JPS606429B2 - 内装材 - Google Patents
内装材Info
- Publication number
- JPS606429B2 JPS606429B2 JP16114280A JP16114280A JPS606429B2 JP S606429 B2 JPS606429 B2 JP S606429B2 JP 16114280 A JP16114280 A JP 16114280A JP 16114280 A JP16114280 A JP 16114280A JP S606429 B2 JPS606429 B2 JP S606429B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- conductive
- particles
- interior material
- black
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な建築物用内装材に関するもので、更に
詳しくはすぐれた装飾性と共にすぐれた導軍性を有する
内装材に関するものである。
詳しくはすぐれた装飾性と共にすぐれた導軍性を有する
内装材に関するものである。
従来、壁菱材、床数体などの建築物用内装材は、プラス
チックス、特に欧質や硬質の塩化ビニル樹脂が多用され
て釆ているが、最近における叢要として、電算室に適し
た内装材の必要性がさけばれている。電算室における内
装材は従来の内装材の特性、例えば装飾性、居住性、耐
水性、耐摩耗性、耐汚染性といった一般特性の他に電気
伝導性、即ち導電性が要求される。これは電算機本体か
ら生じる徴量の静電気を放散、消失させるためと、これ
ら内装材から生じる静電気を電算機に伝えないためと、
更に電算室で電算機を操作するオペレーターの衣服、そ
の他から発生する静電気を電算機に伝えずアースに放散
、消失させるという3つの目的からである。しかし乍ら
従釆の内装材はこれらの目的に添って開発されたもので
ないため、全くこれらの特性、即ち導電性を持っていな
い。
チックス、特に欧質や硬質の塩化ビニル樹脂が多用され
て釆ているが、最近における叢要として、電算室に適し
た内装材の必要性がさけばれている。電算室における内
装材は従来の内装材の特性、例えば装飾性、居住性、耐
水性、耐摩耗性、耐汚染性といった一般特性の他に電気
伝導性、即ち導電性が要求される。これは電算機本体か
ら生じる徴量の静電気を放散、消失させるためと、これ
ら内装材から生じる静電気を電算機に伝えないためと、
更に電算室で電算機を操作するオペレーターの衣服、そ
の他から発生する静電気を電算機に伝えずアースに放散
、消失させるという3つの目的からである。しかし乍ら
従釆の内装材はこれらの目的に添って開発されたもので
ないため、全くこれらの特性、即ち導電性を持っていな
い。
壁菱材の場合は特にこの特性をもつものは皆無であって
、僅かに床敷材の分野に散見できるのみであった。これ
は医療分野において用いられるもので、手術の際に用い
る電気メスの火花や、医師、看護婦の衣服からの静電気
の放電火花が麻酔ガスに引火し爆発事故を起さぬための
目的で用いられている。
、僅かに床敷材の分野に散見できるのみであった。これ
は医療分野において用いられるもので、手術の際に用い
る電気メスの火花や、医師、看護婦の衣服からの静電気
の放電火花が麻酔ガスに引火し爆発事故を起さぬための
目的で用いられている。
従来、これらの用途に用いられている導電床は大別して
三種類があるが、いずれも後述するような欠点を有し満
足のゆく製品ではなく、まして高い居住性が要求される
電算室には到底適さない。
三種類があるが、いずれも後述するような欠点を有し満
足のゆく製品ではなく、まして高い居住性が要求される
電算室には到底適さない。
