JPS5849853B2 - 液晶表示装置の液晶注入方法 - Google Patents
液晶表示装置の液晶注入方法Info
- Publication number
- JPS5849853B2 JPS5849853B2 JP12271272A JP12271272A JPS5849853B2 JP S5849853 B2 JPS5849853 B2 JP S5849853B2 JP 12271272 A JP12271272 A JP 12271272A JP 12271272 A JP12271272 A JP 12271272A JP S5849853 B2 JPS5849853 B2 JP S5849853B2
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- Japan
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- liquid crystal
- envelope
- display device
- container
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、液晶表示装置のサンドインチ形セル構造の外
囲器に液晶を注入する液晶注入方法に関するものである
。
囲器に液晶を注入する液晶注入方法に関するものである
。
液晶表示装置は、導電性板材を2枚平行に配して、その
間に液晶の薄層をはさみ、その電気光学効果により、文
字、数字、その他の任意の図柄等を表示する装置として
、既に知られている。
間に液晶の薄層をはさみ、その電気光学効果により、文
字、数字、その他の任意の図柄等を表示する装置として
、既に知られている。
このような液晶表示装置の液晶注入方法には、従来、下
記に示すいくつかの方法が知られている。
記に示すいくつかの方法が知られている。
(1)一方のガラス板の上に、液晶を滴下し、そのうえ
から、電気絶縁性のスペーサーを介して、もう一枚のガ
ラス板を重ね、サンドイツチ形セル構造にする方法。
から、電気絶縁性のスペーサーを介して、もう一枚のガ
ラス板を重ね、サンドイツチ形セル構造にする方法。
(2)予め、サンドイツチ形セル構造とした外囲器に、
板材間の間隙に通ずる透孔を2個以上設けて、その少な
くとも1個から毛細管現象を利用して注入する方法。
板材間の間隙に通ずる透孔を2個以上設けて、その少な
くとも1個から毛細管現象を利用して注入する方法。
(3)液晶を注入する気密容器を加熱しかつ内部を排気
しながら液晶を注入する方法。
しながら液晶を注入する方法。
(4)液晶外囲器と液晶を入れた容器を排気系に接続し
て、前記液晶外囲器を排気するとともに前記容器内の液
晶中の溶存空気を排除したのち、前記容器内の液晶を前
記液晶外囲内に気体で加圧注入する方法。
て、前記液晶外囲器を排気するとともに前記容器内の液
晶中の溶存空気を排除したのち、前記容器内の液晶を前
記液晶外囲内に気体で加圧注入する方法。
しかしながら、上記のような従来の液晶表示装置の液晶
注入方法には、次のような欠点がある。
注入方法には、次のような欠点がある。
すなわち、(1)の方法は、サンドインチ形セル構造の
容器内に、気泡が残らないように液晶をはさむには、作
業が煩雑で、実験室的には実施可能であっても、工業的
に実施するには不適当である。
容器内に、気泡が残らないように液晶をはさむには、作
業が煩雑で、実験室的には実施可能であっても、工業的
に実施するには不適当である。
残存する気泡は、表示装置の外観を損なうのは勿論、駆
動寿命を著しく短かくする。
動寿命を著しく短かくする。
毛細管現象を利用する(2)の方法では、細長いサンド
インチ形セルに注入するには、非常に難しくなり、また
、殊にガラス板面に電極物質が設けられている表示装置
では、ガラス面と電極物質とでは、液晶との親和力が異
なるため、液晶が一様に入らず、気泡が残りやすい。
インチ形セルに注入するには、非常に難しくなり、また
、殊にガラス板面に電極物質が設けられている表示装置
では、ガラス面と電極物質とでは、液晶との親和力が異
なるため、液晶が一様に入らず、気泡が残りやすい。
(3)の方法は、液晶を外囲器に均一に入れるには適す
るが、液晶自体は、外気と接触があり同時に液晶中の溶
存空気を排除することはできない欠点がある。
るが、液晶自体は、外気と接触があり同時に液晶中の溶
