で動いてしまうことになって、分草体を対地
的に低く保ったままで倒伏殻稈の分草を継続することが
できないという問題が発生していたのである。
そこで本考案は、上記の問題点を解消するために、先端
部に分草板が取付けられた刈取部支持枠の分草板径背部
個所上面に、中央部を支点として前後が背反揺動するリ
ンクを設け、その前方側端部には検知体の前端部を上下
方向揺動可能に支持するとともに、リンクの後方側端部
にはそのリンク後方側を上方に引上げ付勢する弾圧部材
を介装して、弾圧部材によるリンクの揺動で、検知体枢
着部を下方に押し下げ勝手に付勢するように構成し、こ
れによって、分草板を成る程度地面から離間させて作用
させるようにする通常の作業の場合には、検知体はリン
ク体への枢着部を支点として大きく揺動し、上限値と下
限値との間の不感帯幅を大きくした検知作動を行えるよ
うにし、また、分草板を低く位置させ倒伏殻稈等を分草
する場合には、検知体はリンク体への枢着部を支点とし
て揺動せずリンク自体の揺動範囲内でリンク体への枢着
部が上下するだけの作動をして分草板を大きく上下動さ
せることがないようにしたのである。
次に、図面に示す実施例について説明する。
第1図はコンバインの側面図を示し、履帯式走行体1の
上方に支点O中心に回動できる機台2を装設し、その支
点Oより前方における機台2と走行体1側との間には伸
縮自在の油圧装置Aを介装し、機台2の上方には脱穀装
置3、カッター4、シート5等を装設し、機体の前部に
は機台2前部で支持する刈取部Cを装設する。
刈取部Cは、前方から分草板6.9起し体7、刈刃8、
下部搬送体9、縦搬送体10等を従来構造同様に有する
構成である。
また、機台2上には油圧ポンプおよびコントロールバル
ブ装置11を装設して、該装置11より油圧装置Aにパ
イピング12シて、エンジン側よりベルトブー1月3に
より該装置を駆動するようにし、上方の切換装置14か
ら延出するロッド15によりコントロールバルブ装置1
1を駆動操作できるように設け、切換装置14における
レバー16の操作によりコントロールバルブ装置11の
自動及び手動の切換操作ができるように構成する。
17は刈取部Cにおける支持枠を示すが、分草板6の下
部後方に延出する分草杆17 aを刈取フレーム17b
に嵌着して該支持枠17を形成する。
Bは長いそり状の検知体で、横断面をU字状にして前記
支持枠の下方に挟合して接触できるよう形成し、検知体
Bの前部には間隔をおいて上方に立上り状に屈曲する前
端部すを形成する。
また、分草板6の少しく後方における支持枠17の上方
部には支板18を立設し、該支板18には細長板製リン
ク19の中央部をピン20を介して回動自由に取付け、
支持枠17を挾んでその上方側に延出する検知体Bの前
端部先端を前記リンク19の先端部にピン21を介して
回動自由に取付け、リンク19の後端部に一端を連繋し
た引張スプリング(弾圧部材、22)の他端をその上方
における分草板6の後方取付金33に連繋して、該引張
スプリング22の引張力によりリンク19の後部が上昇
し、前部が下降することによって検知体B枢着部を下方
に弾圧できるように構成する。
前記前端部すより後方位となる検知体Bの上部には支持
枠17を挾んで上方に延長する連結支持体24を垂直方
向にして連設し、該連結支持体24の上端部には連結体
25を連繋して、支持枠17の上方に立設するフレーム
26の上端支持金27に対し前記連結体25を調節装置
28により上下調節自在にして支持させ、その連結体2
5と前記切換装置14との間には、検知体Bの揺動信号
を切換装置14に伝えるための連動具29を介装するの
であるが、該連動具29を実施例では、公知のいわゆる
プッシュプルケーブルにし、押し引き作動ができて切換
装置14を介して前記ロッド15を押し引き作動できる
ようにして構成する。
しかして、第1図および第2図の仮想線で示すように、
油圧装置Aが縮少して支点O中心に回動する機台2が水
平状となって刈取部Cの支持枠17が地面に接近位置す
るように下がっていると、分草体6も当然地面近くに下
がっていて、立毛殻稈が倒伏状態にあっても、その株元
に的確に分草作用をおよぼし得るように位置する、そし
てこの時に検知体Bは、引張スプリング22によるリン
ク19の揺動で、前部枢支部が下方に押し下げ勝手とさ
れて枢支部から後方に延びる部分は水平姿勢となって接
地し、機体の進行にともなって移動することとなる。
したがって、この進行状態のときに検出体が地面凸部に
