JPS5926288B2 - 床マツト - Google Patents

床マツト

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Publication number
JPS5926288B2
JPS5926288B2 JP51141847A JP14184776A JPS5926288B2 JP S5926288 B2 JPS5926288 B2 JP S5926288B2 JP 51141847 A JP51141847 A JP 51141847A JP 14184776 A JP14184776 A JP 14184776A JP S5926288 B2 JPS5926288 B2 JP S5926288B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base layer
floor
foam
polybutadiene
mat
Prior art date
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Expired
Application number
JP51141847A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5367224A (en
Inventor
保夫 敷波
浩介 飯田
洋二 池内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP51141847A priority Critical patent/JPS5926288B2/ja
Publication of JPS5367224A publication Critical patent/JPS5367224A/ja
Publication of JPS5926288B2 publication Critical patent/JPS5926288B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Carpets (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1、2結合が70%以上、分子量が10万以上
、結晶化度が50%以下、かつ20%以上のシンジオタ
クチツクな立体規則性を有する架橋1|2−ポリブタジ
エンを主成分とした発泡体を下地層1とし、この下地層
1の表面に化粧層2を設けて成ることを特徴とする床マ
ットに係り、その目的とするところは滑り止め性、断熱
性、クッション性、軽量性等を適度に兼備えた新規な床
マットを提供するにある。
例えばピース敷物などの床マットは現在どこの家庭でも
広範囲に使用されているが、床面上に敷くに当つては単
に床面上に載せるか、若しくは両面テープや接着剤等に
て床面に貼付けるなどして敷くのが一般的である。
しかるに前者の場合では踏んだときに敷物の裏面と床面
との間で滑りが生じやすく危険であり、また後者の場合
ではこのような滑りが生じないが敷設施工がめんどうで
あると共に洗濯などに際しての取外しが困難であり、し
かも取外した跡が接着剤などの残渣で汚損される欠点が
あつた。このような欠点を解消するものとして敷物の下
面にゴムラテックスを塗布、含浸させたものがみられる
が、単に接着処理せずに敷設施工できる粘弾性を有する
のみであつて、床マットとして要求されるクッション性
、断熱性は不充分であり、また一般に重量が大きくなる
と共にゴムラテックスの大きな粘着性により取扱い時に
手などに付着する不快感があるなど、満足できるもので
はなかつた。本発明はかかる従来の欠点を解消せんとす
るもので、以下詳細に説明する。
本発明にあつて下地層1は1、2結合が70%以上、分
子量が10万以上、結晶化度が50%以下、かつ20%
以上のシンジオタクチツクな立体規則性を有する架橋1
、2−ポリブタジエンを主成分とした発泡体にて構成さ
れたもので、この下地層1の表面に適宜の化粧層2を設
けたものである。ここで上記発泡体の主成分としての1
、2−ポリブタジエンとは、熱安定性と成形性が良く1
、2結合が70%以上で比較的多く、分子量が10万以
上で比較的高く、また結晶化度が50%以下で比較的低
く、しかも20%以上のシンジオタクチツクな立体規則
性を有する樹脂である。ここでこの発泡体の製造法を簡
単に記すれば、光増感剤と熱分解性の発泡剤を含有する
上記の1,2−ポリブタジエン又はこれを1成分とする
熱可塑性樹脂のポリマーブレンド系に所定波長、強度の
紫外線を短時間照射して三次元網目構造の樹脂系に改質
し、その後発泡剤の分解温度以上に加熱して発泡膨張さ
せて連続的に発泡体となすものであり、得られた発泡体
は文献未載の新規な物質である。また発泡体の発泡倍率
は特に規制はない力荷重によるへたり、柔軟性、保温性
、クツシヨン性等を考慮すれば3〜25倍程度が適当で
ある。また厚みは用途、価格等により決定されるもので