存空気を排除することはできない欠点がある。
(4)の方法は、液晶を外囲器に均一に入れるに適し、
かつ同時に液晶中の溶存空気を排除することも考慮に入
れられているが作業性に問題があった。
かつ同時に液晶中の溶存空気を排除することも考慮に入
れられているが作業性に問題があった。
本発明は、(4)の方法を改良した新規な方法を提供し
ようとするものである。
ようとするものである。
すなわち、本発明は排気系、吸気系および外部から内部
の物体の移動を制御できる手段を備える耐圧容器内にお
いて、底部に液晶を入れた液晶だめ容器を置き、その上
部に外部から制御できる回転軸に、少な《とも1個の注
入孔を設けた気密性の液晶外囲器を懸吊した状態におち
・て、前記耐圧容器内の空気を排気するとともに、前記
液晶外囲器内の空気および液晶中の溶存空気を排除した
のち、前記外囲器の注入孔部分を液晶中に浸漬し、前記
耐圧容器の減圧状態を大気圧にもどすことにより、液晶
を外囲器中に加圧注入することを特徴とする方法に関す
るものである。
の物体の移動を制御できる手段を備える耐圧容器内にお
いて、底部に液晶を入れた液晶だめ容器を置き、その上
部に外部から制御できる回転軸に、少な《とも1個の注
入孔を設けた気密性の液晶外囲器を懸吊した状態におち
・て、前記耐圧容器内の空気を排気するとともに、前記
液晶外囲器内の空気および液晶中の溶存空気を排除した
のち、前記外囲器の注入孔部分を液晶中に浸漬し、前記
耐圧容器の減圧状態を大気圧にもどすことにより、液晶
を外囲器中に加圧注入することを特徴とする方法に関す
るものである。
本発明が、(4)の方法と異なる点は、(4)の方法で
は、移送管中の液晶の液面にかかる圧カの差を利用して
液晶の移送を行なうのに対し、本発明の方法は、耐圧容
器に設けられた外部がら制御できる手段によって、懸吊
した外囲器を移動して、液晶中に浸漬し、液晶の液面を
加圧することにより外囲器中に液晶が移送される点にあ
る。
は、移送管中の液晶の液面にかかる圧カの差を利用して
液晶の移送を行なうのに対し、本発明の方法は、耐圧容
器に設けられた外部がら制御できる手段によって、懸吊
した外囲器を移動して、液晶中に浸漬し、液晶の液面を
加圧することにより外囲器中に液晶が移送される点にあ
る。
本発明では、(4)の方法で得られる特徴、すなわち、
排気過程で液晶中の溶存空気を除去することができるた
め、長期間にわたって液晶の劣化を防止することができ
、殊に、腕時計の表示装置のように表示面積の狭いもの
では、外囲器の表示面に注入孔を設け表示面への外観を
損なうことを避けるために縁端部に注入孔を設けること
ができる。
排気過程で液晶中の溶存空気を除去することができるた
め、長期間にわたって液晶の劣化を防止することができ
、殊に、腕時計の表示装置のように表示面積の狭いもの
では、外囲器の表示面に注入孔を設け表示面への外観を
損なうことを避けるために縁端部に注入孔を設けること
ができる。
また、サンドイッチ形セル構造の液晶外囲器を垂直に懸
吊して、パネル側面部から液晶を注入することができる
ため、狭い面積で、大量の液晶表示装置を同時に製造す
ることのできる利点がある。
吊して、パネル側面部から液晶を注入することができる
ため、狭い面積で、大量の液晶表示装置を同時に製造す
ることのできる利点がある。
以下本発明の一実施例について詳述する。
第1図は本発明方法を実施するための装置の概略構成を
示し、1は電極付けを終えた外囲器で、ガラス板2枚を
スペーサにより平行保持している。
示し、1は電極付けを終えた外囲器で、ガラス板2枚を
スペーサにより平行保持している。
この外囲器1は、耐圧容器5の外部がら把手6により制
御することのできる回転軸7に懸吊され、外囲器の下部
に注入孔2がくるように配置される。
御することのできる回転軸7に懸吊され、外囲器の下部
に注入孔2がくるように配置される。
耐圧容器5の底部に、液晶3を入れた液晶だめ容器4を
置く。
置く。
この耐圧容器5は、バルブ8を介して排気系に接続され
、バルプ9を介して吸気ができるようにしてある。
、バルプ9を介して吸気ができるようにしてある。
上記構成において、まず、バルブ8を開L・て排気系を
作動させ、耐圧容器5と外囲器1を排気する。
作動させ、耐圧容器5と外囲器1を排気する。
これによって外囲器1内は真空状態となり、また液晶だ
め容器中の液晶3内に溶存していた空気も排除できる。
