JPS5851071B2 - 印刷材料を用いた床材の製法 - Google Patents

印刷材料を用いた床材の製法

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JPS5851071B2
JPS5851071B2 JP53163658A JP16365878A JPS5851071B2 JP S5851071 B2 JPS5851071 B2 JP S5851071B2 JP 53163658 A JP53163658 A JP 53163658A JP 16365878 A JP16365878 A JP 16365878A JP S5851071 B2 JPS5851071 B2 JP S5851071B2
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JP53163658A
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JPS5590568A (en
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憲一 宮下
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、保持板上に捺染版により盛り上げ印刷する印
刷材料を用いた床材の製法に関する。
従来の印刷材料は、塩化ビニール樹脂、可塑剤、安定剤
、顔料、充填剤等からなるコンパウンドを一度成形して
シート状にした後、粉砕処理工程をとおして粉砕し、分
級してこの粉砕物のみを印刷材料に供していたが、この
粉砕物のみでは印刷材料としての特性が不足している為
に印刷精度が悪<、シかも生産性が低いうえにコスト高
になるといつこ欠点を有していた。
更に、上記粉砕物と、塩化ビニール樹脂、可塑剤、充填
剤、安定剤等を混合してウェット状にした組成物とを任
意の割合で混合したものが用いられたが、印刷精度は若
干向上するものの、材料が崩れ易く、成形性に難点があ
った。
又、先に述べた粉砕物に、塩化ビニールペーストレジン
、可塑剤、安定剤等を混合してなる塩化ビニール樹脂ペ
ースト状組成物を混合したものが用いられたが、粘度が
高いためにスクリーンに耐着して1回の印刷では厚みの
ある印刷ができないといった欠点を有していたのである
本発明は、上記欠点に鑑みてなされたものであり、一般
用塩化ビニール樹脂と塩化ビニールペーストレジンを併
用した塩化ビニール樹脂ペースト状組成物を(以下、ペ
ースト状組成物と略す)、従来の粉砕物に任意の割合で
置き換えて、生産性を向上せしめ、しかもコスト高にな
ることがなく印刷にて所望の模様を盛り上げて形成させ
た場合に、充分な厚みまで印刷でき、且つ印刷精度を向
上させることができると共に、印刷材料の成形性をも向
上させることのできる印刷材料を用いた床材の製法を提
供することを目的としたものである。
以下、更に詳細に説明する。
第1図は、本発明の実施例に係る印刷材料を用いて印刷
を行い製造した床材の断面図である。
図において、1は印刷材料をシルクスクリーンにて印刷
し模様を形成した層であり、2は色を異にした他の印刷
材料をもう一方のシルクスクリーンにて印刷し模様を形
成した層であり、3は離型性を有する保持板でありたと
えばテフロンシートなどが用いられる。
本発明において用いられる印刷材料は、粉砕物Aとペー
スト状組成物Bとをl:9〜7:3の割合で混合して得
たものであるが、粉砕物Aは、たとえば一般用塩化ビニ
ール樹脂70〜150重量部(以下、部と略す)、可塑
剤20〜50部、安定剤1〜5部、顔料1〜5部及び充
填剤100〜200部からなるコンパウンドをカレンダ
ーロールを用いてシート状にした後、クラッシャーで粉
砕して5〜40メツシユパスの粉末に調整したものであ
る。
ペースト状組成物Bは、粒径が約lμ程度の塩化ビニー
ルペーストレジン10〜40部、粒径が150部程度の
一般用塩化ビニール樹脂60〜90部、可塑剤20〜6
0部、その他安定剤、及び必要に応じて充填剤、顔料等
をリボンブレンダー、ヘンシェルミキサー、ニーダ−等
で混合して得たものである。
これらの印刷材料を用いて床材を製造する一般的な方法
としては、例えば、厚さo、 1m / m〜0、3
m / mのテフロンフィルムの保持板3の上に、前記
したような印刷材料を6〜10メツシユの捺染版にてシ
ルクスクリーン印刷を施し層1を形成する。
層1の厚さは5〜7 m / m程度であり、テフロン
フィルムの保持板3上に部分的に形成する。
次に層1が埋められなかった部分の保持板3上に色を異
にした印刷材料を別の6〜IOメツシユの捺染版にて、
シルクスクリーン印刷を施し層2を形成する。
この保持板3の上に施した印刷物を160℃〜180℃
まで加熱した後、印刷層1及び2の柄と同調した深さ0
.3〜1.0 m / mの鋼製のエンボス賦与板を、
柄と同調させてあてがい、温度を100℃〜120℃に
加熱して、5〜t5kg、’=の圧力で20〜40秒間
成形を行い必要に応じて冷却を行い解圧後、取り出して
保持板3を剥がすと表裏に同一の幾荷模様が貫通した床
敷用タイルが得られるのである。
以上のように、本発明の印刷材料を用いた床材の製法は
、塩化ビニール樹脂、可塑剤、安定剤、充填剤、顔料等
からなるコンパウンドをカレンダリングしてシート状に
した後、粉砕処理工程をとおして粉砕して得た粉砕物A
と、塩化ビニール樹脂、塩化ビニールペーストレジン、
可塑剤、安定剤等を混合して得た塩化ビニール樹脂ペー
スト状組成物Bとを混合して得た印刷材料Eを離形性を
有する保持板上に部分的に盛り上げ印刷すると共に前記
印刷材料Eと色が異なるよう配合された印刷材料Fを前
記保持板上の印刷材料Eが埋められなかった部分に境界
を接するように印刷し、加熱謬着せしめることを特徴と
するので、粉砕作業がペースト状組成物を混合した分量
だけ省略でき生産性が向上し、製造コストも安価となり
