JPS5850627Y2 - セイリユウシ - Google Patents

セイリユウシ

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Publication number
JPS5850627Y2
JPS5850627Y2 JP16023675U JP16023675U JPS5850627Y2 JP S5850627 Y2 JPS5850627 Y2 JP S5850627Y2 JP 16023675 U JP16023675 U JP 16023675U JP 16023675 U JP16023675 U JP 16023675U JP S5850627 Y2 JPS5850627 Y2 JP S5850627Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
commutator
piece
pieces
bushing
cast
Prior art date
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Expired
Application number
JP16023675U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5272808U (ja
Inventor
義樹 梶原
隆浩 岩松
Original Assignee
株式会社安川電機
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社安川電機 filed Critical 株式会社安川電機
Priority to JP16023675U priority Critical patent/JPS5850627Y2/ja
Publication of JPS5272808U publication Critical patent/JPS5272808U/ja
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Publication of JPS5850627Y2 publication Critical patent/JPS5850627Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は直流機や整流子機に用いる整流子に関するもの
である。
従来、この種の整流子は、第1図a、bに示すように、
取付基部にダブテールが形成された所要数の整流子片1
を鉄製ブツシュ2の外周上に絶縁マイカ3を介して相互
に絶縁して固定するようにしている。
このような構造の整流子では整流子片1の相互間に配置
される絶縁マイカ3の厚さを薄くすることが出来ず、従
って、整流子片1の相互間はマイカで充満されることに
なるので鋳込み金属を入れることが出来ず、整流子片1
はそのダブテールの両端面側でブツシュ2と一体に同時
に形成される同ブツシュのフランジ状端面部によって保
定されることになる。
さらに、整流子片などはその加工精度をかなり高くしな
ければならず、引抜き加工を必要としている。
また、遠心力対策としての締付リングには機械加工や特
別な絶縁処理を施さなければならないなどの難点がある
さらに、整流子は種々の径のものを必要とする上に、同
一径のものについても種々の整流子片数のものを必要と
し、従って多種かつ多数の整流子片を用意しなければな
らないので、在庫管理が煩雑になる。
これらの点は整流子のコストを上昇させる原因となって
いる。
整流子片を互いに絶縁しながら所定の関係位置に保定す
るのに樹脂モールド型の整流子も考えられるが、この型
のものは遠心力に対して弱く、高速の回転電機には不向
きである。
従って本考案の目的は、仕様のいかんにかかわらず構成
が簡単で製作も容易であり、しかも機械的強度の大きな
整流子を提供することにある。
この目的を達成するため本考案は、無機質の耐熱性絶縁
コーティングを施した整流子片を所要数だけ等ピッチで
円筒状に配列し、各整流子片の相互間および内側に金属
を鋳込んで各整流子片を保定するとともに一体のブツシ
ュを形成せしめたことを特徴とする整流子を構成したも
のである。
以下、実施例について本考案をより詳細に説明する。
本考案によれば、まず所定の形状および寸法に作られた
整流子片に無機質の耐熱性絶縁材料、例えばセラミック
やアルミナあるいはホーローなどで薄くコーティングが
施される。
次に、このコーティングを施した整流子片11を、第2
図に示すように、内周部に所要整流子片数の整流子片配
置用溝を有する外型5の溝内に配置するとともに、中心
部には軸またはこれに相当する外径寸法を有する内型6
を配置して溶融金属の鋳込みを行う。
冷却後、外型5および内型6を取除けば、整流子片11
とブツシュ12とが一体的に成形された整流子が構成さ
れる。
第3図の実施例においては、整流子片11をその両端面
側に配置した図示していない整流子挿入溝付きの上型お
よび下型を用いて図示の位置に保定し、更に整流子片1
1の外周側には外型51を配置するとともに、整流片1
1の相互間には外型51に密接させてアスベストなどか
ら成る取外し可能なスペーサ7を配置する。
このようにしてから鋳込み用の湯を注入し、冷却後に外
型51.内型6およびスペーサ7、並びに図示していな
い上型および下型を取除けば、第2図の場合と同様に、
整流子片11とブツシュ12とが一体に成形された整流
子を得ることが出来る。
第2図および第3図の実施例によれば、整流子片11の
