JPS58500408A - ペ−スト状ダンピング媒体それを製造および使用する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ペースト状ダンピング媒体それを製造および使用する方法 本発明は、機械的および（または）音響的振動のタ゛ンビング用の液相および少 なくとも１つの微細に分割された固体材料にもとづくペースト状ダンピング媒体 に関する。

機械的振動のダンピング用ダンピング媒体は知られている。たとえば油圧用オイ ルがダンピング媒体として示唆されている。しかしそれらのオイルはダンピング 媒体が永続的に負荷をかけられるとき生ずる熱を充分迅速に散逸せしめることが できないという欠点を有し、そのためオイルがオーツく一ヒートシ、泡立ったり または分解したりもする。

硬化剤を含有するシリコーンオイルもまた用いられている。これらゐダンピング 媒体は急激な負荷のもとに硬化する。しかしながらそれらの限られた流動性のた め、それら膨張性ダンピング媒体はほんの２〜６の特別なダンピングプロセスに のみ使用されうる。硬くなるダンピング媒体はまたノイズ遮断性をまったく有し ないという欠点を有している。

米国特許第３８１２９３７号明細書には油田的に作動する自動車衝撃吸収用９ダ ・ンビング媒体が記載されている。

それらは低粘度の石油オイルよりなり、モンモリロナイトと脂肪族アミン塩との 反応により製造される親油性アミノモンモリロナイトを２０重量％まで含み、か つアセトニトリルを含有している。

しかしながら公知の油圧用オイルは高振動数振動用または永続的負荷用ダンピン グに適さない濃厚なオイルである。なぜなら、それは衝撃および（または）引張 り負荷によって生ずる熱を充分迅速には散逸せしめることができないからである 。石油オイルは約８２００と同じぐらい低い温度で分解し始め、一方ダンピング 媒体の粘度は８２ｃ１：！以下の温度ですでにかなり低下している。

それゆえ、本発明はダンピング媒体の粘度の温度安定性、したがって流動性およ び貯蔵安定性が損なわれることなく安価でかつ有用な基本材料から製造しうるダ ンピング媒体を提供するという目的にもとづくものであった。この目的は最初に 記載されている種類のダンピング媒体によって達成され、そのダンピング媒体は 請求の範囲第１項、第２項および第６項の特徴により特機づけられている。

驚くへきことに、公知のダンピング媒体における固体材料として用いられている グラファイトが種々他の選択された固体材料、たとえそれらか構造および粒子の 配列または充填の、異なったタイプを示すばあいでさえも、それらで置き換えう ろことが見出された。請求の範囲第１項および第２項に記載されている固体材料 の添加はつぎの長所を有する。すなわち、各固体材料（複数の固体材料）の選択 によってダンピング媒体を所望のダンピング作用またはダンピング要素に正確に 適用することができ、また本発明によるペーストのばあい所望の貯蔵安定性およ び温度変化に伴なう粘度の所望の小さな変化をうろことができる。このことが所 期の割合が優勢となるとき特別の固体とダンピング媒体の他の成分との間の相剰 的な相互作用によるものであることは明らかである。この相剰効果は、前記見出 された固体が高い比表面積、したがって高い表面活性を有するという事実にもと づいているものと推定される。本発明によるダンピング媒体の粘度はとくに温度 変化に対して安定であり、貯蔵されるときまたはダンパーに用いられるときのペ ーストの安定性もまた良好である。本発明のダンピング媒体中の混合物のいずれ の成分も、ダンピング媒体がたとえ長期間貯蔵されるときまたは高圧力で負荷を かけられているときでさえも、分離したり沈殿したりすることがない。驚くべき ことに、淡い色の、またはグラファイトを含有していない固体とグラファイトの 混合物を含有するダンピング媒体において高い貯蔵安定性もまた達成される。

明らかにここにおける操作中に安定化効果があり、それは固体材料の相互、の粘 着によって生じているのかも知れない。淡い色の固体の加工は何らの環境問題も 生せしめず、また汚染の危険もグラファイトがただ１つの固体として用いられる ときよりもきわめて少ない。