め容器中の液晶3内に溶存していた空気も排除できる。
充分排気したのち、バルブ8を閉じ、把手6を回転して
、懸吊した外囲器1の注入孔2が液晶3中に浸漬するよ
うに下部に移動させる。
、懸吊した外囲器1の注入孔2が液晶3中に浸漬するよ
うに下部に移動させる。
液晶が充分注入孔3をおおったのち、バルブ9を開く。
真空状態にある耐圧容器5内に、空気が流入し、液晶3
の液面を加圧する。
の液面を加圧する。
これによって液晶は外囲器1内に流入し、ガラス板間に
一様に拡がっていく。
一様に拡がっていく。
このようにして、液晶注入を終えてから、耐圧容器から
取り出し、次の外囲器を設置する。
取り出し、次の外囲器を設置する。
以下この操作を繰り返す。
第2図、は外囲器の注入孔の位置の1例を説明するため
の図である。
の図である。
注入孔は、表示面に穿孔機により透孔する必要はなく、
外囲器の周縁をフリットガラスあるいはエポキシ系接着
剤のような封止剤10で封止するときに、板材の間隙と
外部とが相通ずるように、外囲器の一端の中央部11も
しくは先端部12に間隙を設けておくとよい。
外囲器の周縁をフリットガラスあるいはエポキシ系接着
剤のような封止剤10で封止するときに、板材の間隙と
外部とが相通ずるように、外囲器の一端の中央部11も
しくは先端部12に間隙を設けておくとよい。
第3図は、外囲器を加熱体で囲むことができることを示
す概念図であり、これによって、液晶の粘度を下げ注入
が速やかに均一に板材間に拡がってい《。
す概念図であり、これによって、液晶の粘度を下げ注入
が速やかに均一に板材間に拡がってい《。
第3図において、13は外囲器、14は加熱体、15は
懸吊紐、16は注入口である。
懸吊紐、16は注入口である。
さらに大量の液晶表示装置を同時に製造しようとする場
合には、多数個の液晶外囲器を板面が液晶液面に対し垂
直になるように懸吊する、ことにより達せられる。
合には、多数個の液晶外囲器を板面が液晶液面に対し垂
直になるように懸吊する、ことにより達せられる。
第4図は、この装置の構成を示しており、第4図におい
て17は気密性の耐圧容器で、内部には、多数個の外囲
器18が回転軸19に懸吊され、外部の把手2oにより
、その移動が制御されるものである。
て17は気密性の耐圧容器で、内部には、多数個の外囲
器18が回転軸19に懸吊され、外部の把手2oにより
、その移動が制御されるものである。
以上のように、本発明方法によれば液晶を封じ込めるた
めの外囲器の排気過程で、液晶中の溶存空気も排除して
いることから、液晶表示装置中に気泡が存在することも
なく、また有害な空気の溶存を防止することができる。
めの外囲器の排気過程で、液晶中の溶存空気も排除して
いることから、液晶表示装置中に気泡が存在することも
なく、また有害な空気の溶存を防止することができる。
これによって、液晶表示装置、特に最も実用化に問題の
あった液晶の特性劣化を防止でき、表示装置を長寿命と
することができ、また表示面の外観をそこなうことなく
、縁端部の間隙に注入孔を設けることができるので、特
に腕時計の表示装置のような表示面積の狭い液晶注入に
も適している。
あった液晶の特性劣化を防止でき、表示装置を長寿命と
することができ、また表示面の外観をそこなうことなく
、縁端部の間隙に注入孔を設けることができるので、特
に腕時計の表示装置のような表示面積の狭い液晶注入に
も適している。
また、外囲器を垂直に懸吊するため、狭い面積で、大量
の液晶表示装置を同時に製造することができ極めて量産
的に富んでいるものである。
の液晶表示装置を同時に製造することができ極めて量産
的に富んでいるものである。
第1図は本発明方法を実施するための装置の概略構成図
、第2図a,bはそれぞれ外囲器の正面図、第3図およ
び第4図はそれぞれ本発明方法を実施するための他の装
置の概要構戒図である。 1,13,18・・・・・・液晶外囲器、2,11,1
2,16・・・・・・注入孔、3・・・・・・液晶、4
・・・・一液晶だめ容器、5・−・・・・耐圧容器。
、第2図a,bはそれぞれ外囲器の正面図、第3図およ
び第4図はそれぞれ本発明方法を実施するための他の装
置の概要構戒図である。 1,13,18・・・・・・液晶外囲器、2,11,1
2,16・・・・・・注入孔、3・・・・・・液晶、4
・・・・一液晶だめ容器、5・−・・・・耐圧容器。
Claims (1)
- 1 液晶が注入される細隙を有するとともに外周部に少
