JPS5940410Y2 - 滑り止め作業手袋 - Google Patents

滑り止め作業手袋

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Publication number
JPS5940410Y2
JPS5940410Y2 JP1978049926U JP4992678U JPS5940410Y2 JP S5940410 Y2 JPS5940410 Y2 JP S5940410Y2 JP 1978049926 U JP1978049926 U JP 1978049926U JP 4992678 U JP4992678 U JP 4992678U JP S5940410 Y2 JPS5940410 Y2 JP S5940410Y2
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JP
Japan
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latex
rubber
layer
slip
gloves
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978049926U
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English (en)
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JPS54154118U (ja
Inventor
始 渡辺
Original Assignee
東和グロ−ブ株式会社
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Publication date
Application filed by 東和グロ−ブ株式会社 filed Critical 東和グロ−ブ株式会社
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Publication of JPS54154118U publication Critical patent/JPS54154118U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 従来、軍手、メリヤス手袋等の耐久力を増大するため、
その表面に、ゴム、合成樹脂等を塗着する等の方法が講
ぜられたが、これ等は耐久力の点に訃いては効果を有す
るが、物を掴んだ際の滑り止めについての考慮が払われ
ていないため、敏速なる作業に適せない等の欠点があっ
たので、それを防止するため、各種の方法により滑り止
め手袋が製作され例えば第2図Aの如く、ラテックスに
ゴム粒子を混入せるものに浸漬して製作せるものにおい
ては、粒子の接着性が悪いため、粒子の離脱が起り易い
、従って微粒子しか使用できないので滑り止め効果に乏
し欠点があった。
またBの如く、ラテックスに浸漬し、滑り止めゴム粒子
を混入せるゴム糊に浸漬製作せるものにありでは、ゴム
糊にゴム粒子を混入せるため、大きい粒子の混入ができ
、適度の滑り止め効果を有するが、ゴム糊層の厚さと硬
さによって、柔軟性が阻害されるため、平滑な柔かい面
の滑り止めでは効果を有するが、平滑な硬い面では効果
を発揮できない欠点があった。
更に、C,Dのラテックスの如く、ラテックス表面を溶
剤で処理するものにありては、ラテックスを溶剤に浸漬
するときのタイミング、ラテックス液の熟成等のコント
ロールを必要とするが、乾燥むらによって、表面に不定
形凹凸を形成し、滑り止め作用をなすものであるが、表
面が柔軟なため、平滑な硬い面には滑り止め効果を発揮
できるが、表面が柔らかく、水や油で、濡れているもの
に対して滑り止め効果を有せない等の欠点があった○ しかるに、本案は、上記の欠点を除去することを目的と
したるものにして、軍手、メリヤス手袋等の表面に、ラ
テックスの適宜厚さの基層を形成すると仝時にその上面
に不定結凹凸面を形成し、更に、該不定形凹凸面に沿っ
て、その上面に、適宜厚さのゴム層を形成したることに
よって、ラテックスだけで凹凸面を形成したるものの柔
軟に過ぎる欠点を、その上面に適宜厚さのゴム層を形成
することによって完全に除去することができ作業に好適
なる硬度と滑り止め効果を有し、安定せる状態にて、能
率的に作業することができ、しかも該ゴム層を、作業の
種類に応じて耐油性耐摩耗性等好適な材質により形成す
ることができるとともに、更に該ゴム層に、滑り止め用
のゴム粒子を、混入するときは、一層防滑を増大するこ
とができオた、製作に際しては、極めて簡易なる装置、
並びに、操作により均等なる製品を、確実能率的に廉価
に製作することができ、大量生産に適する等幾多の特徴
を有するものにして、以下実施例を図面について説明す
れば、 第1図に示す如く、軍手1メリヤス手袋等の表面に、ラ
テックスによる適宜厚さの基層2と、その上面にやや大
形の、不定形凹凸3面のラテックス層を形成するととも
に、更に、該不定形凹凸3の上面に沿って、適宜厚さの
ゴム層4、または、適宜の滑り止め粒子5を混入せるゴ
ム層4を形成せることを特徴とする、滑り止め作業手袋
にして、その製作に際しては、(図示しないが)軍手1
等を手袋型に被着し、適宜の凝固剤に浸漬し、常温にて
適宜乾燥して、ラテックスに浸漬して、末だゲル化しな
いものを、ゴム糊捷たは、滑り止め粒子を混入せるゴム
糊に浸漬し、常法の如く乾燥加硫するものにして、第2
図C,Dの如く、ラテックス表面を直接溶剤に浸漬処理
するものに比し、溶剤の作用が緩慢なるため、タイミン
グ等の影響が少なく、突起の生成が均一化され、突起の
尖端は適度の形状となり、しかも、ラテックス層の凹凸
面と、凹凸状に接着するため、接着面積は非常に大きく
なっているので、層間が剥離する釦それなく、しかも、
ゴム材質によって、耐摩性や耐油性のものを自由に選択
使用することができるとともに、ゴム糊の濃度、または
浸漬の度合によって適宜の厚さ硬度にゴム層4を形成で
きるものであるO 本案は上記の如く、手袋を凝固剤に浸漬し、乾燥後ラテ
ックスに浸漬し、未だゲル化しない内に、これをゴム糊
に浸漬するものにして、およそ、天然ゴムラテックスは
、ゴム微粒子がブラウン運動により、水中に分散してい
る状態であるが、個々のゴム粒子の粒径は約0.2〜0
.5μであり、e(マイナス)電荷を帯びているものに
して、そのため、手袋をゴムラテックス中に浸漬し引上
げ、手袋の表面にラテックスを均等に付着せしめ、未だ
ゲル化しない内に、ゴムを急速に膨潤させる溶剤を含有
せるゴム糊に浸漬するときは、ラテックス中のゴム粒子
が粗水性で親油性であるため、ラテックスの表面層のゴ
ム粒子は急速に溶剤を吸収し、体積が数倍に膨張するた