もしシリコーンオイルを液相用基本材料として用いるばあい、シリコーンオイル の粘度は２５°Ｃで少なくとも１００〜２０００ｍｍ２／ｓ　、とくに２５°Ｃ で２００〜１００１０００Ｉ／ｓであるのが好ましい。メチルおよび（または） メチルフェニルシリコーンオイルがとくに有用であることが証明された。シリコ ーンオイルを液相として使用するばあい、湿潤剤または固有粘度を改善するため の添加剤を加える必要はない。低い表面張力のシリコーンオイルと高い表面活性 を有する添加されている固体との間に明らかに相互の特別な効果が操作中に生し ている。そのようなものとして好適な固体は、とくにＺｎＳ　ＸＣａＦ２、アル ミニウムホスフェート、アルミニウムポリホスフェートおよび（または）カルシ ウムホスフェートである。これらの固体はまたグラファイトと混合されていても よい。ＺｎＳを基本固体材料として前記他の固体の１つと混合して使用するばあ い、ＺｎＳ対該他の固体の比は一般に約２＝１である。衝撃および振動吸収材に 用いられるとき、前記シリコーンペーストは約２０〜１５０°Ｃにおける一定の 負荷においてほぼ一定のダンピング力（−次関数）を有する。

ポリグリコールを液相用基本材料として用いるばあい、ポリグリコール、の粘度 を好ましくは５０°Ｃで少なくとも２０ＩＴＩＩＴ＋２／ｓ１とくに２０〜２０ ０　ｍｍ”／ｓにすべきである。不溶のまたはごくわずか溶解するポリグリコー ルエーテルおよび（または）エステルを用いるのが好ましい。

中程度の粘度のポリグリコールエーテルまたはポリグリフールエーテル混合物を 用いるばあい、粘度は５０°Ｃで約７０〜９［］ｍｍ２／ｓ　％とくに８０ｍｍ ２／ｓである。高粘度のポリグリコールエーテルまたはポリアルキレングリフー ルエーテルを用いるばあい、粘度は５０°Ｃで約１７０〜２００ｍｍ　／ｓ　、 とくに１８０ｍｍ　／ｓである。好ましく用いられるポリアルキレングリコール エーテルとしては、たとえばポリグリコールエーテルＬＢ　１８００　（ユニオ ンカーバイド社）である。本発明において用いられるポリグリコールは、約−５ ０〜０°Ｃ１とくに−４０〜−１０°Ｃの固化点、約７００〜２０．０００、と くに約ｉ、　ｉｏｏ〜３．８００の相対平均分子量を有している。平均分子量約 ｉ、　ｉｏｏ〜２，５００のポリグリコールがとりわけ好ましい。

しかし親水性ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールおよびボリブ チレンゲリフールおよびそれらの混合物、同様に枝分れしたポリグリフールおよ びグリセリンから誘導されたポリグリコールを用いることができる。

好適なポリグリコールエーテルとしては、たとえばポリエチレングリコールモノ エチルエーテル、ポリエチレングリコールモノプロビルエーテル、ポリエチレン グリコールモノブ、チルエーテルおよびポリエチレングリコールモノペンチ、ル エーテル、ボリプロピレンゲリコールモノメチルエーテル、ポリプロピレングリ コールモノエチルエーテル、ポリプロピレングリコールモノプロビルエーテル、 ポリプロピレングリコールモノブチルエーテルおよびポリプロピしングリコール モノペンチルエーテル、およびポリブチレンゲリコール七ツメチルエーテル、ボ リプチレンゲリフール七ノエチルエーテル、ポリブチレングリコールモノプロピ ルエーテル、ボリブチレンゲリフールモノブチルエーテル、ポリブチレングリコ ールモノペンチルエーテルおヨヒポリブチレンゲリフールモノヘキシルエーテル およびそれら混合物である。

ポリグリコールのモノエステルも用いることができ、とくにステアリン酸、オレ イン酸およびラウリン酸の前記ポリグリコールのモノエステルおよびジエステル も用いることができる。