即ち、{1} 床面に金属目地棒を露出させ、その金属
棒の間隙をセメントなどで塗りこんだもの【2ー 導電
性カーボンブラックをセメントに練りこみ床面仕上げと
したもの{3} 導電性カーボンブラックを欧質塩ビ又
はゴム中に練りこみ、タイル状に加工したものを床コン
クリート面に貼着したものがある。
棒の間隙をセメントなどで塗りこんだもの【2ー 導電
性カーボンブラックをセメントに練りこみ床面仕上げと
したもの{3} 導電性カーボンブラックを欧質塩ビ又
はゴム中に練りこみ、タイル状に加工したものを床コン
クリート面に貼着したものがある。
しかし乍らこれらの導電床すなわち{1}のものは金属
樺の部分のみ導電性があり、他の部分は導電性が全くな
く、接触確率が小さく静電気の放散がスムーズでない。
■のものはセメントにカーボンブラックを練りこんだも
のを用いるので床面の色は黒一色か黒を基調とした色に
限定されるので、手術室に適した色彩が得られない。脚
のものは‘1)や‘2}のものの欠点をカバーしたもの
と言えるが色彩的には黒が基本色となるため■のものと
同様の欠点がありト更には30×3山水も又は25×2
5伽の寸法のタイル状であるためそれを鮎着する際に各
タイル間にアースをとる必要があり極めて面倒であると
いう欠点があった。最近「電算室用としてアルミニウム
製のタイル状の床敷村が市販されているがこれも前記■
と同様の欠点があり、且つ極めて高価なものである。
樺の部分のみ導電性があり、他の部分は導電性が全くな
く、接触確率が小さく静電気の放散がスムーズでない。
■のものはセメントにカーボンブラックを練りこんだも
のを用いるので床面の色は黒一色か黒を基調とした色に
限定されるので、手術室に適した色彩が得られない。脚
のものは‘1)や‘2}のものの欠点をカバーしたもの
と言えるが色彩的には黒が基本色となるため■のものと
同様の欠点がありト更には30×3山水も又は25×2
5伽の寸法のタイル状であるためそれを鮎着する際に各
タイル間にアースをとる必要があり極めて面倒であると
いう欠点があった。最近「電算室用としてアルミニウム
製のタイル状の床敷村が市販されているがこれも前記■
と同様の欠点があり、且つ極めて高価なものである。
文発明はかかる欠点「不備を除去した美麗で且つすぐれ
た導電性を有する広幅で長尺のシート状の内装材を提供
せんとするもので「その実施の一例を図面について説明
するとへカーボンブラック粉末を含有する導電性黒色合
成樹脂粒子1と非導電性着色合成樹脂粒子2とからなる
準導電性シート層Aを表面層とし導電性合成樹脂層Bを
裏面層としこれら両層を一体的に積属してなるものであ
る。ここにおいて導電性黒色合成樹脂粒子川ま〜合成樹
脂にカーボンブラック粉末を5%以上含有せしめたもの
でありもこの黒色合成樹脂粒子1及び着色合成樹脂粒子
2はいずれも0.5〜5.物岬の粒蓬範囲の粉砕粒子で
あり、且つ表面層における黒色合成樹脂粒子1の混合率
は2〜30%の範囲であることが有効である。
た導電性を有する広幅で長尺のシート状の内装材を提供
せんとするもので「その実施の一例を図面について説明
するとへカーボンブラック粉末を含有する導電性黒色合
成樹脂粒子1と非導電性着色合成樹脂粒子2とからなる
準導電性シート層Aを表面層とし導電性合成樹脂層Bを
裏面層としこれら両層を一体的に積属してなるものであ
る。ここにおいて導電性黒色合成樹脂粒子川ま〜合成樹
脂にカーボンブラック粉末を5%以上含有せしめたもの
でありもこの黒色合成樹脂粒子1及び着色合成樹脂粒子
2はいずれも0.5〜5.物岬の粒蓬範囲の粉砕粒子で
あり、且つ表面層における黒色合成樹脂粒子1の混合率
は2〜30%の範囲であることが有効である。
本発明の内装材に用いられる合成樹脂は塩化ビニル樹脂
、塩化ビニルを主体とする各種共重合体、及びこれらの
