JPS5851072B2 - 滑り止め付床マットの製造方法 - Google Patents
滑り止め付床マットの製造方法Info
- Publication number
- JPS5851072B2 JPS5851072B2 JP10536680A JP10536680A JPS5851072B2 JP S5851072 B2 JPS5851072 B2 JP S5851072B2 JP 10536680 A JP10536680 A JP 10536680A JP 10536680 A JP10536680 A JP 10536680A JP S5851072 B2 JPS5851072 B2 JP S5851072B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor mat
- rough
- synthetic resin
- thermoplastic synthetic
- paste layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Carpets (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、一般用床マットや特に自動車用床マットとし
て有用な滑り止め付床マットの製造方法に関するもので
ある。
て有用な滑り止め付床マットの製造方法に関するもので
ある。
この種の床マットは、特に自動車用の場合には省エネル
ギーの観点から軽量化が要求される。
ギーの観点から軽量化が要求される。
しかし、床マットを軽量化すれば同時にずれ易くなり、
使用者にとって大きな不具合が生ずる。
使用者にとって大きな不具合が生ずる。
本発明は、上記従来技術を改良して床マットが軽量であ
ってもずれにくくすることを目的とし、しかして本発明
は床マットの裏面の全部もしくは一部に熱可塑性合成樹
脂ペースト層を形成し、該熱可塑性合成樹脂ペースト層
表面に離型性粗面を当接してから該熱可塑性合成樹脂ペ
ースト層を加熱ゲル化せしめ、その後該離型性粗面を剥
離することによって床マットの裏面に該離型性粗面に対
応する粗面を形成することを骨子とする。
ってもずれにくくすることを目的とし、しかして本発明
は床マットの裏面の全部もしくは一部に熱可塑性合成樹
脂ペースト層を形成し、該熱可塑性合成樹脂ペースト層
表面に離型性粗面を当接してから該熱可塑性合成樹脂ペ
ースト層を加熱ゲル化せしめ、その後該離型性粗面を剥
離することによって床マットの裏面に該離型性粗面に対
応する粗面を形成することを骨子とする。
本発明以下に詳細に説明する。
本発明の製造方法においては、まず床マットの裏面の全
部もしくは一部に熱可塑性合成樹脂ペースト層を形成す
る。
部もしくは一部に熱可塑性合成樹脂ペースト層を形成す
る。
この状態を第1図に示す。第1図において1は床マット
、2は床マット1の裏面に形成される熱可塑性合成樹脂
ペースト層である。
、2は床マット1の裏面に形成される熱可塑性合成樹脂
ペースト層である。
そして、床マット1は表面にスキン層1人が被覆された
発泡1Bからなる。
発泡1Bからなる。
熱可塑性合成樹脂ペースト層2はポリ塩化ビニル、ポリ
メタクリレート、ポリスチロール等の熱可塑性合成樹脂
の粉末とジブチルフタレート、ジオクチルフタレート等
の可塑剤とを混練した熱可塑性合成樹脂ペーストをロー
ルコータ−、ナイフコーター、スクリーン印刷機等の塗
工機により塗布することによって得られる。
メタクリレート、ポリスチロール等の熱可塑性合成樹脂
の粉末とジブチルフタレート、ジオクチルフタレート等
の可塑剤とを混練した熱可塑性合成樹脂ペーストをロー
ルコータ−、ナイフコーター、スクリーン印刷機等の塗
工機により塗布することによって得られる。
該熱可塑性合成樹脂ペーストの配合例を下記に示す。
〔配合例1〕
ポリ塩化ビニル(P=1100)
ジオクチルフタレート
重質炭酸カルシウム
Ca−Zn系液状熱安定剤
顔料
〔配合例2〕
ポリ塩化ビニル(P=1100) 100重量部
ジオクチルフタレート 270重質炭酸カル
シウム 30 Ca−Zn系液状熱安定剤 4顔 料
適量 配合例1は粘着性のない軟質ポリ塩化ビニル層を形成す
るものであり、配合例2は粘着性のある軟質ポリ塩化ビ
ニル層を形成するものである。
ジオクチルフタレート 270重質炭酸カル
シウム 30 Ca−Zn系液状熱安定剤 4顔 料
適量 配合例1は粘着性のない軟質ポリ塩化ビニル層を形成す
るものであり、配合例2は粘着性のある軟質ポリ塩化ビ
ニル層を形成するものである。
滑り止めの点からみれば配合例2の場合は粗面による見
掛は摩擦の増加効果以外に粘着性による摩擦増加が期待
されるから望ましいものである。
掛は摩擦の増加効果以外に粘着性による摩擦増加が期待
されるから望ましいものである。
このように軟質ポリ塩化ビニル層に粘着性を付与せし1
00重量部 0 0 適量 めるにはポリ塩化ビニル100重量部に対し可塑剤をi
oo重量部以上添加することが望i′シい。
00重量部 0 0 適量 めるにはポリ塩化ビニル100重量部に対し可塑剤をi
oo重量部以上添加することが望i′シい。
床マットの裏面に形成された熱可塑性合成樹脂ペースト
層の表面には離型性粗面が当接せしめられる。
層の表面には離型性粗面が当接せしめられる。
この状態を第2図に示す。第2図において、3は離型性
粗面である。
粗面である。
離型性粗面としては、例えば網のような目の粗い編織物
、あるいは表面に無数の凹凸を設けた型板等が用いられ