液相はまた、たとえば０５〜Ｃ工、の飽和脂肪族モノまたはポリアルコールと０ ５〜Ｃ工２の飽和脂肪族モノカルボン酸との飽和脂肪族エステルから構成されう る。飽和脂肪族カルボン酸のジおよびトリエステルがとくに好ましい。好適な芳 香族ジエステルは、０５〜Ｃ工、の飽和脂肪族モノまたはポリアルコールと７タ ル酸、テレフタル酸およびイソフタル酸とのエステルである。好適な芳香族トリ エステルは、０５〜Ｃ１２の飽和脂肪族モノリスリトールのエステル類、トリメ チロールプロパンのエステル類およびトリメチルプロパツールと直鎖状または分 枝鎖状の０５〜Ｃ１２のカルボン酸とのエステル類、アジピン酸オクチルデシル のようなアジピン酸エステル類、およびそれらの誘導体、グルタル酸および（ま たは）ピメリン酸のエステル類、ジエチルへキシルフタレート、ジオクチルフタ レート、ジイソトリデシルフタレート、ジデシルフタレートのようなフタル酸エ ステル類、およびたとえばトリメリット酸トリデシルエステルおよびトリメリッ ト酸トリオクチルエステルなどのトリメリット酸、トリメシン酸および（または ）へミメリト酸のエステル類がとくに好適であることが判明している。

液相はとくにグラファイトを含有しない固体に加えられる。その固体はダンピン グ媒体総重量に対して２０〜８０重量％であり、好ましくは６０〜７０重量％に 調合される。固体材料が２０重量％未満であれば、ダンピング媒体の粘度が低く なりすぎ、その結果有効なダンピング媒体として用いることがむつかしい。固体 材料が８０重量％を超えるとえられる物質は硬くなりすぎ、流動性が損なわれる 。固体添加剤の好ましい範囲はダンピング媒体の総重量にもとづいて約６０〜６ ０重ｔｈ１％である。

好適な固体は微細に分割されたもので、ダンピング媒体の実際の粘度に好ましい 影響を−りえるものである。

それらは酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸アルミニウム、リン酸ア ルミニウム、ポリリン酸アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、クリオライト、硫 酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム　炭酸マグネシウム、ケイ酸マ グネシウム、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ス テアリン酸リチウム、硫化モリブデン、二酸化ケイ素、シリマナイト、二酸化チ タン、硫化亜鉛、ピロリン酸亜鉛、タルク、カオリンおよび（または）ポリテト ラフルオロエチレンを含む。とくに好適な固体はＺｎＳであり、ＡｌＰＯ４、Ａ １５（Ｐ２Ｏ工。）３またはＣａＦ２と組合せることが可能である。

淡い色の固体の粒子サイズは粒子の８０％に対して最大１０１１ｍである。固体 粒子の８０％が５μｍよりも小さいばあい、とりわけ固体粒子の８０％が３μｍ よりも小さいばあいが好ましい。固体粒子の分割の微細さの程度が本発明による ペーストの本質的な特徴である。なぜなら、他の要因もあるが、それがペースト のコロイドの安定性に貢献するからである。

淡い色の固体の有利な使用の説明は、それらの固体のもつとも重要なものを参照 して、ここにより詳細に説明されるであろう。

ＺｎＳおよびＣａＦ　２は良好な潤滑性および良好な熱安定性を示す。その結果 、それらの成分を用いて製造されるとき、本発明のダンピング媒体もまた良好な 潤滑性および良好な熱安定性を示す。カオリンは非常によい増粘性を有し、その こ゛とは固体材料の全体に対する割合を減少せしめることができると同時に、ダ ンピング媒体が高い割合でエネルギー変換を行ないうろことを意味している。固 体添加剤としての炭酸カルシウムは非常によく分散し、その結果ダンピング媒体 の実用性が改善される。

酸化アルミニウムを使用するとダンピング媒体の熱安定性が増加する。固体添加 剤として硫化亜鉛を使用することにより、本発明によるダンピング媒体の耐圧性 が増加し、またそれに加えて該固体材料がよりよい分散を惹起する。このことは 固体の混合物を用いるばあいにとくに重要である。

硫酸バリウムは非常に安価でありまったく不活性な原料であり、したがってとく にゴム相容性のダンピング媒体の製造に適している。とくに固体材料の潤滑性お よびおそらく分散性を改善すべきときには硫化モリブデンが添加剤として使用さ れる。硫化モリブデンはかなり少量であってもダンピング媒体の潤滑性を効果的 に改善する。硫化モリブデンはとくに酸化アルミニウム、ＣａＦ　％　ＺｎＳ　 ％クリオライトまたはグラファイトと併用される。