混合物、ポリエチレン、エチレンを主成分とする各種共
重合体及びポリエチレンとエチレン系共重合体の混合物
、ポリウレタン「アクリルゴム、塩素化ポリエチレンも
更にはABS、M旧Sなど熱可塑性合成樹脂全般に亘つ
て適性を有し、これら各種熱可塑性合成樹脂の複数混合
物であっても良い。
、塩化ビニルを主体とする各種共重合体、及びこれらの
混合物、ポリエチレン、エチレンを主成分とする各種共
重合体及びポリエチレンとエチレン系共重合体の混合物
、ポリウレタン「アクリルゴム、塩素化ポリエチレンも
更にはABS、M旧Sなど熱可塑性合成樹脂全般に亘つ
て適性を有し、これら各種熱可塑性合成樹脂の複数混合
物であっても良い。
また塩化ビニル樹脂に限らず熱可塑性樹脂は一般に熱加
工を伴いtかつ後述するように粒子状に粉砕された両程
粒子を一定厚乳こ展延した後、この粒子層を加熱、加圧
下でシート状に押圧することから安定剤、可塑剤〜充填
剤などの適宜配合剤が添加、使用される。
工を伴いtかつ後述するように粒子状に粉砕された両程
粒子を一定厚乳こ展延した後、この粒子層を加熱、加圧
下でシート状に押圧することから安定剤、可塑剤〜充填
剤などの適宜配合剤が添加、使用される。
カーボンブラック粉末は特に銘柄、品種その他の要求は
ないが、一般に「導電用カーボンブラック」として市販
されているものが適している。
ないが、一般に「導電用カーボンブラック」として市販
されているものが適している。
これらのカーボンブラック粉末の混入量は重量比で5%
以上の混入が必要である。これは電算室の床敷体として
要求される導電性が絶縁抵抗値で1び〜1びoQ(日本
電子機械工業会のデータ−による)の範囲とされており
「この値は略々カーボンブラック粉末を5%以上混入し
たプラスチックにより得られることが、本発明者らの研
究により判明したことに基づく。
以上の混入が必要である。これは電算室の床敷体として
要求される導電性が絶縁抵抗値で1び〜1びoQ(日本
電子機械工業会のデータ−による)の範囲とされており
「この値は略々カーボンブラック粉末を5%以上混入し
たプラスチックにより得られることが、本発明者らの研
究により判明したことに基づく。
勿論、本発明の内装材はカーボンブラック粉末を混入し
た導電性の黒色合成樹脂粒子と「非導亀性の着色合成樹
脂粒子との混合せる準導電性シート層より表面層が構成
されており「 この表面層自体は導電性を有さない構造
であるがへかかる構成における黒色粒子として前記の要
求が必要となるのである。カーボンブラック粉末の混入
量が5%以下の場合は、表面層の構成において黒色粒子
の混合比を多くしても、電算室の床敷体として適した導
電性を示さない。また、カーボンブラック粉末を5%以
上混入した黒色合成樹脂粒子ごと非導電性の着色粒子2
との混合比も重要で、本発明の内装材の場合、2〜30
%の範囲であることが必要となる。
た導電性の黒色合成樹脂粒子と「非導亀性の着色合成樹
脂粒子との混合せる準導電性シート層より表面層が構成
されており「 この表面層自体は導電性を有さない構造
であるがへかかる構成における黒色粒子として前記の要
求が必要となるのである。カーボンブラック粉末の混入
量が5%以下の場合は、表面層の構成において黒色粒子
の混合比を多くしても、電算室の床敷体として適した導
電性を示さない。また、カーボンブラック粉末を5%以
上混入した黒色合成樹脂粒子ごと非導電性の着色粒子2
との混合比も重要で、本発明の内装材の場合、2〜30
%の範囲であることが必要となる。
この場合、粒子の粒径も制限的に限定されなければなら
ず。本発明の内装材の場合、この粉砕粒子の粒径は両粒
子とも0.5〜5.仇奴であり、この粒径における両粒
子の浪合比が前記の通り2〜30%であることが必要と