、少くとも粗面表面には弗素樹脂、シリコン樹脂等の離
型性材料が用いられる。
、あるいは表面に無数の凹凸を設けた型板等が用いられ
、少くとも粗面表面には弗素樹脂、シリコン樹脂等の離
型性材料が用いられる。
離型性粗面3をペースト層の表面に当接したとき、離型
性粗面3の凹部に存在する空気を排除してペースト層表
面に凹凸形状を円滑に形成せしめるため、離型性粗面3
は空気抜可能な多孔質体とすることが望ましい。
性粗面3の凹部に存在する空気を排除してペースト層表
面に凹凸形状を円滑に形成せしめるため、離型性粗面3
は空気抜可能な多孔質体とすることが望ましい。
熱可塑性合成樹脂ペースト層2に離型性粗面3を当接し
た状態で加熱し、熱可塑性合成樹脂ペースト層2をゲル
化させる。
た状態で加熱し、熱可塑性合成樹脂ペースト層2をゲル
化させる。
この際のゲル化温度は、140〜180℃程度として数
分行う。
分行う。
熱可塑性合成樹脂ペースト層2をゲル化させた後は冷却
してから離型性粗面3をゲル化層から剥離すれば第3図
に示すように床マット1の裏面に該離型性粗面3に対応
する粗面4が形成される。
してから離型性粗面3をゲル化層から剥離すれば第3図
に示すように床マット1の裏面に該離型性粗面3に対応
する粗面4が形成される。
本発明は、上記したように床マットの裏面の全部もしく
は一部に形成した熱可塑性合成樹脂ペースト層に離型性
粗面を当接してから該熱可塑性合成樹脂ペースト層を加
熱ゲル化せしめ、その後該離型性粗面を剥離することに
よって床マツト裏面に該離型性粗面に対応する粗面を形
成するものであるから、床マツト裏面に粗面が極めて簡
単に形成され、そしてこのように裏面に粗面が形成され
た床マットは裏面の見掛は摩擦が大きくなり、特に床が
じゅうたん・コンクリート等の粗面の場合には床の敷設
位置からずれにくくなる。
は一部に形成した熱可塑性合成樹脂ペースト層に離型性
粗面を当接してから該熱可塑性合成樹脂ペースト層を加
熱ゲル化せしめ、その後該離型性粗面を剥離することに
よって床マツト裏面に該離型性粗面に対応する粗面を形
成するものであるから、床マツト裏面に粗面が極めて簡
単に形成され、そしてこのように裏面に粗面が形成され
た床マットは裏面の見掛は摩擦が大きくなり、特に床が
じゅうたん・コンクリート等の粗面の場合には床の敷設
位置からずれにくくなる。
図は本発明にかかる一実施例を示すものであり、第1図
は床マットに熱可塑性合成樹脂ペースト層を形成した状
態を示す側断面図、第2図は熱可塑性合成樹脂ペースト
層に離型性粗面を当接した状態を示す側断面図、第3図
は裏面に粗面が形成された床マットの側断面図である。 図中、1・・・・・・床マット、2・・・・・・熱可塑
性合成樹脂ペースト層、3・・・・・・離型性粗面、4
・・・・・・粗面。
は床マットに熱可塑性合成樹脂ペースト層を形成した状
態を示す側断面図、第2図は熱可塑性合成樹脂ペースト
層に離型性粗面を当接した状態を示す側断面図、第3図
は裏面に粗面が形成された床マットの側断面図である。 図中、1・・・・・・床マット、2・・・・・・熱可塑
性合成樹脂ペースト層、3・・・・・・離型性粗面、4
・・・・・・粗面。
Claims (1)
- 1 床マットの裏面の全部もしくは一部に熱可塑性合成
樹脂ペースト層を形成し、該熱可塑性合成樹脂ペースト
層表面に離型性粗面を当接してから該熱可塑性合成樹脂
ペースト層を加熱ゲル化せしめ、その後該離型性粗面を
剥離することによって床マットの裏面に該離型性粗面に
対応する粗面を形成することを特徴とする滑り止め付床
マットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10536680A JPS5851072B2 (ja) | 1980-07-30 | 1980-07-30 | 滑り止め付床マットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10536680A JPS5851072B2 (ja) | 1980-07-30 | 1980-07-30 | 滑り止め付床マットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5729671A JPS5729671A (en) | 1982-02-17 |
JPS5851072B2 true JPS5851072B2 (ja) | 1983-11-14 |
Family
ID=14405713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10536680A Expired JPS5851072B2 (ja) | 1980-07-30 | 1980-07-30 | 滑り止め付床マットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5851072B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH036494U (ja) * | 1989-06-06 | 1991-01-22 |
-
1980
- 1980-07-30 JP JP10536680A patent/JPS5851072B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5729671A (en) | 1982-02-17 |
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