JPS58500060A - 固体及び液体製品用の複数の隔室を有するプラスチツク製容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 固体及び液体製品用の複数の隔 室を有するプラスチック製容器 本発明の目的の１つは、製薬的製品、殺虫剤、化粧品又は他の種々のタイプの化 学的製品に使用する（単位用量）ための低廉な容器の工業的製造に関し、この容 器は、長期間接触させることができず、それ数使用直前に混合すべき物質少なく とも２種を包含するように設計されている。

多数の製薬的又は化学的作用物質を溶液の形でもしくは他の成分又は賦形剤との 混合物の形で使用するのは有利である。しかし実際には多くのこれらの作用物質 はその固体状態におけるよりも溶液において安定性が低く或いは該当する溶液の 成る種の他の成分又は添加物と不相溶ですらある。殊に、このことは、これらの 混合物を例えば殺菌工程の間加熱するか又は長期間保存する場合に、それらがそ の成分を完全に不活性にするか又は少なくとも実際にその作用性を低下させる化 学反応を惹起するという事実による。

多数の臨床用注入溶液の場合、グルコースと種々のタイプのアミノ酸との組合せ 物を使用するのが有利であることが判明した。現在は解決するのが困難であるこ れらの組合せ物の欠点は、それらを加熱する場合、殊に殺菌の場合にその生成物 の不相溶性である。

実際にグルコースのアルデヒド基はりシンのようなアミノ酸の遊離アミン基と反 応して（メイラード反応）、１１表８３５８−５０００ＧＯ（２） 就中これらの溶液の暗着色の原因であるシッフ塩基を形成する。このタイプの反 応はこれらの溶液の物理的特性の変性をもたらすばかりでなく、生物学的相溶性 に対する有害な作用も有し、それ故溶液を完全に注入に不適当であるようにする 。

これらの欠点に対する医薬として提案された溶液の１つは注入用の殺菌可能な混 合物においてグルコースをソルビトールに代えて成る。それというのもソルビト ールはアルデヒド基を有していないからである。しかしソルビトールは法的観点 からその使用を制限するいくつかの欠点を有している。

他方、本発明による複数の隔室を有する容器を使用する場合、グルコースとアミ ノ酸溶液を別々に殺菌しかつ保存することができる。該当する両方の隔室に共通 の結合部の内側部を使用直前に外圧、例えば指圧の作用下に破断し、その後で２ 種の溶液を直接接触させかつ混合させることができる。

最近部屋を賦香するために開発された装置は、特別に改良された、賦香溶液を含 有する重合体材料がらのサツシェを包含する（これについては、国際公開ＷＯ３ １１０００５１号明細書参照）。香料蒸気は徐々に重合体材料の壁を通して拡散 し、このようにして長期間部屋を賦香することができる。しがし販売する前にこ れらの装置を貯蔵する際に問題が生じる。香料蒸気が容器の重合体材料の壁を通 して拡散する結果、作用物質の開始量における著しい減少が観察される。

本発明による複数の隔室を有する容器を使用することにより、この欠点は容易に 解決することができる。

賦香溶液を、香料蒸気が透過し得ない壁を有しかつ結合部の１つを外圧の作用下 に破断することのできる隔室中に保持し、その後使用の直前に結合部の壁を破断 した際に溶液が香料蒸気が透過し得る重合体材料の壁を有する隔室中に流入し、 その後でその香料蒸気は均一に周囲の大気中に拡散し得る。

本発明は、液体及び固体製品用の複数の隔室を有するプラスチック製容器に関し 、その容器が少な（とも２種のプラスチック材料からのシートより成る、両方の 隔室に共通である結合部を包含し、外圧を隔室の１つに与える際に前記容器の外 壁を破ることなく、シートの１つが内側で長手軸に沿って破断されることを特本 発明は、前記の２つの隔室が異なる容積を有し、かつ小さな隔室が大きな隔室中 に収容されておりかつ外圧を大きな隔室に与えることにより小さな隔室が破断さ れることを特徴とする前記のような隔室２つを有するプラスチック製容器にも関 する。

本発明はまた、前記のような複数の隔室を有しかつ香料、殺虫剤又は他の作用物 質を含有するように設計されているプラスチック製容器に関し、これは前記の隔 室の壁の少な（とも１つが前記の香料、殺虫剤又は他の作用物質の外部拡散を許 容する重合体材料のシートを包含することを特徴とする。

本発明の有利な実施形により、外圧の作用下に長手軸に沿って内側で破断する重 合体材料のシートはフオーム型の重合体材料より成る。

殊に、このタイプの材料にはポリエチレン、ポリゾロピレン、ポリアミド、ポリ 塩化ビニル及びポリエステルが含まれる。これらを厚さ約０．００５〜０．２　 ｍｍのシートの形で使用すると有利である。