なる。カーボンブラック粉末混入率が5%以下の場合は
第2図に見るように絶縁抵抗値が1び。○の範囲に入る
ようにするには、黒色合成樹脂粒子1の混合率が30%
以上でなければならず、この粒子混合率範囲では表面層
の色彩としてかなり黒っぽい感じになってくる。したが
って電算室の内装材としてはあまり黒っぽくない高い装
飾性をなお保持する範囲、即ち30%以下の黒色粒子混
合範囲とする必要が生じる。また、カーボンブラック粉
末を大量に混入しても、黒色粒子の混合範囲が2%以下
の領域では絶縁抵抗値が急速に変化するため、安定した
導亀性は得られず。ロット間でバラついたり、ある部分
では導電性を示すが、他の部分では全く導電性を示さな
いという変動の多い内装材となるため避けるべきである
ことが判明した。したがって、以上の研究結果から、す
ぐれた導電性を示し、それが常に安定して得られ、しか
も内装材として似合しい高い装飾性を有する内装材とす
るには表面層シートが■ 黒色合成樹脂粒子におけるカ
ーボンブラック粉末の混入率が5%以上であること。
ず。本発明の内装材の場合、この粉砕粒子の粒径は両粒
子とも0.5〜5.仇奴であり、この粒径における両粒
子の浪合比が前記の通り2〜30%であることが必要と
なる。カーボンブラック粉末混入率が5%以下の場合は
第2図に見るように絶縁抵抗値が1び。○の範囲に入る
ようにするには、黒色合成樹脂粒子1の混合率が30%
以上でなければならず、この粒子混合率範囲では表面層
の色彩としてかなり黒っぽい感じになってくる。したが
って電算室の内装材としてはあまり黒っぽくない高い装
飾性をなお保持する範囲、即ち30%以下の黒色粒子混
合範囲とする必要が生じる。また、カーボンブラック粉
末を大量に混入しても、黒色粒子の混合範囲が2%以下
の領域では絶縁抵抗値が急速に変化するため、安定した
導亀性は得られず。ロット間でバラついたり、ある部分
では導電性を示すが、他の部分では全く導電性を示さな
いという変動の多い内装材となるため避けるべきである
ことが判明した。したがって、以上の研究結果から、す
ぐれた導電性を示し、それが常に安定して得られ、しか
も内装材として似合しい高い装飾性を有する内装材とす
るには表面層シートが■ 黒色合成樹脂粒子におけるカ
ーボンブラック粉末の混入率が5%以上であること。
■ 非導電性の着色合成樹脂粒子に対する導電性の黒色
合成樹脂粒子の混合率が2〜30%の範囲であること。
合成樹脂粒子の混合率が2〜30%の範囲であること。
■ 黒色導電性粒子と、着色非導電性粒子の両粒子が0
.5〜5.仇肋の粒径範囲の粉砕粒子であること。の各
条件を満たすことが必要である。
.5〜5.仇肋の粒径範囲の粉砕粒子であること。の各
条件を満たすことが必要である。
しかし乍ら、この様な条件を全て満足する表面層シート
であっても、この表面層自体はカーボンブラック粉末を
全く混入しない通常の合成樹脂シートの絶縁抵抗値、即
ち1び40の値しか示さず、この表面層のみでは導電性
内装材とはなり得ない。
であっても、この表面層自体はカーボンブラック粉末を
全く混入しない通常の合成樹脂シートの絶縁抵抗値、即
ち1び40の値しか示さず、この表面層のみでは導電性
内装材とはなり得ない。
しかし乍ら、該表面層の裏面に所定の導電性を有し且つ
均質な合成樹脂層を積層すると、表面層はすぐれた導電
性を示すようになることは驚くべきことである。この裏
面層Bの導電‘性合成樹脂シート層と表面層Aとの関係
も極めて興味ある技術的問題で、内装材全体としての抵
抗値、即ち導電性はこの裏面層の導霧性合成樹脂層の抵
抗値によっても制御できることが発明者らの研究によっ
て判明した。即ち、表面層における黒色導電性合成樹脂
粒子におけるカーボンブラック粉末の混入率を18%と
固定し、且つ非導電性着色合成樹脂粒子への混合率を1