そう遇すると、この凸部は下方に押し下げられている前
部すの部分に接当することとなって、引張スプリング2
2に抗しながらリンク19の前部側を上方に突き上げる
作動をし、検知体の前部枢支部を第4図仮想線で示され
ているように動かすのである。
そのため地面の凹凸が刈取部の対地高さを調整するまで
もない程度のときには、上述作動によって検出体は刈取
部上昇信号を発することがなくなって、分草体はいたず
らな昇降動を繰返すことなく低位置に維持されたままで
進行し、倒伏殻稈をその株元部から良好に分草できるの
である。
また、分草体6を地面から高く離して位置させて作業す
るときには、検知体Bは、リンク19への連結部である
ピン21を支点として後方延出部が上下に大きく揺動し
て検知作動するのである。
そして、検知体Bが不感帯の上限値を越える状態に作動
すれば、連動具29が押される状態となってロッド15
がコントロールバルブ装置を作動して油圧装置Aが伸長
するように作動し、そこで機台2が支点O中心に回動し
て刈取部Cが上昇し刈刃8の刈高さを程良く調整させる
ことができる。
また、第5図に示すように、検知体Bが不感帯を越えて
下がる状態になると、油圧装置Aを連動具29によって
もたらされる信号によって逆に作動して刈取部Cを下降
させ、程良い刈刃8高さに調整できるのであり、検知体
Bが上限値と下限値との間に不感帯内にあるときは、刈
取部を昇降動させず位置保持できるのである。
本考案は以上に説明してきたように構成し作用するもの
であるから、刈高さの高低いかんによらず検知体は地面
側に確実良好に適応でき、ことに倒伏殻稈を刈取るよう
な場合にも、分草板を地面に接近させた状態に継続維持
できるように作動させることができることとなって良好
な分草刈取が図れるものとなった。
しかも、分草板を地面に近接させる状態に維持する作動
を検知体に行わせるものでありながら、これを可能にす
る機構部は分草体後背部の支持枠上部に設けられるので
、泥や雑草等のからみつきが起きず検知体を正確に作動
させることができる。
更に、中央部を支点として前後部が背反揺動するリンク
19の前端に検知体Bを枢支し、リンク19の他端を上
方に引上げ付勢する構成としたことによって、機体回行
などのとき刈取部Cを大きく上昇させても、検知体Bは
下方に大きく下がらないようになるので、例えば殻稈な
どを引掛けるといった不具合の発生もなくなり良好に作
業できるといった特徴がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はコンバインの側
面図、第2図は要部を示す概略側面図、第3図は要部の
側面図、第4図および第5図は作動説明図である。 C・・・・・・刈取部、A・・・・・・油圧装置、B・
・・・・・検知体、6・・・・・・分草板、17・・・
・・・支持枠、19・・・・・・リンク、29・・・・
・・連動具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地面に接当しその凹凸状態にならって上下揺動する検知
    体Bを、油圧装置Aの作動で昇降揺動する刈取部Cの支
    持枠17前方下面部へ取付け、該検知体Bの上下揺動に
    よってもたらされる検出信号で前記油圧装置Aの作動を
    自動制御させて刈取部Cの対地高さを適正に保つように
    したコンバインにおいて、先端部に分草板6が取付けら
    れた支持枠17の分草板径背部個所上面には、前後方向
    中央部を支点として前後が背反揺動するリンク19を設
    けて、その前方端部側には前記検知体Bの前端部を上下
    方向揺動可能に枢着して支持するとともに、リンク19
    の後端部側には、そのリンク後端部側を上方に引上げ付
    勢する弾圧部材22を介装し、さらに検知体Bの所要個
    所には検知体の揺動信号を油圧切換装置14に伝えるた
    めの連動具29を連けいさせてなる刈高さ調節用検知体
    の取付構造。
JP10827076U 1976-08-11 1976-08-11 コンバインにおける刈高さ調節用検知体の取付構造 Expired JPS5851695Y2 (ja)

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JPS5325533U JPS5325533U (ja) 1978-03-04
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