最後に、本発明は前記のように加熱殺菌することのできる複数の隔室を有するプ ラスチック製容器に関する。

本発明の優れた実施形により、周囲の大気（例えば部屋、衣装戸棚又は車）を賦 香するように設計された複数の隔室を有するプラスチック製容器は隔室の１つが 香料溶液用の密封容器として機能するように設計されており、かつ他の隔室が香 料蒸気が透過し得る重合体　、材料より成る装置である。勿論、この後者の隔室 は例えば果実又は花のような美的な形状であってよい。密封性容器は使用直前に 指圧によりそのための結合部を破断させて開放しかつ香料溶液は香料蒸気が浸透 し得る重合体材料より成る隔室中に透過し、その後蒸気は徐々に周囲の大気中に 拡散する。プラスチック製容器の少なくとも１個の隔室は密封性外部シート（力 ・ζ−シート）と該当・ζ−シートの内側部分に結合しているフオーム型の重合 体材料からのシートとの組合せより成る。このフオーム型シートは横方向の引張 りに対して比較的抵抗性であるが、それに比べて長手方向面において容易に２つ の部分に破断される。この型のシート（１）が２つの耐引裂性シート（２）及び （２′）にシーリングされているか又は簡単に接着されて“サンｒウィンチ“型 の集成体を形成する場合（第４図：複合シート）、前記の抵抗性シートをその相 応する自由端（３）及び（３′）を引張ることにより分離することができる。そ の際にフオーム型の中間シート（１）は耐引裂性力・ぐ−シート（２）及び（２ ′）のそれぞれに接着している２つの部分（４）及び（４′）に分離する（第５ 図）。

プラスチックシートの部分的な刻み目を有するもの、薄い引裂区域、接着性結合 部又は溶封引裂継目のような弱い破断区域を有する系に比べて、分離可能な層を 有するこの装置は、フオームシートの内部抵抗に相応しかつ機械的に弱い区域の 結合部又は継目の質と関係のない破断力を必要とするに過ぎないという利点を有 する。

フオームシートの内部抵抗は単に使用する重合体材料に左右されるばかりでなく 、かなり該フオームの密度にも左右される。それ故、この後者の要因を調節する ことにより破断強さの正確な調整が可能となる。殊に、破断強さは該装置を大量 生産する際に一定の値にｇ８表昭５８−５０００ＧＯ（３） 維持することができる。

フオームシートの厚さは有利に０００５〜０２龍である。この種類のシートは市 販されて〜・る（これにつ〜・てはヨーロツノξ特許第０００４６３３号明細書 参照）。

前記のように、フオームシートはポリエチレン、ポリゾロピレン、ポリアミド、 ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリスチレン又は任意の他の好適な重合体材料 より得られる。

殊に、カッζ−シートは一般に・ξツキングシートの製造に使用されるポリアミ ド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン又は任意の他の重合体材料よ り成る。

破断により解放される隔室は２つの層を有するフオーム型のシートより成る（フ オームシート十カ、６−シート）。はんだ付は又は接着剤によりフオームシート （５）を外部ケーシング（７）の内面（６）上の所謂２層シートになるように固 定することもできる。それにより、内部ポケツ）　（８）ｂ’−構成されかつ僅 かな外圧（９）の適用により破断可能であり、その内部ポケットの壁の１つは前 記の２層シートより成り、他の壁は外部ケーシングのシートより形成されている 。

図面の簡単な説明 第１図は本発明の有利な実施形により得られかつ注入用溶液を包含するように設 計された充填されている容器の図である。殊に、その容器は引裂き可能な内部ポ ケット（１０）とソリッドジヨイント（１２）により溶封された外部ケーシング （１１）とを包含する。

第２図は、本発明による隔室２個を有する容器の断面図であり、該隔室はそれぞ れ液体を含有する。その上部と下部に溶封されたソリッドジヨイント（１２）を 包含し、隔室２個は本発明により引裂き可能な結合部（１３）により分離されて いる。

第３図は本発明により隔室２個を有しかつその上部の隔室中には、香料のような 液体を含有し、下部の隔室は空である容器の長手方向断面図である。容器の上部 と下部に溶封したソリッドジヨイント（１２）を包含し、隔室２個は本発明によ り引裂き可能な結合部（１３）により分離されて見・る。

第４図は本発明による隔室２個を分離している、破断前の引裂き可能な結合部（ 複合シート）の拡大断面図である。

第５図は内部離１断を開始した際の同じ結合部の拡大断面図である。

第６図は第２図に図示したような本発明による容器の隔室２個を分離している引 裂き可能な結合部（１３）の拡大断面図である。

第６図 国際！ｌｉ１杏鰯失

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　容器が重合体材料からの少な（とも２つのシートより構成されている、両 方の隔室に共通の結合部を包含し、外圧を隔室の１つに適用する際に容器の外壁 を破断せずに前記シートの１つが内部で長手軸に沿って破断することを特徴とす る、固体及び液体製品用の複数の隔室を有するプラスチック製容器。 ２、前記の隔室が異なる容積を有しかつ２つのうちの小さい隔室が大きい隔室中 に収容されておりかつ外圧が大きい隔室に適用されることにより小さい隔室が破 断されることを特徴とする請求の範囲第１項による隔室２個を有するプラスチッ ク製容器。 ３、前記隔室の少なくとも１個の壁が香料、殺虫剤又は他の作用物質の外部拡散 を可能圧する重合体材料からのシートを包含することを特徴とする、香料、殺虫 剤又は他の作用物質を包含するように設計されている請求の範囲第１項による複 数の隔室を有するプラスチック製容器。 ４、外圧の作′用下に内部で長手軸に沿って破断する重合体材料シートがフオー ム型の重合体材料より成ることを特徴とする請求の範囲第１項〜第３項のいずれ か１項による複数の隔室を有するプラスチック製容器。 ５　フオーム型の重合体材料製のシートが、ｊ？　ＩＪエチレン、ポリプロピレ ン、ポリアミＰ、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリスチレン又は好適な任意 の他の重合体材料より成りかつ厚さ約ｏ、ｏｏｓ〜０．２　ｍを有することを特 徴とする請求の範囲第１項〜第４項のいずれか１項による複数の隔室を有するプ ラスチック製容器。 ６、請求の範囲第１項〜第５項のいずれか１項による殺菌可能な複数の隔室を有 するプラスチック製容器。 １