外周面がブツシュ12の外周面よりも突出しているので
、各整流子片11の相互間においてブツシュ12にアン
ダカットを施す必要がない。
整流子片11は鋳込みに際して750〜800℃程度の
高温にさらされるので、整流子片の材料としてはこのよ
うな高温にさらされても硬度の低下の少ない良導電体、
例えばクロム銅やジルコニウム銅あるいはそれらのクラ
ツド材を用いればよい。
他方、鋳込み用金属としては整流子片材料の熱膨張係数
と同程度もしくはそれよりもわずかに大きめの熱膨張係
数を有する材料、例えばダイキャスト用アルミニウム合
金などを用いれば、冷却時の収縮によりブツシュと整流
子片との間に隙間を生ずることはない。
第4図a−dは本考案による整流子における整流子片の
基部形状を種々例示したもので、いずれも回転時に生ず
る遠心力によって整流子片が飛出すのを防止するために
、ブツシュと整流子片との係合関係を強固にしたもので
ある。
第4図aの整流子片11Aはブツシュ12内に鋳込まれ
る部分を整流子中心側に幅広の断面逆三角形にしたもの
であり、第4図すの整流子片11 Bはブツシュ12内
に鋳込まれる部分に膨出部を形成したものであり、第4
図Cの整流子片11 Cはブツシュ12内に鋳込まれる
部分において中心側に幅広の段付部を形成したものであ
り、さらに第4図dの整流子片11 Dはブツシュ12
内に鋳込まれる部分に凹部を形成したものであって、い
ずれも整流子回転に伴つて生ずる遠心力によって整流子
片が飛出すことのないように整流子片とブツシュとの保
合関係を強固にしているもので゛ある。
このようにすることによって、締付環やバインダなどが
不要になる。
なお、第4図a−dに示されているように、整流子片の
各角部のうち、少なくともブツシュ12内に鋳込まれる
部分は、絶縁コーティングを均一に施すために予め丸み
をつけておくのがよい。
第5図aおよびbは本考案による整流子10を回転電機
の軸8上に装着した状態を示す。
整流子10は無機質の耐熱性絶縁コーティング13を施
した整流子片11 Eに鋳込み処理を施してこれを保定
するとともに、これと一体のブツシュ12を構成したも
ので、軸8に嵌合した上でキー9を挿入して周方向に固
定される。
整流子片11 Eのライザ一部Aには軸8上に構成され
る電機回転子のコイルが接続され、整流子10上を摺動
するブラシを介して外部回路とコイルとの間に電流を流
す。
以上述べたように本考案による整流子は、無機質の耐熱
性絶縁コーティングを施した整流子片を所要数だけ等ピ
ッチで円筒状に配列し、各整流子片の相互間および内側
に金属を鋳込んで各整流子片を保定するとともに一体の
ブツシュを形成せしめたものであって、従来の整流子に
比べて部品数が少なく、且つ製作工程が著しく簡単で製
作も容易であす、シかも使用銅量も減少可能で機械的強
度の大きな安価なものを提供することができる。
本考案による整流子における整流子片の絶縁は薄く密着
した絶縁層でできているので、十分な強度を期待できる
だけの厚さをもった鋳込み金属を各整流子片間に充満さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbは従来の整流子構造を示す縦断面図お
よび゛横断面図、第2図および第3図はそれぞれ本考案
による整流子の製作工程を説明するための横断面図、第
4図a、l)、cおよびdはそれぞれ整流子片の種々の
断面形状の例を示す図、第5図aおよびbは本考案によ
る整流子を回転電機の軸上に装着した状態を示す縦断面
図および横断面図である。 10・・・・・・整流子、11,11 A、11 B、
11 C,11D、11E・・・・・・整流子片、12
・・・・・・ブツシュ、13・・・・・・絶縁コーティ
ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無機質の耐熱性絶縁コーティングを施した整流子片を所
    要数だけ等ピッチで円筒状に配列し、前記各整流子片の
    相互間および内側に金属を鋳込んで各整流子片を保定す
    るとともに一体のブツシュを形成せしめたことを特徴と
    する整流子。
JP16023675U 1975-11-27 1975-11-27 セイリユウシ Expired JPS5850627Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16023675U JPS5850627Y2 (ja) 1975-11-27 1975-11-27 セイリユウシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16023675U JPS5850627Y2 (ja) 1975-11-27 1975-11-27 セイリユウシ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5272808U JPS5272808U (ja) 1977-05-31
JPS5850627Y2 true JPS5850627Y2 (ja) 1983-11-17

Family

ID=28639193

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16023675U Expired JPS5850627Y2 (ja) 1975-11-27 1975-11-27 セイリユウシ

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