0%と固定した表面層の場合、裏面層の抵抗値を1ぴ,
1び,1ぴ,とそれぞれ一定の値の裏面層を積層するこ
とにより、内装材全体として、1ぴ〜1ぴ,1ぴ〜1ぴ
,1ぴ〜1ぴ,と比例的に導電性が変化して釆る。この
事は極めて驚くでき現象で、所定の導電性内装材を、裏
面層の導電性を変えることにより常に、且つ容易に得る
ことが出来ることご意味する。例えばIBM社の場合、
1.5×1びQ・1×1ぴ○の導電性床敷体が要求され
るが、この様な場合、裏面層としては抵抗が1ぴ〜1ぴ
のシートを用いれば良く、外観的に全く変化がないが導
電‘性のみを種々のレベルに変えた内装材が得られるこ
とを意味する。本発明による内装材に用いられる着色合
成樹脂粒子2とは、カーボンブラック粉末以外の着色剤
、例えば白色、赤色、黄色、緑色、茶色など任意の着色
剤で着色した非導電性の粒子を意味し、内装材として似
合しい彩色が得られるように着色したものである。
均質な合成樹脂層を積層すると、表面層はすぐれた導電
性を示すようになることは驚くべきことである。この裏
面層Bの導電‘性合成樹脂シート層と表面層Aとの関係
も極めて興味ある技術的問題で、内装材全体としての抵
抗値、即ち導電性はこの裏面層の導霧性合成樹脂層の抵
抗値によっても制御できることが発明者らの研究によっ
て判明した。即ち、表面層における黒色導電性合成樹脂
粒子におけるカーボンブラック粉末の混入率を18%と
固定し、且つ非導電性着色合成樹脂粒子への混合率を1
0%と固定した表面層の場合、裏面層の抵抗値を1ぴ,
1び,1ぴ,とそれぞれ一定の値の裏面層を積層するこ
とにより、内装材全体として、1ぴ〜1ぴ,1ぴ〜1ぴ
,1ぴ〜1ぴ,と比例的に導電性が変化して釆る。この
事は極めて驚くでき現象で、所定の導電性内装材を、裏
面層の導電性を変えることにより常に、且つ容易に得る
ことが出来ることご意味する。例えばIBM社の場合、
1.5×1びQ・1×1ぴ○の導電性床敷体が要求され
るが、この様な場合、裏面層としては抵抗が1ぴ〜1ぴ
のシートを用いれば良く、外観的に全く変化がないが導
電‘性のみを種々のレベルに変えた内装材が得られるこ
とを意味する。本発明による内装材に用いられる着色合
成樹脂粒子2とは、カーボンブラック粉末以外の着色剤
、例えば白色、赤色、黄色、緑色、茶色など任意の着色
剤で着色した非導電性の粒子を意味し、内装材として似
合しい彩色が得られるように着色したものである。
内装材全体としての彩色感、もしくは装飾性はこの着色
合成樹脂粒子が支配し、全体のイメージはこの粒子の色
によって決定されるが、この着色粒子2に黒色粒子1が
混合されるにしたがって、少しづつ黒い点状模様が増加
してゆき「黒色粒子が30%以上になると全体として黒
色感が支配的になり内装材としての価値を失うに至るの
である。これは黒色が強い印象を与えることから来る効
果である。黒色合成樹脂粒子1及び着色合成樹脂粒子2
とも「いったんシート状に加工したものを粉砕機にかけ
て粉砕し、所定の粒径範囲の粒子に節分けすることによ
り得られるが、シート状の加工はカレンダー法、押出し
法、その他、任意の方法で加工したものでよく、特に限
定されるものではない。
合成樹脂粒子が支配し、全体のイメージはこの粒子の色
によって決定されるが、この着色粒子2に黒色粒子1が
混合されるにしたがって、少しづつ黒い点状模様が増加
してゆき「黒色粒子が30%以上になると全体として黒
色感が支配的になり内装材としての価値を失うに至るの
である。これは黒色が強い印象を与えることから来る効
果である。黒色合成樹脂粒子1及び着色合成樹脂粒子2
とも「いったんシート状に加工したものを粉砕機にかけ
て粉砕し、所定の粒径範囲の粒子に節分けすることによ
り得られるが、シート状の加工はカレンダー法、押出し
法、その他、任意の方法で加工したものでよく、特に限