あり、1〜20mmが一般的である。更に1,2−ポリ
ブタジエンに他の樹脂をブレンドする場合、ブレンド樹
脂がエチレン一α−オレフイン共重合樹脂などのように
それ自体も粘着性を有しているならばブレンド比率は自
由であるが、ポリエチレンなどのように粘着性を有゛7
ていない場合には50%程度以内が適当である。尚、発
泡体の発泡形態は連続発泡、独立発泡のいずれでもよい
。しかしてこのような発泡体で構成された下地層1の表
面に施される化粧層2としては次のようなものがある。
例えば第1図は下地層1の表面に任意の着色の塗料を塗
布して化粧層2とした例であり、第2図は印刷模様を施
して化粧層2とした例である。いずれの場合でも必要に
応じて適宜下地処理層3を塗布形成することができる。
また予め印刷、着色等を施して別途に形成されたシート
状の化粧層2を第3図のように接着剤4により下地層1
の表面に貼着してもよい。この場合貼着する化粧層2の
シート状基材としては合成樹脂シート、布、不織布等適
宜のものを選定することができる。第4図は下地層1の
表面に電植などにより植毛を施して化粧層2とした例で
ある。この植毛による化粧層2は全面に施してもよいし
、第5図のように模様状に施してもよく、また印刷、着
色等と組合せてもよい。更に第6図は鍜通、ウールトン
、ブラツセル、アキスミンスタ一、タブゼット等の任意
のじゆうたん、カーペツト類を化粧層2として、下地層
1の表面にこの化粧層2の裏面のバツキング層5を接着
剤4にて貼着したものである。尚、化粧層2を下地層1
に貼着するに当り、下地層1が1,2−ポリブタジエン
のみ、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン一α−オレフイン共重合体等の非接着性樹脂をブレン
ドした素材の発泡体で構成される場合にはエポキシ、ウ
レタンゴム系等の溶剤タイプが有効であり、エチレン一
酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共
重合体等の接着性を有する樹脂のブレンド系に対しては
ポリアクリル酸エステル、酢酸ビニル−アクリル酸エス
テル、エチレン一酢酸ビニル共重合体、合成ゴム(NB
R、SBR等)のエマルジヨンタイプの接着剤が溶剤タ
イプと同様に使用できる。また下地層1の下面には滑り
止め助長のために適宜凹凸を付与しておいてもよい。本
発明の床マツトはピース状にして例えば玄関マツト、台
所マツト、風呂の踊り場用マツト(湯上りマツト)、風
呂の洗い場用マツト等として床面上に局部的に敷いて使
用したり、或いは通常のじゆうたん、カーペツト等のよ
うに室のほぼ全面に敷詰めて使用するなど目的、用途に
応じて大きさ、厚さ、化粧層の素材等を選定して種々の
敷物として用い得るものである。
本発明は上述のように1,2結合が70%以上、分子量
が10万以上、結晶化度が50%以下、かつ20%以上
のシンジオタクチツクな立体規則性を有する架橋1,2
−ポリブタジエンを主成分とした新規な発泡体を下地層
とし、この下地層の表面に化粧層を設けたものである。
一般にポリブタジエンなどのゴムと称されるものは全く
無定形の相(Phase)のゴム相からのみ成るもので
あり、それ自体粘弾性を有している。この自己粘着性の
ためにゴムは粉末状或いはペレツト状にすることができ
ず、一般にプロツク或いは塊状で供給される。これに対
しプラスチツクは簡単に言えばゴム相の一部乃至全部が
ガラス相あるいは結晶相に変換したものであり、その割
合が多くなるにつれてゴムの粘着性は減少するものであ
る。それ故に粉状化、ペレツト化が可能であり、プラス
チツクはゴムに比し成形性が遥かによい。しかしながら
粘着性の減少は滑り防止効果を低下するものである。従
つてプラスチツクに粘着性を付与するにはオイルや可塑
剤などの親和性の良い液体を混合すればよいが、これは
ブルーミングにより経時的に遊離して物性が変化するも
のであり、またそれ自体の毒性が問題となる。しかるに
本発明で云う1,2−ポリブタジエンはエラストマーで
あり、その相の大半がゴム相からなるものであり、それ
自体粘着性を残している。但しその粘着性はゴム程に大
きくなく、ペレツト状で供給できる程度であり、成形性
はプラスチツク並みである。しかもその粘着性は滑り防
止効果として充分なものであり、スリツプによる不快感
を与える程でない。この粘着性はブレンド樹脂の種類、
比率、及び架橋の程度により変わる。
即ちゴム相の比率により変化するが、下地層として用い
る発泡体程度の架橋度すなわち、ゲル分率15〜40%
(この明細書においてゲル分率とは紫外線照射した後の
成形品の小片を試料とし、この試料を保溜粒子径、液体
の場合、8μの円筒淵紙の中へ入れ、ソツクスレ一抽出
器を用いて加熱トルエン15時間還流した後、48時間
減圧乾燥した後の試料重量のトルエン処理前の試料重量
に対する重量百分率である。)に紫外線架橋されたもの
が具体的数値としては表示されるが、これが、充分に粘