とくにダンピング媒体をがなり軽くしがっゴム部分に影響を与えるべきでないと きは、酸化チタンが用いられる。二酸化チタンは好ましくは少なくとも９９％純 粋なものであるべき・である。

本発明によるペマス゛ト状ダンピング媒体は、１８°Ｃで約１０００００〜４　 Ｘ　１０６ｍＰａ　ｓ　、とくに約１５０ｏＯｏ〜６Ｘ１ｏ６ｍＰａ　ｓの粘度 を有する。

本発明の改善点によると、固体材料を表面処理することもできる。用いられる固 体のいくっがはシラン化された形で好ましく用いられる。

淡い色の固体を部分的に天然のグラファイトまたはエレクトログラファイトで置 き換えることができ、その８０％の粒子サイズは好ましくは１０μｍよりも小さ く、とりわけ６μｍよりも小さいものがよい。淡い色の固体を５０重量％まで、 とくに４０重量％までグラファイトで置換することができる。また固体としてグ ラファイトも用いるばあいは、固体混合物が５〜６５重量％のグラファイトを含 有していることが好ましい。

湿潤剤または界葡活性を改善するための添加剤は、ダンピング媒体の総重量に対 してとくに０．５〜２重量％の量で添加される。とくにオレイン酸、リノール酸 、パルミチン酸および（゛または）ステアリン酸のアミン塩か用いられる。パー フルオロアルキル基を有する有機化合物、たとえばフッ素化させているアルキル ポリオキシエチレンエタノールがとくに有効な湿潤剤である。他の好適な湿潤剤 としては牛脂脂肪酸ジアミン、ココナツ”　脂Ｕｊ　酸’；アミン、ナフタレン スルホネート、アルキルアリールスルホネート、とくにアルキルベンゼンスルホ ネート１、脂肪族アルコールポリグリコールエーテルおよびエトキ・シ化されて いるアセチレンアルコール類がある。湿潤剤の目的は、液相とともに用いる固体 の湿潤性を改善することにある。シリコーンオイルを液相として用いるときは、 通常湿潤剤は必要とされない。このことはシリコーンオイルおよび湿潤剤が一般 的に併用できないことを意味するのではなく、もし必要なら特別な湿潤ｐ１を用 いることができる。

本発明によるダンピング媒体に、固有粘度安定剤、すなわち微細に分割された形 のケイ酸アルミニウムおよび（または）ケイ酸マグネシウムおよび（または）二 酸化ケイ素をダンピング媒体の総重量にもとづいて１〜７重量％、とくに２〜４ 重量％を添加することが有利である。微細に分散されているケイ酸、アスベスト 、カルシウムベントナイトおよびナトリウムベントナイトがとくに好適である。

ベントナイトがプロピレンカーボネート、アセトンまたはアセトニトリルのよう な活性化剤の存在下でベントナイトが好ましく作用する。粘度安定剤は０′、５ μｍよりも小さい、とくに０．１１１ｍよりも小さい粒子サイズを有している。

シリコーンオイルを液相として、そして二酸化ケイ素またはそれ以外の前記固体 の１つを固体として用いるばあい、固有粘度改良剤を添加する必要はない。

高められた温度において液相を酸化に対して安定化させるために、液相としてエ ステルまたはグリコールを含有する本発明によるダンピング媒体は、ダンピング 媒体の総重量に対して０．１〜４重量％、とくに０．５〜３重量％の酸化防止剤 が添加されているのが好ましい。

好適な酸化防止剤としては、たとえばウルマン′ズエンジクロペディ＝（Ｕｌ１ ｍａｎｎ’ｓ　Ｅｎｚｙｋｌｏｐ’１ｄｉｅ）、１５巻、２１７〜２２０に記載 されたタイプのフェノール化合物およびチオフェノール化合物がある。立体障害 のあるアミン誘導体およびフェノール誘導体、たとえばジフェニルアミン、フェ ニル−ａ−ナフチルアミン、チオフェニルアミン、アルキルフェノール、ジ−ｔ −ブチル−ｐ−クレゾールまたはトリメチルジヘテローキルインがとくに好適で ある。