めゴム粒子の持つ○電荷が消失し、隣接するゴム粒子が
相互に接触接合して薄いゴム膜が生成され、次第に下層
にゲル化が進行することとなるものであるが、表層の薄
いゴム膜はラテックス時の表面積より膨張によって遥か
に広い面積となっているため、表面に襞を形成すること
となるが、下層が未だ液層であるため、下層のゲル化が
進行するに伴い、表面のゴム膜に隆起となって現われ、
ゲル化が進行するとともに表面に不定形の凹凸面が形成
されるものである。
捷た、ラテックスは、通常凝固剤と称される酸、塩類に
触れる場合も、その接触面からゲル化が起るものである
が、この場合は、ゴム粒子の電荷○が、酸塩等の電荷■
(プラス)によって中和されるため電荷が消失し、急速
にゲル化するため、ゴム粒子の膨張は起らないため、ラ
テックスの時の平滑な表面状態の1寸ゲル化が進行する
こととなる。
殊に、ラテックスの表面を溶剤によって処理し、表面に
隆起を生成させることは公知のことであるが、これを手
袋に応用する場合は、隆起の形状に影響を及ぼす要因が
多く、常に厳密な工程管理を必要とする。
即ち、(1)ラテックスの配合組成及粘度、(2)ラテ
ックスの熟成(前加硫)の程度、(3)ラテックスより
引上げた後、溶剤に浸漬するタイミング、(4)は溶剤
の種類及び溶液の付着量、(5)温度、気温、型温、型
温等種々な要素があるが、ゴム糊は粘度が高く、その溶
剤がラテックス面に作用し、膨潤と凝固を推進するに緩
慢な速度で変化が起るため、タイミングがとり易く、ム
ラを生ずることが少なく、隆起の模様も均一化し易い等
の顕著なる効果を有するものであるとともに、しかも、
ゴム糊を使用することにより、手袋の表面はラテックス
不定形凹凸面3の上面に沿って、成分の異なる同等の凹
凸面を有する均等な適宜厚さのゴム層4を形成するもの
であるが、ゴム糊からのゴム層を形成するものであるた
め、ラテックスからのゴム層を形成する場合に、ラテッ
クスを不安定にするとの理由で、不可能または困難とさ
れた、強力な老化防止剤の配合や、多量の充填剤の配合
も自在に行なうことができ、ラテックスゴム層が表面凹
凸のため拡大された表面積の老化を防止することができ
、耐久力を著しく増大することができる等、顕著なる効
果を有するものである。
また、ラテックス基層の表面が未だゲル化しない内に、
ゴム糊溶剤が作用するので、その層間の接着面は微細な
粗面となると同時に、ラテックス層の膨潤、凝固、収縮
により不定形の凹凸面を形成するものにして、接着面積
が著しく増大されるとともにゴム糊層はラテックス層に
対して投錨効果を発揮し、接着強度は遥かに強大となり
、頻繁なる屈曲作業においても、蛇腹効果により屈伸作
用に順応する効果並びにゴム層の有する適宜硬度と相俟
ちて、絶対に剥離する釦それなく、ゴム層4の不定形凹
凸3により、柔軟平滑面は勿論、硬質平滑面等に対して
も顕著なる滑り止め効果を発揮することができ、更に、
該ゴム糊に滑り止め粒子を混入するときは、一層効果を
増大することができるとともに、着用感良好にして、作
業能率並びに耐久力上多大の効果を有するものにして、
製作に際してはラテックスがゲル化しない内にゴム糊に
浸漬するの、簡易なる装置操作により、能率的廉価に製
作することができ、大量生産に適する等、幾多の特徴効
果を有する考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは、本案手袋の実施例の正面図、Bは第1図A
掌部の円形部の拡大図、Cは同手袋の不定形凹凸部の拡
大断面図、第2図A、B、C,Dは従来ラテックス等に
浸漬して製作せる滑り止め手袋の拡大断面図を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軍手、メリヤス手袋等の表面に、ラテックスによる適宜
    厚さの基層と、その上面に不定形凹凸面を形成するとと
    もに、該不定形凹凸面の表面に沿って、はぼ同等の凹凸
    を有する、ラテックスとは成分の異なるゴム層を形成せ
    ることを特徴とする滑り止め作業手袋。
JP1978049926U 1978-04-15 1978-04-15 滑り止め作業手袋 Expired JPS5940410Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978049926U JPS5940410Y2 (ja) 1978-04-15 1978-04-15 滑り止め作業手袋

Applications Claiming Priority (1)

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JP1978049926U JPS5940410Y2 (ja) 1978-04-15 1978-04-15 滑り止め作業手袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54154118U JPS54154118U (ja) 1979-10-26
JPS5940410Y2 true JPS5940410Y2 (ja) 1984-11-16

Family

ID=28936425

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978049926U Expired JPS5940410Y2 (ja) 1978-04-15 1978-04-15 滑り止め作業手袋

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013060683A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Towa Corp:Kk 手袋

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4412230Y1 (ja) * 1966-06-20 1969-05-21

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4412230Y1 (ja) * 1966-06-20 1969-05-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013060683A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Towa Corp:Kk 手袋

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JPS54154118U (ja) 1979-10-26

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