JPS58500172A - コーティングを有する金属切削工具 - Google Patents
コーティングを有する金属切削工具Info
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- JPS58500172A JPS58500172A JP50343881A JP50343881A JPS58500172A JP S58500172 A JPS58500172 A JP S58500172A JP 50343881 A JP50343881 A JP 50343881A JP 50343881 A JP50343881 A JP 50343881A JP S58500172 A JPS58500172 A JP S58500172A
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- Japan
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- coating
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- coatings
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- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
金属切削工具用コーティング
発明の分野
本発明は金属加工、よシ詳しく述べるならば、金属切削工具用コーティングに関
するものである。
金属切削工具のだめの窒化チタンベースのコーティングが当業者に知られている
(例えば、H,F。
Bunshan et al 、Th1n 5olid films 、 19
77.45.A3+pp、453−462参照)。
のない工具よシも5ないし7倍良い。
しかしながら、窒化チタンのコーティングを有する工具によってステンレス鋼お
よび耐火合金で作られた部品を加工する場合には、このような工具の耐摩耗性は
十分でない。この理由は切削中に工具の接触表面にて生じるコーティングと加工
されている工作物との付着相互作用の度合が大きいことにある。
その結果として、切削領域の温度が上昇しかつコーティングの機械的強度が水蒸
気および酸素によって生じる効果のためかなシ低下する。
発明の要約
本発明の目的は、ステンレス鋼および耐火合金で2
作られた工作物の加工においてコーティングを備えた工具の高い耐摩耗性を保証
する組成を有する金属切削工具用コーティングの提供にある。
この目的は、窒化チタンを含んでなる金属切削用コーティングが、本発明による
と、1oないし30重量%の窒化クロムを、あるいは組合せてかつコーティング
体積にわたって均等に分布させた3ないし18重量%の窒化アルミニウム、2な
いし8重量%の窒化モリブデン、2ないし10重量%の窒化クロムおよび0.5
ないし10重量%の窒化シリコンを付加的に含有していることによって達成され
る。
窒化クロムおよび窒化チタンからなる2成分コーティングは製造においてそれほ
ど高価ではなく、一方多成分コーティングはよシ広い範囲の被加工材料に対して
高い耐摩耗性を保証する。
金属切削工具上に適用される本発明に係るコーティングの両方の実施態様はステ
ンレスおよび耐火合金の切削におけるコーティングの耐摩耗性を窒化チタンをベ
ースとした公知コーティングに比べて4−6倍に改善する。
ステンレス鋼および耐火合金の切削において、窒化チタンおよび窒化クロムから
なるコーティング中の窒化クロムが工具の接触領域上での活性な付着ゾロセルを
妨げるバリヤとして働き、このようにして3 qi表昭58500172 (2
)工具の耐摩耗性を高める。さらに、切削中に生じる高温にて発生する窒化クロ
ムの部分的な酸化が熱力学的に安定な酸化クロムを形成する結果になシ、この酸
化クロムが工具の付着−疲労摩耗をさらに減らす。
上述した割合でのチタン、アルミニウム、モリブデン、クロムおよびシリコンの
窒化物からなるコーティングの使用において、これら窒化物がコーティングの高
い微小硬度を保証しかつこれら窒化物が体積中に均等に分布しているためにこれ
ら全てが同時に働く。切削領域での温度が高くなるにつれて、結果としての摩耗
生成物とアルミニウムおよびモリブデンの窒化物を含有するコーティングの表面
層とが空気酸素および水蒸気で酸化物に酸化される。結果としての酸化アルミニ
