JPS598457Y2 - 回転電機用モ−ルド整流子 - Google Patents

回転電機用モ−ルド整流子

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Publication number
JPS598457Y2
JPS598457Y2 JP1979090450U JP9045079U JPS598457Y2 JP S598457 Y2 JPS598457 Y2 JP S598457Y2 JP 1979090450 U JP1979090450 U JP 1979090450U JP 9045079 U JP9045079 U JP 9045079U JP S598457 Y2 JPS598457 Y2 JP S598457Y2
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JP
Japan
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commutator
molded
reinforcing resin
resin
armature shaft
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Expired
Application number
JP1979090450U
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English (en)
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JPS569872U (ja
Inventor
昭吾 益子
Original Assignee
澤藤電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は多数の整流子片を環状に配設した整流子片群を
形或し、この整流子片群を絶縁性のモールド樹脂で一体
に固着してなる回転電機用モールド整流子の改良構造に
関するものである。
第1図は従来この種モールド整流子を電機子軸に装着し
た状態を示すもので、この図において、1は電機子鉄心
、2は電機子軸、3は電機子導体、4はバインド線、9
はモールド整流子で、このモールド整流子9は刷子摺動
面部5Aおよびライザ一部5Bよりなる整流子片5を環
状に配設した整流子片群6を形或し、この整流子片群6
の内周部と、電機子軸2に嵌合する鋼鉄などの金属プッ
シュ7の間に電気絶縁性のモールド樹脂8を圧入充填し
て一体に固着してなるものである。
つぎに、このモールド整流子9に上記金属プッシュ7を
設ける理由について説明する。
もし、金属プッシュ7を設けることなく、この金属プッ
シュ7の部分もモールド樹脂8であるものを、電機子軸
2に圧入嵌合させた場合は、そのモールド樹脂8に放射
状のひび割れが発生するが、またはひび割れが発生しな
いまでも、放射状の内部歪が発生し、これにより電機子
が高速回転すると、その高速回転による遠心力で、モー
ルド整流子が破損するという重大な欠点となる。
そこで、図示のように金属プッシュを設けることにより
電機子軸2に圧入嵌合するときの応力はこの金属プッシ
ュで吸収し、モールド樹脂8に上記放射状のひび割れま
たは内部歪が発生するのを防止し、これにより電機子が
高速で回転したときのモールド整流子の破損を有効に防
止するためのものである。
しかしながら、この第1図に示す従来のモールド整流子
9は、上記のように金属プッシュ7を設けているため、
その金属プッシュ7自体の加工作業およびその金属プッ
シュ7をモールド型内に挿入してモールドする加工作業
はきわめて煩雑で量産上の障害となり、結局製造コスト
が大巾に高価となる欠点があったのである。
本考案は上記欠点を解消することをその目的として、と
くに工夫をこらしたもので、以下第2図に示す本考案一
実施例について説明する。
この第2図において、第1図と同一符号で示すものは第
1図のものと同一または符効のものを示しているので、
その説明を省略する。
しかして、この第2図において、10は本考案一実施例
のモールド整流子を示しており、このモールド整流子1
oは各整流子片5を環状に配列した整流子片群6のライ
ザ一部5Bと電機子鉄心1との間に空間部11があるこ
とに着目し、この空間部11にモールド樹脂8で一体に
形成した環状の補強樹脂部8Aを設け、この補強樹脂部
8A側中心部の内径D1を他側すなわち、整流子片5の
刷子摺動面5A側の中心部の内径D2より小にした小径
孔8Bを形戊し、この小径孔8Bに電機子軸2を圧入嵌
合したものである。
なお、第2図に示す本考案一実施例においては小径孔8
Bの形或は補強樹脂部8Aの中心部のみではなく外周部
に整流子片5め一部が介在している部分の中心部まで形
或しているが、本考案はこれに限定されることなく、補
強樹脂部8A側であれば補強樹脂部8Aの全部または一
部のみの中心部に形戊することは電機子軸2との嵌合固
着度等を参酌して適宜決定されるものである。
しかして、本考案一実施例においては各整流子片5のラ
イザ一部5Bの側部にモールド樹脂8で一体に形或した
環状の補強樹脂部8Aを設けると共に、その補強樹脂部
8A側の中心部(実施例では補強樹脂部8Aの中心部と
外周部に整流子片5の一部が介在している部分の中心部
)に他側より小径にした小径孔8Bを設け、この小径孔
8Bに電機子軸2を圧入嵌合したものであるが、前述の
補強樹脂部8Aは外周部に整流子片5が介在されること
のないモールド樹脂のみで肉厚に形或されているため機
械的強度が非常に大である。
したがって、前記小径孔8Bに電機子軸2を圧入嵌合し
たときに放射状に発生する内部応力はその補強樹脂部8
Aの内部で吸収され、従来のように放射状のひび割れま
たは内部歪が外部まで発生することを防止することがで
きる。
なお、本考案一実施例に示す小径孔8Bの有する部分は
外周部に整流千片5の一部が介在しており、この部分の
機械的強度は補強樹脂部8Aに比較して劣っているが、
この部分は補強樹脂部8Aに隣接しているので、この部
分に電機子軸2を圧入嵌合したときに放射状に発生する
内部応力も補強樹脂部8Aの内部で吸収されることにな
る。
以上の説明で明らかな通り本考案によれば、刷子摺動面
部およびライザ一部よりなる多数の整流千片を環状に配
設した整流子片群を形或し、この整流子片群の内周部を
モールド樹脂で一体に固着してなる回転電機用モールド
整流子において、このモールド整流子のライザ一部側の
側部に前記モールド樹脂で一体に形或した環状の補強樹
脂部を設け、この補強樹脂部側中心部の内径を前記刷子
摺動面部側中心部の内径より小にした小径孔を形或し、
この小径孔に電機子軸を圧人嵌合せしめるようにするこ
とにより、この小径孔に電機し軸を圧入嵌合したときに
放射状に発生する内部応力はその補強樹脂部で吸収され
、放射状のひび割れまたは内部歪が外部まで発生するこ
とを有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来この種モールド整流子を電機子に装着した
状態を示す一部断面側面図、第2図は本考案一実施例モ
ールド整流子を電機子に装着した状態を示す一部断面側
面図である。 図中、1は電機子鉄心、2は電機子軸、3は電機子導体
、4はバインド線、5は整流千片、5Aは刷子摺動部、
5Bはライザ一部、6は整流子片群、8はモールド樹脂
、8Aは補強樹脂部、8Bは小径孔、10はモールド整
流子、11は空間部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刷子摺動面部およびライザ一部よりなる多数の整流子片
    を環状に配設した整流子片群を形或し、この整流子片群
    の内周部をモールド樹脂で一体に固着してなる回転電機
    用モールド整流子において、このモールド整流子のライ
    ザ一部側の側部に前記モールド樹脂で一体に形或した環
    状の補強樹脂部を設け、この補強樹脂部側中心部の内径
    を前記刷子摺動面部側中心部の内径より小にした小径孔
    を形威し、この小径孔に電機子軸を圧入嵌合せしめるよ
    うにしたことを特徴とする回転電機用モールド整流子。
JP1979090450U 1979-06-30 1979-06-30 回転電機用モ−ルド整流子 Expired JPS598457Y2 (ja)

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JPS569872U JPS569872U (ja) 1981-01-28
JPS598457Y2 true JPS598457Y2 (ja) 1984-03-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007300705A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Mitsuba Corp 電動モータおよびこれに用いられる整流子の製造方法
JP2007300704A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Mitsuba Corp 電動モータおよびこれに用いられる整流子の製造方法

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