着性を残しており、滑り防止材として適しているもので
ある。したがつて本発明にあつては平滑な滑りやすい床
面であつてもこの上に下地層の下面が接するように敷置
するだけで、下地層を構成する上記1,2−ポリブタジ
エンを主体とした発泡体の適度の粘着性により下地層の
床面に対する滑り止めが確実であり、マツト上を踏んで
も床面と下地との間にスリツプが生ずることを防止して
安全に使用できる利点があり、またこの場合、床面に貼
着する必要がないために取替えや移動、洗濯も容易に行
なえるものである。しかもこの下地層を構成する前記1
,2−ポリブタジエンを主体とした発泡体は上記のよう
な粘着性のみならず柔軟性、クツシヨン性、可撓性並び
に断熱保温性をも兼備えるものであつて、床材との密着
性をより一層向上せしめると共に踏んだ場合の感触が良
好であり、長時間マツトの上に立つて仕事をしても疲労
感が極めて少なくなり、また断熱保温性により冬期に使
用しても足が冷えることもない等、使用上の種々の利点
を有し、更に発泡体であるためにマツトの軽量化をはか
り、搬送時や敷設、取替時等の取扱いも容易となる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の=実施例の斜視図、第2図乃至第6図
は同上の他の実施例の斜視図であつて、1は下地層、2
は化粧層を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1,2結合が70%以上、分子量が10万以上、結
    晶化度が50%以下、かつ20%以上のシンジオタクチ
    ツクな立体規則性を有する架橋1,2−ポリブタジエン
    を主成分とした発泡体を下地層とし、この下地層の表面
    に化粧層を設けて成ることを特徴とする床マット。
JP51141847A 1976-11-25 1976-11-25 床マツト Expired JPS5926288B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51141847A JPS5926288B2 (ja) 1976-11-25 1976-11-25 床マツト

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JP51141847A JPS5926288B2 (ja) 1976-11-25 1976-11-25 床マツト

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Publication Number Publication Date
JPS5367224A JPS5367224A (en) 1978-06-15
JPS5926288B2 true JPS5926288B2 (ja) 1984-06-26

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ID=15301536

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JP51141847A Expired JPS5926288B2 (ja) 1976-11-25 1976-11-25 床マツト

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US6340514B1 (en) 1999-08-13 2002-01-22 Milliken & Company Cushioned rubber floor mat article comprising at least one integrated rubber protrusion and at least two layers of rubber
US6921502B1 (en) 2000-09-01 2005-07-26 Milliken & Company Cushioned rubber floor mat article and method
US6420015B1 (en) 2000-09-27 2002-07-16 Milliken & Company Cushioned rubber floor mat and process
US6589631B1 (en) 2000-10-04 2003-07-08 Milliken & Company Flashless rubber floor mat and method
JP4888954B2 (ja) * 2006-05-12 2012-02-29 株式会社岡村製作所 椅子のヘッドレスト装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5112758A (ja) * 1974-07-23 1976-01-31 Victor Company Of Japan

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