JPS5850839B2 - 3軸揺動装置 - Google Patents
3軸揺動装置Info
- Publication number
- JPS5850839B2 JPS5850839B2 JP5910876A JP5910876A JPS5850839B2 JP S5850839 B2 JPS5850839 B2 JP S5850839B2 JP 5910876 A JP5910876 A JP 5910876A JP 5910876 A JP5910876 A JP 5910876A JP S5850839 B2 JPS5850839 B2 JP S5850839B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swinging
- axis
- shaft
- rocking
- bevel gear
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、マニピュレータの関節部などに用いられる3
軸揺動装置に関するものである。
軸揺動装置に関するものである。
マニピュレータの関節の構成方法として従来一般的に使
われているものは、1つの揺動動作をする関節の先に別
の揺動動作をする関節を設け、更にその先に新たな関節
を設けるというように、順次関節を接続していくという
ものである。
われているものは、1つの揺動動作をする関節の先に別
の揺動動作をする関節を設け、更にその先に新たな関節
を設けるというように、順次関節を接続していくという
ものである。
またマニピュレータの制御およびマニピュレータの持つ
機能の観点から考えたとき、手首部の関節機能はできる
だけ小型、軽量であることが望ましく、また、直交した
3軸回りの揺動動作ができることが理想である。
機能の観点から考えたとき、手首部の関節機能はできる
だけ小型、軽量であることが望ましく、また、直交した
3軸回りの揺動動作ができることが理想である。
ところが従来のものでは、各関節を順次接続していくた
め、各関節間には機構的に自ずからある長さが必要であ
り、小型化にも限界があるとともに、直交した軸回りの
揺動動作としては2軸までであった。
め、各関節間には機構的に自ずからある長さが必要であ
り、小型化にも限界があるとともに、直交した軸回りの
揺動動作としては2軸までであった。
本発明は上記の点にかんがみ1800程度の揺動角度範
囲をもち1点で直交する3軸回りの揺動動作を、簡単な
機構で実現することができる3軸揺動装置を提供するこ
とを目的とするものである。
囲をもち1点で直交する3軸回りの揺動動作を、簡単な
機構で実現することができる3軸揺動装置を提供するこ
とを目的とするものである。
本発明は、上記の目的を達成するために、1つのかさ歯
車とこれに噛合う対向した一対の差動かさ歯車とで構成
した2軸揺動部に、該2軸揺動部の1つの揺動を許容す
るための切欠き溝を有する円板体とこの円板体を部分軸
受によって揺動可能に支持する支持部材と円板体を揺動
させるベルトとで構成した1軸揺動部を結合して、3軸
の揺動を可能にしたものである。
車とこれに噛合う対向した一対の差動かさ歯車とで構成
した2軸揺動部に、該2軸揺動部の1つの揺動を許容す
るための切欠き溝を有する円板体とこの円板体を部分軸
受によって揺動可能に支持する支持部材と円板体を揺動
させるベルトとで構成した1軸揺動部を結合して、3軸
の揺動を可能にしたものである。
以下図面について本発明の装置の一例をマニピュレータ
の手首関節部に応用した場合を説明する。
の手首関節部に応用した場合を説明する。
第1図はマニピュレータの手首関節部の平面図を示し、
第2図は側面図を示す。
第2図は側面図を示す。
両国において、ピストンシリンダ1,2はシリンダ固定
具3,4を介して主支持部材5に固定されている。
具3,4を介して主支持部材5に固定されている。
ピストンシリンダ1のピストンロッド1aには、その先
端にブリッジ6が設けられている。
端にブリッジ6が設けられている。
このブリッジ6の上下両端にはベル) 7 a y 7
bが固定されている。
bが固定されている。
ベル)7a、7bのそれぞれの他端は切欠き溝8を有す
る上下の円板体9 a s 9 bの外周上を経て、切
欠き溝8に設けたベルト固定具10に固定されている。
る上下の円板体9 a s 9 bの外周上を経て、切
欠き溝8に設けたベルト固定具10に固定されている。
一方ピストンシリンダ2のピストンロッド2aにはピス
トンロッド1aと同様にブリッジ11を介入して2本の
ベルN2a。
トンロッド1aと同様にブリッジ11を介入して2本の
ベルN2a。
12bが固定されている。
そのベルN2a。12bの他端は円板体9a、9b上の
ベルト固定具13に固定されている。
ベルト固定具13に固定されている。
すなわち第1図において、上下方向の構成は全く対称的
なものである。
なものである。
前記上下2板の円板体9a、9bとの間には2軸揺動機
構をなすかさ歯車枠14が設けられている。
構をなすかさ歯車枠14が設けられている。
前記円板体9a、9bは第3図に示すようにそれぞれ部
分軸受15.16を介して板状の支持部材17.18に
支持されている。
分軸受15.16を介して板状の支持部材17.18に
支持されている。
この支持部材17゜18は主支持部材5に固定されてい
る。
る。
部分軸受15.16の軸受面は軸受支持構成上円板体の
中心から見て約45°の広がりをもたせることがよい。
中心から見て約45°の広がりをもたせることがよい。