定されるものではない。
この様な特性を有する両種の粒子1,2は、決められた
混合率になるよう秤量され、混合機に入れて均一に混合
されたあと、ロール状ドクターによって、予め圧延され
た裏面層Bに所定厚に展延される。この場合、裏面層B
は裏基布3を接着、積層したものでも、裏基布のないシ
ート単体のものでも良いが2の前後の広幅の場合は裏面
層自体の重量も大きくなるので基布を積層した方が良い
。
混合率になるよう秤量され、混合機に入れて均一に混合
されたあと、ロール状ドクターによって、予め圧延され
た裏面層Bに所定厚に展延される。この場合、裏面層B
は裏基布3を接着、積層したものでも、裏基布のないシ
ート単体のものでも良いが2の前後の広幅の場合は裏面
層自体の重量も大きくなるので基布を積層した方が良い
。
展延後、次いで加熱炉に入れて合体を150〜160℃
に加熱し、加熱炉から出た直後で所定の間隙を有するク
リアランスェンポス装置に導入し、粒子層を押圧して粒
子と粒子とを押し潰してシート状表面層に押し固め同時
に裏面層と一体的に積層する。次いで冷却することによ
り本発明の内装材が得られる。裏面層Bの加工は通常カ
レンダー加工、又は押出加工で行われる。
に加熱し、加熱炉から出た直後で所定の間隙を有するク
リアランスェンポス装置に導入し、粒子層を押圧して粒
子と粒子とを押し潰してシート状表面層に押し固め同時
に裏面層と一体的に積層する。次いで冷却することによ
り本発明の内装材が得られる。裏面層Bの加工は通常カ
レンダー加工、又は押出加工で行われる。
これはカーボンブラック粉末が比較的多量に添加する必
要があるためで、べ−ストコーテング法ではボソボソし
た塗料しか得られず、シート状に基体上に塗布すること
が出来ないという理由による。しかし乍らミネラルスピ
リットなどの稀釈剤をや)多めに加えることにより「塗
布が可能なべーストとすることができるがt加熱ゲル化
時に火災の危険があり、カレンダー法にくらべてあまり
好ましいとは言えない。
要があるためで、べ−ストコーテング法ではボソボソし
た塗料しか得られず、シート状に基体上に塗布すること
が出来ないという理由による。しかし乍らミネラルスピ
リットなどの稀釈剤をや)多めに加えることにより「塗
布が可能なべーストとすることができるがt加熱ゲル化
時に火災の危険があり、カレンダー法にくらべてあまり
好ましいとは言えない。
* 次に本発明の具体的態様を実施例により説明する。
実施例○} 導電性黒色合成樹脂粒子富の製造
次の配合によりカーボンブラック粉末を5%、6%「
8%、18%混入したシートをテストロールにより得た
。
8%、18%混入したシートをテストロールにより得た
。
この各シートを粉砕機によって粉砕した後も節によって
0.5〜5仇枕の粒蚤範囲に揃える。
0.5〜5仇枕の粒蚤範囲に揃える。
■ 着色合成樹脂粒子2の製造この場合、顔料は焦茶色
シート〜薄茶色シートの2種のシートを作るように選定
し〜‘1}と同機「テストロールにより厚さ3.0綱の
シートに加工し「次いで該シートを‘1}と同様の粒蓬
範囲の粉砕粒子を得た。
シート〜薄茶色シートの2種のシートを作るように選定
し〜‘1}と同機「テストロールにより厚さ3.0綱の
シートに加工し「次いで該シートを‘1}と同様の粒蓬
範囲の粉砕粒子を得た。
‘3’ 導電性合成樹脂裏面層Bの製造
塩化ビニル 重量部
一酢酸ビニル共重合体樹脂 25.9(重合度=
100止酢酸ビニル5%含有)DOP
20.7安定剤
1.6重責炭酸カルシウム 45.
3カーボンブラック粉末 6.51〇〇‐
〇上記の配合によりト6.5%のカーボンブラック入り
で厚さ0.5側の黒色シートをテストロールで圧延した
。
100止酢酸ビニル5%含有)DOP
20.7安定剤
1.6重責炭酸カルシウム 45.