液相としてカルボン酸エステルを用いるとき、粘度指数を改善するためおよび液 の粘度を調整するための高分子粘度改良剤を用いることが有利である。粘度改良 剤は、飽和脂肪族カルボン酸エステル類または芳香族カルボン酸エステル類中に 溶解するかまたは部分的に溶解するまたは少なくともきわめてよく分散するポリ マーである。本発明によるダンピング媒体に好適な粘度改良剤は、たとえばポリ イソブチレン類、ポリメタクリレート類、ポリブタジェン類、ポリブテン類、ポ リプロピレン類、ポリエチレン類および（または）ポリスチロール類である。

前記粘度改良剤は、ダンピング媒体の総重量にもとついて０．５〜５重ＬＬ％、 とくに０．５〜２重量％添加されるのか好ましい。

液相としてポリグリコールまたはシリコーンオイルを使用するとき、粘度改良剤 を用いることは一般に必要ではない。なぜなら、それらの化合物は対応する粘度 領域にわたって使用可能であるからである。しかし、そのことは特別なばあいに 粘度改良剤を追加使用することの可能性を除外するものではない。そのばあい粘 度改良剤は、ダンピング媒体の総重量にもとづいて約０．５〜５重量％、とくに ０．５〜２重量％の量で添加される。

本発明によるダンピング媒体は最初に液相と、使用するのであれば湿潤剤と酸化 防止剤とをまず混合することにより製造される。そののち４０〜１００°Ｃ１好 ましくは６０〜８０”Ｃ！の湿度で、もし必要なら、固有粘度安定剤を攪拌下に 加え、均質分布状態かえられるまで攪拌をつづける。つづいて、淡い色の固体ま たは淡い色の固体とグラファイトとの混合物を少量ずつ一定の割合で添加する。

固体添加剤を混合するあいだ、温度を６０〜８０°Ｃの間に保つのが好ましい。

固体添加剤が充分微細に分割されていなければ、攪拌または混合と同時に粉砕を 行なうことができる。ダンピング媒体の混合および（または）粉砕は、攪拌され ているダンピング媒体中に空気が入ることをさけるために真空中で行なわれるこ とが好ましい。好適な攪拌装置としては、たとえばディスバージン、グマシンお よびゲブルアクションニーダのようなニーダ１、スリーローラーミルおよびブラ ニタリーミキサーがある。混合には、攪拌装置の混合効率によるが２０〜１２０ 分間要する。均質で貯蔵安定性のよいペーストかえられる。数カ月間貯蔵しても 、単数または複数の固体の沈降は生じない。

本発明のダンピング媒体は油圧的に作動するダンピング装置、とくにエンジンベ アリング、ホイールダンパー、衝１吸収体、ステアリングダンパー、ショック吸 収体、軌道車両および航空機用の装置、すべての種類の振動吸収体、シートダン パーおよび機械の振動から解放された据えつけ用に好適である。

本発明を下記実施例の手段によりより詳細に記載する。

実施例１ 均質なダンピング媒体をカルボン酸エステルに湿潤剤および酸化防止剤を混合す ることにより製造した。

ついで、固有粘度安定剤を６０％にて加え、約２０分間攪拌したのち固体添加剤 を混合した。ダンピング媒体の組成を次表に要約する。

重量％ トリメチルプロパンアジピン酸オクチルデシルエステル　５０グラフアイト（粒 子サイズ＜０．８μｍ）（固体）１６硫化亜鉛（固体）３０ フッ講ヒ七されたアルキルポリオキシエチレンエタノール（湿潤剤）　１アモル ファス１ヒケイ素（粒子サイズ＜０．１μｍ）　２ジフエニルアミン（酸化防止 剤）　１ 前記エステルをトリメチルアジピン酸ジデシルエステルで置き換えたものもつづ くテストに用いた。１ジープ〃テスト（’　５ｉｅｂ　＃Ｔｅ５ｔ）　（ＤＩＮ 　５１８１７−ドイツ国家工業規格５１８１７）において、両方のダンピング媒 体は１００°Ｃにおいて２４時間後でも１％より少ないオイルの分離を示した。