また円板体9a 、9bの上下方向のズレ防止のために
は、第3図に示すように部分軸受15゜16の形状をカ
ギ型にし、円板体9a、9bの外周と伴わせてその上下
面を支持することが良い。
は、第3図に示すように部分軸受15゜16の形状をカ
ギ型にし、円板体9a、9bの外周と伴わせてその上下
面を支持することが良い。
前記円板体9a、9b間のかさ歯車枠14の内部には、
第4図に示すようにがさ歯車19とこれに噛合う対向し
た一対の差動かさ歯車20.21とこの差動かさ歯車2
0,21を駆動する揺動モータ22.23とからなる2
軸揺動機構が組み込まれている。
第4図に示すようにがさ歯車19とこれに噛合う対向し
た一対の差動かさ歯車20.21とこの差動かさ歯車2
0,21を駆動する揺動モータ22.23とからなる2
軸揺動機構が組み込まれている。
すなわち、前記揺動モータ22,23はかさ歯車枠14
の円板体9a、9bに直角な側面に対向して固定されて
いる。
の円板体9a、9bに直角な側面に対向して固定されて
いる。
揺動モータ22゜23の出力軸22a、23aの先端に
はそれぞれ差動かさ歯車20.21が固定されている。
はそれぞれ差動かさ歯車20.21が固定されている。
この差動かさ歯車20,21の中心には軸受24,25
が設けられている。
が設けられている。
この軸受24.25には中央に軸受26を有した軸27
が挿入されている。
が挿入されている。
前記軸受26にかさ歯車19の軸28が組み込まれてい
る。
る。
この軸28の先端にはつかみ装置29が固定されている
。
。
前記円板体9a、9bの切欠き溝8は、軸28の軸27
回りの揺動を許容する役目をするものである。
回りの揺動を許容する役目をするものである。
次に上述した本発明の3軸揺動装置の一例の動作を説明
する。
する。
揺動モータ22.23の出力軸22a、23aに発生す
るトルクは、差動かさ歯車20,21およびかさ歯車1
9で構成した差動歯車列に伝達され、かさ歯車19の軸
28による軸27を作用中心とする揺動トルクと、揺動
軸30自体を作用中心とする揺動トルクとに変換される
。
るトルクは、差動かさ歯車20,21およびかさ歯車1
9で構成した差動歯車列に伝達され、かさ歯車19の軸
28による軸27を作用中心とする揺動トルクと、揺動
軸30自体を作用中心とする揺動トルクとに変換される
。
これらの揺動トルクにより、かさ歯車19の軸28はそ
のトルクの作用する方向に揺動運動をする。
のトルクの作用する方向に揺動運動をする。
また揺動する角度についても同様に作用するものである
。
。
今揺動モータ22,23の揺動角をA15A2とし、軸
28の軸27回りの揺動角をBo、軸28回りの揺動角
をB2とすると、差動かさ歯車20,21およびかさ歯
車19の歯数がすべて同じとした場合、つぎの関係が成
立する。
28の軸27回りの揺動角をBo、軸28回りの揺動角
をB2とすると、差動かさ歯車20,21およびかさ歯
車19の歯数がすべて同じとした場合、つぎの関係が成
立する。
すなわち軸28を軸27回りに揺動させる場合には、揺
動モータ22,23の出力軸22a。
動モータ22,23の出力軸22a。
23aの揺動角の平均値が所要の揺動角に等しくなるよ
う、揺動モータ22.23を駆動すればよい。
う、揺動モータ22.23を駆動すればよい。
一方軸28の軸28回りの揺動については、出力軸22
a、23aの揺動角の差の半分が所要の揺動角に等しく
なるように揺動−E−一夕22 、23を駆動すればよ
いものである。
a、23aの揺動角の差の半分が所要の揺動角に等しく
なるように揺動−E−一夕22 、23を駆動すればよ
いものである。
つぎに上述した2軸揺動機構全体を軸27に直角な軸回
りに揺動させる動作について説明する。
りに揺動させる動作について説明する。
ピストンシリンダL2のビストーンロッド1a。
2aの引込側にそれぞれ作動流体を供給する。
その駆動圧はピストンシリンダ1,2でピストンロッド
1 a、2aの引込力に変換され、ピストンロッド1
a、2aの先端に固定したブリッジ6.11を介して2
対のベルト7a、7b、12a、12bに張力として加
わる。
1 a、2aの引込力に変換され、ピストンロッド1
a、2aの先端に固定したブリッジ6.11を介して2
対のベルト7a、7b、12a、12bに張力として加
わる。
今両側のベル)7a、7bと12a、12bとの張力が
等しいとすると、この張力は円板体9a、9bを部分軸
受15.16を介して、支持部材17.18に押しつげ
る力となり、円板体9a、9bの揺動トルクとしては作
用しない。
等しいとすると、この張力は円板体9a、9bを部分軸
受15.16を介して、支持部材17.18に押しつげ
る力となり、円板体9a、9bの揺動トルクとしては作
用しない。
一方両側のベル)7a、7bと12a。12bとの張力
に差を生じた場合には、円板体9a 、9bは部分軸受
15.16上を張力の大きい側に揺動していく。
に差を生じた場合には、円板体9a 、9bは部分軸受
15.16上を張力の大きい側に揺動していく。
すなわちピストンシリンダ1.2に供給する作動流体の
圧力を制御することにより、円板体9a、9bおよびか
さ歯車枠14の中に組み込んだ前記の2軸揺動機構を、
1800程度の範囲内で揺動させることができる。
圧力を制御することにより、円板体9a、9bおよびか
さ歯車枠14の中に組み込んだ前記の2軸揺動機構を、
1800程度の範囲内で揺動させることができる。
なお円板体9a、9bを駆動する方法としては、ピスト
ンシリンダ1,2のかわりに揺動モータとプーリとの組