3カーボンブラック粉末 6.51〇〇‐
〇上記の配合によりト6.5%のカーボンブラック入り
で厚さ0.5側の黒色シートをテストロールで圧延した
。
このシートの絶縁抵抗値は6×1ぴQであった。(41
導電性内装材の製造 前記‘1}及び■で得た各粒子ごとにト2%、5%、1
0%、15%、20%、25%「30%の混合粒子を作
った。
導電性内装材の製造 前記‘1}及び■で得た各粒子ごとにト2%、5%、1
0%、15%、20%、25%「30%の混合粒子を作
った。
この場合■における着色粒子は焦茶色と薄茶色の1:1
混合物を用いた。この様な混合率の粒子を、‘3’で圧
延したシートB上に約3.5脚の厚さに展延し、150
qoの加熱炉で10分間加熱した後、2.5肋の間隙に
調節されたクリアランスェンボス様に通して粒子層を押
し固めると同時に粒子層Aよりなる表面層と裏面層を積
層した。この様にして得た内装材は表1に示すような導
電性を持っていた。
混合物を用いた。この様な混合率の粒子を、‘3’で圧
延したシートB上に約3.5脚の厚さに展延し、150
qoの加熱炉で10分間加熱した後、2.5肋の間隙に
調節されたクリアランスェンボス様に通して粒子層を押
し固めると同時に粒子層Aよりなる表面層と裏面層を積
層した。この様にして得た内装材は表1に示すような導
電性を持っていた。
表1 導電性黒色合成樹脂粒子の混合率と導電性(絶縁
抵抗値・Q)図面の簡単な説嬢 第1図は本発明内装材の実施の一例を示す拡大断面図、
第2図は実施例における表1の図表である。
抵抗値・Q)図面の簡単な説嬢 第1図は本発明内装材の実施の一例を示す拡大断面図、
第2図は実施例における表1の図表である。
第1図
第傘図
Claims (1)
- 1 合成樹脂にカーボンブラツク粉末を5%以上含有せ
しめかつ0.5〜5.0mmの粒径範囲の粉砕粒子であ
る導電性黒色合成樹脂粒子と、非導電性着色合成樹脂粒
子とを混合して前記黒色合成樹脂粒子の混合率が2〜3
0%の範囲である準導電性合成樹脂表面層を形成し、こ
の裏面に導電性合成樹脂裏面層を一体的に積層してなる
事を特徴とする内装材。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16114280A JPS606429B2 (ja) | 1980-11-14 | 1980-11-14 | 内装材 |
JP61240848A JPS62238872A (ja) | 1980-11-14 | 1986-10-09 | 導電性内装材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16114280A JPS606429B2 (ja) | 1980-11-14 | 1980-11-14 | 内装材 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61240848A Division JPS62238872A (ja) | 1980-11-14 | 1986-10-09 | 導電性内装材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5785446A JPS5785446A (en) | 1982-05-28 |
JPS606429B2 true JPS606429B2 (ja) | 1985-02-18 |
Family
ID=15729385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16114280A Expired JPS606429B2 (ja) | 1980-11-14 | 1980-11-14 | 内装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606429B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61196063A (ja) * | 1985-02-23 | 1986-08-30 | ロンシール工業株式会社 | 床敷体及びその施工方法 |
JPS6259236U (ja) * | 1985-10-01 | 1987-04-13 | ||
JPS62196147A (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-29 | 日立電線株式会社 | 導電性床シ−ト |
JPS6367141A (ja) * | 1986-09-09 | 1988-03-25 | アキレス株式会社 | 帯電防止用積層シ−ト |
JPH03281243A (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-11 | Achilles Corp | 導電性着色合成樹脂粒およびこれを用いた導電性合成樹脂シート |
FR2727048B1 (fr) * | 1994-11-17 | 1997-01-17 | Taraflex | Materiau en feuille obtenu a partir de granules de matieres thermoplastiques |
GB9523780D0 (en) * | 1995-11-21 | 1996-01-24 | Amtico Co | Floor coverings |
-
1980
- 1980-11-14 JP JP16114280A patent/JPS606429B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5785446A (en) | 1982-05-28 |
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