実施例２ 実施例１の方法にしたかつてつきの組成のダンピング媒体を製造した。

重量％ ボリグリコーノ１−１−ノブチルグー」Ｙル（５０°ＣでのｆｌｊＵ　８０＋ｎ ｍ２／ｓ　）　５０グラフアイト（粒子サイズく３μｍ）　１４ＺｎＳ　６２． ５ アルキルポリオキシエチレンエタノール（フッ講Ｉヒされている×湿渭済ｊｌ） 　０．５フェニル−ａ−ナフチルアミン（酸（６１ＪＪ）　１固すとしてのプｃ ＋２’１．＝ンカーボネートを含むベントナイト★）　２★）　プロピレンカー ボネート含量　０．５重量％実施例３ 実施例１の方法にしたがってつぎの組成のダンピング媒体を製造した。

重量％ ポリグリコールモノブチルエーテル（！３Ｘ１０Ｃで峨８０ｍ＋ｎ”／　ｓ　） 　５０グラフアイト（粒子サイズ〈６μｍ）　４１．８テトラフルオロエチレン （粒子サイズく５μｍ）　４．７フツ素化されたアルキルアルコキシレート（湿 潤剤）０．５活ゼ済１ｊとしてのブ叱’ｂンカーボネートを含むベントナイト★ ）　２トリメチルジヘテローキルイン（酸化防止剤）　１★）プロピレンカーボ ネート含量：Ｄ、５ｆｔ２１％実施例４ 実施例１におけると同様にしてつぎの組成の本発明によるダンピング媒体を製造 した。

重量％ アゼライン酸ジデシル　６２．８ 硫化亜鉛（固体、粒子サイズ＜２Ｉ１ｍ）４６グラフアイト（粒子サイズ（３７ １ｍ）　１６．７アルキルポリオキシエチレンエタノール　０．６ジーｔ−ブチ ル−ｐ−クレゾール　０．４ＷＯとしてのポリカーボネートを２０％含むベント ナイト（ベントン）１．８ポリメチルアクリレート（粘度改良剤）　２実施例５ ある粘度のシリコーンオイル中に固体を加えて注意深く攪拌および混合すること によって均質なペーストを製造した。ダンピング媒体の組成をつぎに要約する。

重量％ ジメチルポリシロキサン（粘度３５０ｍ　／ｓ　）　３１．５ＺｎＳ　（粒子サ イズ＜　２１％ｍ　）　４２．０ＣａＦ２（粒子サイズ＜２μｍ）　２６．５針 人度（ＤＩＮ”５１８０４）　＋２６０〜２８０　・０．１ｍｍオイルの分離（ Ｄ工Ｎ★５１８１７　Ｌかし１０００Ｃにて２４時間加熱）０．２重量％（★＝ ニド４フ家工業規格） 実施例６ 実施例５におけると同様にして下記組成を有するダンピング媒体を製造した。

重量％ ジメチルポリシロキサン（粘度３５０ｍ２／ｓ　）　３６　、０グラフアイト（ 粒子サイズく３μｍ）　１４．０ＺｎＳ　（粒子サイズ＜　２μｍ）　５０．０ 針人度（ＤＩＮ　５１８０４）　’　２６０〜２８０　・０　、１ｍｍオイルの 分離（ＤＩＮ　５１Ｂ１７１００°Ｃにて２４時間加熱）０．５憩％実施例７ 実施例５におけると同様にしてつぎの組成および物性を有するダンピング媒体を 製造した。

重量％ ジメチルポリシロキサン（粘度３５０４ｒ＋２／ｓ　）　４０　、４ＺｎＳ　（ 粒子サイズく２μｍ） ｉｌｌ　引２哲回資を有するアルミニウムホスフェート（Ａ／ＰＯ４・２Ｈ２０ ）　２１．１針人度（ＤＩＮ　５１８０４）：２６０〜２８０・０．１ｍｍオイ ルの分離（ＤＩＮ　５１８１７１００°Ｃにて２４嘴味）０．２重量％実用に関 連する実施例 本発明による（たとえば実施例４による）ダンピング媒体を油田作動衝撃ダンパ ーに充填した。前記ダンパーは２本の同心パイプからなり、その内側がピストン 、外側がシリンダーを形成している。その内側ピストンはチッ素で充填されてお り、クロスピストンによって後方の底部から分離されている。ピストンの底部に は孔が１個設けられている。