、しかも得られた印刷材料を印刷して所望の模様に盛り
上げて形成した場合、ペースト状組成物の粘性によって
印刷層の崩れが起こりにくく、更にペースト状組成物に
は汎用の樹脂を混入しているので、ペーストによる印刷
抵抗を抑えて充分な厚みまで印刷することができると共
に、この印刷材料の製法は低圧で容易に成形できるとい
った種々の利点を有するのである。
以下実施例を示す。
実施例 l 〔粉砕物Aの製造〕 一般用塩化ビニール樹脂100部、可塑剤としてジオク
チルフタレー)(DOP)40部、充填剤として炭酸カ
ルシウム200部、安定剤としてステアリン酸鉛3部、
白色顔料3部をカレンダーで成形した後、クラッシャー
で粉砕して、lOメツシュ以下の粉末に調整してパター
ン用チップA1を得た。
このパターン用チップA1と同配合であるが、色を異に
した赤色の顔料を使用してパターン用チップA2を、同
様にして茶色の顔料でA3を、灰色の顔料でA4をそれ
ぞれ作成した。
〔ペースト状組成物の製造〕
一般用塩化ビニール樹脂70部、塩化ビニールペースト
レジン30部、可塑剤(DOP)50部、安定剤(ステ
アリン酸鉛)3部、充填剤(炭酸カルシウム)100部
をニーダ−で混合してペースト状組成物Bを得た。
〔印刷材料の製造〕
先に得たペースト状組成物Bとパターン用チップA1、
A4をB:A1:A4=4 :3 :3の割合で混合し
て印刷材料Eを得た。
同様にしてB:A2:A3=4:3:3の割合で混合し
て印刷材料Fを得た。
次に得られた印刷材料Eを0.5 m / m厚さのテ
フロンフィルムからなる保持板上に8メツシユの捺染版
にて6 m / mの高さに部分的に盛り上げて印刷し
て層1を形成し印刷材料Fを印刷材料Eが埋められなか
った保持板上に別の8メツシユの捺捺染版を用いて8%
の高さに、かつ層1と境界が接するように層2を形成し
た。
この印刷されたシートを180℃まで加熱した後、該シ
ートの模様に同調した鋼製エンボスプレートを130℃
に熱して印刷層の上に模様を合せて載置し、6kg/d
の圧力で30秒間圧形を行い、冷却後、保持板を剥がす
と、厚さ3m、/mの表裏に柄模様が貫通した立体感の
ある床材が得られた。
実施例 2 実施例1のペースト状組成物Bを下記のような配合に変
えてペースト状組成物りを作成した。
一般用塩化ビニール樹脂 80部塩化ビニ
ールペーストレジン 20可塑剤(DOP)
45安定剤
3以下、実施例1と同様にして印刷材料を
得て、印刷を行い、更に、これを成形して厚さ3 m/
mの床材を得た。
得られた床材も表裏に柄模様が貫通した立体感のあるも
のを得ることができた。
比較例 1 実施例1で得たパターン用チップA1〜A4と、下記配
合物Gを混合して印刷材料■、Jを作成した。
一般用塩化ビニール樹脂 100部可塑剤(
DOP ) 50充填剤(炭酸カ
ルシウム) 100安定剤(ステアリン酸
鉛) 3印刷材料■はG:A、:A4=4
: 3 : 3の割合で、印刷材料JはG:A2:A
3=4:3:3の割合で混合したものである。
以下、実施例1と同様の操作を行なったのであるが、印
刷した後成形する際に、圧力を8kg/c11以上にし
ないと成形することができず、しかも得られた床材は層
が崩れて模様が変形したものであった。
比較例 2 実施例1で得たパターン用チップA、〜A4と下記配合
物Kを混合して印刷材料り、Mを作成した塩化ビニール
ペーストレジン 100部可塑剤(DOP)
50充填剤(炭酸カルシウム)
100安定剤(ステアリン酸鉛)
3印刷材料りは、K:A1:A4=4 :3:3の
割合で、印刷材料Mは、K:A2:A3:=4 : 3
: 3の割合で混合したものである。
以下、実施例1と同様の操作を行なったのであるが、印
刷材料り、Mを保持板上に盛り上げ印刷する際に捺染板
に目づまりを起し、そのために31rL/TrL程度の
厚みしか印刷することができず、従って成形後にはl
m / m程度の薄い床材しか得られなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る床材の断面図である。 1・・・・・・印刷材料Eを印刷して形成した層、2・
・・・・・印刷材料Fを印刷して形成した層、3・・・
・・・テフロンフィルム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 塩化ビニール樹脂、可塑剤、安定剤、充填剤、顔料
    等からなるコンパウンドをカレンダリングしてシート状
    にした後、粉砕処理工程をとおして粉砕して得た粉砕物
    Aと、塩化ビニール樹脂、塩化ビニルペーストレジン、
    可塑剤、安定剤等を混合して得た塩化ビニル樹脂ペース
    ト状組成物Bとを混合して得た印刷材料Eを離型性を有
    する保持板上に部分的に盛り上げ印刷すると共に前記印
    刷材料Eと色が異なるよう配合された印刷材料Fを前記
    保持板上の印刷材料Eが埋められなかった部分に境界を
    接するように印刷し、加熱融着せしめることを特徴とす
    る印刷材料を用いた床材の製法。
JP53163658A 1978-12-28 1978-12-28 印刷材料を用いた床材の製法 Expired JPS5851071B2 (ja)

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JPS5590568A JPS5590568A (en) 1980-07-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4957910A (ja) * 1972-08-22 1974-06-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4957910A (ja) * 1972-08-22 1974-06-05

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