ウムが工具の被加工材料との付着相互作用を弱めかつコーティングの化学的活性
を減らす。切削中に生じた酸化モリブデンは潤滑特性を有しておシそして摩擦係
数を小さクシ、シたがって、切削領域での温度を下げるのに寄与する。温度が上
昇するにつれて、窒化クロムは電流キャリアの再分配を妨げる電気的バリヤを作
る安定な酸化物を形成するように分解し始める。転換した窒化物は、コーティン
グの全体積中で高硬度を担っている窒化物である窒化チタンおよび窒化シリコン
がその機械的強度を失なうことから保護する。
上述の特定した窒化物の量的割合はコーティングの熱力学的安定性を保証するよ
うに選定される。
コーティング中の全成分が上述した割合で均等に分布していることを考慮して、
これら成分が工具の接触面に永続的に存在しかつステンレス鋼および耐火合金の
加工中にコーティングの耐久塵を下げる要因の効力を小さくする。
本発明に係るコーティングを金属切削工具の加工表面上に以下に述べるある程度
簡単な手順、例えば、下記の公知方法のひとつを用いて形成することができる。
(a) (3−5)XIO−3mnHgの圧力下の窒素雰囲気中での上述した材
料の板(セグメント)のセットで作られたモザイク状カソードの散乱;
(b) (3−5)XIO’m+nHgの圧力下の窒素雰囲気中での上述した材
料からなる粉末状混合物の陰極アトマイゼーション;
(c)窒素雰囲気の真空室中でのチタンとクロムとの合金又はチタンとアルミニ
ウム、モリブデン、クロムおよびシリコンとの合金からなるカソードの蒸発(イ
オン衝撃を供なうプラズマからの物質の凝結法)。
発明の最も好ましい実施態様
本発明は以下の詳細な記載および実施例からより明瞭になるであろう。
実施例1
(ISO分類で)K系に属する合金で作られた金属切削工具の作用面上にコーテ
ィングをイオン衝撃で金属プラズマから物質を凝結する方法で形成する。
この処理は、チタンおよびクロムの同時蒸発および(2−5) X 10”−5
+s++Hgの圧力に維持されている真空室内への窒素流入によって行なわれる
。
コーティング中のチタンおよびクロムの特性は各蒸発器への放電電流値を変える
ことによって調整される。
窒化クロム10.20および30%を含有し残部が窒化チタンであるコーティン
グをそれぞれ有するカッタで試験を行なった。
下記組成(重量%) : CO,1−0,6%、 5t(0,6%。
Mn (0,6%、Cr1O,5−12%、 Ni 1.5−1.8%、 Wl
、6−2%、 Mo 0.35− Q、5%、 Vo、18−0.3%および残
部鉄を有する耐火合金の長手方向切削で試験を行なった。
切削条件は、切削速度V = 37.3 m/min 、送りβ=0、15 +
mn/rev 、切シこみt = 0.3−0.5調であった。
比較結果を得るために、窒化チタンの公知コーティングを有する切削工具の試験
を同じ条件下で行な6
第 1 表
上記第1表から、耐火合金の加工では本発明に係るコーティングを有する工程の
耐性は公知コーティングを有する工具の耐性よシも2−5倍高い。
実施例2
(ISOによる)M系又はに系の合金の再とぎされていない3角形チツプを有す
るカッタの上に、コーティングを実施例10手順で金属プラズマからの物質の凝
結法によって形成する。このコーティングの組成はAtN3.5%1Mo 2N
2.0%、 CrN 2%、SiN5%および残部TfNである。カッタの試
験を、下記組成(重量%) : C<0.12% 、 Si<0.8% 、 M
n 1−1.2%。
Cr17−19%、N9−11%、Ti約0.8%および残部Fe’&有するク
ロム−ニッケル鋼を切削することで行なった。
7 待人昭58500172(3)
切削条件はt = 3 tm 、 V’ = 0.3 m1revおよび5=1
22m/minであった。
試験からカッタ耐性(cutter resistance)が3つの面につい
て30分であるとわかった。
比較のために窒化チタンのコーティングを有する同様のカッタを試験した。同じ
条件下でカッタ耐性は3つの面について5.4分であり、これは本発明に係るコ
ーティングを有するカッタの5.5分の1であった。
実施例3
(ISOによる)K系の合金の再とぎされていない三角形チップを有すカッタの
上に、コーティングを金属プラズマからの物質の凝結法によって形成する。
このコーティングはAtN 18%lMo2N 4%、CrN 5%。
SiN5%およびTiN 68%を含有している。カッタの試験を、重量%でC
0,11−0,17%、 St (0,8%、Cr16〜18チ、 Ni 1.