み合わせを用いてもよい、また軸28まわりの揺動運動
は、揺動モータ22,23のかわりに揺動範囲に制約の
ないトルクモータを使用すれば、多回転の運動を実現す
ることも可能である。
ンシリンダ1,2のかわりに揺動モータとプーリとの組
み合わせを用いてもよい、また軸28まわりの揺動運動
は、揺動モータ22,23のかわりに揺動範囲に制約の
ないトルクモータを使用すれば、多回転の運動を実現す
ることも可能である。
以上詳述したように、本発明によれば、互いの揺動軸が
一点で交わる3軸回りの揺動運動を、簡単な機構により
小形かつ軽量に実現することができ、さらに、各々の揺
動運動の範囲を180°内外と非常に大きくすることが
可能であるなどの長所がある。
一点で交わる3軸回りの揺動運動を、簡単な機構により
小形かつ軽量に実現することができ、さらに、各々の揺
動運動の範囲を180°内外と非常に大きくすることが
可能であるなどの長所がある。
第1図は本発明の装置の一例を備えたマニピュレータの
手首関節部の平面図、第2図はその側面図、第3図は第
1図のに−I線矢視図、第4図は第2図のIV −IV
線矢視図である。 5−−・−・・主支持部材、7a、7b、12a、12
b・・・・・・ベルト、8・・・・・・切欠き溝、9a
、9b・・・・・・円板体、14・・・・・・かさ歯車
枠、15,16・・・・・・部分軸受、17.18・・
・・・・支持部材、19・・・・・・かさ歯車、20,
21・・・・・・差動かさ歯車、22.23・・・・・
・揺動モータ、29・・・・・・掴み装置。
手首関節部の平面図、第2図はその側面図、第3図は第
1図のに−I線矢視図、第4図は第2図のIV −IV
線矢視図である。 5−−・−・・主支持部材、7a、7b、12a、12
b・・・・・・ベルト、8・・・・・・切欠き溝、9a
、9b・・・・・・円板体、14・・・・・・かさ歯車
枠、15,16・・・・・・部分軸受、17.18・・
・・・・支持部材、19・・・・・・かさ歯車、20,
21・・・・・・差動かさ歯車、22.23・・・・・
・揺動モータ、29・・・・・・掴み装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 マニピュレータの手首部等を構成する3軸揺動装置
において、1つのかさ歯車とこれにかみ合う対向した一
対の差動かさ歯車とで構成した2軸揺動部と、この2軸
揺動部に設けられ、かつ2軸揺動部の1つの揺動を許容
する切欠き溝を有する円板体とこの円板体を部分軸受に
よって揺動可能に支持する支持部材と円板体を揺動させ
る駆動手段とで構成した1軸揺動部とを備えたことを特
徴とする3軸揺動装置。 2、特許請求の範囲第1項記載の3軸揺動装置において
、前記2軸揺動部を構成する1つのかさ歯車の軸は、つ
かみ装置に連結していることを特徴とする3軸揺動装置
。 3 特許請求の範囲第1項または第2項記載の3軸揺動
装置において、前記2軸揺動部を構成する一対の差動か
さ歯車の軸は、それぞれ揺動モータに連結していること
を特徴とする3軸揺動装置。 4 特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記
載の3軸揺動装置において、前記駆動手段は円板体に連
結したベルトと、このベルト端に連結シ、かつ支持体に
設けたシリンダとで構成したことを特徴とする3軸揺動
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5910876A JPS5850839B2 (ja) | 1976-05-24 | 1976-05-24 | 3軸揺動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5910876A JPS5850839B2 (ja) | 1976-05-24 | 1976-05-24 | 3軸揺動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52143659A JPS52143659A (en) | 1977-11-30 |
JPS5850839B2 true JPS5850839B2 (ja) | 1983-11-12 |
Family
ID=13103777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5910876A Expired JPS5850839B2 (ja) | 1976-05-24 | 1976-05-24 | 3軸揺動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5850839B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5834792A (ja) * | 1981-08-20 | 1983-03-01 | セイコーエプソン株式会社 | 搬送装置のピツクアツプ軸回動機構 |
JPS61293792A (ja) * | 1985-06-19 | 1986-12-24 | 富士電機株式会社 | 多関節型マニピユレ−タ |
-
1976
- 1976-05-24 JP JP5910876A patent/JPS5850839B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52143659A (en) | 1977-11-30 |
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