ダンピング媒体はピストンの底部後方のシリンダー空間に入れられており、内側 のパイプが衝撃で外側パイプ内に押し込まれるとき内側パイプの前記孔を通るこ とを強制される。内側パイプが押し込まれるときダンピング媒体はクロスピスト ンを押し戻してチッ素を圧縮する。そのガスの弾性力は衝突が終ったのち２本の パイプをそれらの最初の位置に再び戻すように働く。ピストン底部の孔中に制御 ビンが突出している。その制御ピンは円錐形であり、その円錐は約−ｍずつ段階 的に移動する。そのピ０ ンが孔の中に入り込゛めば入り込むだけダンピング媒体が流れることのできる゛ 隙間が小さくなる０このようにして、ダンピングストロークの終端に向けての力 増大をうろことができる。

本発明によるダンピング媒体の粘性により、油圧オイルを用いている従来の一連 のダンパーにおけるばあいよりもダンピング装置におけるより一層大きな許容誤 差をうろことが可能である。ダンピング媒体は大きな圧力差でも泡を生じず、６ ００°Ｃ以上のフラッシュポイントを有する。

衝撃ダンパーを４７５に、の重量の自動車の前面にとりつけた。圧縮ストローク の長さを測定するために誘導距離センサを自動車にしっかりと取りつけ、衝撃ダ ンパーのチップと連結した。自動車の減速度を測定するため加速度センサも自動 車に取りつけた。いくつかの衝撃テストをつぎのテスト条件で行なった。

自動車重量４５０に、　；衝撃スピード５．３ｋｍ／時自動車重量４７５ｋｐ　 ｉ衝撃スピード７．９ｋｍ／時前記衝撃テストのカー距離ダイアグラムはほとん ど矩形で、最適のダンピング特性を示している。自動車ノ全運動エネルギーがダ ンパーおよび最適に用いられる利用できるダンピング距離（ストローク）（第１ 図および第２図参照）に吸収される。第１図に荷重４５０に、、５．３ｋｍ肩で の衝撃テストに対する力〜距離ダイアダラムを示し、−実弟２図に荷重４７５に 、、７．９ｋｍ／時での衝撃テストを示す。