5−2.5チおよび残部Feを含有する鋼の縦方向切削にて行なった。
切削条件は実施例2と同じであった。試験からカッタ耐性が3つの面について2
5分であるとわかった。
実施例4
形成するコーティングがAtN3.5%+ MO2N 4%。
CrN 5% 、 SiN 10%および残部TiNからなることを除いて、上
記実施例3で述べたと同じようにして実験を行なった。試験によってカッタ耐性
が3つの面について22分であるとわかった。
実施例3および4にて述べたコーティングはステンレス鋼の切削において切削工
具の耐性を(実施例2で述べた)窒化チタンのコーティングを有する切削工具と
比較して約45倍高めた。
実施例5
高速度鋼の3本の同様な歯切シ工其の切削面上に異なるコーティングを金属プラ
ズマからの物質の凝結法によって形成する。この高速度鋼はW6%、 M。
5%および残部Feである。第1の歯切り工具上にはCrN 20%およびTi
N 80 %からなるコーティングを形成し、第2の工具上にはAtN3%2M
02N 6%。
CrN4%、 SiN 5%および残部TiNからなるコーティングを形成し、
そして、第3の工具上には・・・・・・比較例として・・・・・・TiNをベー
スとした公知のコーティングを形成する。
これら歯切シ工具の試験を歯車形削シ盤での重量%でC1,6%+Cr +Mn
、 Ti 、Nそれぞれ約1%および残部Feを含有する鋼の切削によって行
なった。
切削条件は、1分間当シの絞シのダブルストローク(往復工程)数・・・・・・
125回および回転速シ1008.。
0.25分/ダブルストロークである。
試験の結果として、CrN −TiNのコーティングを有する歯切シ工具の耐性
が1040分であシ、多数成分のコーティングを有する歯切り工具の耐性が11
96分であシ、そしてTiNのコーティングを有する歯切シ工具の耐性が273
分であった。すなわち、公知のコーティングを有する工具の耐性は本発明に係る
コーティングを有する工具の耐性よシも38分の1あるいは44分の1と低い。
実施例6
実験を上述の実施例3において述べたと同様にして行なった。AtN 3%+
Mo2N 2%、 CrN 2 % 、 SIN3%および残部TiNからなる
多成分コーティングを形成する。試験の結果として、カッタ耐性が3つの面につ
いて18分であった。すなわち、これは窒化チタンのコーティングを有する同様
なカッタの耐性よシも2.4倍高い。
実験を上述の実施例3の手順に従って行なう0AtN 3%2M02N 8 %
+ CrN 2 % r SIN 3%および残部TiNからなる多成分コー
ティングを形成する。試験の結果として、カッタの耐性は3つの面について25
分であシ、これは窒化チタンのコーティングを有する同様なカッタの耐性よシも
3.3倍高か9た。
実施例8
実験を実施例3で述べたと同じように行なう。
AtN 3%、 Ha□N 8 % 、 CrN 10 ’16 、 SiN
3 %および残部TiNからなる多成分コーティングを付着する。
試験の結果として、カッタの耐性が3つの面について22分であシ、これは窒化
チタンの公知コーティングを有する同様なカッタの耐性よシも2.9倍高い。
産業上の利用可能性
本発明に係るコーティングは、ドリル、カッタ。
フライスカッタなどのあらゆる金属切削工具に、特にステンレスおよび耐火合金
から作られた部品の加工に使用される高速度鋼製工具に使用される。
mlont−M・1^”””””” PCr15tJ81100025−第1頁
の続き
0発 明 者 シェド・ビクトル・ペトロピッチソビエト連邦119048モス
クワ・ウチェブニイ・ベル・ディ−2クワルチーラ57■発 明 者 パダルカ
・バレンティン・ダレボビツチソビエト連邦310058カルコフ・ウリツア・
ダニレブスコゴ・ディー10クワルチーラ122
0発 明 者 シネルスチコフ・アンドレイ・カルロビツチ
ソビエト連邦105037モスクワ・ウリツア・ベルボマイスカヤ・ディー20
クワルチーラ32
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 窒化チタンを含んでなる金属切削工具用コーティングにおいて、前記コーティン グが付加的に10ないし30重量%の窒化クロムを、あるいは組合せてかつ前記 コーティングの体積内で均等に分布させた3ないし18重量−の窒化アルミニウ ム、2ないし8重量−の窒化モリブデン、2ないし10重量%の窒化クロムおよ び0.5ないし10重量%の窒化シリコンを含有していることを特命とする金属 切削工具用コーティング。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/DE1981/000025 WO1981002129A1 (en) | 1980-02-01 | 1981-01-29 | Drilling chuck with jaw for hand drill |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58500172A true JPS58500172A (ja) | 1983-02-03 |
JPH0118991B2 JPH0118991B2 (ja) | 1989-04-10 |
Family
ID=6723464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50343881A Granted JPS58500172A (ja) | 1981-01-29 | 1981-03-02 | コーティングを有する金属切削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58500172A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005155461A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 圧縮機 |
JP2005155460A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 圧縮機 |
JP2005155459A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 圧縮機 |
JP2005155458A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 圧縮機 |
-
1981
- 1981-03-02 JP JP50343881A patent/JPS58500172A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005155461A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 圧縮機 |
JP2005155460A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 圧縮機 |
JP2005155459A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 圧縮機 |
JP2005155458A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 圧縮機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0118991B2 (ja) | 1989-04-10 |
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