なくとも1個の注入孔を設けた液晶外囲器と液晶が入れ
られた液晶だめ容器とを気密性の耐圧容器内に入れ、上
記耐圧容器内の空気を排気した状態で上記液晶外囲器の
注入孔を上記液晶だめ容器内の液晶中に浸漬し、次に上
記耐圧容器内の減圧状態を元に戻すことにより、液晶を
上記液晶外囲器の細隙に注入することを特徴とする液晶
表示装置の液晶注入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12271272A JPS5849853B2 (ja) | 1972-12-05 | 1972-12-05 | 液晶表示装置の液晶注入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12271272A JPS5849853B2 (ja) | 1972-12-05 | 1972-12-05 | 液晶表示装置の液晶注入方法 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13844884A Division JPS6068323A (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 液晶表示装置の液晶注入方法 |
JP13844784A Division JPS6049889B2 (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | 液晶表示装置の液晶注入方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS4979543A JPS4979543A (ja) | 1974-08-01 |
JPS5849853B2 true JPS5849853B2 (ja) | 1983-11-07 |
Family
ID=14842723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12271272A Expired JPS5849853B2 (ja) | 1972-12-05 | 1972-12-05 | 液晶表示装置の液晶注入方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5849853B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS556882B2 (ja) * | 1973-05-08 | 1980-02-20 | ||
JPS581764B2 (ja) * | 1975-08-29 | 1983-01-12 | シャープ株式会社 | エキシヨウヒヨウジソウチ ノ セイゾウホウホウ |
JPS5275455A (en) * | 1975-12-19 | 1977-06-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Method and device for injecting electrolyte |
JPS52108842A (en) * | 1976-03-10 | 1977-09-12 | Hitachi Ltd | Instrument for sealing liquid crystal |
JPS52108834A (en) * | 1976-03-10 | 1977-09-12 | Hitachi Ltd | Preparating of liquid crystal indicating element |
JPS59198426A (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-10 | Toshiba Corp | 液晶注入方法 |
JP3274813B2 (ja) * | 1996-09-12 | 2002-04-15 | シャープ株式会社 | 液晶注入装置 |
-
1972
- 1972-12-05 JP JP12271272A patent/JPS5849853B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS4979543A (ja) | 1974-08-01 |
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