１０　ｋ　ｍ７時以上のＩｉｉ撃スビスピードきでさえもダンパ国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １０粒子の８０％が１０μｍよりも小さい酸化アルミニウム、ケイ饅アルミニウ ム、水酸化アルミニウム、炭酸アルミニウム、リン酸アルミニウム、ポリリン酸 アルミニウム、クリオライト、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウ ム、リン酸カルシウム、フッ化カルシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウ ム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ステアリン酸ア二酸化ケイ素、 シリマナイト、二酸化チタン、硫化亜鉛、タルク、カオリン、ピロリン酸亜鉛お よび（または）ポリテトラフルオロエチレンをダンピング媒体の総重量にもとづ いて約２０〜・約８０重量％含んでおり、かつシリコーンオイル、ポリグリコー ル類または温度変化に安定な飽和脂肪族または芳香族カルボン酸エステルを含ん でいることを特徴とする機械的および（または）音響的な振動のダンピング用の 液相および少なくとも１種の微細に分割された固体にもとづくペースト状ダンピ ング剤。 ２、＠化アルミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸アルミニウム、リン酸アルミ ニウム、ポリリン酸アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、クリオライト、硫酸バ 炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ステアリン酸ア ルミニウム、ステアリン酸リチウム、硫化モリブデン、二酸化ケイ素、シリマナ イト、二酸化チタン、硬化亜鉛、ピロリン酸亜鉛、ポリテトラフルオロエチレン よりなる群からえらばれた少なくとも１種の粒子の８０％が１０μｍよりも小さ い固体と粒子の８０％が１０μｍよりも小さいグラファイトとの混合物をダンピ ング媒体の総重量にもとづいて約２０〜約８０重量％含んでおり、かつシリコー ンオイル、ポリグリコール類または温度変化に安定な飽和脂肪族または芳香族カ ルボン酸エステルを含んでいることを特徴とする機械的および（または）音響的 な振動のダンピング用の液相および少なくとも１種の微細に分割された固体にも とづくペースト状ダンピング剤。 ６、ダンピング媒体の総重量にもとづいて約０．１〜４重量％の湿潤剤および（ または）約０．５〜１０重量％の微細に分割されたケイ酸マグネシウム、ケイ酸 アルミニウムおよび（または）ケイ酸を固有粘度安定剤としてさらに含んでいる ことを特徴とする請求の範囲第１項または第２項記載のダンピング媒体。 ４、前記固体または固体混合物がダンピング媒体の総重量にもとづいてダンピン グ媒体の６０〜７０重量％に調整することを特徴とする請求の範囲第１項または 第２項記載のダンピング、媒体。 ５、前記固体の８０キの粒子サイズが５μｍ未満、好ましくは前記固体の８０％ が６μｍ未満であることを特徴とする請求の範囲第１項または第２項記載のダン ピング媒体。 ６、前記混合物がグラファイトを最高５０重量％、好ましくは最高４０重量％含 有していることを特徴とする請求の範囲第２項記載のダンピング媒体。 ７、湿潤剤または界面活性改良剤を０．５〜２重量％含有し、該湿潤剤または界 面活性改良剤がオレイン酸、リノール酸、バルミチン酸および（または）ステア リン、酸のアミン塩、牛脂脂肪酸ジアミン、ココナツツ脂肪酸ジアミン、ナフタ レンスルホネート、アルキルアリールスルホネート、脂肪族アルコールポリグリ コールエーテル、エトキシ化されたアセチレンアルコール類、パーフルオロアル キル基を含有するアルキル化合物類、フッ素化されているアルキルポリオキシエ チレンエタノール、フルオロアルキルカルボン酸カリウムニウムイオダイドであ ることを特徴とする請求の範囲第一１項または第２項記載のダンピング媒体。 ８、ダンピング媒体の総重量にもとづいて１〜７重量％、好ましくは２〜４重量 ％の固有粘度安定剤を含有していることを特徴とする請求の範囲第１項または第 ２項記載のダンピング媒体。 ９、ポリグリコール゛またはカルボン酸エステル用酸化防止剤、とくに立体障゛ 害のあるアルキルフェノール、チオフェノールまたはジアルキルセレナイド、と りわけジフェニルアミン、フェニル−α−ナフチルアミン、メチレン、４．４’ −ビス−（２，６−ジーｔ−ブチルフェノール）、チオフェニルアミン、ジ−ｔ −ブチル−ｐ−クレゾールまたはトリメチルジヘテローキルインをダンピング媒 体の総重量にもとづいて０．１〜４重量％、好ましくは０．５〜３重量％含有す ることを特徴とする請求の範囲第１項または第２項記載のダンピング媒体。 １０、高分子粘度改良剤、とくにポリイソブチレン、ポリメタクリレート、ポリ ブテン、ポリブタジェン、ポリエチレン、ポリプロピレンおよび（または）ポリ スチロールを追加の添加剤としてダンピング媒体の総重量にもとづいて０．５〜 ５重量％含有していることを特徴とする請求の範囲第１項または第２項記載のダ ンヒ。 ング媒体。 １１、前記固有粘度安定剤がカルシウムベントナイト、微細に分散されたケイ酸 であることを特徴とする請求の範囲第１項または第２項記載のダンピング媒体。 １２、前記液相が、２５°Ｃで粘度１００〜２０００ｍｍ　／ｓ　、とくに２０ ０〜１ＱＱＱｎｕｎ”／ｓであるシリコーンオイル、とくにジメチルポリシロキ サン、フェニルメチルポリシロキサンおよび（または）フッ素化されているポリ シロキサンよ′　りなることを特徴とする請求の範囲第１項または第２項記載の ダンピング霊体。 １３、　前記液相がシリコーンオイルであり、前記固体がＺｎＳ　ＸＣａ？　リ ン酸アルミニウム、リン酸カルシウム１ および（または）グラファイトであることを特徴とする請求の範囲第１項または 第２項記載のダンピング媒体。 １４、前記液相が４０〜１００°ｃ１とりわけ６０−８０°Ｃの間の温度にてで きれば湿潤剤およびできれば酸化防止剤ついでできれば固有粘度安定剤と混合し 、膨潤させ、ついで少量の残りの固体を均一なペーストかえられるまで混合する ことを特徴とする請求の範囲第１項または第２項記載のダンピング媒体の製造法 。 １５、ｉＥｉ撃ダンパー、ホイールダンパー、ステアリングダンバー、シートダ ンパー、エンジンダンノ＜−１ａ械床ダンパー、工業用衝撃吸収材または工業用 振動ダンパーにおける請求の範囲第１〜１６項記載のダンピング媒体の用途。